編集Iが語る、無地の白Tシャツとブルージーンズ愛
白Tシャツにブルージーンズ。シンプルゆえに一見すると区別のつかないアイテムチョイス時のポイントからウェア&小物選びのこだわり、組み合わせまで私的な見解でお届け。
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白Tシャツとジーンズが最高にカッコいい! そう思わせたきっかけは、白洲次郎氏
皆さま、白洲次郎という人物をご存じですか? 第45、48~51代内閣総理大臣を務めた吉田茂氏の懐刀としてGHQとも渡り合い、かのマッカーサーを怒鳴りつけたエピソードを持つなど官僚、実業家ながら破天荒な人物として知られています。また甘いルックスと180㎝オーバーの長身を生かして『イッセイミヤケ』のモデルを務め、日本で初めてジーンズをはくエピソードを持つなどここでは書き尽くせない“日本一カッコいい人物”なのです。
そのジーンズをはいた写真がこちら。今でも古臭さを感じません。当時20歳の学生で無駄に着飾っていた私は、その生きざまと写真に強い衝撃を受け、そこから一転して白Tシャツとブルージーンズが基本となりました。
究極にシンプルな組み合わせだからこそ、合わせるウェアと小物選びで個性を出せる
ここからはヤフオクで腕を磨いた素人写真でお届け。写真からわかるように、小物がないと非常にシンプルな装い。これでももちろん◎ですが、夏はアクセサリーで変化をつけたり、秋から春にかけてはシャツやアウターを取り入れることで、その人となりを打ち出すことができます。このシンプルな組み合わせがベースだからこそ楽しめる、これから着色し、描かれるまっさらなキャンバスのような無個性が最大の魅力といえます。
まずは、この白Tシャツとブルージーンズを選ぶ時のこだわり、そしてそれに合わせる小物やウェア選びのポイントを私的目線でお届けします。基本的に男くささのあるカジュアルコーデが好みなので、その点ご理解ください!
“白Tシャツ”は、ジーンズのシルエットに合わせて選択
白Tシャツといっても、『キャンバー』というブランドが展開する肉厚な一枚から『ヘインズ』をはじめとしたパックTに見られる薄手のモノ、クルーネックやVネックなどの首の開き具合、そしてピタッとした細身のモノから王道のジャストサイズ、最近トレンドのルーズなサイズ感のモノまで選択肢はさまざま。毎日ほぼ白Tシャツということもあって多くの種類を所持していますが、見返すと
1.サラッとした肌触りで、通年着用できる薄手のジャストサイズ
2.ジーンズ発祥の地であるアメリカ発か安心感の日本発ブランド
3.デザインはワンポイント程度まで
の条件を満たしたモノがほとんど。そのなかでもとくにお気に入りなのが次の3枚です。
『シュプリーム』×『ヘインズ』パックTシャツ(A)
10代、20代を中心に絶大な支持を集める『シュプリーム』が『ヘインズ』に別注したTシャツは、裾にブランドお馴染みのボックスロゴを染み込みプリントを配したシンプルな一枚。アメリカ製ならではのやや大きめのサイズ感は、176.7㎝の細身体型でSサイズがちょうどよいです。ここ最近はほぼ毎日これで、12枚(3枚1パック売り=4パック購入)所有しています。
写真の左が今年から着始めたモノで、右が4~5年着用したモノですが、着るほどに真っ白から生成り色となって首回りもそれなりに伸びましたが、愛着は増す一方。ただ、もう30歳も超えているのでぼちぼちルームウェアにしようかと考えています。
『アットラスト』Tシャツ(B)
『アットラスト』は『テンダーロイン』というブランドのデザイナーであった辺見氏が手掛ける、アメリカンカジュアルをベースとするブランド。ブランドが創立して間もない時期に青山の店舗で購入しました。ブランド展開的に細身体型にはなかなかハマりにくいアイテムが多いなか、こちらのTシャツはジャストサイズでバシッとキマり、即購入した思い出の一枚。
特徴は独特の風合いあるボディー。アームホールが狭めなので、上にシャツやジャケットを羽織ってもスムーズ着用できるので、夏はもちろんオールシーズン愛用できるのもうれしいところです。そして、何といっても男心をくすぐる少しワルな香りのするところが高ポイントです!
『ポロ ラルフローレン』ポケットTシャツ
『ポロ ラルフローレン』の定番アイテムとして展開されるこちらの一枚は、ブランドのアイコンとしてお馴染みのポニーがワンポイント刺繍されているのが特徴。5年以上前に購入したモノですが、当時オーバーサイズ気味に取り入れるのがマイブームで、LサイズとXLサイズを2枚ネットで購入しました。
購入した当時は太めのジーンズと合わせていましたが、ここ最近は後ほど紹介します『A.P.C.』の細身デニムと合わせることがほとんど。しっかりとした生地感で、1枚で着用しても透ける心配がないのも◎。といっても、タンクトップなどを重ねるのが苦手な私は、薄手・厚手を気にせず1枚で着ていますが……。
“ブルージーンズ”は、赤耳タイプかつノンウォッシュタイプを選ぶがマイルール
はきこむほどに体に馴染み、経年変化によって個々の色落ちが楽しめるジーンズ。最近はブランドの努力によって色落ちやダメージ加工がリアルに施された一本が多く展開されていますが、気に入った一本を5年、10年とはき続けたいので、色落ちしていないまっさらなブルージーンズを育てる感覚で選ぶのがマイルールです。
また、ロールアップしてはくことがほとんどなので、ジーンズの外側の縫い合わせ部分が開いていて、白い部分に赤糸が走る“赤耳”が基本。このタイプを選ぶことで、ロールアップ時のちょっとしたアクセントとなるほか、はきこむことで赤糸が薄くなり、経年変化を楽しめます。数あるなかでも、次の3本がお気に入り。
『リーバイス』505ヴィンテージ(D)
ジーンズといえば『リーバイス』。そして『リーバイス』といえば501が王道ですが、個人的には細身体型の方には505がおすすめ! 1967年に誕生した505は、今のようにスリムシルエットの一本がない当時に誕生した歴史あるモデル。もちろん今でも501同様に展開されている、定番かつ人気のモデルです。
私物の505は15年以上前にデッドストック(新品)を大枚はたいて購入したヴィンテージの一本。赤耳の505は貴重なんです。高校時代にアルバイトでためたお金で購入した思い出の品で、お直し屋さんで修理したり、自らミシンで直したりと全体的にダメージが激しいですが、今でも週に一度は愛用しています。
『A.P.C.(アー・ペー・セー)』プチスタンダード(E)
ブランドの定番モデルとして今も展開されている『A.P.C.』のプチスタンダード。股上浅めでヒップ&レッグを日本人の体型にハマる細身シルエットに仕立てられた一本は、セレクトするサイズでスリム・ジャスト・ルーズとはき分けることが可能です。
写真の一本は、5年ほど前に購入したモノ。細身にはきたかったのでジャストサイズをチョイスして、購入した当時は週5位の割合ではいていました。結果、写真のように美しい色落ちを見せて、今でも気に入っています。こちらも『リーバイス』505と同様にはきすぎて複数回リペアしていますが、今でも週に一度以上のペースではいています。
『テンダーロイン』T-ライダースC(F)
こちらもブランドが定番的に展開する骨太のジーンズ。『リーバイス』と並ぶデニムブランド『リー』の101Z ライダースというモデルがルーツの一本なのですが、ブランドのなかでは細めモデルながら世間的には太めのストレートシルエット。
上で紹介した2本と同じく、ノンウォッシュタイプをはきこんで写真のように色落ちしました。実はこちらのジーンズは赤耳ならぬ青耳仕様で、『リー』のヴィンテージモデルを忠実に再現しているところがポイント。大きくワンロールして、足元は『レッド・ウィング』のエンジニアブーツか『ヴァンズ』のスケートハイを合わせるのが基本。トップスは意外と選ばずハマります。
白Tシャツ×ブルージーンズと相性抜群。毎年ワードローブの1軍アイテム一覧
ここからは個人的に白Tシャツ×ブルージーンズの組み合わせに相性良くハマり、なおかつ毎年着用し、さらにその着用頻度が高めのアイテムだけを厳選してお届け。ウェア編、シューズ編、小物編の3部作でご紹介します。
▼ウェア編
白Tシャツの上にサッと羽織る。これだけで男らしくキマるのが、すべてに共通するアイテム選びの唯一のポイントです。ヘビーなアウターからライトなシャツの順にお届け!
ウェア1
キャメルのダッフルコート -『グローバーオール』×『エディフィス』モンティ(G)
2年ほど前からトレンドカラーとなっているキャメルカラーは、アウターの色として選びがちなブラックよりもカジュアルな雰囲気にハマります。また、ウールをメインとした上品でタフな起毛感のある素材は、同じくタフな素材として知られるジーンズによく馴染むんです。
私物は『グローバーオール』のモンティというモデルをベースに、『エディフィス』が日本人向けにモディファイにした別注品。購入当時はショート丈&タイトサイズが全盛だった時代。オーセンティックなモノが好きな私は、ブランドの歴史に敬意を払った別注品に引かれました。コーデを選ばずにハマるので、冬になると週3以上のペースで愛用しています。
ウェア2
ベージュのステンカラーコート -『マッキントッシュ』ステンカラーコート(H)
色合い的に上で紹介したキャメルと似ていますが、やや色素が薄めで秋や春に取り入れたくなるのがベージュのステンカラーコート。とくにコットン素材の一着であれば汚れもあまり気にせず取り入れることが可能で、困ったときにサッと羽織るだけでキマるのがうれしいアイテムです。
写真の一着は今年購入した『マッキントッシュ』のモノ。定番のゴム引きでなく、コットン素材で扱いやすいのが特徴です。ステンカラーコートの魅力は、オン・オフ問わずにハマるところ。そして何より白Tシャツの上から羽織るだけでハマること。この汎用性の高さが1番のウリです。
ウェア3
ブルーのジージャン -『リーバイス』セカンド ヴィンテージ(I)
皆さん、デニム・オン・デニムの組み合わせは挑戦したことがありますか? 上下デニムのコンビに抵抗がある人も多いのではないでしょうか。しかし考えてみてください。スーツしかり、同じ素材・色であれば問題なくハマるのは簡単にイメージできるハズです。
私物は10年以上前に古着屋で購入したヴィンテージの『リーバイス』のモノ。通称セカンドと呼ばれるタイプで、着丈が短めのボックスシルエットが特徴です。おすすめの組み合わせはもちろんデニム・オン・デニムですが、より都会的で洗練された雰囲気にまとめるならストールなどのきれいめ小物でバランスを取りましょう。
ウェア4
ネイビーのブレザー -古着のブレザー(J)
基本的にカジュアルなスタイルが好きなのですが、30も超えているのでカチッとめのコーデを求められるときもあります。そんなときに役立つのが、ネイビーブレザー。通称紺ブレです。アイビースタイルの必需品として過去に大流行した紺ブレは、言わずもがな白Tシャツ×ブルージーンズのコンビとも相性抜群。羽織るだけで程良いカチッと感を与えます。
私物は古着の一着。ボーイズサイズのXLサイズですが、ちょうどよく着用できます。定番は紺ブレ×白Tシャツ×ブルージーンズに足元は『ニューバランス』のM1400ネイビーを合わせたスタイル。ネイビー×ホワイトの清涼感あふれる組み合わせは、時代に左右されずいつまでも色褪せないコンビです。
ウェア5
オリーブのミリタリーシャツ -古着のミリタリーシャツ(K)
言うまでもなく相性抜群とわかるミリタリーシャツはどのカラーもベースのスタイリングにハマりますが、とくにオリーブカラーの一枚なら男らしさを引き立てたコーデに昇華してくれます。他アイテム同様に、サッとラフに羽織るだけでキマるので、あると重宝するアイテム。
スタイリングの定番としては、前述のようにTシャツの上にサッと羽織るだけ。これくらい潔いスタイリングが男らしくてカッコいいと個人的には思います。最新ブランドから選ぶのもありですが、写真私物のように古着でサイズの合うモノを探せば、お手頃価格で入手することも可能ですよ!
ウェア6
ライトオンスのチェックネルシャツ -『フランク&アイリーン』のシャツ(L)
誰しもが一度は着用したことがあるネルシャツは、シンプルな着こなしに柄が好アクセントとして活躍する男のマストアイテム。タフでラギッドに着こなすなら厚手のネルシャツのほうがマッチしますが、通年愛用することを考えると薄手の一枚がおすすめ。薄手であれば春や秋は1枚で、冬はニットと重ねてもストレスなく取り入れることが可能です。
ネルシャツは多くのブランドを着用してきましたが、最近は『フランク&アイリーン』がお気に入り。程良くゆるめで丈が短いシルエット、そして前を閉じて着用する際は前ボタンの上2つを開くことで、何ともいえないバランス感に仕上がるのが好みです。夏は腰に巻いてアクセント使いとしても◎。
▼シューズ編
正直どんなシューズもベースの組み合わせとはマッチしますが、私的な視点で選ぶならローテクな表情で昔からある一足がおすすめ。カジュアルなデザインの一足を中心に汎用性の高いシューズをご紹介します。
シューズ1
ローテクスニーカー -『コンバース』オールスター(M)
気持ちの良い春は、軽快で汎用性抜群のローテクスニーカーがピッタリ。そして選ぶなら、いつも同じで恐縮ですが『コンバース』オールスターがおすすめです。トレンドに左右されない普遍的な一足は、ベースの組み合わせとも間違いなく相性良くハマります。
ベースにハマる色は定番的に展開されているカラーならどれも相性良くハマりますが、個人的にはブラック、ナチュラル、ネイビーが好み。そして通常の一足とは異なる生成りテープ、コットンシューレース、ヒールパッチ下にあるMADE IN JAPANの印字がプレミアム感ある日本製がおすすめ。履き心地の快適さはもちろん、見た目にもヴィンテージ感があるのでこなれた足元をつくれます。
シューズ2
モカシンシューズ -『ビズビム』ユッカモック(N)
秋になると履きたくなるスエードの靴。多くブランドがスエードのシューズを展開しますが、個人的にはスニーカーより重厚感があってブーツほど重たくない、モカシンシューズがこの時期におすすめ。レザー素材ながら起毛した素材感がカジュアルな雰囲気なので、ブルージーンズにすんなりハマります。
私物は『ビズビム』の一足。糸や生地へのこだわり、そして日本人の足型を考慮してつくられたこちらのシューズは、チャッカブーツ感覚で履けるミッドカットを採用している点やオリジナルソールによるスニーカー並の快適な履き心地が魅力です。色はブラウン系で秋っぽく。
シューズ3
ワークブーツ -『レッド・ウィング』エンジニアブーツ(O)
重厚感のある冬アウターに負けないボリューム感が魅力のブーツ。カントリーブーツなど多くのブーツがありますが、おすすめしたいのはジーンズと同じ働く男のために誕生したワークブーツです。そのなかでもとくに男くさくはけるのが、写真のエンジニアブーツ。
写真の私物は15年以上前に購入した『レッド・ウィング』のモノ。どちらも高校時代から愛用しているため、ともに5回はソールの修理をして今もなお履いています。取り入れるときの個人的なルールは、ブーツの色をウェア内でリンクさせること。たとえばベージュのブーツなら上で紹介したダッフルコートで色をリンクさせるなど、統一感を持たせるとすんなりハマります。
シューズ4
ウイングチップシューズ -『リーガル』ウイングチップ(P)
白Tシャツ×ブルージーンズの組み合わせをドレッシーに見せたい。そんなときにおすすめなのが、ブラックカラーのウイングチップシューズです。ウイングチップとは、つま先の革の切り替え部分が羽根のように見えることから呼ばれるデザインで、クラシックな雰囲気を打ち出すのに最適なシューズ。
なお、取り入れる際はジーンズの裾がたるまないように注意して。たるんでしまうとせっかくのドレッシーな雰囲気が一気にやぼったく映るため、ジーンズをロールアップするか、丈が短めのジーンズを合わせるのがマイルールです。
シューズ5
サンダル -『ハワイアナス』ビーチサンダル(Q)
夏の風物詩的なアイテムともいえるサンダルもまた、ベースコーデにハマる一足。TASCLAPでも登場する『ビルケンシュトック』やトレンドのスポーツサンダルも相性抜群ですが、もっと手頃なモノを……という人におすすめなのが、写真の『ハワイアナス』のビーチサンダル。
おすすめの理由は履き心地が良くて、カラーバリエーションが豊富なところ。そして1,000円代から買えちゃうお手頃価格でしょう! ジーンズの裾をくるぶしが見えるくらいにロールアップして、軽やかに取り入れるのがマイスタンダードです。
合わせて読みたい:
海でも街でも。ハワイアナスのビーチサンダルでおしゃれな足元に
▼小物編
ウェアやシューズと比べて、通年使用できるモノが多いファッション小物。とくに夏はシャツなどを重ねない人も多いと思うので、ファッション小物でしゃれっ気を出すのがセオリーです。
小物1
インディアンジュエリー -『ゴローズ』のアクセサリー(R)
ここ最近のブームで取り入れる人が激増したインディアンジュエリー。ブームの先駆けともいえるのが、日本のアクセサリーブランド『ゴローズ』です。ネット通販が当たり前の世の中ですが、『ゴローズ』の商品は原宿にある店舗でしか購入することができません。最近は数時間待つこともざらで、欲しいモノが買えないことも。
多くの人を引きつける魅力の秘密は、デザイナーである故・高橋吾郎氏の生きざま。日本で唯一インディオのスー族からインディアンネームをもらった高橋氏の手によって生み出される本物のインディアンジュエリーは大胆ながら繊細な表情が特徴。さらにこれらを組み合わせてオリジナルの一点に仕上げられるのも特徴です。
小物2
レザーベルトのアナログ腕時計 -『オメガ』スピードマスター(S)
男性が唯一オン・オフ兼用して着用することを許されるアクセサリーといえば腕時計です。とくに機械式の腕時計は、職人が数百のパーツで組み立てる、男心をくすぐる逸品。高価なモノがほとんどですが、“これ”という腕時計が1本あると重宝します。とくに文字盤と針で時を確認する、アナログデザインの革製ベルトタイプならビジネス時でももちろん使用できます。
アナログ式の懐古的な表情、革製のベルトはジーンズに見られる経年変化という部分で共通していることもあり、相性良くハマるのは言わずもがな。私物は『オメガ』の腕時計で、なぜ購入したのか覚えていません……が、10年以上ほぼ毎日愛用している不思議な縁のある一本。
小物3
キャップ -『スリーブラインドマイス』&『エベッツフィールド』キャップ(T)
男の定番小物といえるベースボールキャップは、言うまでもなく例外なくシンプルコーデにハマるアイテム。ベースボールキャップといっても、メッシュ素材なのか、素材はコットンなのかウールなのか、サイズ固定タイプかベルトで調整できるタイプなのかと種類はさまざまです。そのなかでもおすすめなのが、春夏はコットンやデニム素材、秋冬はウール素材の一点。
写真のキャップは左が『スリーブラインドマイス』、右が『エベッツフィールド』のモノ。左のキャップは今では購入できませんが、右のモノは帽子ブランドの定番アイテムなので今でも入手が可能です。それぞれ非常にシンプルなデザインなので、すんなりとハマるのが魅力。
小物4
ストール -ノーブランドのストール(U)
アクセサリー類と同じく、1年を通じてずっと使用できる数少ないアイテムがストールです。保温効果はもちろん、シンプルな着こなしの格上げにもひと役買ってくれる汎用性に優れたストールは、常にバッグに忍ばせておきたいアイテムです。
写真のストールはどこで購入したのかも覚えていなければ、タグも見当たらないためおそらくノーブランドの一本。バンダナ調のデザインがコーデに程良いアクセントを与えてくれます。夏はもちろん、秋から冬の間もずっと愛用していることもあってところどころ小穴が開いていますが……、これも味ということでまだまだ活躍してもらう予定です。
小物5
ウェリントン型のサングラス -『レイバン』ウェイファーラー&クラブマスター(V)
夏の必需品であるサングラスは、「気取って見られるのでは」といったマイナスイメージが先行して敬遠されている人も多いのではないでしょうか? そういった人におすすめしたいのが、ウェリントン型のサングラス。そう、ブームとなり、今ではおしゃれ小物として定着したメガネの形をそのままに、レンズを落ち着きのあるカラーサングラス仕様に変更したタイプです。
マイナスイメージに映る要因として、レンズが鏡のように映るミラーサングラスや一時期渋谷系の方々が愛用していたティアドロップ型のサングラスの影響もあると思います。こういったタイプでなく、おしゃれなイメージが強いウェリントン型であれば、抵抗なく取り入れられるハズ!
上記紹介アイテムだけで構成! 俺流白Tシャツ+ジーンズをベースにした春夏秋冬コーデ
最後にお届けするのは、今まで紹介した白Tシャツとジーンズ各3点ずつとウェア、小物を組み合わせた編集I流の鉄板コーデをご紹介。どれも非常にシンプルなので、雑誌で紹介されるような難しいテクニックもなく、参考になるコーデは参考になるかと……思います! 春から夏、秋、冬の順に3コーデずつお届け。
春コーデ1
(C)+(E)+(J)+(M)+(S)+(V)
紺ブレにブルージーンズ、そしてインナーには白Tシャツを加えて清涼感ある配色に。ここに紺ブレと同系色の柄ストールで全体のイメージを損なわないようアクセントを追加。足元はTシャツと色をリンクさせつつ、キャンバス素材ならではの軽やかさで季節感ある着こなしに昇華しました。
春コーデ2
(B)+(D)+(I)+(P)+(R)+(S)+(U)
ヴィンテージ『リーバイス』のセットアップスタイルは色落ち具合が同じなので組み合わせやすいコンビ。インナーの白Tシャツで爽やかさを打ち出しつつ、ストール&レザーシューズでラギッド感を押さえて都会的にまとめているのがポイントです。ジージャンの袖をランダムに折り曲げて、手首からは時計&アクセを見せることで動きをつけました。
春コーデ3
(A)+(E)+(L)+(Q)+(R)+(S)
ネルシャツが主役とアメカジスタイルは、パンツを細身にしてタウンユースなスタイリングに昇華したのがミソ。ジーンズは2~3ロールきれいになりすぎないようロールアップして、足元はひと足早くサンダルで初夏の空気を取り入れています。
夏コーデ1
(B)+(F)+(L)+(M)+(R)+(S)+(V)
ストンとしたワイルドなシルエットのジーンズを主役に、ラギッド感あふれる男のアメカジコーデを形成。潔く白Tシャツ×ジーンズでもカッコいいですが、ネルシャツを腰に巻くことで雰囲気を壊さずアクセントを加えることが可能です。
夏コーデ2
(C)+(D)+(N)+(R)+(U)
『ポロ ラルフローレン』のTシャツにヴィンテージ『リーバイス』のジーンズとアメカジの王道的な組み合わせは、ハズレのない鉄板スタイル。足元は雰囲気を生かしてスエードのモカシンを合わせつつ、ストールでほんのり都会のエッセンスを加えたのがポイントです。
夏コーデ3
(A)+(E)+(Q)+(R)+(S)+(T)+(V)
至極シンプルな組み合わせは、ジーンズをロールアップしてサンダルを合わせれば夏の爽やかコーデのできあがり。小物もキャップ&サングラスと夏をイメージさせるモノをチョイスすることで、より空気感を促進させて。
秋コーデ1
(B)+(F)+(K)+(O)+(R)+(S)+(T)
秋になると毎シーズン注目されるミリタリーシャツは、白Tシャツ×ブルージーンズのコンビに追加するだけで男らしく、おしゃれにキマるマストアイテム。足元はラギッド感漂うエンジニアブーツで、男くさくまとめるのが俺流です(笑)。
秋コーデ2
(C)+(D)+(J)+(N)+(R)+(T)
春コーデでも登場した紺ブレは、秋でも活躍! 足元をキャンバス地のローテクスニーカーからスエードのモカシンに、頭にはウール生地のキャップを加えて、季節感のある生地をチョイスすることで爽やかさを残した秋コーデに仕上がります。
秋コーデ3
(A)+(E)+(H)+(L)+(M)+(S)
冬寄りの気温になってきたら、ステンカラーコートの出番。ネルシャツが主役のド定番コーデの上に羽織るだけで、いつものカジュアルなコーデが都会的な雰囲気に一変します。足元はいつものオールスターをスエード生地のタイプに変更して、季節感をしっかりキープ。
冬コーデ1
(B)+(F)+(G)+(L)+(N)+(T)
しっかりとした厚手生地のダッフルコートは、キャメルカラーの一着を選ぶことでいつものアメカジコーデにもすんなりハマります。足元は同系色のスエードモカシンシューズでリンクさせつつ、同じく温かみのある赤のチェック柄でアクセントをつけたのがポイント。
冬コーデ2
(C)+(E)+(H)+(I)+(P)+(S)+(U)
若干色みに差のあるこのコンビは、ジージャンをインナー使いするスタイリングならそこまで違和感なくハマります。ストールをコンパクトに巻きつつ、足元はドレスシューズでカチッとめな小物でラフになりすぎないよう調整しました。
冬コーデ3
(A)+(D)+(G)+(I)+(K)+(O)
最後はトップスを4枚取り入れたレイヤードスタイル。トップスのボリュームに負けないよう、足元はダッフルコートの色みとのリンクを狙ったエンジニアブーツでバランス良くまとめました。
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