
袖口をおしゃれに彩るカフスボタンの付け方から人気ブランドまで徹底マスター
シャツの袖口をおしゃれに彩るカフスボタン(カフリンクス)。パーティからビジネスシーンまで、スタイルに合わせた選び方や付け方、おすすめブランドまでご紹介します。
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シャツの袖口をおしゃれに魅せるカフスボタン(カフリンクス)
日本ではカフスボタンやカフスと呼ばれていますが、ボタンの代わりにドレスシャツの袖口(カフ)を留める(リンク)ための装身具であることから、カフリンクスというのが正式名称。パーティシーンで装着するイメージがありますが、デザインによってはビジネスで取り入れるのもOKです。ちなみにカフスボタンは、スーツスタイルにおいて着用が許されている数少ないアクセサリーのひとつ。取り入れるだけで着こなしが華やぎ、さらには洒脱な雰囲気も演出できるので、選び方や付け方をマスターしてぜひチャレンジしてみてください。
ここがポイント。カフスボタンの選び方
袖口からチラッと覗くだけなので、カフスボタンの主張はかなり控えめ。そうなると好きなデザインを選んでも良いと思うかもしれませんが、シーンによってふさわしいデザインは異なります。さらにさまざまな種類があるので、以下ではその種類や選ぶポイントをご紹介。
▼ポイント1:まずはカフスボタンの種類をチェック
カフスボタンを購入するときに迷うのが、どんな種類をセレクトするか。見た目はもちろん、使い勝手にも影響する重要なポイントです。自分が使いやすいことが一番なので、まずはその種類の特徴について解説していきます。
種類1
もっともポピュラーな「スウィヴル式」
バッキング(留め具)がT字型になっており、そこを90度回転させて固定するタイプ。装着時にバッキング部を倒してボタンホールに通した後、再び起こして袖口を留めます。使いやすいことから現在はもっとも一般的なカフスボタンとされており、デザインのバリエーションも豊富。
種類2
装着の手軽さはピカイチな「固定式」
バッキング部分が固定されており、ボタンホールにそのまま挿して留めるという手軽さがポイント。フェイス(装飾部分)がリバーシブルになったダブルフェイスが多いのも特徴です。ただ、バッキングが動かないと、カフスボタンが通らないことや、留まらないことも。そのため、装着するシャツの袖口のデザインやボタンホールの大きさなどを事前に確認するようにしましょう。
種類3
古典的なカフスボタンとされる「チェーン式」
フェイスとバッキングをチェーンでつないだこちらは、1640~1920年頃に使用されていた古典的なタイプ。装着の難易度が高いので最近はめっきり少なくなりましたが、クラシカル好きには刺さると思います。ただし礼服のマナーとして一部ふさわしくないとされているので、フォーマルスタイルで取り入れる場合は注意が必要。
種類4
カジュアルな着こなしにもおすすめの「ひも式」
シルクやゴムなどの素材で作られたひも式は比較的安価で、どちらかというとカジュアルスタイル向け。基本的にフォーマルなシーンには使用しないほうが良いとされています。カラフルな配色が多いのでポイント使いに最適。さらに金属ではないので、パソコン操作などで袖口がテーブルに当たっても音がしないメリットも。
▼ポイント2:パーティとビジネスシーンでデザインを使い分ける
ネクタイなどに比べると存在感は控えめではありますが、シーンによってデザインを使い分けることも大切。ここではカフスボタンを装着することが多いパーティとビジネスシーン別に、それぞれにふさわしい選び方をレクチャーします。
シーン1
パーティシーンでは華やかなデザインを
パーティスタイルのカフスボタンは、高級感のある華やかなデザインがおすすめ。オニキスや真珠といったジュエリーのような石が採用されていると、華やかさがさらにアップします。また、二次会などのフォーマル度が低めのパーティでは、ユニークなモチーフやひも式を合わせるのも良いでしょう。
シーン2
ビジネスシーンではシンプルなデザインを
ビジネススタイルではパーティのような華やかさは一切必要なく、逆に主張しすぎないシンプルなデザインをセレクトするのがベスト。華美なデザインは避け、シルバーやブラックといった落ち着いた色を基調にしたものを選べば汎用性が高く、かつ間違いないと思います。
初心者でもコツをつかめば簡単。カフスボタンの付け方
カフスボタンに馴染みがない人は、どう付けたらいいかわからないですよね。そこでカフスボタンが装着できるカフの種類と実際の付け方をご紹介します。
▼カフスボタンを装着できるシャツのカフの種類
カフスボタンはどんなシャツにも使えるわけではありません。装着できるカフス型は、コンバーチブルカフス・ダブルカフス・テニスカフスの3タイプです。下記ではそれぞれの特徴を詳しく解説するので、ぜひチェックしてみてください。
種類1
カフスボタンでもボタンでも留められる「コンバーチブルカフス」
片方にボタンが付き、両方にボタンホールがあるカフスのこと。普通のシャツと同じようにボタンでもカフスボタンでも留められるので、スタイリングや気分に応じて自由に袖口のおしゃれを楽しむことができます。
種類2
立体的でエレガントな「ダブルカフス」
フレンチカフスとも呼ばれ、袖口を折り返して二重にしたタイプ。主にフォーマルなシャツに見られるカフスですが、現代では日常的に着るシャツにも採用されています。袖口にボリュームが生まれ、エレガントさがアップするのも魅力。
種類3
カフスボタン専用の「テニスカフス」
テニスカフスにはボタンがなく、両方にボタンホールが開いたシングルカフスを指します。初めからカフスボタンで袖を留めることを想定して作られており、この3タイプの中でもっともフォーマルとされているデザイン。
▼カフスボタンの付け方
カフスボタンはデザインによって付け方が変わるわけではなく、基本的には同じです。
1.シャツのボタンホールを合わせる
2.外側からカフスボタンのフェイスを通す
3.裏側をバッキングで留めて固定
4.完成
覚えると簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください。
パーティからビジネスまで。カフスボタンのおすすめブランド10選
最後にカフスボタンのおすすめブランドを厳選。着こなしをワンランク上に導き、かつ大人に最適なモデルとともに紹介するので、購入時の参考にしてみてください。
ブランド1
『エリザベスパーカー』
カフスボタンやネクタイ、バッジ、傘などのメーカーとして1995年にイギリスで創業。著名な英国紳士ブランドのカフスボタンのOEM製造も行うなど、メンズアクセサリーの分野において確たる地位を築いています。ここでピックアップしたのは、品格あるマザーオブパールとヘマタイトをストライプ状に細工したデザイン。どこかモダンな雰囲気も漂い、着こなしに華を添えてくれます。
ブランド2
『ルイ ファグラン』
創業120年以上の歴史を誇る『ルイ ファグラン』は、ヨーロッパでも数少ないすべての工程を自社工場で行うフランスのブランド。高いクオリティを保ちながらコストを抑えた価格により、本国のみならず世界中の紳士から支持されています。8つのビスが打ち込まれたようなデザインのカフスボタンは、オールシルバーなのでビジネススタイルに最適。
ブランド3
『ベルフィオーレ』
貴金属やジュエリーなどの工芸が盛んなイタリア・フィレンツェで1948年に創業したシルバーブランド。熟練した職人によって作られるカフスボタンやタイバー、マネークリップといった男性向けのシルバーアイテムを発信しています。ノットモチーフが印象的なこちらは、どこかアンティークのような雰囲気。デザイン自体はシンプルなので汎用性にも優れています。
ブランド4
『ダンヒル』
1880年にスタートしたイギリス発のラグジュアリーブランド『ダンヒル』。スーツやカジュアルウェア、バッグなどに加え、カフスボタンや時計といったメンズアクセサリーも審美眼に優れた紳士から人気を集めています。袖口をモダンかつエレガントに彩る、ネイビーレザーとスターリングシルバーのコンビネーション。フェイスにもバッキングにもロゴを刻印するなど、細部のこだわりにも注目を。
ブランド5
『タテオシアン』
投資銀行で務めた異色の経歴の持ち主であるロバート・タテオシアン氏が1990年に創立。他とは一線を画す独創的でモダンなデザインは、”キング・オブ・カフリンクス”と称されています。こちらの一品は、ブラッシュ仕上げのD型土台にあしらわれた、深く刻んだ直線の紋様が特徴的。控えめながらも洗練されたシックな腕元を演出してくれます。
ブランド6
『サイモンカーター』
“1930年代の英国スタイル”をコンセプトに、1985年にロンドンで誕生。斬新なデザインと高品質を両立させたカフスボタンは、世界各国の高級百貨店やセレクトショップで展開されています。アールデコからインスパイアを得た本アイテムは、やさしいピンクに染められた白蝶貝をセッティング。葉の広がりの静脈を彷彿とさせる繊細な放射線状のデザインが、モダンなアクセントになっています。
ブランド7
『モンブラン』
高級筆記具の代名詞的なブランドであり、優れたクラフトマンシップとデザイン性が世界中で愛されている『モンブラン』。ビジネスシーンを上品かつ豊かに彩るレザーグッズやアクセサリーも好評です。このカフスボタンは、ブラックレジンにあしらわれたブランドのシンボルマークであるスターが魅力。袖口をパワフル、かつモダンに彩ります。
ブランド8
『フェラガモ』
マリリン・モンローやオードリー・ヘップバーンなど、多くの有名女優が愛したことでも知られる『フェラガモ』。ウェアから小物まで、MADE IN ITALYに徹底的にこだわったアイテムは常に世界のファッションシーンをリードしています。ブランドアイコンでもあるガンチーニを大胆にデザインしたカフスボタンは、エレガントな雰囲気がありながら、シルバーカラーがクールなムードも醸し出します。
ブランド9
『レノマパリス』
スタイリッシュなコレクションが人気のパリ発のブランド『レノマパリス』。豊富なラインアップの中からチョイスしたのは、スクエアのフェイスに幾何学模様のような刻印を施したデザイン。シンプルながらもモダンな雰囲気を放ち、ビジネススタイルとの相性も抜群です。さりげなくセンスの良さをアピールできますよ。
ブランド10
『オロビアンコ』
イタリア・ミラノ近郊で創設された『オロビアンコ』は、バッグ発祥のファクトリーブランド。現在は衣食住の各分野にも進出する総合ライフスタイルブランドとして親しまれています。ブランドのエンブレムをフェイスに刻印したカフスボタンは、シンプルなルックスでビジネス使いに最適。6,000円台で手に入れられるので、カフスボタン初心者にもおすすめです。
この記事の掲載アイテム一覧(全10商品)
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『エリザベスパーカー』 マザーオブパール+ヘマタイト ストライプ カフリンクス
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『ルイ ファグラン』 シルバー 8ビス カフリンクス
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『ベルフィオーレ』 シルバー カフリンクス
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『ダンヒル』 カドガン ADコイン カフリンクス
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『タテオシアン』 ムーンライトカフス(ブラッシュドロジウム)
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『サイモンカーター』 デコ ファン ピンク マザー オブ パール
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『モンブラン』 スター カフリンクス
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『フェラガモ』 カフス FG-155
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『レノマパリス』 カフス
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『オロビアンコ』 カフリンクス ORC426A
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