ループウィラーは世界一正統なスウェットだ。目利きが惚れ込むその理由

スウェット選びにおいて、目利きがこぞって太鼓判を押すのが『ループウィラー』。正統派にして究極の着心地を追い求めてはや20年、世界が認めるモノ作りの魅力とは?

遠藤 匠

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2020.10.05

見ただけではわからない良品。『ループウィラー』とは何モノか

見ただけではわからない良品。『ループウィラー』とは何モノか

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旧式のシャトル織機で編んだデニムに限らず、アメリカのモノ作りが大量生産へと移行する過程で本来の味わいが失われてしまった例は数多く存在します。日本にはそうした古き良きアメカジ服を現代に甦らせる作り手が存在しており、彼らが作ったモノにより本国の人たちがその魅力を再発見する……、するという逆転現象も発生しています。スウェットもそんなアイテムの1つ。今回スポットライトを当てる『ループウィラー』は、本国でもお目にかかれなくなった正統派スウェットの良さを身をもって伝えている伝道師的なブランドなのです。

見ただけではわからない良品。『ループウィラー』とは何モノか 2枚目の画像

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詳しくはまた後述しますが、『ループウィラー』のモノ作りの核となるのが昔ながらの吊り編み機で編んだ裏毛スウェット。生産効率の悪さゆえに日本でも1970年代以降に表舞台から姿を消したこの生地を復活すべく立ち上がったのが、1999年に『ループウィラー』を創設した代表の鈴木 諭氏です。筋金入りのアメカジ好きであった鈴木氏は、繊維系の商社時代に培った人脈を生かして約30年ぶりに吊り編みスウェットを復活。コシがありつつもふっくら肉厚で、着込むほど体に馴染む“本物”の気持ち良さを今に伝えています。

『ループウィラー』はなぜ選ばれる? その長所を3つのポイントで解説

さて、ここからは『ループウィラー』のスウェット作りをさらに深掘りしてみましょう。やさしい着心地でありながら、長年の使用に耐え、普遍的な作りゆえにどんな服にも溶け込んでくれる。これがまさに、選ばれている理由に他なりません。

ポイント1

幾重にも折り重なったこだわりが描き出す、圧倒的な着心地

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『ループウィラー』のスウェットは、その編み立てから仕立てに至るまでこだわりが満載です。例えば、吊り編み機で仕立てる裏毛スウェット。この旧式の吊り編み機は糸を無理に引っ張らずにゆっくり編み上げるため、綿糸本来の風合いを損なわず、繊維が空気を含んだ状態で編み立てることが可能なんです。だからふっくらかさ高で、肌触りもモチッと柔らか。仕立てに関しても、縫い目のゴロつきを感じさせないフラットシーマや、脇の継ぎ目なく筒状に編み立てる丸胴といった製法で着心地の良さを追い求めています。

ポイント2

きちんと作っているから。長く愛せる耐久性が“本物”を実感させる

きちんと作っているから。長く愛せる耐久性が“本物”を実感させる

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吊り編み機で仕立てられた肉厚な裏毛スウェットは、肌当たりが柔らかな一方で、生地自体は度詰めでしっかり編まれています。柔らかさとコシが絶妙なバランスで同居しているこの生地は、最初の洗濯で若干の縮みはありますが、目が詰まっているので洗濯を繰り返しても生地がヘタレにくいのが特徴。その一方で繊維自体の柔らかさが増していき、着込むほどだんだん体に馴染んでくる独特の着用感を楽しめます。

ポイント3

後悔させない普遍性。どんな着こなしにも似合うデザインがファンを作る

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王道感のある作りは、生地や仕立てに限らずデザインにも貫かれています。サイズ感は細身過ぎず、かといってビッグシルエットにも寄せないオーセンティックなスタイルが基本。ベーシックに徹したデザインゆえに、合わせる着こなしを選びません。流行に左右されないルックスにより長く着られるうえ、定番の品番をずっと作り続けてくれているので、欲しくなったらいつでも手にすることが可能。その着心地の良さを、時代を超越した“一生モノ”として楽しめるわけです。

大定番のスウェット&パーカー。2つの名品からその世界を掘り下げる

『ループウィラー』を象徴する二枚看板といえば、「LW01」「LW05」。このシンプル極まりないクルーネックとプルオーバーパーカーに、こだわりがぎっしり詰まっています。

定番1

圧倒的“普通”。スウェットシャツのお手本を貫く「LW01」

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これぞまさに王道といわんばかりのベーシックな作りがたまらない「LW01」。ブランド設立時から作られている定番で、生地の縮み防止や汗止めの役割を果たすV字ガゼットは前後両方の首元に施した“両V”仕様に。これは1930~50年代のスウェットに採用されていたディテールなのだとか。袖ぐりなどの体に触れやすい箇所は、フラットシーマ仕立て。

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圧倒的“普通”。スウェットシャツのお手本を貫く「LW01」 3枚目の画像

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ボディは、身継ぎ目なしで筒状に編んだ丸胴。この「LW01」を含む「LWベーシック」シリーズに共通して採用される裏毛スウェットは、表糸・中糸・裏糸の番手まで考え抜かれたこだわりの生地。素肌に着ても気持ち良い独特な風合いを存分に味わえるよう、この丸胴とフラットシーマの組み合わせを選択しているんです。また、負荷がかかりやすい脇下にもガゼットを採用しています。

定番2

ミニマルなシルエットが日本人に馴染む。あくまでクリーンに着こなせる「LW05」

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プルオーバーカーの「LW05」も「LWベーシック」シリーズに位置付けられる定番。こちらも「LW01」と同じ仕様の裏毛スウェットを採用し、前後にV字ガゼットの付いた“両V”により温故知新な空気を醸成しています。シルエットはいかにもアメリカっぽいボックス型ではなく、日本人体型にフィットするサイジングなのが絶妙。ジャストサイズで着ると程良いゆとりを持たせながら、体に自然にフィットするように計算されています。モチッとした生地なのでフードが良い感じで立ち上がってくれるのも特徴。

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このパーカーは袖口や裾周りに生まれるゆとりが自然な膨らみを生み、雰囲気良く着こなせます。実はこの絶妙なシルエットを生み出すのに一役買っているのが、やや長めに設計されたリブ。こういう細かいところの作りにもちゃんと理由があるんですね。

パンツもアウターも。着心地の良さを保証する8点のアイテム

“二枚看板”以外のアイテムでも、『ループウィラー』のスウェットならではの着心地の良さはもちろん堪能できます。同ブランドのモノ作りに共感してタッグを組んだショップによる別注も後を絶たず、定番とはまた違う着こなしを楽しむこともできますよ。

アイテム1

LW290

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前開きのパーカーとなる「LW290」は、フロントジップを上まで閉じると首元がシャープに立ち上がるハイネック仕様。裏毛に用いる糸のみ細くすることで「LWベーシック」よりも少し肉厚感を抑えつつ、より軽やかな着心地に仕上げられています。

アイテム2

LW250

LW250

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「LW250」も肉厚感を抑えた裏毛スウェットを採用することで、同じクルーネックの定番「LW01」と比べてより軽快な着用感を演出。シルエットは「LW01」よりスリムですが、袖付けをラグランにすることでリラックスした佇まいに。襟ぐりもやや広めに設計されているので、中からシャツ襟を出してもサマになります。

アイテム3

『ビームス』別注 エキストラライト プラス スウェットカーディガン

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『ビームス』別注によるこちらは、クラシックなニットカーディガンをスウェット素材に置き換えたモノ。裏毛の糸に16番手という最も細い糸を使用した「エキストラライト プラス」という生地を新たに開発し、まさにカーディガンにふさわしい“ふわ軽”な着心地に仕上げています。

アイテム4

『フリーマン スポーティング クラブ』別注 クルーネックスウェット

『フリーマン スポーティング クラブ』別注 クルーネックスウェット

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前後の首元に加え、脇下にもガゼットを施す「LW01」の温故知新なスタイルはそのままに、定番色にはない色使いを楽しめるのがこちらの別注品。パープルやオレンジといったストリート映えする配色に加え、ブラック、ネイビー、キャメルといった渋色も用意されています。

アイテム5

『ビームスプラス』別注 スリムスウェットパンツ

『ビームスプラス』別注 スリムスウェットパンツ

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ブランドでは現在展開していないスウェットパンツが、『ビームスプラス』の別注によって登場。裾リブではなくゴム入りのシャーリングで絞ったゆるいスタイルを採用しつつ、裾周りがもたつかないすっきりシルエットに仕上げています。腰周りの内側など、体に触れやすい箇所は、もちろんフラットシーム仕様。

楽でおしゃれ。スウェットパンツの狙い目ブランド15選

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松山 裕輔

2020.02.27

アイテム6

『ロウワーケース』別注 ゴマシオ

『ロウワーケース』別注 ゴマシオ

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ありそうでなかったゴマ塩風な霜降りボディのクルーネックは、クリエイティブディレクターの梶原由景氏が立ち上げた『ロウワーケース』の別注品。表糸にウールの混紡糸を使い、中糸と裏糸にコットンを用いたインラインにはない裏毛スウェットを開発して使用。ウール独特のしなやかさとボリューム感がまた、新鮮です。

アイテム7

『ロウワーケース』別注 ライトウェイト ロゴスウェット

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こちらも『ロウワーケース』の別注品ですが、無地が基本のインラインとはひと味違う刺繍ロゴが見どころになっています。よく見ると、ロゴの下には“Claiming Authenticity(世界一正統なスウェット)”という『ループウィラー』のモノ作りを象徴するメッセージが描かれ、遊び心を感じさせる仕上がりに。ロンT感覚で着られる薄手のスウェットを採用。

アイテム8

『ビームスジャパン』別注 裏毛マーケットバッグ

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買い物にはエコバッグが何かと必要な昨今ですが、吊り編み機の裏毛生地を贅沢に使ったこちらのバッグでスウェット愛をアピールするのもありかもしれません。表地は程良いコシを持たせたミディアムウェイトのスウェット生地。ヘリンボーン織りのコットン地をライニングしてあるので、強度も申し分なし。

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平 格彦

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遠藤 匠

紺ブレもビーサンも守備範囲。雑食系服飾ライター

遠藤 匠
モノ雑誌と男性ライフスタイル誌の編集を経て、現在はフリーライターとしてメンズファッション誌、ライフスタイル誌、WEBを中心に執筆。ファッション遍歴は、渋カジから英国系テーラードを経て、再びアメカジに回帰。現在は無国籍状態に。
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