品番も機能もおすすめも。ニューバランスのスニーカーに詳しくなる!

品番も機能もおすすめも。ニューバランスのスニーカーに詳しくなる!

さまざまな世代から支持される『ニューバランス』のスニーカー。代表作から品番の違い、テクノロジーまで基本のアレコレをおさらいしていきます。

桐田 政隆

2018.01.17

ニューバランス(NEW BALANCE)
スニーカー

知れば知るほど好きになる。だから知りたい『ニューバランス』

大人が好むファッション性を持ち合わせ、履き心地の良さにも定評がある『ニューバランス』のスニーカー。型番が違うというだけでなく、それぞれのテクノロジーの違い、名作の系譜を理解すれば、さらに愛着が増していきます。本記事では、同ブランドのスニーカーをもっと好きになるために押さえたい要素をまとめてみました。

『ニューバランス』のスニーカーはモデルがいろいろ。その違いは?

『ニューバランス』のシューズモデルは、ランニングやアウトドアなどのカテゴリーに分けることができます。なかでも、ファッションシーンで活躍するスニーカーついて、おおまかな違いを3つの視点で紹介していきます。

視点1型番の違い

同ブランドのスニーカーには576、996などの番号が付けられています。とくに人気なのが、500、900、1000番台の3つのシリーズです。それぞれの型番には特徴があるので、それらの主なポイントを解説しましょう。

576がアイコン的な存在になっている500番台。初代のモデルは1987年に登場した575で、このシリーズはオフロード、いわゆる舗装されてない道路を走るために生まれたモデル。凹凸が深くグリップ性の高いアウトソールや、ぽってりしたフォルムが特徴です。

1982年登場の990から流れを継いでいる900番台。500番台よりも先に登場し、こちらはオンロードモデル。いわば舗装された街を走るために考えられているシリーズです。代々グレーがメインカラーなのは、原色や蛍光色などと違って、アスファルトに馴染むカラーだから。現在は990の4代目が最新作になっていて、番号的には初代に戻った形になっています。

伝説的な名作となっている、1300から派生している1000番台。時代ごとの最新技術・機能が注がれたモデルとなっていて、フラッグシップモデルともいわれているシリーズです。21世紀からは2000番台に突入して、1000番台の流れをくむ最先端のシリーズになっています。ちなみに番号的には1300の次は1400なのですが、80年代当時の技術で量産ができず、’89年に1500が登場し、’94年に1400が発売と、順序が逆になりました。

厳密には1000番台の系譜で、21世紀に入ってからはすべて2000番台が付けられるようになりました。1700の次作のフラッグシップモデルが2001年に登場したため、2000となりました。そのため1000番台には1800と1900がないんですね。見た目もフラッグシップのラグジュアリー感を継承しつつ、近未来的な雰囲気が加速した印象があります。

視点2ソールシステムの違い

『ニューバランス』のスニーカーは、900番台の進化を皮切りに、さまざまな機能が発展。独自のテクノロジーの中から、特徴的なソールシステムをかいつまんで紹介しましょう。ちなみに、1000〜2000番台、復刻モデルなどには、さまざまなソールシステムがミックスされていたりもします。

最近のリラックス感のあるモデルでもよく見掛ける、クッション性と軽さに優れるミッドソール。レブライト以前にあった、アクティバというミッドソールよりも、約30%の軽量化を実現し、耐久性と心地よいクッション性をキープしています。

ポリウレタンを使わずに、EVA素材のみで作られたミッドソール。初めて搭載されたモデルは670で、1985当時、日本のライセンスを保持していた月星化成の主導で作られました。軽くクッション性に優れるだけでなく、加水分解しにくいというメリットがあります。

衝撃吸収性に優れたEVA素材を、クッションに優れつつ頑丈なポリウレタン素材に封入したミッドソール。ラルフ・ローレン氏が、1300の履き心地を「雲の上を歩いているかのよう」と表現したとも噂されるくらい、エンキャップはクッション性と安定性に優れています。

着地した際に足が受ける衝撃を吸収。同時にそのエネルギーを、足が地面を蹴り上げる際の、反発弾性に促してくれるクッショニング素材。走行安定性を高める役割も備えており、1993年に登場した998で初めて採用されました。

視点3生産国の違い

本国のアメリカをはじめ、イギリスやアジア各国の工場で生産されている『ニューバランス』のスニーカー。とくに伝統的なクラフトマンシップが注がれているアメリカ製とUK製のモデルの特徴は以下のとおりです。

ざっくりいうと、本場アメリカで作られていて、オリジン性の高いインポート好きが好むモデルです。1足1足、アメリカの職人の手で作られているので、長年の経験で培われた技術と最新鋭のテクノロジーが凝縮された逸品と言えるでしょう。見た目的には、あくまでUK製に比べるとですが、アメリカ製のほうがぽってりしてる印象はあります。

『ニューバランス』のイギリス工場は、同国ならではの腕利きの革靴職人を求めて開設され、レザーモデルが多いのが特徴。ちなみに革の調達から独自に行っています。熟練の革靴職人の系譜を継ぐ釣り込み技術もあってか、USAモデルに比べるとシャープなフォルムが多いといわれています。

型番の頭文字にも『ニューバランス』のスニーカーならではの特徴アリ

『ニューバランス』のモデルには品番の前にM、CM、Uなどのアルファベットがつきます。ちなみにMはUS&UK製モデルにつきます。なので、できるだけオリジンなモデルが欲しい方は、M必須で探すといいかもしれません。ちなみにUは、ユニセックスモデルを指します。

『ニューバランス』が好き。そんなあなたに贈るスニーカー傑作集

これまでの内容で『ニューバランス』を好きになった、あらためて興味が出たという方向けに、押さえておきたい名作をご紹介します。現在普通に買えるモノという条件付きなので、クラシックモデルではない1300の復刻は入っていません。『ニューバランス』のスニーカーってもっといろいろあるようだけど……、という方は以下のモデルを参考に、前後の型番を探して比べてみてください。

1988年に登場した900番台の3作目。流れ的には990、995の次に当たります。エンキャップとCキャップを組み合わせたソール、これまで以上に洗練されたデザイン性に仕上がっており、900番台の評価を確立したモデルとしても知られています。900番台きってのベーシック感があり、ロングセラーでもあります。

■参考: 人気のロングセラー、ニューバランス996を徹底解剖

『ニューバランス』を代表する人気モデルのひとつ。オフロードモデルの名作として知られ、オリジナルカラーのネイビーや、コードバンと呼ばれるバーガンディも、根強い支持があるモデルです。最近はしばらくUK生産でリリースされています。グリップに優れる、深い溝を備えたアウトソールも特徴。

■参考: ニューバランス576|不動の定番スニーカーを徹底解説

もとは1300の後継機だっただけあって、クラシカルかつ王道的な雰囲気があり、非常に人気の高いモデルです。1300に似ているのになぜ量産できず、ちょっと近未来的な雰囲気の1500が先に発売できたのか、不思議だなと思います(笑)。ちなみに以前は日本でしか売られていませんでしたが、J.クルーがこれに目を付けてNYのリカーストアが別注。それからアメリカでも大人気になって、日本でもさらにバカ売れという状況が起きました。

■参考: 知ってるようで、実は知らない。ニューバランスM1400を徹底解説

1999年に登場した、1000番台最後のモデルということでも支持の高い1700。2016年に初めて復刻されました。こちらはハロッズ別注カラーを再現したもので、色めきだったファンの方も多いはず。小Nのロゴ×これまでになくゴツいフォルムのデザインもインパクトがあります。正直なかなかに高いですが、履き心地のよさには定評があります。

日本では990GL4(GLはグレーの意)と表記されていますが、1998年にリニューアルした990のversion4という意味のモデルです。『ニューバランス』ではライフスタイルとランニングカテゴリでもラインアップされており、ジーンズに合ってマラソンも走れる、モダンクラフトマンシップモデルとされています。いわば、今一番の力が注ぎ込まれているモデルです。

先述の576をはじめとする『ニューバランス』を代表するアイコニックなモデルからインスピレーションを得て誕生したのが247シリーズ。随所に伝統的なディテールを落とし込みつつ、スタイリッシュなアッパーデザインで今どき感を強く押し出したデザインが特徴です。軽やかなレブライトソールが24時間7日間の日々の歩行を快適にサポートしてくれることから、“247”と名付けられました。

■参考: 人気のニューバランス247。狙い目モデルをピックアップ

1300の後継機として1989年に発売された1500。当時の最先端技術を盛り込んだ一体成形ミッドソールであるエンキャップが話題を呼び、多くのランナーを魅了してきた高機能モデルです。レトロな中にもハイテク感のあるアッパーデザインも人気が高く、UK生産にて復刻されたことでさらにシャープな仕上がりに進化しました。

997は1990年に登場するも、わずか3年の生産で998にバトンタッチされた希少モデル。前作の大ヒットモデル996の陰に隠れがちですが、エンキャップ搭載により格段に向上した履き心地は見逃せません。ボリューミーなソールに反して細身なシルエットも、コアなファンに人気の理由。

1982年の登場時に「1000点満点中990点」ともうたわれた990。900番台のルーツともいえる1作目なだけあり、今なお色あせない普遍的なデザインは圧巻のひと言。アッパーに使用した風合いのあるピッグスキンスエードやビブラム社のアウトソールなど、見た目のみならずパーツに至るまで、アメリカメイドで当時の面影を再現しました。

■参考: ニューバランス vol.4 990番台の特徴とモデル紹介

ブランド110周年を記念して2016年に発売されたスペシャルな1足。1300の流れを継ぐ最高峰のランニングモデルであり、三層構造のインソールとレブライト内蔵のエンキャップが極上の履き心地を実現しています。高級感あふれるパンチングデザインのアッパーには、ホーウィン社の上質なレザーを採用。スケルトン構造のアウトソールにも注目を。

『ニューバランス』のアイコニックモデルである574を、最新テクノロジーでスポーティーに再構築した新シリーズ。574の特徴的なフォルムやデザインは生かしつつ、ソールやアッパーに新素材を採用することでよりアクティブな運動が可能になっています。品よく配置されたスエード×メッシュが織りなすブーティー構造により、クラシックかつ現代的な仕上がりに。

あらためて、『ニューバランス』のとりこに……

筆者の考える『ニューバランス』のスニーカーの魅力は、やはり他ブランドと比較した際のクッションの快適さが別格なところ。ファッション性の高さはもとより、歩くことや走ることが好きになる快適さがやみつきになります。少々お値段は張りますが、USA、UK製モデルであればスニーカーでは珍しいハンドクラフト感も味わえるので、ぜひ1度は奮発してみることをおすすめします。

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スニーカーの定番ブランドと各社の人気モデルを厳選。スニーカー好きは必見です。

■参考記事: 人気モノ大集結! 絶対にハズさない、おすすめスニーカーブランド一覧

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