知っていますか?スマートカジュアルの基本と着こなし

ちょっとしたパーティーやおしゃれな食事に繰り出す時は、程よくきちんと感が出せるスマートカジュアルで臨むのが常識。具体的に理解していない人のために徹底解説します!

知っていますか?スマートカジュアルの基本と着こなし

スマートカジュアルとは

スマートカジュアルとは、ドレスコード(服装規定)の一種。結婚式の二次会や上質なレストランでのディナーなど、一定の品格が必要となる場面で求められる服装の基準です。スマートカジュアルの厳格な定義はありませんが、基本的にはジャケパンスタイルをベースとした、スーツよりもカジュアルダウンした服装と考えておくと良いでしょう。あくまで場の雰囲気に即したコーディネートであることが重要です。

よく耳にするドレスコードを簡単に解説!

スマートカジュアルのほかに、フォーマルやセミフォーマル、ビジネスカジュアルなど、いろいろ耳にしますよね? そこで、まずはじめに、一般的なドレスコートについて解説します。

種類1

フォーマル

モーニングコートや燕尾服を着用する、いわゆる正装。昨今ではなかなか指定される機会もないですが、シチュエーションとしてはきちんとしたセレモニーや格式高い結婚式など。

種類2

セミフォーマル

フォーマルまではいきませんが、準礼装ということでこちらもきっちり感は高め。指定される場面としてはやはり結婚式が多いですね。タキシードやディレクターズスーツといったアイテムが代表格。

種類3

インフォーマル

略礼装。ドレスコードの中ではかなりポピュラーといえるでしょう。ブラック系やダーク系のスーツ+タイドアップの装いが一般的です。平服指定のパーティーなどはスタイルが定番ですね。

種類4

スマートカジュアル

平服指定の場やレストランでのディナー、観劇などに適しています。ジャケパンが基本となるスタイルのため、スーツを着用するインフォーマルよりもややカジュアル度は高めです。

種類5

ビジネスカジュアル

ジャケパンをベースとする少しくだけたオンスタイルで、スマートカジュアルのビジネス版といったところでしょうか。昨今のクールビズ・ウォームビズもここに含まれることが多いです。

参考記事:ジャケパン着こなし術2016:ビジネスから休日まで対応

スマートカジュアルにマストな基本アイテムをご紹介!

さて、では話を戻してスマートカジュアルに必要なアイテムを紹介していきましょう。どんなデザインを選ぶべきかまでくわしくお伝えしていきますので、参考にしてみてください。

アイテム1

落ち着いたカラーのテーラードジャケットが基本

スマートカジュアルコーデを形成するために、まずは持っておきたいがジャケット。ブラック、ネイビー、ミディアムグレーなど、落ち着いたカラーのテーラードジャケットを入手しておくと、着回しが利くので何かと便利です。上質な仕立てのものであればよりグッド。

ストライプやウィンドペンなど柄入りでも問題はありませんが、汎用性を考えるのであれば無地タイプのスタンダードなデザインをピックアップするのが良手。また、安っぽいモデルは品格を損なうので避けるべし。着こなしの主役となるアイテムなので品質にはこだわりましょう。

アイテム2

定番色のドレスシャツも必須

ジャケットのパートナーとしてシャツも欠かせません。といっても、もちろんシャツならなんでも良いというわけではないので注意が必要です。選ぶべきはカジュアルシャツよりも、エレガンスに着こなせるドレスシャツ。ホワイトやサックスといった定番色を持っておきしましょう。

ある程度遊びが許されるオケージョンであれば、控えめなチェックシャツぐらいは十分に許容範囲となります。ですがまだスマートカジュアルに慣れていない人は、品行方正な無地のドレスシャツを選んでおくのが殊勝な選択です。柄ものは慣れてきてからトライしましょう。

アイテム3

王道はウールパンツ

非常に選択肢の幅が広いのがパンツ。王道のウールパンツにはじまり、チノパン、カラーパンツetc……。奇抜すぎず、かつ装いの品を損なわなければある程度カジュアルなボトムスでもOKです。着用するジャケットとの相性を考えながらチョイスしてください。

どんなボトムスを選ぶべきか迷ってしまいそうな場合は、鉄板のウールパンツを押さえておけば安心です。カラーはオールラウンドにはけるグレーがベスト。今っぽく着こなしたいのであれば、写真の一本のようにテーパードした美しいシルエットのモデルが正解です。

アイテム4

やはり間違いないのは革靴

足元にスニーカーを合わせるスマートカジュアルも昨今では珍しくはりませんが、一番間違いないのは革靴。ストレートチップ・プレーントゥといったフォーマル度の高いデザインはもとより、それらより少しカジュアルなモンクストラップやウイングチップでも問題ありません。

セットアップスーツのスタイルにはやや合わせにくいとされるライトブラウンの革靴も、縛りが厳格でないスマートカジュアルであればすんなりとフィット。周囲との差別化を図るためにも、挑戦してみることをおすすめします。当然ブラックやネイビーでも問題ナシ。

アイテム5

スタイリングのバリエが広がる、ネクタイやポケットチーフ

どちらも絶対に着用しなければならないアイテムではありませんが、使いこなせたほうが着こなしにバリエーションを演出することができます。そのため、持っておいて損はないでしょう。ジャケットが同じでも、これらの小物を変えるだけで変化を生み出せます!

写真のように、ネクタイとポケットチーフの柄や色を揃えて、まとまり感を出すテクニックもありです。また、フォーマルでは難しいニット素材のネクタイも、スマートカジュアルならばスムーズにマッチします。

よくあるスマートカジュアルの着こなしQ&A

ほかのドレスコードと比べて少し定義が曖昧なスマートカジュアル。それだけに、“?”な部分も少なからず出てくることでしょう。ということで、よくある疑問にお答えしていきます。

Q.ジャケットは必ず着ないとだめ?

スマートカジュアルの基本はジャケットスタイル。ゆえに着用することが望ましいですが、その場の雰囲気に合っていて、かつ大人にふさわしい品を保てていれば許されるケースもあり。ジャケットを着ない場合には、きっちり感を演出できるドレスシャツの着用がベストです。

ノージャケットの着こなしですが、白シャツ&ウールスラックスの端正なコンビネーションなので、かちっとした印象をキープできています。これならば、幅広いシーンに対応が可能です。

Q.デニムパンツはスマートカジュアルにアリ?

ワークパンツとして生まれたラフなボトムスであるデニムですが、昨今ではスマートカジュアルでも受け入れられています。ただし、これはテーラードジャケット着用を前提とした話。シャツ&デニムのような着こなしではさすがにカジュアルすぎるので気をつけましょう。

全体をネイビーのワントーンでまとめることで、デニムパンツを着用しながらもシックな印象を演出しています。重たくならないよう、足元の肌見せ&スニーカーで軽さを出したのも技あり。

Q.ネクタイは必須?

もちろん、あったほうがより大人っぽく仕上がるのは確実ですが、必須アイテムというわけではありません。とはいえ、アンタイドのコーディネートだと抜け感が強まるので、だらしなく見えないように注意しながらコーデメイクするように心がけましょう。

ネイビージャケット×白パンのクリーンなマッチアップならば、ノータイスタイルでも上品に見せられます。足元のブラウンモンクストラップで、トレンド感にもアプローチ!

Q.夏ならポロシャツでもいいの?

アリですがカジュアルすぎるポロシャツは避けるべき。望ましいのはシャツのように台襟(襟の土台となっている、首回りを覆う帯状の部分)が仕された、台襟ポロと呼ばれるフォーマルなポロシャツです。この台襟ポロなら、シャツに近い感じで取り入れられます。

ドレスシャツの代わりに鹿の子素材の台襟ポロシャツを投入した、涼しげなスマートカジュアル。コードレーン素材のパンツも涼感をいっそう高めます。ぜひ夏場に挑戦して欲しい着こなしです。

Q.ずばり、NGなものは?

多少のドレスダウンは許容されるスマートカジュアルですが、NGなものもあります。まずはサンダル。スニーカーまではセーフですが、これはいくらなんでもラフすぎます。肌の露出が多いショートパンツも厳しいところです。トップスで避けたいのは、子どもっぽいプリントTシャツ。選ぶのであれば品良い無地タイプがお約束です。

スマートカジュアルの着こなしサンプル

最後はファッショニスタたちの着こなしサンプルをお届け。かっちりめ〜少しゆるめまで、着こなしのテイストはさまざまですが、そんな振り幅の広さもスマートカジュアルの特性です。

コーデ1

シックさとリラックス感が絶妙に共存!

ジャケットのインナーにボタンダウンのチェックシャツを投入しつつも、全体をダークトーンで統一しているために落ち着いた印象です。ローファーの素足履き、アンタイドなどで程よくリラクシングな空気感を取り入れているのもポイントといえるでしょう。

コーデ2

タイの代わりにスカーフを投入しエレガンスに

コットン×リネン素材のジャケット&パンツで清涼さを描き出した季節感あるスマートカジュアル。タイではなくスカーフを首元に用いることで、スタイリッシュさをプラスしているのも見どころです。『コンバース』でのハズしもグッド!

コーデ3

旬なベージュ系カラーを基調にコーデ形成

今季のトレンドカラーであるベージュをメインカラーとした、高感度なジャケパンコーデ。上下で微妙に色のトーンを変えることにより、さりげなくメリハリを出しています。足元にはオシャレなグラデカラーのホールカットシューズを選択。

コーデ4

ホワイトパンツで重ためのジャケットを軽快に

着用しているジャケットは色合い・素材感ともに少し重ため。ですが、軽快なムード漂うホワイトパンツとのマッチアップならば、スタイリングがヘビーに見えません。さらに、胸元のタイやチーフでも爽快なカラーを加えました。

コーデ5

楽チンさ重視ならこんなスマートカジュアルで

ニット切り替えのテーラードジャケットにホワイトカットソー、そしてベージュチノパンと、動きやすさに重きを置いた着こなし。あえて小物をゴチャゴチャと使わずにすっきりと仕上げることで、シンプルでありながらも大人の余裕感が生まれています。

コーデ6

ライトカラーのシャツをコーデでうまくトーンダウン

ピンクのギンガムシャツというカジュアルなアイテムを採用していますが、バーガンディの大人顔なニットをオンすることでポップさを中和。インナーで遊びを加えた分、悪目立ちしないようジャケットとパンツはベーシックなカラーを選んでいます。

コーデ7

ワークパンツでのハズし感がお見事!

ネイビージャケットを主軸とした、品行方正なタイドアップスタイル。それなのに堅苦しく見えないのは、ボトムスにカーキカラーのワークパンツを起用したおかげです。裾をロールアップして素肌を見せ、夏らしさも隙なくアピールしています。

コーデ8

同系色のレイヤードでシャープに見せる

インナーがカットソーだとカジュアルに仕上がる傾向が強いですが、彼はジャケットのカラーと同調させることでシャープに見せています。また、着こなしがプレーンだからこそ、足元の「スーパースター」が良いアクセントに。

コーデ9

挑戦したい、ノーブルなイタリアンコーデ

ベージュ×ホワイトから構成されるイタリアンコーデは今シーズンの重要キーワード! 淡い色合いがベースとなっていますが、ローファーやクラッチバッグなどの小物で落ち着いた色を取り入れているため、バランスの取れた印象です。

コーデ10

巧みな柄使いでみせる上級コーディネート!

大柄チェックのパンツに小紋柄のニットタイなど、柄が効いたアイテムで華やかさを創出したスタイリング。無難なジャケパンコーデに飽きた人には、こんなお茶目なスタイルも良いかもしれません。リネンジャケットで涼感もしっかり意識。

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