進化系ベーシックはオーバーサイズ。メンズ流コーデ術

オーバーサイズやビッグシルエットが人気を集め、もはや定番といえるまでに市民権を得ています。定番のアイテムもオーバーサイズを選ぶだけでぐっとアカ抜けして見えます。

平 格彦

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2016.08.09

春夏のオーバーサイズブームが落ち着き、定番化する今季。大人はどう挑戦したらいい?

Tシャツで火がついたビッグシルエットのブーム。その伏線として昨年からオーバーサイズのアウターも人気を集めていましたが、この秋冬にはもはやスタンダードのひとつとして定着しそうな勢いです。では今秋、大人としてオーバーサイズをどう着こなすべきなのか。まずは、改めてオーバーサイズなシルエットの特徴をまとめてみます。

春夏のオーバーサイズブームが落ち着き、定番化する今季。大人はどう挑戦したらいい?

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春夏を象徴するビッグシルエットの着こなしの中から、まずは極端な例を紹介。代表するアイテムが、オーバーサイズの白いTシャツです。さらに、ショートパンツもワイドなタイプが人気に。ストリート調のリラックス感が魅力です。

春夏のオーバーサイズブームが落ち着き、定番化する今季。大人はどう挑戦したらいい? 2枚目の画像

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Tシャツはオーバーサイズで、パンツはほぼジャストなシルエット。こんな組み合わせが大人な取り入れ方の定石です。Tシャツに関しては、幅も丈もビッグなタイプと、幅だけがワイドなタイプに分かれています。この画像のTシャツは前者。

春夏のオーバーサイズブームが落ち着き、定番化する今季。大人はどう挑戦したらいい? 3枚目の画像

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オーバーサイズのTシャツ1枚だけだとルーズなイメージが強いということで、着丈の異なるTシャツを重ねることでバランス良く仕上げた着こなしもひとつの定番。こうした春夏の着こなしも参考にしつつ、秋冬に大人が挑戦すべき着こなしを提案します。

オーバーサイズを大人っぽく取り入れるポイントは、Vラインのシルエット

これまでの流れを見れば明白なように、上下ともにオーバーサイズという着こなしはかなりラフな印象。小物や重ね着を駆使すれば大人なバランスに仕上がりますが、難易度が高いので最初は避けたほうが無難です。

オーバーサイズを大人っぽく取り入れるポイントは、Vラインのシルエット

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したがって、大人が意識すべきは“V”ラインのシルエット。トップスをビッグシルエットにしつつ、ボトムスはタイトにまとめ、全身がVに近いフォルムになるようなコーディネートを採用すべきです。シンプルなデザインのアイテムで大人っぽく仕上げつつ、シルエットで今季らしさを主張。そんなバランスが最適です。

おすすめアイテム別にお届け。大人Vラインに仕上げるリラックスコーデ

ここからは、Vラインのシルエットを築くために必要なアイテムをピックアップします。これまでのワードローブにプラスするだけで、今季らしいシルエットが築けるアイテムを厳選して紹介。着こなし例も解説します。

アイテム1

今季のオーバーサイズアイテムの大本命“コート”

もっともVラインのシルエットが築きやすいのは、オーバーサイズのコート。これまでの着こなしに重ねるだけで、オートマチックにVラインにまとまります。

今季のオーバーサイズアイテムの大本命“コート”

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つまり、秋冬のオーバーサイズアイテムは、ビッグなコートが本命! すぐに買えるおすすめのコートを紹介しつつ、コーディネートの好サンプルも見てみましょう。

▼売り切れ前にチェックしたい! オーバーサイズコートのアイテムカタログ

まずはおすすめのオーバーサイズコートをピックアップ。ルーズなシルエット以外はスタンダードなタイプを選べば、着こなすのもそう難しくはないはずです。

『グラム』ビッグチェスターコート

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丸みを帯びたバルーンシルエットを採用することで、だらしなくない印象で着こなせるように仕上げたチェスターコート。太めのアームがボリューム感を生み出し、ルーズ感を強調します。

『トローヴ』ペパリコート

『トローヴ』ペパリコート

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こちらも繭に包まれたようなシルエットが絶妙なビッグコート。ドロップショルダーとドルマンスリーブで肩回りをルーズに仕上げながら、テーパードするシルエットが上品です。開く、重ねる、立たせるという3種類の形状が楽しめる襟も特徴的。

『ジャマ リコ』グレンチェック カット&ソー ガウン

『ジャマ リコ』グレンチェック カット&ソー ガウン

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コットン100%の裏毛カットソー素材を起用したソフトなガウン。オーバーサイズのソフトなコートとして重宝します。オリジナルのグレンチェック柄がトラッドな品格も醸出。

▼着こなしの参考に。オーバーサイズのコートを取り入れたVラインコーデ

ここでは、実際にオーバーサイズのコートを取り入れたVラインシルエットの着こなしをチェック。実例を見ることで、意外と難しくないということがわかるはずです!

▼着こなしの参考に。オーバーサイズのコートを取り入れたVラインコーデ

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ややオーバーサイズのトレンチコートが主役。スキニーシルエットの薄色デニムを合わせることで、爽やかな秋スタイルにまとめています。白いスニーカーで清潔感もブレンド。

▼着こなしの参考に。オーバーサイズのコートを取り入れたVラインコーデ 2枚目の画像

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トレンドカラーのホワイトをビッグサイズのコートで思い切りアピール。アメリカ軍のスノーパーカーをアレンジしたデザインが新鮮です。ボーガー柄のインナーで爽やかにまとめています。

▼着こなしの参考に。オーバーサイズのコートを取り入れたVラインコーデ 3枚目の画像

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首回りがスッキリまとまる旬な仕様、ノーカラーを採用したモッズコート。原型のM-51も本来はルーズなサイズ感なので、違和感なくオーバーサイズが取り入れられます。薄色ジーンズ×白いインナーで爽快に。

オーバーサイズコートが今、スタンダード。大人流の選び方とコーデ術

ウェア・コーデ

オーバーサイズコートが今、スタンダード。大人流の選び方とコーデ術

すっかり市民権を得たオーバーサイズのコート。着用するメリットがたくさんあるので、支持されるのも納得です。その理由から選び方、着こなし法、おすすめ品まで徹底解説!

平 格彦

2021.11.10

アイテム2

取り入れやすさがポイント! “ニット”

コートはまだ早い!? と思うなら、ニットで取り入れるのもおすすめです。ニット特有のソフトな生地感により、ビッグシルエットならではのリラックス感も強調できます。

取り入れやすさがポイント! “ニット”

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ベーシックなカラーやスタンダードなデザインのニットを選ぶのが大人っぽく着こなすための大切な準備。自分のワードローブに似合う色みを選べば、すぐにオーバーサイズを生かしたコーディネートが築けます。

▼購入時期はお早めに。オーバーサイズニットのアイテムカタログ

着こなしやすさと快適な着心地から、ルーズなシルエットのニットはかなり人気を集めています。後悔しないためには、気になるアイテムは早めに確保! 執筆時はまだ在庫のあるおすすめ品を紹介します。

『グラム バイ グラム』ハンドニッティングセーター

『グラム バイ グラム』ハンドニッティングセーター

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上質感とリラックス感を併せ持つローゲージニットを用いたセーター。太番手の糸を2本取りで用いた手編みで、透かし柄を施しています。インナーによって印象をアレンジできるのも魅力。

『レジェンダ』ミックスリッジ ビッグシルエット ラグランニットクルーネックトップス

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2色の太めな糸を用い、ざっくりと編み上げたニット地のトップス。表情がある生地感と、黒いリブで引き締めたバランスが巧妙で着こなしやすく仕上がっています。プチプライスといえる価格にも注目!

『クレプスキュール』417スペシャル ネップ ボトルネック

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10年以上ニットに関わってきた男女2人によるニットウェアブランドは、ドロップショルダーのゆったりしたサイズ感を得意としています。この一着は、身幅がゆったりしていて着丈は短めのバランスが絶妙。

▼メリハリが大切。オーバーサイズのニットを取り入れたVラインコーデ

コートを使ったコーディネートよりもイメージがしづらいかもしれませんが、ニットを用いた着こなしも基本は同じ。ニットはゆったり、パンツは細めというシルエットの実例をチェックしましょう。

▼メリハリが大切。オーバーサイズのニットを取り入れたVラインコーデ

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オーバーサイズのニットには、背面側だけ着丈が長く設定されているタイプも少なくありません。そんなアイテムでも、パンツが細身ならVラインにまとまります。グレー×ブラックの色合いでシックなムードに。

▼メリハリが大切。オーバーサイズのニットを取り入れたVラインコーデ 2枚目の画像

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お尻がすっぽり隠れるくらいのオーバーサイズニットをセレクト。スキニーなジーンズを合わせることで、簡単にV型シルエットに仕上がります。ニットの面積が大きいので、パンツの色柄で遊んでも好バランス。

アイテム3

今は1枚で主役に、これからの時期はインナーでサブとして活躍する“Tシャツ”

春夏のオーバーサイズ人気を盛り上げた功労者は、何といっても無地の白T。ゆったりしたサイズ感なので1枚でも着やすいのに加え、タンクトップや機能性インナーを組み込みやすいのも大きな魅力です。

今は1枚で主役に、これからの時期はインナーでサブとして活躍する“Tシャツ”

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すでに持っている人も多いはずのビッグTシャツは、そのまま秋にも流用できます。秋に向け、今のうちからほかの定番カラーや旬なサファリカラーなども揃えておくのがおすすめです。

▼今からヘビロテしたい。オーバーサイズTシャツのアイテムカタログ

秋を見据えながら、トレンドのオーバーサイズTシャツを手元の確保しておくのが賢明。すぐに買えるおすすめのアイテムをご紹介します。

『ボートメイクニュークローズ』ワイドスリーブハーフスウェット

『ボートメイクニュークローズ』ワイドスリーブハーフスウェット

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アメリカのヴィンテージ要素を融合したアイテム作りに人気のブランドからセレクト。ルーズなサイズ感、ワイドスリーブ、裾などの解れ、エアリーな素材がリラックス感を醸します。

『ステュディオス』オーバーサイズコーマポケットT

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ウェブ限定のオーバーサイズTシャツ。ドロップショルダーと余裕のある身幅がルーズな雰囲気です。ソフトで肉感のある素材も追求。ホワイトのほか、ブラック、ライトベージュ、カーキも展開しています。

『ビューティー&ユース』ビッグ ピケ フォルム カットソー MADE IN JAPAN

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日本の編み立て工場で開発したビックピケ生地を起用。立体的な表情がある素材にくわえ、ゆったりしたシルエットやラウンドする裾の形状などがリラックス感を振りまいてくれます。

▼夏から秋まで。オーバーサイズのTシャツを取り入れたVラインコーデ

ビッグサイズのTシャツをメインにしたすぐにでも実践したいスタイリングから、インナーとしてTシャツを活用した秋に重宝する着こなしまでを一気にチェック! 本格的にオーバーサイズTシャツが欲しくなるはずです。

▼夏から秋まで。オーバーサイズのTシャツを取り入れたVラインコーデ

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大人が目指すべき王道のコーディネート。Tシャツはオーバーサイズですが、白い無地のデザインがシンプル。そこに細身のパンツを合わせつつ、スニーカーやハットもブラックで揃えて落ち着きを演出しています。

注目編集者
平 格彦

60以上のメディアで執筆。「着こなし工学」提唱者

平 格彦
出版社を経て独立。「Men’s JOKER」と「RUDO」は創刊から休刊までほぼ毎号で執筆。さらに「MEN’S CLUB」「GQ」「GOETHE」など、60以上のメディアに関わってきた。横断的、俯瞰的に着こなしを分析するのが得意。そんな視点を活かし、「着こなし工学」としての体系化を試みている。
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