
スキニーパンツの解説書。おすすめのブランドと大人流コーデ術
ワイドパンツ人気が続く昨今ですが、スマートにはけるスキニーパンツも大人のワードローブに欠かせません。選ぶべきブランドからはきこなし術まで、まるっと解説します!
若者だけじゃない。大人もスキニーパンツでスマートな装いを
スキニーパンツはスリムパンツよりもさらに細いシルエットであることから、若々しいボトムスというイメージを抱く方も多いでしょう。確かに肌と一体化したような“ピタピタ”なものは年齢を重ねた大人には難しいところですよね。しかし、サイズ感を間違えなければ、スマートな装いを演出するうえで最高の味方となってくれます。上下ともに細身のアイテムで揃えたり、写真のようにアクティブなトップスと合わせてメリハリを演出してみたりと、使い勝手も抜群です。
悩ましいスキニーパンツのサイズ選び。ウエスト、太もも、すね……。どこで合わせる?
シルエット感が命のボトムスだけに、どの部位に合わせてサイズを選ぶかは悩ましいところ。結論から言うと、太もも優先のサイジングがベストです。すね周りがジャストになるよう合わせるとかなりの確率でピタピタになるうえ、パンツのシルエットが崩れる恐れが大! しかし、太もも基準で合わせれば多くの場合スキニー本来の美シルエットを描き出せます。ウエストで合わせるのもOKですが、腰周りのゆるさはある程度ベルトでカバーできるので、優先すべきは太ももです。
大人には大人の選び方がある。スキニーパンツを買う前に押さえたいこと
前述の通りスキニーはスリムよりも細いシルエット。しかし、体のラインがくっきり出るような極細モデルは30代以上のTASCLAP世代にはミスマッチです。スマートかつ大人っぽく装うならば、太もも周りやヒップに多少ゆとりを持たせた方が良いでしょう。この2か所にちょっと余裕を与えるだけで、簡単に“ムッチリ見え”を回避できます。
ワードローブに加えたい。スキニーパンツのおすすめブランド10選
大人がスマートにはきこなせる秀作スキニーパンツに注目。デニムにチノ、カーゴなど幅広いタイプで紹介していきます。粒揃いの中から、自分の着こなしにハマる1本を探し出しましょう。
ブランド1
『グラミチ』×『ナノ・ユニバース』別注デニム ナロークライミングパンツ
『ナノ・ユニバース』とのコラボアイテム。ウェビングベルトや股下ガゼットといったクライミングパンツならではのディテールは踏襲しつつ、シャープなシルエットで街っぽく昇華しています。しかも、生地は窮屈さを感じさせないストレッチブレンド。
ブランド2
『ヌーディージーンズ』シンフィン ジョナス レプリカ
1950年代のキャロットシルエットをより細身にアップデートした、ブランド随一の人気モデル「シンフィン」。股上深め&膝下テーパードの立体的なフォルムで、優れた美脚効果を誇ります。リペア加工によるクラフト感あるルックスもキモ!
ブランド3
『ビームス』ハイストレッチ スキニーデニム
ナローすぎない適度なスキニーフィットで汎用性は抜群! さらに、ウォッシュ加工によってはき慣れた風合いをもたらしています。生地は伸縮性&形状回復性に優れた高機能ストレッチデニムで、シャープなシルエットでありながらはき心地良好です。
ブランド4
『ウェアボブソン』×『アーバンリサーチ』別注 スキニーチノ
定番型「スキニージーンズ」の素材をデニムから微起毛チノへと変更した、『アーバンリサーチ』による別注作。ご覧の通りのきれいめなルックスで、トラッドなスタイルとも好相性を発揮してくれます。なお、ウエストに付属するタグは別注オリジナルの仕様。
ブランド5
『ビューティ&ユース』ガーメントダイ チノ スキニー イージーパンツ
コットン×ポリウレタンの伸縮性あるチノクロスを使用。ベルトなしではけるウエストスピンドル仕様とも相まって、実にコンフォートな着用感です。生地はガーメントダイでフィニッシュされ、最初から味わい深いムラ感があります。
ブランド6
『フィルコッド』テーパードスキニー カーゴパンツ
タフ&ワイルドな印象のカーゴパンツも、スキニー型ならスタイリッシュ! 製品後の特殊加工によって、エイジングしたような雰囲気を出しているのも見どころです。頑丈なファブリック&縫製のおかげでヘビロテを苦にしないので、ガンガンはきこみたいところ!
ブランド7
『モンキータイム』スキニージョガーパンツ
ユーズド加工のデニム地を使ったジョガーパンツは、ウエスト&裾にゴムを配したイージーな仕様。すらっとした見た目とは裏腹に、優秀な快適性を有しています。裾に向かってテーパードを効かせ、足元のもたつきを払拭したのもキーポイントに。
ブランド8
『ロアーガンズ』ストレッチスウェットパンツ
スキニーシルエットのシック&スポーティなスウェットパンツ。裾にリブをあしらうことにより、タイトなカタチを強調しています。左ももにはアイコンのクロスガンがスワロフスキーによってあしらわれ、絶妙なアクセントに!
ブランド9
『ジョンローレンスサリバン』ウールスキニートラウザーズ
品行方正なウールギャバジン素材を使ったトラウザーズは、ジャケットスタイルの良きパートナーに! また、国内生産の1本だけあって仕立ての良さもお墨付きです。春夏らしく着用するなら、裾をロールアップして着用するのがおすすめ。
ブランド10
『ノット メン』OMK スキニーパンツ
軽快な着こなしにマッチするアンクルカットのスキニー。コットン×ナイロン×ポリエステルによる涼しげな素材感が春っぽさを加速します。非常に高レベルな伸縮性を持った1本ですから、ワンマイルなシーンにもうってつけ。
コスパ良好な『ユニクロ』や『ジーユー』も視野に入れたい。ただし……
ブランドものにこだわらず、『ユニクロ』や『ジーユー』といったバリュー銘柄を活用するのももちろんあり。とはいえチープに見えてしまうと台無しなので、そうならないようサイズ感には一層気をつけましょう。体型とパンツのレッグラインが合っているか、裾丈のバランスが不自然ではないかなど、根本的なところを試着時にしっかり確認しておくのがベターです。そのあたりのツメが甘いと、“着るものにこだわりがない人”に映ってしいかねないのでご注意を。
スキニーパンツのコーデ術は、街の洒落者に学ぶのが近道
スキニーパンツを巧みに取り入れている、おしゃれ賢人の着こなしにフィーチャー。スマートさを根底に置きながらも、程良く抜け感を演出しているのが共通項です。春コーデでスキニーを活用するなら、彼らの着こなしは大きなヒントになるはず。
スキニージーンズ&アウターともにブラックで連動させ、クールな装いに舵取り。それなのにモノトーンコーデ特有の重々しさを感じさせないのは、パーカーのインナー使いによって適度に脱力させているためです。足し引きのバランス感覚が実に秀逸!
ステンカラーコート×スキニージーンズは上品コーデの王道ですが、パンツの素材がウォッシュドデニムだとイイ感じでくだけた雰囲気に帰結します。足元のロールアップや爽快なボーダーカットソーも、くつろいだムード感をアシスト。
春らしさ満点な淡いカラーで全体をまとめて、着こなしを安らいだ表情へと導いています。色合いがリラックス感強めな分、脚線の美麗なスキニーチノや足元の黒スニーカーで印象を引き締め、大人っぽさにもきちんとアプローチ!
シンプルかつタイトなスキニーパンツに対して、シャツはオーバーシルエット&ストライプ柄で存在感強め。着こなしに使っているアイテム数は少なめですが、上下でギャップを出しているためメリハリ十分です。足元は気負わずローファーを素足履き。
濃色のスキニージーンズを中心に落ち着いた配色でスタイルメイク。シックに傾きすぎないよう、ベースボールキャップやコーチジャケットを駆使して旬なアクティブテイストもさりげなく注入しています。これぞ、大人スポーツMIXの模範解答。
この記事の掲載アイテム一覧(全6商品)
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『グラミチ』×『ナノ・ユニバース』 別注デニム ナロークライミングパンツ
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『ヌーディージーンズ』 シンフィン ジョナス レプリカ
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『ビームス』 ハイストレッチ スキニーデニム
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『ウェアボブソン』×『アーバンリサーチ』 別注 スキニーチノ
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『ロアーガンズ』 ストレッチスウェットパンツ
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『ジョンローレンスサリバン』 ウールスキニートラウザーズ
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