
ボウタイで小粋にね。ドレスにもカジュアルにもハマるアイテムを攻略
パーティや特別な日に着けるだけでなく、最近はカジュアルシーンでも人気が高まっているボウタイ。その攻略術を覚えて、ワンランク上の洒脱なコーデを目指しましょう。
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首元に洒落感をプラス。いつものコーデにボウタイを加えてみない?
パーティやセレモニーにおいて、結び下げる一般的なネクタイに代わって着けられることの多いボウタイ。蝶ネクタイとも呼ばれる同アイテムは、フォーマルスタイルで最上格を表すアクセサリーとされています。ただし、活躍する場は何もフォーマルシーンだけに限りません。簡単に品行方正な雰囲気をプラスできることから、カジュアルシーンにおいても人気を集めているんです。そんな隠れた万能選手であるボウタイにフィーチャーし、そのイロハを伝授していきます。
いざ挑戦。ボウタイの結び方をマスターしよう
まずは基本の「き」となるボウタイの巻き方からナビゲート。以下の手順を参考に結び目を作っていきましょう。
1. タイの片側がもう一方より長くなるようにして首に掛ける。
2. 長いほうを短いほうの上に交差させる。
3. 長いほうを短いほうの下にくぐらせ、首回りのループに下から通す。
4. 短いほうの端をリボンになるように横にたたむ
5. 長いほうの端を前に持ってきてリボンの中央に重ねる
6. 長いほうをリボン裏のループに折りたたみながら差し込む。
7. リボンの両端を引っ張り、形を整える
8. 襟を下ろして微調整して完成!
注意点としては、結び目が極端に大きくなり過ぎないようにすること。一般的には顔の横幅を超えるような大きさにならなければOKとされています。
上で結び方をご紹介しましたが、近年は最初から結び目ができている写真のような“フック装着式”のボウタイも充実しています。クルッと帯を首に巻いてフックで留めるだけなので、1分と掛からず装着可能。結び目の表情まで徹底してこだわりたい人にはクラシックな手結びのボウタイがおすすめですが、気軽にボウタイを楽しみたい人は脱着容易なフック装着式がベターです。
何でも良い……わけじゃない。ボウタイに合わせるシャツはコレ
言わずもがなボウタイはシャツとセットで着用するアイテム。とはいえ、すべてのシャツと好相性を発揮するわけではないので注意したいところです。ボウタイは横幅があるアイテムなので、基本的には襟の開きが広いシャツのほうがバランス良く着けこなせます。なかでも押さえておきたいのが以下の3タイプです。
種類1
レギュラーカラーシャツ
襟の開く角度が70~90度ほどとなっているレギュラーカラーは、シャツ襟の中でもっともオーソドックス。定番だけにあらゆるタイと相性が良く、もちろんボウタイともマッチング良好です。さらに、カジュアル&フォーマルどちらでも行けるというメリットも兼ね備えています。レギュラーカラーよりも襟の開きが狭いシャツだと、ボウタイと合わせたときに窮屈感が出やすいのでご注意を。
種類2
ワイドカラーシャツ
レギュラーカラーと並ぶ定番であるワイドカラー。英国のウィンザー公爵が好んでいたことからウィンザーカラーと呼ばれることも。本来はフォーマル度の高い襟型ですが、最近はカジュアルシーンにおいても着用されています。襟の開きが100~140度とやや広めに設定されているのが特徴で、ボウタイをすっきりと着けこなすことが可能です。
種類3
ウイングカラーシャツ
襟先が鳥の翼のように小さく折り返されているのがウイングカラーです。正装用として着られる格式あるシャツで、本来はタキシードやモーニングなどと組み合わせて着用。ただし、近年はダークスーツと合わせたスタイルも許容されています。かなり襟がコンパクトなシャツなので、ボウタイの収まりの良さは随一! カジュアルシーンには不向きですが、セレモニーなどのフォーマルシーンにおいては鉄板の選択肢となるでしょう。
シーンに応じて着けこなそう。ボウタイでよく使われる素材をチェック
最近はさまざまな素材バリエーションが登場しているボウタイ。それぞれが違った魅力を備えているので、シーンに応じて使い分けたいところです。ここでは、代表的な3つの素材にフォーカス。
素材1
シルク
艶やかな風合いを備えたシルクボウタイは、結婚式やパーティでの良き相棒に。なお、お堅いシーンにおいてはシルク素材以外のボウタイは基本的にNGと覚えておきましょう。ブラック無地がもっともベーシックで使いやすいので、まずはそこから押さえておくのが良策。
素材2
ウール
光沢感強めなシルク素材とは対照的に、ツヤがなく落ち着いた風合いなのがウール。温もりのある風合いなので、コーディネートに季節感を出したいときにもってこいです。また、カジュアルめのパーティにも対応することができます。
素材3
コットン
もっともカジュアル指数の高いのがコットン素材。フォーマルなシーンには向きませんが、個性的デザインが豊富に揃うので自分らしいセンスで着けこなせます。前述のシルクやウールと比べ、全体的に価格がリーズナブルなのも魅力。いくつかバリエーションで揃えておくのも良さそうですね。
ドレスにもカジュアルにもうってつけ。シーン別に見るボウタイコーデ9選
ボウタイに関するアレコレを覚えたら、続いては実践編に突入。3つのシーン別で、参考にしたいおしゃれなボウタイコーデをご紹介していきます。自身がどのシーンでボウタイを活用するのかを想定しつつ、チェックしていきましょう!
▼結婚式・パーティコーデ
まずはビシッとスマートにキメたい結婚式・パーティコーデからスタート。大人としての品位を保ちつつ、さりげなくそれぞれの個性も打ち出した上級者らしい着こなしは必見です!
コーデ1
ブラックで固めた正統派セレモニーコーデ
結婚式のゲストスタイルとしてふさわしい、ブラックスーツ×ストレートチップの端正なコーディネート。首元に取り入れたシルクボウタイにはピンドットが配されており、ささやかなスタイルアクセントとなっています。チーフももちろんシルク素材を選び、コーデの一体感を底上げ!
コーデ2
キャラ立ちしたボウタイでセットアップを遊ぶ
ホームスパン素材のブラウンスーツを主役に据え、英国レトロな印象を創出。さらに、カラフルなシルクニットタイ&チーフによって遊び心も巧妙に落とし込んでいます。これぞまさに、モダンクラシックコーデのお手本といったところ。インナーにデニムシャツを持ってくるセンスもさすがの一言です!
コーデ3
シンプルなフォーマルスタイルに柄使いでメリハリを
ネイビースーツを軸としたスタイリング。ここに普通の結び下げのネクタイを持ってくるとありきたりな感じに映ってしまいかねませんが、ポップなドット柄のボウタイを合わせることで華やぎ感をグッと高めています。そして、中のストライプシャツもVソーンに視線を呼び込むための効果的な一手に!
▼きれいめカジュアルコーデ
育ちの良さそうな雰囲気を放つボウタイは、きれいめカジュアルコーデの盟友としても適役。しかも、品良さに加えてどことなくお茶目な雰囲気も醸し出せるので、ワンランク上のこなれたコーデに仕上がります。
コーデ4
風格あるダブルジャケットを洒脱に着こなす
レトロで風格たっぷりなダブルブレステッドのジャケットを主役にしつつ、アンクルパンツや白のダブルモンクシューズで軽やかさをプラス。ボウタイもそれらに呼応するように、堅苦しくないコットン素材をチョイスしています。ジャケットとボウタイを同系色で合わせるなど、ちょっとした小技も心ニクい要素。
コーデ5
王道ジャケパンコーデは“脇役”で遊ぶ
ネイビージャケット×ベージュチノの王道ジャケパンコーデがベース。ただし、柄でにぎやかに彩られたボウタイ、シャツ、チーフを組み合わせることで、リズミカルにまとめ上げています。着こなしのバイプレイヤーアイテムを上手くアイキャッチとして活用した好例です。
コーデ6
クリーンなカーデスタイルにボウタイで個性を注入
白シャツ&カーデ、パンツにはスラックスをセレクトしたベーシック&クリーンなカジュアルスタイル。そのままだと少し物足りないイメージですが、ボウタイをプラスすれば一気にあか抜けたイメージに変化します。あえてスニーカーを持ってきてハズすあたりもおしゃれ巧者ならでは!
▼カジュアルコーデ
前述した2タイプのような“行儀の良い”着こなしだけでなく、思い切りカジュアルに振ったコーディネートとも好相性を見せてくれるボウタイ。どんなテイストとも喧嘩しないので、普段のコーデにサラッと織り交ぜてみるのも面白いでしょう。
コーデ7
迷彩ボウタイがさっぱり系な装いのGOODスパイスに
ミニマルな色使いでまとめた都会派カジュアル。その中で、カモフラージュ柄を纏ったボウタイが良い塩梅のスパイスとして作用しています。アイウェアにハット、ボウタイと、顔周りに品良い小物を集めて大人っぽさを創出しているのもポイント!
コーデ8
ワーク風味の着こなしに蝶ネクタイでドレス感を加味
19世紀後半ごろの装いを意識したというオールドスクールなワーカースタイル。ストレートジーンズ×ワークシャツジャケットというマッチアップからは、オトコらしさが濃厚に漂います。それでいてこじゃれた雰囲気なのは、蝶ネクタイによってひとさじのドレッシーさを纏わせているためです。
コーデ9
アメカジ×ボウタイのちょっと意外なイイ関係
デニムオーバーオール+チェックシャツによる直球なアメカジスタイルにも、ボウタイは難なくフィット。ほのかに品が加わって、一味違ったカジュアルコーデへと変化します。さらに、足元にピックアップしたUチップシューズも大人感を好アシスト。ド定番なアメカジは、こんなふうにちょっとヒネリを効かせるのが良いですね。
忘れずにチェック。大人にふさわしいボウタイ5選
最後は、大人好みの洗練デザインなボウタイをレコメンド。パーティ向きの上質モデルから普段使いできるカジュアル志向のモノまで、幅広くお披露目していきます。自身のスタイルに合わせて、好みのモデルを取り入れてみてください。
アイテム1
『ボス』イタリアンメイド ピュアシルク ボウタイ
フォーマルシーンに備えて1つは押さえておきたい、黒無地のシックなシルクボウタイ。MADE IN ITALYらしい、各所の丁寧なディテールワークも見どころです。その上、フックを引っ掛けるだけで簡単に装着できるので、わざわざ手結びする必要はありません。
アイテム2
『ブリッラペルイルグースト』ハウンドトゥース ボウタイ
ハウンドトゥース柄が散りばめられたシルクボウタイは、英国紳士的な着こなしに合わせたいアイテム。それだけでなく、プレーンな無地コーデのアクセントとしても活躍が期待できそうです。こちらもフック装着式となっていますので、脱着はすこぶるイージー!
アイテム3
『ユナイテッドアローズ』ウール ソリッド ボウタイ
ウール100%のウォーム感たっぷりなフック式ボウタイ。起毛感があって良い意味でドレッシー過ぎないので、普段のカジュアルコーデと親和性良好です。加えて、汎用性に優れた無地デザインも高ポイント。カラーバリエーションではライトグレーもスタンバイします。
アイテム4
『ビームス プラス』レジメンタル ボウタイ
結び目のニュアンスにもこだわりを反映したい人は、こちらのような手結びタイプの逸品を。『ビームス プラス』の手掛けるこのシルク製モデルは、レジメンタルストライプ柄によるアメトラ風味なデザインも特徴となっています。ネイビーブレザーと合わせれば、それだけで雰囲気満点なコーデが完成!
アイテム5
『カフスマニア』ワンタッチネイビー小花柄ボウタイ
落ち着いたネイビー生地×エレガントな小花柄のコントラストが印象的なフック式コットンボウタイ。きれいめのカジュアルスタイルと特に親和性の高そうなアイテムです。白シャツと合わせてメリハリを楽しんでも良しいですし、紺ジャケと同系色ですっきり合わせても◎。自分なりのアイデアで着けこなしましょう。
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『ボス』 イタリアンメイド ピュアシルク ボウタイ
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『カフスマニア』 ワンタッチネイビー小花柄ボウタイ
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