
メンズブーツブランド厳選20。国内外から名門メーカーばかりを選別
冬。それはブーツが輝きを放つ季節。存在感のある面構えに信頼に足るタフさ。コンフォートシューズばかりがもてはやされる今だからこそ、ブーツを履くことに意味がある。
そろそろ手にしたい、魂の1足。実力派ブーツブランドを今、チェック
昨今のシューズシーンを見渡せば、軽く、クッション性に優れた靴ばかり。だが、ふと思う。果たしてそれだけが靴なのか? と。そう、コンフォートシューズが街に溢れる今だからこそ、武骨で重厚なブーツがまぶしく映るのだ。さらに、トレンドとしてウェア類のシルエットがボリューム感を増す中にあっては、服に負けない存在感を持つブーツがスタイリングの格好のアクセントとなってくれるだろう。そこで本記事では、アメリカやヨーロッパの名門ブランドから新進気鋭のジャパンブランドまで、硬骨な靴作りを貫くブーツブランドを網羅。男心に響く魂の1足を見つけたい。
海外ブーツブランドを中心に。押さえるべき名門ばかりを集めた15選
本物のブーツが欲しいなら、まずはブーツの本場であるアメリカやヨーロッパのブランドに目を向けてみるのが良いだろう。本パートでは、「ブーツといえば……」な15ブランドとその代表的なモデルをピックアップ。その顔触れは目移りするほど豪華だ!
ブランド1
『レッド・ウィング』
日本でもっとも高い知名度を獲得しているアメリカンブーツといえば、『レッド・ウィング』だろう。1905年にチャールズ・ベックマン氏が仲間とともにミネソタ州で設立。当時から現在まで、林業や農業などに従事するリアルワーカーのためのブーツを作り続ける米国最大のタンナーから供給されるレザーや自社工場による製造などクオリティも超一級だ。
1950年に新しいハンティングブーツとして開発された「アイリッシュセッター」。元々はレザーの色がアイルランド産の犬種に似ていることからつけられた名称だが、現在ではモックトゥブーツ全般がこの名で呼ばれている。代表モデルの「#8875」は、赤味がかった茶色が印象的なオロラセット ポーテージ レザー、底がトラクション トレッドパターンのクレープソールという正統スタイルが魅力的。
ブランド2
『パラブーツ』
1908年にレミー・アレクシス・リシャール氏がアルプス山脈の麓にある小さな村で創業。当初はオーダーメイド靴の工房としてスタートしたが、後にブラジル・パラ港から輸入した天然ゴムを使った靴の生産を始めたことをきっかけに『パラブーツ』と命名された。堅牢なノルヴェイジャン製法やフランスの宝石と呼ばれるリスレザー、自社製ラバーソールがブランドの誇り。
「ボーリュー」は『パラブーツ』が誇る大定番Uチップ「シャンボード」のブーツバージョン。アッパーにはオイル含有率が高く、雨ジミができにくいリスレザーが使用され、アウトソールにはハニカム構造のパターンが高いグリップ力を生む自社製のテックスソールが装着されている。頑丈なノルヴェイジャン製法や幅広いスタイリングにマッチする汎用性の高さも「シャンボード」譲り。
ブランド3
『ドクターマーチン』
永遠のロックアイコンとして知られる『ドクターマーチン』は、1945年にドイツ人軍医のクラウス・マーチン博士が設立したブーツブランド。マーチン氏がスキーで負傷したことをきっかけに、自身のためにソフトなレザーとクッション性に優れたソールのブーツを設計したのがブランドの始まり。“エアウエア”と呼ばれる独自のエアクッションソールが生む快適な履き心地にも注目だ。
ブランドの代名詞である「8ホールブーツ」は、当初はリアルワーカーたちから好評を博していたが、1960年代に「ザ・フー」のギタリスト、ピート・タウンゼント氏がステージで着用したのをきっかけに大ヒット、一躍ロックアイコンとなった。アッパーをぐるりと囲むイエローステッチやロゴ入りのヒールループなど、スタイリングのアクセントになるアイコニックなディテールも魅力的。
ブランド4
『クラークス』
1825年に英国の小さな町でクラーク兄弟が創業。ブランドのルーツである羊の皮で作ったスリッパ以降、一貫してソフトな履き心地のブーツを追求してきた、コンフォートシューズのパイオニア。ソフトなスエードやクッション性に優れたクレープソールが使用された「デザートブーツ」や「ワラビーブーツ」といったブーツは時代を超えて愛され続ける永世定番。
ブランド中No.1人気を誇る「デザートブーツ」。4代目のネイサン・クラーク氏が、砂漠地帯に駐屯する英国軍の日常用ブーツをヒントに開発したブーツがルーツで、アメリカで大ヒットを記録した。この「デザートブーツ2」はオリジナルをベースに、クレープソールからラバーソールへの変更をはじめ、履き口内側のパッド、抗菌・防臭・通気性を持つインソール・オーソライトの搭載などのアップデートを加えたモデル。

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遠藤 匠
2022.03.12
ブランド5
『ブランドストーン』
1870年に英国で靴作りを学んだジョン・ブランドストーン氏がオーストラリア・タスマニア島で始めた工場が『ブランドストーン』のルーツ。独自のインジェクション製法で作られるシューズは耐久性や耐水性に優れ、過酷な環境で働くワーカーたちに愛用された。ブランドの代名詞であるサイドゴアブーツは、着脱がしやすく、雨にも強い万能ブーツとして絶大な人気を誇る。
『ブランドストーン』の醍醐味を味わいたいなら、“オリジナルズ”シリーズのサイドゴアブーツ「BS510」がおすすめだ。両サイドにあしらわれたゴアは着脱がしやすいだけでなく、さまざまな足の動きに対応。さらにインジェクション製法によってソール周りの縫い目をnaくすことで水の浸入を防止する。アッパーは耐水性のあるスムースレザーで、ヒール部分には衝撃を吸収するクッション素材・XRDを搭載。
ブランド6
『エルエルビーン』
大のアウトドア好きだったレオン・レオンウッド・ビーン氏が米国メイン州で創業。1911年にゴム製のボトムに革のアッパーを縫い付けた「メイン・ハンティング・シュー」を発明し、翌年会社を設立したことからブランドの歴史が始まった。その後、氷運搬用の「ボート・アンド・トート」などさまざまなヒット作を発売。今やアメリカ文化のシンボル的存在となっている。
ブランドのルーツである「メイン・ハンティング・シュー」を原型とする「エルエルビーン・ブーツ」。アッパーは雨や雪を弾くフルグレインレザー製で、アウトソールはチェーンパターンが刻まれたラバー製。土踏まず部分のスチール補強やクッション性に優れたポリウレタンフォームのインソールなど作り込まれたディテールも見どころだ。現在もメイン州の自社工場での生産が続けられている。
ブランド7
『ティンバーランド』
1918年にロシア人のネイサン・シュワーツ氏が米国ボストンで始めたブーツショップがルーツ。1973年に息子のシドニー氏が世界初となる完全防水ブーツの開発に成功。『ティンバーランド』と名付けられたこの「イエローブーツ」がブランドの始まりとされる。その後、アメリカに進出するとLAのヒップホッパーたちの間で大ブレイク。一躍ファッションアイコンとなった。
「イエローブーツ」とも呼ばれる「6インチプレミアムブーツ」はブランドの原点。アッパーは防水加工が施されたヌバックレザーで、ソールはグリップ力に優れたラバーラグソール。防錆加工が施されたアイレットや疲れにくいアンチファティーグ機能搭載のインソールなど一つひとつのディテールも高い完成度を見せつけru。カラーは「イエローブーツ」らしい定番のウィートカラーがおすすめ。
ブランド8
『ダナー』
アウトドアブーツの名門として知られる『ダナー』は、1932年にチャールズ・ダナー氏、ウィリアム・ウェインハーグ氏らによってウィスコンシン州で創業(後にオレゴン州に移転)。当初は木こり用の靴メーカーとして名を馳せたが、1960年代にアウトドアブーツの生産を開始し、1980年に世界で初めてゴアテックスを使用した「ダナーライト」を発売した。
1980年に誕生したトレッキングブーツの金字塔。アウトドアブーツの王道を感じさせるレトロなデザインに、ゴアテックスが優れた防水透湿性をプラスする。アッパーはウォータープルーフフルグレインレザーとコーデュラナイロンのコンビ仕様。巷のワークブーツとはひと味違うすらりとしたフォルムも大人からの支持率が高い理由だ。MADE IN USAを示す黒いタグもデザインのアクセントに。
ブランド9
『トリッカーズ』
1829年に英国靴の聖地・ノーザンプトンで設立された『トリッカーズ』。その名を世界的に有名にしたのが「カントリーブーツ」だ。英国靴らしい気品とワークブーツばりの頑丈さを併せ持つブーツは、稀代の洒落者と名高い英国のチャールズ皇太子にも愛用されたことで知られる。ロイヤルワラント(王室御用達の紋章)を授かる英国靴屈指の名門だ。
ブランドの看板モデルであるカントリーブーツ「マルトン」。つま先のメダリオンやアッパーの随所に施されたパーフォレーションが“トランパー(ガシガシ歩くの意)”とも呼ばれる頑丈なブーツに上品な華やかさを添える。製法は優れた堅牢性を誇る英国伝統のグッドイヤーウェルト製法。ジーンズからウールのスラックスまで、幅広いパンツに合わせられる高い汎用性も服好きに愛される所以だ。
ブランド10
『オールデン』
数多の傑作ブーツを擁するアメトラ靴の最高峰ブランド『オールデン』。歴史は古く、1884年にアメリカ・マサチューセッツ州で創業。紳士靴やカスタムメイドのシューズを手がけていたが、1970年代からは医療用矯正靴の開発を開始した。その開発で培われた技術は、「チャッカブーツ」や「インディブーツ」といったブーツの履き心地にも反映されている。
靴のツウたちが『オールデン』のファーストチョイスとして推奨する定番ブーツ。アッパーはブランドの代名詞的な素材であり、革のダイヤモンドとも呼ばれるコードバン。濡れたような光沢と味わい深いシワが特徴の素材で、シンプルなチャッカブーツはこの革の魅力を存分に味わえる1足といえる。日本人の足型にマッチしやすい幅広のバリーラストの採用に加え、カジュアルにもドレスにも対応できる高い汎用性も人気の理由。
ブランド11
『ウルヴァリン』
1883年に米国オハイオ州で設立されたハース・クラウス社を起源とするブランド。代表作は「1000マイルブーツ」。“ソールとアッパーは鋼のように頑丈で、履き心地はシルクのようにしなやか”とうたわれ、長きにわたってワーカーたちの足元を支え続けてきた。1921年にはウルヴァリン・シュー&タンニング社に社名を変更し、現在に至るまで質実剛健なブーツを作り続けている。
1914年に誕生して以降、100年ブランドの看板を背負い続ける「1000マイルブーツ」。その名には「1000マイル歩いても壊れない」という堅牢さへの自信が込められている。アッパーはホーウィン社のクロムエクセルレザーで、ソールはビブラムソール。製法は丈夫で履き込むほどに足に馴染むグッドイヤーウェルト。きれいめなスタイリングにも合うすらりとしたプロポーションも、このブーツの美点の1つだ。
ブランド12
『メレル』
1981年にランディ・メレル氏がアメリカ・ユタ州で設立。手作りのハイキングブーツが全米で話題を呼び、権威あるアウトドア誌「バックパッカーマガジン」で絶賛された。1981年に「メレル・ブーツ・カンパニー」が設立され、80年代の「ウィルダネス」、90年代の「ジャングルモック」などのヒット作を輩出。現在は世界約160か国で展開されるメガブランドに成長を遂げている。
『メレル』の原点といえる「ウィルダネス」は、アッパーに撥水性のある頑丈な3mm厚のフルグレインレザーを使用。また、やや硬めのフレックスエイトのインソールやビブラム社のアウトソールを搭載することで、登山道や岩場でも優れた安定性とグリップ力を発揮する1足に。本格マウンテンブーツながら、足首からつま先にかけての流麗な曲線はどこか上品なイメージを感じさせる。これも、MADE IN ITALYのなせるワザか。
ブランド13
『ウエスコ』
1918年にジョン・ヘンリー・シューメイカー氏によってアメリカのオレゴン州に設立された『ウエスコ』。頑丈なアッパーをはじめ、悪路でもグリップ力を発揮するソール、完成度の高い木型が生み出す快適なフィット感など、アメリカンワークブーツの王道を感じさせてくれる名門だ。見た目こそ重厚だが、ステッチダウン製法によって歩き心地はしなやか。
『ウエスコ』の顔というべき1足といえば、1938年に誕生した「ジョブマスター」。頑丈さ、グリップ力、履き心地とワークブーツの基本スペックが追求された同モデルは、その名の通りさまざまな仕事に対応できるマスターピースだ。デザインの特徴にもなっているつま先まであるレースアップは、足を包み込むようなしっかりとしたホールド感を生み出す。ワークブーツらしい丸くボリューム感のあるフォルムも今の気分。
ブランド14
『ホワイツ』
1世紀以上にわたってMADE IN USAを守り続けるアメリカンワークブーツのキング。生産効率を度外視し、熟練職人が手作業で1足ずつ作り上げるブーツは工芸品のようなオーラを放つ。長時間履いても疲れにくいアーチイースサポートやグリップ力に優れたビブラムソール、足馴染みの良いオイルドレザーなどが生み出す履き心地もまたキングの名にふさわしい。
1930年に誕生した定番モデル「セミドレス」は、上品なルックスから医者や弁護士、接客業といったデスクワーカーたちに人気を博してきた異色のワークブーツだ。たしかにどこかドレス靴を彷彿とさせるそのデザインは、ジーンズはもちろん、ウールのスラックスなどのきれいめパンツに合わせてもしっくりくる。アッパーには光沢感のあるクロムエクセルレザーが使用されている。
ブランド15
『ソログッド』
『ソログッド』の母体は1892年にウィスコンシン州で創業されたシューメーカー、ウェインブレナー社。1世紀以上にわたって警察官や郵便局員、消防隊員などのためのブーツを作り続けている。そんな老舗メーカーのラインアップの中でも、セーフティブーツを中心にした『ソログッド』のタフさは群を抜く。今なお米国製を貫く数少ないブランドの1つである。
古き良きアメリカンブーツの伝統が息づく「アメリカン ヘリテージ モックトゥ ブーツ」。アッパーにはアメリカの名門タンナーのオイルドレザーを使用。足馴染みの良いレザーは使い込むほどに味わいを増していく。さらにオールアラウンドウェルトステッチ製法によって、スニーカーばりのしなやかな履き心地を実現しているのもポイントだ。MADE IN USAを示すサイドの黒タグも、さりげないアクセントに。
世界に通用する実力派が集結。日本のブーツブランド厳選5選
ブーツの本場はアメリカやヨーロッパだが、近年は、日本ブランドも目覚ましい進化を遂げている。日本人の足型に合った木型といい、職人技が駆使されたディテールといい、ジャパンクオリティはブーツの世界でもまばゆい輝きを放つのだ。
ブランド1
『ローリングダブトリオ』
「クラフトバンク」の代表を務めるカリスマシューズデザイナー、徳永勝也氏が2007年に立ち上げたブーツブランド。「履く人を思いやる創意工夫」と「MADE IN JAPAN」をコンセプトに、熟練の職人の技術が駆使されたブーツを作り続けている。アメリカンクラシックをテーマに、木型から素材、製法、ディテールまで細部にこだわる気鋭のブーツブランドだ。
ブランド草創期からラインアップされていたロングセラーモデル「ラインマン」のサードバージョン。ベースはアメリカの電線工に向けて作られたラインマンブーツで、アッパーにはしなやかで足馴染みの良いホーウィン社のクロムエクセルレザーを使用している。経年変化の味わいも絶品で、革を育てる楽しみを味わえる。ソールはビブラムソールで、製法は卓越した堅牢性を誇るノルヴェイジャンウェルテッド。
ブランド2
『ブラザーブリッジ』
2014年に東京・浅草で創業した日本ブーツ界の注目株。アメリカのワークブーツをスタイルのベースに、日本人の足に合った木型の使用をはじめ、足の骨を安定させるアーチブリッジインソールの採用や吸水速乾性に優れたデュポン社の不織布キャンブレル製ライニングといった数々の工夫によって、ワークブーツの域を超える快適な履き心地を実現している。
「カルメット」のモチーフは1940年代にアメリカ海軍で使用されたサービスシューズ。こだわりの木型は、つま先から土踏まず部分は程良くシェイプしつつ、かかと部分は小さめのアーチ形状にすることで、かかとの収まりの良さと足全体のフィット感の向上に成功している。アッパーに使われた厚さ2.2mmのクロムエクセルレザーやグッドイヤーウェルト製法の採用による、ワークブーツの本分であるタフさも文句なし。
ブランド3
『フット ザ コーチャー』
ファッションシーンの足元をリードするブランドといえば、デザイナーの竹ヶ原敏之介氏が手がける『フット ザ コーチャー』。イタリア、フランス、英国の最高級レザーを使い、グッドイヤーウェルトをはじめ、マッケイ、セメントなど、デザインにもっとも適した製法を駆使する。国内外のファッションブランドから別注やコラボのオファーが絶えない注目ブランド。
クラシックなサイドゴアブーツをモダンにアレンジした「ブリティッシュ サイドゴア」。装飾性がそぎ落されたミニマルなデザインは、グラマラスなプロポーションを際立たせるだけでなく、カジュアル、きれいめ、モードまで合わせるスタイリングも選ばない。ソールには軽量かつ優れた屈曲性を持つビブラムソールを採用。厚くボリューム感のあるソールは、背が高く見えるスタイルアップ効果も期待できるだろう。
ブランド4
『ロンウルフ』
東洋エンタープライズのワークブーツ専門ブランド「ロンウルフ」。木型は日本人の足に合ったオリジナルのものを使用し、レザーはなめしの段階から手がけるというこだわりのブランドだ。同ブランドには、カーペンター、ハンター、ロガー、メカニックなど職業に合わせた7つのスタイルがラインアップ。熟練職人が一足一足作り上げる珠玉のブーツは、大量生産品にはないオーラを放つ。
アメリカの修理工が履くブーツをモチーフにした「メカニック」。5mm厚の本革底に2枚のベンズレザーを重ねたヒールや、ブラス製のフック&アイレットがヴィンテージのムードを醸し出す。アッパーはアニリンで仕上げられた丈夫なアメリカ産カウハイドで、製法は頑丈かつ、土やホコリの侵入を防ぐグッドイヤーストームウェルト。キャッツポウ社製のラバー製ヒール&アウトソールでグリップ力も抜群だ。
ブランド5
『三陽山長』
ルーツは2010年に誕生した靴メーカー「山長印靴本舗」。「三陽商会」がその商標を2001年に取得したことから『三陽山長』が誕生した。「技」「粋」「匠」を理念に掲げ、「日本人のための日本人による靴作り」を追求。最高級のレザーを使い、ビスポークの技法を取り入れた靴作りを展開する。ドレス靴が有名だが、サイドゴアやチャッカ、ジョッパーなどブーツも名作揃い。
『三陽山長』のブーツといえば、サイドゴアブーツの「誠十郎」が代表格。アッパーには細やかなキメと豊かな光沢が持ち味のカーフレザーが使用され、アウトソールには耐摩耗性、グリップ力に優れた日本製ラバーソールが装着されている。また、履き心地を大きく左右する木型は日本人の足型を研究して作られた「R2010」。小ぶりなヒールカップと絞り込まれた土踏まず、低めに抑えられた甲がしっかりとしたホールド感を生む。
この記事の掲載アイテム一覧(全20商品)
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『レッド・ウィング』 8875
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『パラブーツ』 ボーリュー
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『ドクターマーチン』 8ホールブーツ
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『クラークス』 デザートブーツ2
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『ブランドストーン』 BS510
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『エルエルビーン』 エルエルビーン・ブーツ
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『ティンバーランド』 6インチプレミアムブーツ
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『ダナー』 ダナーライト
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『トリッカーズ』 マルトン
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『オールデン』 チャッカブーツ
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『ウルヴァリン』 1000マイルブーツ
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『メレル』 ウィルダネス
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『ウエスコ』 ジョブマスター
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『ホワイツ』 セミドレス
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『ソログッド』 アメリカン ヘリテージ モックトゥ ブーツ
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『ローリングダブトリオ』 ラインマン
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『ブラザーブリッジ』 カルメット
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『フット ザ コーチャー』 ブリティッシュ サイドゴア
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『ロンウルフ』 メカニック
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『三陽山長』 誠十郎
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