グランドセイコー20傑。男が持つべき名作を厳選

グランドセイコー20傑。男が持つべき名作を厳選

国産時計の雄『セイコー』が1960年に生み出したハイエンドコレクションが『グランドセイコー』です。スイス時計を超越する高精度のジャパンブランドに迫ります。

黒野 一刻

2018.04.05

セイコー(SEIKO)
腕時計

『グランドセイコー』とは

1905年以来、『セイコー』は時計作りを続けていますが、なかでも『グランドセイコー』は別格と見なされます。60年にスイスの公認クロノメーターを超越する高精度の腕時計を実現し、88年には精度を年差で表す超高精度クォーツを実現。98年に高精度な機械式を復活させ、2004年からは独自の駆動方式スプリングドライブをラインアップします。

『セイコー』の高級腕時計ラインが『グランドセイコー』。男が持つべき、その魅力

今や国産腕時計の頂点に立つといっても過言ではない『グランドセイコー』。超高精度の腕時計というだけでなく、高級時計として抜群の完成度を誇っています。そんな『グランドセイコー』の魅力にアプローチしてみましょう。

魅力1もちろん、中身の機械が圧倒的です

『グランドセイコー』のすごさはまず中身。スイスの公認クロノメーターを超える精度の9S系メカニカル(機器愛)。年±10秒の誤差しか生じない9F系クォーツ。機械式とクォーツを融合させた9R系スプリングドライブ。どれも時計技術の頂点にあります。

魅力2オーセンティックなデザインがたまりません

最高の精度の腕時計には、それにふさわしいデザインが凝らされています。多面カットを多用するなど、美しい造形美を作り上げるデザイン文法が『グランドセイコー』にはあり、そこに個別のモデルごとに工夫をプラスして、威風堂々の高級感が生まれます。

魅力3視認性もすばらしい

『グランドセイコー』は、文字盤に最低限の装飾性しか持ち込みません。何より視認性を大切にするからです。針やインデックスも、立体感のある造形で、陰影でそれらが見やすいようにと配慮されています。本当にユーザーオリエンテッドなデザインなのです。

魅力4奇をてらわず、ペアでもハマります

カジュアルは、必ずしも派手ではありませんよね。落ち着いたオフの服装のなかに、『グランドセイコー』の正統派デザインは、ぴったりハマります。レディースモデルもありますから、ペアウォッチにしても、ハイソなカップルにお似合いです。

『グランドセイコー』でおすすめしたいのはこの20本

▼アンダー30万円のクォーツモデル。エントリークラスのラインアップはこちら

国産最高峰の『グランドセイコー』ですが、年差±10秒の超精密クォーツモデルは、ステンレスやチタンのケースならアンダー30万円。高級腕時計のエントリーに最適です。

アイテム1『グランドセイコー』クォーツ SBGX271/198,700円(税込)

年差クォーツムーブメント9F72を搭載し、『グランドセイコー』らしい高級感、視認性の良好さはそのままに、文字盤外周にはブルーとホワイトのラインを交互に入れて、アクセントを付けています。現代的なカラーリングを導入した野心的なデザインです。

アイテム2『グランドセイコー』クォーツ SBGX291/272,000円(税込)

JIS第一種耐磁の4800A/mを超える40000A/mの耐磁能力を持った高性能クォーツモデルです。このスペックなら、エンジニアやパイロットなども安心。『グランドセイコー』のイニシャルとともに耐磁性能をレッドで記し、強いアクセントにしています。

アイテム3『グランドセイコー』クォーツ SBGV217/276,400円(税込)

『グランドセイコー』の造形は、オーセンティックそのもので、年差クォーツモデルでも、まったく奇をてらうことがありません。ただし、アクセントを付けることに巧みで、この時計は流行色のネイビーを文字盤に採用し、モダンイメージをアップしています。

アイテム4『グランドセイコー』クォーツ SBGX255/276,400円(税込)

近年の『グランドセイコー』で人気の高い、スポーツ系イメージのケースデザインです。斜面カットを入れて手の込んだ作りですが、エッジは立ててソリッドなイメージを前面に出しており、『グランドセイコー』としては手の届きやすい価格も好感が持てます。

▼世界最高峰の精度。30万〜40万円台のミドルレンジクラス

現在のメカニカル=機械式モデルは1998年に復活し、『セイコー』独自の素材技術もあって世界最高峰クラスの精度を誇ります。20万〜40万円台のモデルを紹介しましょう。

アイテム5『グランドセイコー』クォーツ SBGX121/308,400円(税込)

最先端の年差クォーツという技術的所産を、アンティーク調の外装に収めた傑作です。風防は現代の技術で精緻な精度で加工していますが、1970年代まで見られたドーム型。全体に丸みを帯びたフォルムからは、時計のデザインの面白みが伝わってきます。

アイテム6『グランドセイコー』メカニカル SBGR287/345,600円(税込)

『セイコー』独自の合金によるゼンマイやヒゲゼンマイを採用し、パーツも独自の加工技術で軽量化。軽やかに72時間駆動するムーブメント、9S65を上質の外装で包んだ傑作です。ホワイト文字盤とブラックのクロコダイルベルトが高級感を醸し出します。

アイテム7『グランドセイコー』メカニカル SBGR261/406,000円(税込)

こちらもムーブメントに9S65を搭載する、72時間(3日間=3デイズ)駆動モデル。現代の技術の粋を集めた時計ですが、ケースの形状は、アンティークのシンプル系の作りで、クロコダイルベルトがよく似合います。クリーム色の文字盤もヴィンテージ風。

アイテム8『グランドセイコー』メカニカル SBGR299/406,000円(税込)

時計は時間がわかればいい……というのは、むしろコアな時計好きの発想かも。9S65から日付表示を省いた9S61をムーブメントに搭載し、文字盤は、バーインデックスということもあり、究極のシンプルさ。モノトーンなカラーリングも渋さの極みです。

アイテム9『グランドセイコー』メカニカル 3デイズ GMT SBGM025/432,000円(税込)

9S65をベースに24時間針を搭載し、時針を単独調整可能にした9S66をムーブメントに搭載。24時間針は本国時間を示し、時針は現地時間に簡単に調整できる第2時間帯表示モデルです。24時間インデックスを刻んだベゼルが、スポーティな雰囲気です。

アイテム10『グランドセイコー』メカニカル SBGR289/345,600円(税込)

『グランドセイコー』のスタンダードムーブメントというべき9S65を搭載し、近年の流行色の1つであるブラウンで文字盤を彩色。その表面には『セイコー』の機械式時計の工房がある雫石の山嶺をイメージしたキメの細かなパターンが刻まれています。

アイテム11『グランドセイコー』メカニカル SBGR257/388,800円(税込)

『グランドセイコー』では珍しく、最初からスポーティな路線を狙ったデザインです。ケースは多面カットを多用していますが、ソリッドな感覚にあふれ、とくにリューズを守るリューズガードが力強くスポーティな印象を強調。細部の仕上がりも良好です。

アイテム12『グランドセイコー』メカニカル SBGR051/466,100円(税込)

シルバー文字盤を装備したエレガントな面持ちながら、ステンレス製のブレスを装備。日本の夏場の風土では、汗の染み込みやすいレザーベルトよりもブレスが好まれるという事情を反映したモデルです。重量感もあり、機械式時計の重厚さを楽しめます。

アイテム13『グランドセイコー』メカニカル 3デイズ SBGR101/396,500円(税込)

大型化への反動で小型・薄型への原点回帰とのせめぎ合いがケースサイズをめぐる現況ですが、そういう空気を読まず、42mmの大振りなケースに、シンプルムーブメントの9S61を搭載しました。広い文字盤も相まって、視認性が非常に良好なモデルです。

アイテム14『グランドセイコー』メカニカル SBGW235/432,000円(税込)

自分の手でゼンマイを巻きたい……というのは、腕時計趣味が高じた行き着く先ですが、この時計は、9S65と同等の先端技術を投入された手巻きムーブメント9S64を搭載。国産最高峰の機械式手巻きムーブメントを、心置きなく操作できる時計なのです。

アイテム15『グランドセイコー』メカニカル SBGR259/475,200円(税込)

『セイコー』の外装技術の優秀さを伝えるモデルで、ケースもブレスレットも、独自のチタン合金、ブライトチタンを素材に採用。しなやかで強く、ノン金属アレルギー。しかも、軽量でフィット感も抜群。9S65を搭載し、申し分のない時計となっています。

▼40万円以上で狙う。ハイエンドなスプリングドライブモデル5本

ゼンマイの力で発電機構を動かし、その電力でクォーツ振動子を使った調速機構を作動させて正確に時計を動かす、スプリングドライブ。そんな『セイコー』独自の技術を搭載する時計を、『グランドセイコー』は40万円アッパーでラインアップしています。

アイテム16『グランドセイコー』スプリングドライブ パワーリザーブ SBGA027/484,700円(税込)

ゼンマイの力を使い、電池なしでクォーツのメカニズムを作動させる機構は、『セイコー』が独自に開発した技術です。スポーティなケースに、そのムーブメント9R65を搭載。文字盤の7時位置にゼンマイの残量計を配して、機械式時計っぽい雰囲気です。

アイテム17『グランドセイコー』パワーリザーブ スプリングドライブ GMT SBGE225/ 552,900円(税込)

ケースや文字盤の造作に、昔の海洋クロノメーターっぽい印象が漂うデザインです。3針にくわえて、本国時間を示す24時間針を配したGMTモデル。ゼンマイ残量を示すパワーリザーブ表示も装備しており、実用性もきわめて高いスプリングドライブです。

アイテム18『グランドセイコー』スプリングドライブ パワーリザーブ SBGA225/492,400円(税込)

スプリングドライブという特殊なメカを搭載しても、高級腕時計としてのデザインは崩さないという『セイコー』らしいポリシーが感じられます。文字盤にはスプリングドライブが作られる長野県諏訪地方の山々をイメージした装飾が施され、高級感が漂います。

アイテム19『グランドセイコー』スプリングドライブ パワーリザーブ SBGA293/492,400円(税込)

アンティーク時計を思わせるシリンダー型のケースに、スプリングドライブのムーブメント9R65を搭載しています。クリーム色の文字盤は、一見して焼けたような印象で、まさしくアンティーク調。それが最新の技術と融合しているのだから面白い時計です。

アイテム20『グランドセイコー』パワーリザーブ スプリングドライブ GMT SBGE013/518,400円(税込)

現代のビジネス向けの腕時計としてオーソドックスなスタイルで、造形的にも『グランドセイコー』らしいビジネス向けのデザインです。スプリングドライブの高精度と、第2時間帯表示というビジネス向けの機能を融合。アクティブな印象に仕上がっています。

※掲載価格は、2018年12月18日現在のものです※

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