頼れる相棒。カバーオールの人気ブランドと最新コーデ

頼れる相棒。カバーオールの人気ブランドと最新コーデ

ワークカジュアルの定番アウターであるカバーオール。素材やデザインのバリエーションも多く、さまざまなアイテムと相性の良いカバーオールのメンズコーデをご紹介。

Hiroshi Watanabe

2016.08.29

カバーオール
秋の着こなし・コーディネート
12〜15度の服装
休日

カバーオールとは?

カバーオール(COVERALL)とは、「すべてを覆うもの」という意味で、本来は「つなぎ」をさしています。ただし、日本ではワークジャケットのことをカバーオールと呼ぶケースが多いようです。デニムなどの丈夫な綿素材、機能性を考慮したポケットなどのディテール、そしてジャケット丈というのがカバーオールの特徴です。

カバーオールの魅力とは

ワークジャケットがベースとなっているカバーオール。ジーンズやチノパンと合わせてワーク系やアウトドア系のファッションによく用いられます。また、フレンチカジュアルやマリンコーデなどの上品なスタイルとも相性が良く、着回しやすいというのが大きな魅力です。

さらに、ジージャンよりも大人っぽく見えて、ジャケットほどかたいイメージにならないという点で、気軽に羽織れることも人気の要因となっています。

素材に探す。カバーオールのおすすめブランド

デニムや丈夫な綿素材というのがワークジャケットであるカバーオール本来の素材ですが、ファッションのアウターとしては、より軽い綿素材やウール、麻、化繊の混紡など、さまざまな素材が使用されています。ここでは主なカバーオールの素材を紹介していきます。

▼素材1:デニム

カバーオールといえばやはりデニムが筆頭の素材。合わせやすさやシーズンを問わずに着られるなど、デニム地のカバーオールには多くのメリットがあります。デザインもワークウェア然としたものから、都会的なスッキリとしたものまで、幅広いバリエーションとなっています。

アイテム1『カーハート』

アメリカのワークウェアブランド『カーハート』の定番というべきベーシックなカバーオール。デニム地にフロントの4ポケットやリベット使いなどなどワークジャケットとしてのデザインに忠実なディテール。ライニングなしのオールシーズン着用というのもポイントです。

アメリカのサンフォーキンバレー産の良質な綿を国内で織った13.5オンスのセルビッチデニム。デザインはクラシカルな3パッチポケットとなっており、ワーク系のカジュアルはもちろん、きれいめなスタイルとも相性が良く、使い勝手の非常に良いカバーオールになっています。

▼素材2:ヒッコリー

デニムの一種でもあるヒッコリーストライプもまた、ワークウェアでは定番の素材です。ネイビー×ホワイトのヒッコリーは、インディゴのデニムよりも明るく汚れも目立ちにくいので、春から夏にかけて使いやすく、清涼感のあるコーデを楽しむことができます。

製品染めに程よく洗いがかかって、ヴィンテージ風に仕上がったカバーオールは、着込むほどに味の出るしっかりとした素材が特徴。デザインはワークウェアをベースしにしながらもシンプルで洗練された都会的なものとなっており、きれいめなカジュアルとも相性の良い一着です。

ショールカラーにチャイナボタンがアクセントとなっているヒッコリーのワークジャケットとしてはかなり個性的なデザインのカバーオール。一重の仕様になっており、シーズンを問わずにアウターとしてもインナーとしても使える汎用性の高さがポイントとなっています。

▼素材3:ブラウンダック

武骨でむだのないワーカーのための丈夫なダック地もまた、ワークウェアの定番素材です。このブラウンダックの最大の特徴は経年による表情の変化。着用とクリーニングを重ねることで、生地は柔らかくなり体になじみ、表面のアタリや退色感がいい味となります。

アイテム1『カーハート』

非常に丈夫なダックキャンバス地を使用した『カーハート』の定番カバーオール。フロントの4ポケットとリベットを使ったベーシックなデザインです。裏地のない一重の仕立てで、はじめはかための風合いですが、着用を重ねることでやわらかく体によくなじむ生地となっています。

アイテム2『ポインター』

アメリカのワークウェアブランド『ポインター』の手掛ける、ベーシックなカバーオールは、丈夫なコットンダック素材にウォッシュ加工を施し、こなれた表情に。ワークウェアのディテールを持ちながらスッキリとしたシルエットになっており、さまざまなスタイリングが可能な一着です。

▼その他

アウターとして使い勝手のいいカバーオールは、ワークジャケットとしてのディテールは残したまま、ファッション用アウターとして使いやすい薄手の綿素材や麻、ウール、そして化学繊維など、さまざまな素材のバリエーションが存在しています。代表的なものを紹介します。

デニムやキャンバスよりも薄手のコットン素材に加工を施してユーズド感をプラス。着込むとさらにこなれた表情となりやわらかくなじんでいきます。ヴィンテージディテールでありながら、現代風のシルエットにアレンジされ、カジュアルスタイルに合わせやすくなっています。

フランスのワークウェアブランド『ダントン』のユニフォームライン。フランスのヴィンテージワークウェアのデザイン、ディテールを再現しながら、ポリエステル×コットンの丈夫で軽い混紡素材を使用して、タウンユースにも使いやすいカバーオールに仕上がっています。

カバーオールの着こなし3つのヒント

もともとワークウェアであるカバーオールは、気軽に羽織れるアイテムではありますが、合わせ方を一歩間違えると野暮ったくなってしまうという側面もあります。そうならないよう、カバーオールの着こなしのヒントを紹介します。

ヒント1カバーオールはきれいめアイテムを合わせる

ワークウェアのディテールを持つカバーオールは、ダメージジーンズやゴツめのブーツで合わせがちですが、パンツやインナー、シューズなどをきれいめのアイテムで合わせることで、カバーオールの持つワークスタイルの雰囲気を生かしながらこなれ感のある大人のスタイルになります。

オーソドックスなデニム地のカバーオールをジャケット代わりに、加工のないワークパンツで下半身をスッキリ見せ、シャツとカーディガンで全体をきれいめに合わせています。カバーオールが雰囲気を和らげて、リラックス感のある大人のカジュアルに仕上がっています。

ヒント2サイズ選びに注意する

カバーオールを野暮ったく見せないためには、サイズの選び方も非常に重要。肩の大きく落ちているものや、手が隠れるほどの長い袖のものはNGです。カバーオールに限ったことではありませんが、アウターのサイズがジャストというだけで、オシャレ度はグンと上がります。

ブルゾンなどのカジュアルアウターは、大きめのサイズを選びがちなアイテムですが、体に合ったジャストサイズより少し緩い程度のものを選べば、品のいいスッキリとした着こなしになります。とくにスタイルの軽くなる春夏のアウターではこのサイズ感に注意します。

ヒント3カバーオールの種類によって使い分ける

ワークジャケットがデザインベースとなっているカバーオールですが、生地の種類やカラーだけでなく着丈の長さやテイストなど、多くのバリエーションのものが存在します。シャツ風のものやコート風のものなど、カバーオールの種類に応じて着こなしを変えていきましょう。

カバーオールでも着丈を長めにしたモデルは、ロングジャケットやショップコートとしてコーディネートします。カバーオールの持つワークのテイストを生かしながらもリラックス感のあるナチュラルなスタイリングとなり、野暮ったさのない今風の着こなしになります。

もっと知りたい。カバーオールの着こなしサンプル

カバーオールを使った着こなしのサンプルコーデとおすすめのモデルをご紹介。素材や色、デザインなど、さまざまなタイプとテイストのカバーオールの着こなしは、コーディネートによってガラリと雰囲気が変わっていきますのでぜひ参考にしてください。

ボーダー柄のカットソーとホワイトパンツで作るマリンコーデも、カバーオールで落ち着いた大人のイメージに。細めのパンツのシルエットが全体をスッキリ見せています。スカーフやハットなどの小物も上手に使って、品のあるカジュアルコーデに仕上がっています。

岡山産のネップデニムを使用した『ショット』のデニムコート。ポケットなどのディテールはヴィンテージのワークジャケットのものを取り入れ、雰囲気のある表情となっています。きれいめなコーディネートとの相性が良く、細身のパンツにざっくり羽織るスタイルがおすすめ。

スッキリとしたデザインのカバーオールをジャケット感覚でさらりと合わせています。テーラードジャケットを合わせるよりも、かしこまった感じが緩和されたリラックス感のあるカジュアルなコーデになっています。ブルー〜オフホワイトの色合わせも清潔感がありますね。

フランスのワークウェアブランド『ダントン』のジャケットは、ライトオンスのデニム生地を使用した、スッキリとしたデザインのカバーオール。洗いざらした風合いのいい生地感とシンプルデザインは、ナチュラルなカジュアルコーデのアウターとして使いやすい一着です。

トレンドカラーのカーキ。ワークやミリタリーといったイメージのカーキのカバーオールは、ダークカラーやモノトーンと合わせることで、土臭さのないシャープでクリーンなコーデに。カバーオールのサイズもジャストなものを選んで全体の雰囲気も軽めになっています。

『ジャーナルスタンダード レリューム』の綾目フレンチカバーオールは、ビンテージのフレンチカバーオールを今風にアレンジしたカバーオール。上品な光沢感を持つ綾目のコットン素材を一重でシャープなシルエットに仕立て、春から秋まで3シーズン使えるアウターとなっています。

特徴的なツートンカラーのカバーオールは、全体の色数を減らしてシンプルに合わせることで、カバーオールのデザインが引き立つコーデとなります。足元はスリムテーパードにスニーカーを合わせてスッキリさせることで、より今年風のクリーンなイメージになります。

『カラーズ』の12ozのデニムを使用したツートンカラーのカバーオール。クラシカルなカークラブジャケットのディテールを採用しながら、若干ショートさせた着丈とウェストラインを絞ったタイトなシルエットで現代のカジュアルに合わせやすいデザインとなっています。

風合いのいい軽いコットンツイルのカバーオールは、シャツ感覚で軽めに羽織れる気軽なアウターとして春から秋まで長い期間着ることのできる便利なアイテム。トレンドのジョガーパンツやボーダーTシャツを合わせて、リラックス感のあるカジュアルコーデとなります。

フランスのワークウェアやハンティングウェアの老舗メーカー『ドールマン』のカバーオールジャケット。風合いのいいコットンツイル素材を使用し、フランスのヴィンテージワークジャケットを踏襲したデザインにウォッシュ加工やパッカリングなどの加工を施したこなれた表情の一着です。

こなれた表情のカバーオールをメインに合わせるミニマルなコーデでは、カラーの合わせ方や各アイテムのサイズ感が重要なポイント。モノトーン×カーキの色合わせと細身のストレートパンツ、そして白いスニーカーが、今年らしいシンプルでクリーンな仕上がりになっています。

『ジャーナルスタンダード レリューム』のワークカバーオールは、ポケットのデザインやボタンなどの細部にいたるまで本格的なヴィンテージのディテールを踏襲しながらも、着丈や身幅などのサイズ感を現代的にモディファイした合わせやすい一着。一重仕立ての3シーズン着られるアウターです。

テーラードジャケットのようなテイストのカバーオールを、共布のベストとセットでカッチリと着こなすコーデは、ドレスアップとドレスダウンが交錯した不思議なイメージに。ドレス、カジュアル、受け取り方次第でどちらとも取れる大人の遊び心を感じるコーデです。

『ショット』のヘリンボーン ワークジャケットは、ユーズド加工を施したコットンヘリンボーンの生地を使用したクラシックなカバーオール。きれいな生地は加工によってこなれた表情を与えられ、さまざまなテイストのスタイルと相性のいい万能なジャケットとなっています。

カバーオールやジャケットなど、ベージュのアウターは合わせやすいアイテムではありますが、今シーズンはモノトーンとのコーデがおすすめ。とくに人気のホワイトパンツとの相性は抜群で、リラックス感漂う大人のカジュアルスタイルが手軽に楽しめるコーデです。

フランスのワークェアブランド『ダントン』のジャケットは、ダウンプルーフ加工によるハリ感と独特のシワがこなれた表情に。ワークウェアのテイストを持ちながらシンプルにまとめられたデザインは、シャツジャケットのように、着回しやすいアイテムといえるでしょう。

ノーカラーの旬なデザインをまとった綿麻シャンブレーの記事を使用したカバーオールは、スッキリとシンプルに合わせるミニマルなコーデが今風。全体を同系色のあっさりしたイメージで統一し、シューズやバッグなどの小物を差し色にするというテクニックにも注目です。

『コーエン』の別注シャンブレーカバーオールは、アメリカの老舗ワークウェアブランド『スミス』が手掛けるエンジニアジャケットをベースにデザインされたモデル。風合いのいい綿麻素材で、春から秋口まで、シャツ感覚で軽く羽織れるアウターとして着回しやすさも抜群。

ワークとスポーツのミックスした雰囲気がフランスのワークウェアらしい、ビビッドなカラーのカバーオール。アンクル丈のパンツとスウェットシャツのシンプルコーデでシンプルに合わせるだけで、今年らしいリラックスムード満載のカジュアルコーデとなります。

フランスのワークウェアブランド『ダントン』のカバーオールは、フランスのヴィンテージワークウェアのディテールを踏襲したトラディショナルなモデルを軽い綿×ポリエステルで仕立てたカジュアルなルックスが魅力。トリコロールのカラーバリエーションも非常に魅力的なカバーオールです。

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