意外と知らない。セミフォーマルの基本と着こなし

意外と知らない。セミフォーマルの基本と着こなし

フォーマルよりもカジュアルなセミフォーマル。セミフォーマルシーンにぴったりなスタイルを構築するおすすめのアイテムから着こなしのポイントまでまとめて解説していく。

大中 志摩

2016.09.07

アウター
スーツ

知らないと恥ずかしい? セミフォーマルについて学ぼう

ドレスコードの一種であるセミフォーマル、きちんと説明できるだろうか? ここではセミフォーマルの着こなしや特徴について簡単に紹介。いざというときに恥をかかないためにもしっかりと理解しておきたい。

“セミフォーマルなシーン”ってこういうこと!

“セミフォーマルなシーン”ってこういうこと!

セミフォーマルなシーンとはレストランやパーティーなど結婚式などに比べ、ややカジュアルなシーンのこと。子どもの入学式や卒業式なんかもセミフォーマルなシーンに含まれる。カジュアルな場だからといっても結婚式の次に格式が高いシーンであり、結婚式同様に昼と夜のパターンがあるので注視が必要。

“セミフォーマルな着こなし”ってこういうこと!

セミフォーマルな着こなしとは、準礼装のことを指しており、礼装の中でも正礼装の次に格式の高い着こなしだ。ディレクターズスーツやブラックスーツが基本だが、ジャケパンスタイルにネクタイを締めたスタイルもセミフォーマルとして認められている。

これさえあれば怖くない! セミフォーマルなシーンにふさわしいウェア&小物を厳選

セミフォーマルなスタイルに取り入れるべき10のアイテムをピックアップ。ウェアから小物まで集めているので、これさえ手に入れればすぐにセミフォーマルなスタイルが実践できる。

『シップス ジェット ブルー』テーラードジャケット

ウール素材のオーソドックスな2ボタンジャケット。ダークトーンのネイビーに薄くチェック柄を施しこなれたデザインに仕上げ、シンプルなディテールでフォーマルな印象に。スリムフィットを採用し、カジュアルからきれいめまで幅広く使える一着に。

『リチウム オム』テーラードジャケット

本作は表地のウール繊維の表面を改良し、深みのある黒を追求した。タイトに絞ったシルエットだが落ち着いたデザインなのでフォーマルやビジネスにも活用できる。AH裏地など部分的にハンドメイド縫製をすることで着やすさにも配慮した。

『エディフィス』ピンドットスラックスパンツ

スリムで緩やかなテーパードシルエットが魅力のスラックス。オールシーズン着用可能な定番のサージ素材を使用している。ボディーにはフォーマルかつスタイリッシュなシャドードット柄がデザインされているのでスタイルのアクセントにもぴったりな一本だ。

『ユナイテッドアローズ』テーパード パンツ

ナチュラルストレッチによる高い伸縮性があり有機性も抜群。軽量化を図った裏地を用いることで軽快な着心地を実現した。耐久性の高い糸を使用しており、シワになりづらいのもうれしいポイント。同素材を使用したジャケットも展開されているのでセットアップとしても愛用できる。

『ユナイテッドアローズ』セミワイドシャツ

細畝が豊かな表情を見せるドレスシャツ。ベーシックなデザインで着こなしやすく、外出やビジネスシーン、フォーマルなど幅広いシーンで活躍してくれる。セミワイドカラーなのでフェイスラインがすっきりと。大入りボタンを外すことで上品なラフさを演出できる。

『シップス』ワイドカラーシャツ

世界三大綿の1つ、ギザ綿を使用したギンガムチェックシャツ。光沢感が強く、肌触りが非常に滑らか。形背中にダーツをとったファインフィットで裾をパンツに入れたとき腰回りのもたつき感の少ないシルエットだ。ホリゾンタルカラーなのでノータイでの着用にも最適。

『ブルックスブラザーズ』シアサッカー ポケットチーフ

爽やかなマルチチェック柄があしらわれたコットンシアサッカー素材のポケットチーフ。スーツに挿せば上品でカジュアルなアクセントとして効果抜群。ボディーの隅にはさりげなくおなじみのゴールデンフリースの刺しゅうが施されている。

『ループトウキョウ』ポケットチーフ

国内メーカーの生地を厳選し、縫製から生産まですべて国産で行っており、細部に至るまでていねいに仕上げられている。レッドとグリーンの落ち着いたクラシカルなストライプ柄でビジネスシーンからカジュアル、フォーマルまで幅広いシーンで愛用可能。

『ジョンスメドレー』Vネックプルオーバーニット

イギリスの名門ニットブランド『ジョンスメドレー』のVネックセーター。ブランドの特徴である細かなハイゲージの仕上がりで上品な光沢感が魅力。落ち着きのあるイエローカラーは着こなしのアクセントとして重宝する。やわらかな肌触りで着心地も抜群。

『ユナイテッドアローズ』ハイゲージ カーディガン

リネンコットンを編み込んだ涼しげに着こなせる薄手のVネックカーディガン。左右のウエストに落ち感のあるポケットを配してアクセントに。落ち着いた印象のボルドーカラーなので、スーツと合わせることで落ちつつも、適度に遊びのあるスタイルが楽しめる。

ポイントを解説! セミフォーマルな着こなしのヒントを一挙見せ

フォーマルとはまたひと味違ったルールがあるセミフォーマル。いざというときのドレスコードで困らないために、ここからはセミフォーマルの着こなし方のポイントを1つずつ解説していく。

ポイント1シャツで遊びを取り入れる

比較的カジュアルな着こなしも許されているセミフォーマル。そのメリットを生かしてフォーマルなシーンでは、NGな柄付きシャツで遊びを取り入れたコーディネートもおすすめだ。白シャツとは違ったカジュアルな雰囲気にまとまるのでシャレたスタイルが楽しめる。

ネイビーのスーツにギンガムチェックのシャツを合わせて華やかに。同色系の色を選ぶことで統一感が生まれスタイリッシュな着こなしに仕上がった。ドット柄があしらわれた濃いめのネイビーのネクタイを合わせてシャレ感を存分にアピール。

ブラックのジャケットに赤チェックのシャツをプラス。ネクタイのネイビーと白のパンツでトリコトールカラーを取り入れたオシャレなコーディネート。定番のジャケパンスタイルだが配色を工夫するだけで着こなしが一気にこなれた印象に。

ウールのグレーのジャケットにストライプシャツを合わせてスタイリッシュなVゾーンを演出。インナーにはグレーのカーディガンを取り入れ大人っぽさを強調。ブラックのパンツとカーディガン、ジャケットでグラデーションになっているのもポイント。

ポイント2インナーにニット類を取り入れて上品さをアピール

インナーにセーターやカーディガンなどのニット類を取り入れた着こなしもセミフォーマルではOK。大人っぽさを意識するならハイゲージで光沢感のあるアイテムを取り入れたい。着こなしの自由がきくスタイルなので、ニットで遊びつつ上品さもしっかりアピールしたい。

ベージュのジャケットにオレンジのカーディガンをチョイス。鮮やかな色合いがカジュアルな雰囲気を盛り上げているが、ハイゲージのものを選んでいるので大人っぽさもしっかりキープできている。チャックシャツとの組み合わせも好印象だ。

上品なチェック柄のジャケットが印象的なセミフォーマルスタイル。ジャケットの色に合わせたネイビーのセーターでVゾーンを隠すことで品の良さを出しつつもカジュアルな印象に。シューズのブルーなど全体の色みをバランスよくまとめた好サンプル。

ブレザーとチノパンのジャケパンスタイルにホワイトのニットを投入し、清潔感を主張。グリーンのギンガムチェクシャツと色を合わせたグリーンのネクタイ使いがおしゃれ。大人っぽさを出しつつも軽快感のあるスタイルにまとまった。

ポイント3柄物ジャケットでカジュアルに

もっと小瀬あるスタイルを楽しみたいという人はジャケットで柄物を取り入れてみては? 柄物ジャケットは存在感が強く、派手なデザインだとジャケットだけが悪目立ちしてしまうこともある。そうならないためにも柄入りジャケットなら落ち着いた色みのアイテムを選ぶのが無難。

チェックのジャケットを主役にグレーのパンツでシンプルにコーディネート。ネクタイとシャツは明るめのカラーを選ぶことでジャケットとのメリハリが際立ち軽快感のあるVゾーンを演出。足元にはネイビーを取り入れることでシックな雰囲気に。

細かなチェック柄が個性ある表情を見せるアンコンジャケットは白パンで季節感のあるスタイルへと昇華させた。ビットローファーが華やかな雰囲気を盛り上げる。シャツは同色をチョイスしてまとまりのあるスタイルを完成させた。

チェック柄のセットアップならより個性あるスタイルが楽しめる。ジャケットがダークトーンなのでベストでライトグレーを取り入れてリズム感をプラス。ネクタイで取り入れてビビッドなブルーが良いアクセントになっている。

ポイント4ポケットチーフで品良くアクセントを

華やかなシーンのためのセミフォーマルスタイルには、ムードにふさわしいアクセントが必要不可欠。とはいえ、シルバーをはじめとするアクセサリーは考えもの。そこで活用したいのがポケットチーフ。カラバリはもちろん柄も豊富にラインアップされているので、着こなしに合わせてセレクトしよう。

淡いトーンで構築した爽やかなセミフォーマルスタイル。ピンクのシャツに合わせたポケットチーフが好アクセントに。折り方で華やかさを加えている点は、ぜひ参考に。

コードレーンのセットアップとネイビーのボタンダウンポロを合わせて、カジュアルに。柄入りのポケットチーフでアクセントを加えているのがポイント。

ブラウン系のスーツや小物使いできれいなトーンにまとめつつ、ポケットチーフで色みをプラス。遊びを加えることで、スーツ姿をカジュアルに見せている点が好印象。

これで安心! セミフォーマルに関する素朴な疑問を解消しよう

“セミフォーマル”にまつわる基礎を、Q&A方式でご紹介。知っているようであいまいになっていることがあれば、こちらで確認しよう。

Q1/セミフォーマルってなんだかあいまい。シーンを判断する基準ってあるの?

フォーマルなシーンはわかるけど、どこからがセミフォーマルなシーンていうのか正直あいまい。明確にセミフォーマルなシーンと判断する基準があるとすごく助かるという人も多いはず。実際にシーンを判断する基準があるのだろうか。

A1/もちろん、あり。判断の基準は……

ホテル内や式場などかしこまった場で行うのが、フォーマルなシーンで、おしゃれなレストランなど外の会場で行うようなパーティーが、セミフォーマルに分類される。

これで安心! セミフォーマルに関する素朴な疑問を解消しよう

そのため、セミフォーマルなシーンかを判断する基準は催し事の会場で決まるというわけだ。

Q2/セミフォーマルの場で身に着けてはいけないものって何?

ジャケパンがOKなら何を組み合わせても、きれいめ感を演出できればいいんでしょと思っている人はいないだろうか? 何でもOKに思いがちだがもちろんNGアイテムはある。では実際にセミフォーマルの場で身に付けてはいけないものって何?

A2/デニムやスニーカーなどカジュアルなアイテム

普段のジャケパンであれば細身の濃紺デニムなら着用が許される場合ももちろんあるだろう。

これで安心! セミフォーマルに関する素朴な疑問を解消しよう 2枚目の画像

しかし、いくらレストランでのパーティーとはいえ、ドレスコードが義務付けられているフォーマルな場なのでカジュアルなアイテムはNG。場所によってはOKなときもあるが基本はNGと考えておくのがベター。

Q3/セミフォーマルに“年齢相応”なファッションってあるの?

正直セミフォーマルって年相応のスタイルはあるの? 20代、30代、40代とそのままの服装でいいのかという問題はほかの人に聞くのも気が引けるし……と悩んでいる人が多いのでは? セミフォーマルなスタイルに年齢相応のファッションとは。

A3/ある

明確な決まりがあるわけではないが、20代であればビビッドな色ものを取り入れて若々しさを演出するのがおすすめ。

これで安心! セミフォーマルに関する素朴な疑問を解消しよう 3枚目の画像

30代であればジャケパンコーデで自分好みにアレンジしてみるのもあり。40代であれば、大人っぽさを意識して差し色もボルドーなどの落ち着いた色で、さりげなく取り入れるのが効果的だ。

Q4/セミフォーマルな場所に“フォーマル”な格好はあり?

おしゃれなレストランなどでも行うパーティーに、ブラックススーツでかっちりきめたフォーマルなスタイルで行くのはありか? 大は小を兼ねるということわざもあることだし、格式の高い服装だから、セミフォーマルなパーティーもこの服装で大丈夫でしょと思っていないだろうか? 答えは……

A4/なし

マナーを守らないと、と思い、セミフォーマルなパーティーに気合いを入れてフォーマルなスタイルで行ってしまうとかえって浮いてしまう可能性も。

これで安心! セミフォーマルに関する素朴な疑問を解消しよう 4枚目の画像

あくまでもセミフォーマルな場なのでシーンにあった服装で臨むのが正解だ。シーンごとにスタイルを選ぶことができる男性こそ、”大人”と呼ぶにふさわしいのでは?

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