さっと羽織ればタフな着こなしに。カバーオールが便利でおすすめ

さっと羽織ればタフな着こなしに。カバーオールが便利でおすすめ

ワークカジュアルの定番アウターであるカバーオールは、タフで男らしい雰囲気が魅力です。大人におすすめしたいアイテムから、おしゃれな着こなしまで一挙ご紹介します。

Hiroshi Watanabe

2019.10.03

アウター
ジャケット
カバーオール・ワークジャケット
秋の着こなし・コーデ

カバーオールの魅力はタフで男らしいルックス

カバーオールは、もともと作業着として用いられていたワークジャケット。その出自からタフさが備わっており、デニムなどの丈夫な素材や、機能性を考慮したポケットなどを筆頭に男らしいルックスが魅力です。最近は、本来のディテールをベースにしつつ、現代的なシルエットやコーデュロイなどの異なる素材で仕上げられたアイテムも揃っています。

ワークからきれいめまでマッチする、使い勝手の良さも人気の理由

カバーオールを取り入れた着こなしは、ジーンズやチノパンなどを合わせたワーク系やアウトドアMIXのスタイルが主流です。ですが、洗練されたシルエットで今っぽく仕上げられたモノなら、きれいめな着こなしにもマッチ。幅広いコーデに合わせられるのも、カバーオールの長所なんです。

素材別にピックアップ。大人におすすめしたいカバーオール

カバーオールといえば、デニム、ヒッコリー、ブラウンダックなどワークウェアらしい素材が代表格。加えて、ファッション用アウターとして取り入れやすい綿やウール、混紡素材を用いたタイプも揃っています。素材によって表情も変わるので、素材選びはとても重要です。

▼素材1:オリジンであり王道、デニム

カバーオールといえばやはりデニムが王道。合わせやすさやシーズンを問わずに着られる点から支持されています。ワークウェア然としたモノから都会的なモノまで、デザインのバリエーションも豊富に揃っていますよ。

アイテム1『カーハート』

アメリカのワークウェアブランド『カーハート』の定番と言うべきベーシックなカバーオール。フロントの4ポケットやトリプルステッチなどワークジャケットらしいディテールは残しつつ、すっきりとしたシルエットに仕上げられています。明るいトーンのユーズド加工が施されているため、素材ならではのアタリや色落ち感を楽しめる1着です。

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山崎 サトシ

アイテム2『シビリア』

ストレッチ素材を使ってモダンに仕立てた1着。3パッチポケットやブラウンカラーのボタンを採用したシックなデザインで、ワーク系カジュアルはもちろん、きれいめなスタイルとも好相性です。濃色のデニム生地は、着込む程に味わいが出てくるのも魅力ですね。

▼素材2:着こなしを爽やかに仕上げるヒッコリー

デニム地の一種でもあるヒッコリーストライプもまた、ワークウェアでは定番の素材です。ネイビー×ホワイトのヒッコリーは清涼感があるので、重くなりがちな冬コーデを軽快に仕上げてくれます。

アイテム1『L.C.キング』

MADE IN USAにこだわったワークウェア作りに定評がある『L.C.キング』より、お馴染みのカバーオール。4つポケットとアームの取り付けにはバータック補強、負荷がかかりやすいカフス開口部の付け根にはリベット補強と耐久性は抜群。適度な薄さの生地感なので、幅広いシーズンでガシガシ着込みたいアイテムです。

アイテム2『ペイデイ』

アメリカ大手デパートのストアブランド『ペイデイ』の復刻カバーオール。ステッチワークや糸番手など1950年代のデザインを忠実に再現しつつ、サイズ感は現代向けにアップデートしており着心地も良好。ラグランスリーブで動きやすさを確保している点も見逃せません。

▼素材3:愛用した分だけ変化が楽しめるブラウンダック

武骨で丈夫なブラウンダック地もカーバーオールに多く見られる素材です。最大の特徴は、未洗いだと袖を通すのも大変なバリバリの生地が見せる、経年による表情の変化。着用とクリーニングを重ねることで、生地は柔らかくなり体に馴染み、表面のアタリや退色感が良い味となります。

アイテム1『カーハート』

非常に丈夫なダックキャンバス地を使用した『カーハート』の定番カバーオール。フロントの4ポケットとリベットを使ったベーシックなデザインです。裏地にブランケット素材、襟にコーデュロイ素材を使用した保温性の高い作りは、これからの季節に活躍必至。

アイテム2『ヘッドライト』

コレクターからも高い人気を誇る伝説のワークウェアブランドを、東洋エンタープライズ社が復刻。1930年代に生産されていたカバーオールを徹底して再現しており、当時と同じ染料を使うまでこだわりが行き届いています。武骨なオールドアメリカンスタイルを、経年変化とともに楽しんで。

▼素材4:ウォーミーな空気が楽しめるコーデュロイもチェック

前述したワークウェアらしいマテリアル以外にも、ファッションアウターとして取り入れやすい素材としてコーデュロイが挙げられます。他の素材にはない起毛感により、さっと羽織るだけで秋冬らしい温かみのある着こなしを叶えてくれます。

アイテム1『ペニーズ』×『フリークスストア』

アメリカブランドの『ペニーズ』に『フリークスストア』が別注。復刻モデルでありながらゆったりめのビックシルエットが今っぽい印象です。コーデュロイ特有のウォーミーな質感が際立つブラウンジャケットは、羽織るだけで一気に秋のムードを高めてくれそうです。

アイテム2『ユニバーサルオーバーオール』

老舗ワークウェアブランド『ユニバーサルオーバーオール』からは、ステッチまですべてブラックで統一したクールな1着が登場。唯一、フロントのメタルボタンがアイキャッチとなっています。裏地のないコットン100%の仕上げとクセのないデザインにより、オーバーコートの下にも着られる汎用性を発揮。

大人がカバーオールを取り入れる際に意識したいこと

カバーオールを取り入れる際は、アイテムの土っぽさに対してきれいめアイテムをMIXするのがポイント。ワークだからとダメージジーンズやゴツめのブーツを合わせがちですが、それでは逆にハマりすぎてしまい、人を選ぶ着こなしとなってしまいます。きれいめアイテムを合わせることで、カバーオールのワーク感を生かしながら、こなれ感のある大人スタイルに仕上げることが可能です。

カバーオールをおしゃれに着こなす好サンプル集

カバーオールを使った着こなしのサンプルコーデをご紹介。カバーオールの着こなしは、アイテムの素材や色、デザインによって醸し出す雰囲気が変わっていきますから、その点に注意しながらチェックしてみましょう。

コーデ1

ボーダー柄のカットソーとホワイトパンツで作るマリンコーデも、インディゴデニムのカバーオールで落ち着いた大人のイメージに。これがGジャンになってしまうと、途端に若々しく見えてしまいます。細めのパンツのシルエットには、全体をすっきり見せる効果も。スカーフやハットなどの小物も上手に使って、品のあるカジュアルコーデへと誘導しました。

コーデ2

すっきりとしたデザインのカバーオールをジャケット感覚でさらりと合わせた着こなし。テーラードジャケットを合わせるよりも、かしこまった印象が緩和されたリラックス感ある仕上がりに。その際は、革靴を合わせるとより大人っぽくまとまります。

コーデ3

トレンドカラーのカーキを着用。ワークやミリタリーといったイメージのカーキのカバーオールは、ダークカラーやモノトーンのアイテムと合わせることで土くささのないシャープでクリーンな着こなしに仕上がります。カバーオールのサイズもジャストなモノを選べば、全体の雰囲気も軽快でモダンな印象に。

コーデ4

全身をモノトーンで統一した大人のアメカジコーデ。クラシカルなディテール満載のカバーオールとスラックスがこなれたムードを醸し、王道アイテムのキャップやチェックシャツとのマッチングをシックに見せています。全体的にウォーム感のある素材選びもお見事。

コーデ5

Gジャン感覚でラフに羽織りたいデニム調の武骨なカバーオールは、スポーティなアイテムとも好相性。ジョガーパンツやスニーカーと合わせれば、今っぽいアクティブな空気にまとまります。民族柄のニットでさりげなく季節感を取り入れたのも巧み。

コーデ6

褪色感のあるこなれた表情のカバーオールをメインに合わせるミニマルなコーデでは、カラーの合わせ方や各アイテムのサイズ感が重要なポイント。モノトーン×カーキの色合わせと細身のストレートパンツ、そして白いスニーカーにより、今年らしいシンプルでクリーンな仕上がりになっています。

コーデ7

テーラードジャケットのようなコンパクトなシルエットのカバーオール。共布のベストとセットでかっちりと着こなすコーディネートは、ドレスアップとドレスダウンが交錯した上級者のムードが漂います。ドレス、カジュアル、受け取り方次第でどちらとも取れる大人の遊び心を感じるコーデです。

コーデ8

カバーオールやジャケットなど、ベージュのアウターは合わせやすいアイテムではありますが、今シーズンはモノトーンとのコーディネートがおすすめ。特に人気のホワイトパンツとの相性は抜群で、リラックス感漂う大人のカジュアルスタイルが手軽に楽しめます。

コーデ9

ワーク感の強いブラウンダックのカバーオールに、爽やかな淡色ジーンズとボーダーカットソーを合わせてクリーンにスタイリング。ベーシックなアイテムの中でカバーオールをアクセントとしてうまく活用しています。ビビッドなガチャベルトで遊び心もプラス。

コーデ10

思い切ってカバーオールとパンツの色味をセットアップで揃え、よりワーク色の強い着こなしに。くったりした素材感と褪せた色味が着古したようなヴィンテージ感を漂わせ、個性的でありながら落ち着きを感じさせる着こなしです。足元は白スニーカーでモダンに抜け感を。

服飾専門学校卒業後、メーカー勤務を経て独立。現在は自社ショップに立つ傍ら各種デザインや企画、ファッション系のフリーライターとして活動。
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