
男のための正しい香水の付け方と注意点。上手に使って好印象を獲得しよう
香水は、洋服と同様にその人の印象を大きく左右する要素のひとつ。ただし、付ける場所や量、TPOを間違えると逆効果になることも。香水の付け方を改めて確認しましょう。
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香水は付け方が重要! 付け方次第では不快感を与えてしまうことも……
香水を使う際には、どのような香りを選ぶかということ以上に、付け方が重要です。香水の種類やその特徴などを理解していないと、周囲の人に不快感を与えてしまうこともありえます。まずは香水を付ける前に知っておきたい基本やポイントからご紹介していきましょう。
香水を付ける前に知っておくべき、「種類」と「香り立ち」について
ひとくちに香水といっても、製品に含まれる香料の濃度によって名称が異なります。また同じ香水でも付けてから時間の経過に合わせて香り立ちが変化するなどの特徴があるので、きちんと理解をしておきましょう。
▼香料の濃度によって異なる香水の「種類」
香水には製品に含まれる香料の濃度を示す、賦香率(ふこうりつ)という基準があり、これによって香りの強さや持続時間などが異なります。自分のライフスタイルやTPOに合わせて選べるように、その種類と特徴、おすすめの使用シーンなどを詳しくご紹介します。
種類1
最も濃厚かつ少量でも強い香りが持続する「パルファン」
香水の中でも最高級とされており、もっとも濃度が高く強い香りが長時間持続するのが「パルファン」です。ごく少量での使用でもしっかりと香ることが特徴で、フォーマルな場にも適していますが、付けすぎは厳禁。香りの持続時間は約5~7時間以上にもなるため、1日のスタートに付ければ基本的には付け直し不要で、好みの香りを終日楽しむことが可能です。
種類2
深みのある香りがしっかり長続きする「オードパルファン」
香水の中でもパルファンの次に濃度が高く、しっかりとした香りが比較的長く持続するのが「オードパルファン」です。強めの香りであってもパルファンより扱いやすく、香りの持続時間も3~5時間程度あるため、外出先などであまり香水を付け直したくない方にもおすすめ。海外ブランドなどから高級感のあるアイテムも豊富にリリースされています。
種類3
香水ビギナーにも使いやすい濃度が特徴の「オードトワレ」
香水の中でも濃度が低いため、香りの持続時間が比較的短く、カジュアルに付けられるのが「オードトワレ」です。多少付けすぎてしまっても香りが強くなりにくく、持続時間も2~4時間程度のため、ビギナーの方にもおすすめ。一般的に海外と比べて日本では軽めのほのかな香りが好まれることが多いため、ビジネスの場でも好印象です。
種類4
気分転換や室内でも楽しめるライトな「オーデコロン」
香水の中でも最も濃度が低いため、気分転換や室内でも気軽に使用でき、強い香りが苦手な方にもおすすめなのが「オーデコロン」です。香りの持続時間は約1~2時間程度と短く、お風呂上りや就寝前などのリラックスタイムやスポーツ後などにも最適。ただし、香りを長く楽しみたい場合には外出先にも持ち歩いて付け直す必要があるのでご注意を。
▼時間とともに香りが変化する、香水の「香り立ち」について
香水の香りは、ずっと同じというわけではなく、付けた瞬間がもっとも強く、時間の経過とともに落ち着いた香りへと変化していきます。これは調合されている香りの成分によって、揮発する温度などが異なるため。一般的に3段階あるといわれるこの香り立ちについて知ることで、より香水を楽しめるようになります。
1段階
香水を付けた直後の最もパワフルな香りが「トップノート」
香りの第一印象を決める「トップノート」。その持続時間は10~30分程度で、最初はかなり香りを強く感じるかもしれませんが、華やかでしっかりとしたトップノートならではの香りを堪能することができます。ただし、TPOによっては周囲に強い香りを感じさせないほうが良いシチュエーションもあるため注意が必要です。
2段階
香水本来の香りであり主役といえる「ミドルノート」
香水を付けた直後のトップノートに続き、1~2時間程度持続するのが「ミドルノート」。もっともバランスが良く、香水本来の香りといえます。実際には香水を付ける人の体温や匂いなどによって、ほのかに香りが変わってくるため、香水を選ぶ際には可能であれば1~2時間くらい経った香りを確認しておくのがおすすめです。
3段階
香水の最後にほのかに長時間香る「ラストノート」
香水を付けてからトップノート、ミドルノートに続いて感じられるのが「ラストノート」です。強い香りが抜けた後の、残り香として余韻のようにほのかに長く香ることが特徴。店頭でテスターをムエット(試し紙)に吹き付けたものを、半日以上置いてから嗅いでみるとイメージができますのでぜひお試しください。
押さえておきたい七大ポイントとは? 香水の正しい付け方をQ&A形式で解説!
香水は、選んだ香りの印象によって自分自身を演出することができる素敵なアイテムですが、周囲の人の迷惑にならないように正しい付け方を知っておくことが大切です。この機会にぜひ覚えておきましょう。
Q1
香水を付けるタイミングは?
基本的に香水はシャワーや入浴後など、体が清潔なタイミングに付けることを心掛けましょう。あくまでも香水は香りを付けるもののため、汗の臭いなどを隠すために使用すると、かえって不快な臭いに変わってしまうことも。また、香水を付けた直後のトップノートは香りが強いため、外出する際にはその少し前に付けて香りを落ち着かせておくと安心です。
Q2
香水を付ける場所は?
香水は体温が高い場所に使用することで香りが広がりやすくなるとされているため、首筋や手首、ひじの内側などに付けるのがおすすめです。ただし、上半身に香水を付けると香りが強く感じられるため、ほのかに香らせたい場合にはひざの裏や足首などに付けるという方法も。逆に香水を付けないほうが良い場所として、わきの下など汗をかきやすいところは避ける、と覚えておきましょう。
Q3
香水を付ける量は?
香水を付けるうえでのマナーとして、もっとも気を付けたいポイントは“付けすぎないこと”です。香水の種類(香料の濃度)によっても適量は多少変わりますが、あくまでも1か所につきワンプッシュを基本として、付ける箇所は多くても2~3か所までを心掛けましょう。日常的に香水を付けていると自分では香りに慣れてしまい、付けすぎてしまうことがあるのでご注意を。
Q4
付け直すタイミングは?
香水の付け直しをしたいときに気を付けるべきはそのタイミング。あくまでも香りの持続時間が終わってからと意識することが大切です。少し香りが弱まった感じがするからといって、あまり香水を重ねて付けてしまうと、周囲の迷惑になってしまうことも。また、汗をかいてしまった場合にはきちんと拭き取ってからにするなど、清潔な状態で付けることが大切です。
Q5
体臭が気になる際に付けても良い?
香水はあくまでも香りを付けるものであって、体臭をごまかしたり消臭剤のように使用したりするものではないため、臭いのケアをしてから付けることを心掛けましょう。シャワーや入浴後、または制汗剤などでケアをした後に香水を使うことが理想です。香水が体臭だけでなく他の匂いと混じることを防ぐため、制汗剤などは無香料のものを選びましょう。
Q6
香水NGのシーンは?
香水を付けることはおしゃれや自己演出といった要素が強いため、葬儀や謝罪の場などはもちろん、ケースバイケースではありますが面接や試験といったシーンではNGと思っておいたほうが良いでしょう。また、レストランなど食事の際にもせっかくの料理の匂いを邪魔してしまうこともあるので注意が必要です。
Q7
初心者でも失敗しにくい香水は?
香水を付けるにあたって初心者がついやってしまう失敗としては、適量がわからずについ大量に付けすぎてしまうことが挙げられます。そんなときにおすすめしたい選択肢が「練り香水」です。これは香料を練り込んでクリーム状にしたもので、スプレーとは異なり細かく分量が調整できます。また香りの強さも控えめなので付けすぎる心配もありません。
どんな香りを選んだら良い? 大人におすすめしたい香り
香水はファッションと同じくその人の印象を左右する要素となるだけに、どのような香りを選ぶかというのはまさに自己演出のひとつです。大人の男性にこそおすすめしたい香りとその特徴についてご紹介します。
おすすめ1
好感度が高くフレッシュな印象を演出できる「シトラス」系の香り
性別や年齢を問わずに好感度が高く、フレッシュな印象を演出できるのがシトラス系の香りです。ライム、レモン、グレープフルーツといった柑橘系をベースとしており、爽やかで清涼感があるため一般的に人気が高いといえるでしょう。香りのテイストとしてもクセが少なく、ビギナーの方でも安心して付けることができます。
おすすめ2
爽やかさと上品さのある雰囲気を演出できる「シプレ」系の香り
柑橘系の清涼感あるテイストベースに、樹木系の落ち着きやぬくもりといった要素をプラスした、爽やかさと上品さのある雰囲気を演出できるのがシプレ系の香りです。大人の落ち着きと爽やかさを併せ持った調合となっているため、好感度も高くカジュアルに使用できるところがポイント。大人っぽさは大切にしたいけれど重たい香りは苦手という方にもおすすめ。
おすすめ3
余裕のある大人の落ち着きを演出できる「ウッディ」系の香り
まるで森林浴をしているような自然を感じさせるテイストで、リラックス感があり余裕のある大人の落ち着きやスケールを演出できるのがウッディ系の香りです。樹木の皮や葉といった部分から抽出された成分による香りは、どこか懐かしく心を落ち着かせてくれるため、付けている本人にとっても緊張を和らげてくれるなどの効果も期待できます。
おすすめ4
爽やかな中にもセクシーさを演出できる「フゼア」系の香り
主にラベンダー、ベルガモット、クマリン、オークモスといった植物をベースとしており、爽やかな中にも大人っぽいセクシーさを演出できるのがフゼア系の香りです。シックなテイストなのでフォーマル感もあり、クールで知的な印象を与えることもできるため、ビジネスの場にもぴったり。幅広いTPOに対応します。
おすすめ5
ミステリアスな大人の色気を演出できる「オリエンタル」系の香り
香水の種類の中でも、特に個性的でインパクトがあり、ミステリアスな大人の色気を演出できるのがオリエンタル系の香りです。その特徴として動物性のムスクや貴重なアンバーなどの香料を使用しており、独特な甘みやスパイシーさから生まれる複雑な香りはクセになるはず。ラストノートの段階でもムスクやアンバーの甘さなどは残るため、付ける量やTPOに注意しましょう。
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