
ずぼらな人でも大丈夫。エアプランツの育て方と飾り方
土を使わず、適度に水分を与えるだけで育てられるエキゾチックな植物たちが大人気。中でも、安く手軽に育てることが可能なエアプランツはメンズにもおすすめです。
飾り方自由自在! おしゃれなインテリアに最適なエアプランツとは
エアプランツは、性別問わず今大人気の植物です。主にほかの植物や樹木に着生し増えていくのですが、わずかな水があれば単体でも大丈夫。土が不要で好きな器にポンッと置いておくだけで勝手に育ってくれる、手間いらずな植物なのです。種類が豊富で、形もグリーンの色合いもさまざま。無機質になりがちな男性のインテリアに加えるだけで、おしゃれな空間づくりが可能です。
せっかくなら花を咲かせてみよう! エアプランツの育て方
ネットショップや100円ショップでも手軽に購入できるエアプランツですが、育て方に気を配れば花を咲かせることだって可能です。手間がかからないといっても、まったく何もしなくていいわけではありません。水やりや育成環境など、品種ごとにいくつかのポイントとあわせてご紹介します。
ポイント1
水やりとソーキングが元気の鍵
梅雨時期や活動が鈍る冬の時期以外は、週に1~2回程度水やりをします。といっても霧吹きでシューッとひと吹きで大丈夫。ただ月に1回、ソーキングといわれる水あげを行ったほうが、エアプランツの健康を保てるでしょう。
ソーキングは、バケツなど適当な容器に水を張り、4~6時間程度つけておけばOKです。なお、エアプランツは気孔の開く夜に水やりを行ってください。
ポイント2
ソーキング後は逆さまにする
エアプランツは根で吸水するわけではなく、葉で吸水します。水はけの悪さを嫌い、水分過多だと根腐りしやすい面もあるので、ソーキングのあとは容器に戻す前に一度逆さまにして乾燥させましょう。完全に乾かなくても表面が乾く程度でOKです。終わったらいつもの容器などに戻します。
ポイント3
日当たりの良い場所に置いて
エアプランツは日光を好みますから、窓辺など温かく日当たりの良い場所が適しています。夏の直射日光は強すぎて変色の要因ともなるので、カーテンなどで遮りましょう。冬期は寒さを嫌うので、暖房をよく使う部屋が良いでしょう。夜間は布などかぶせて保温すると冬越しがスムーズです。
ポイント4
肥料は与えすぎないこと
元気なら与える必要がないくらいなのですが、与えるならハイポネックスなどの液肥が適しています。変色を防ぐため葉の部分にかからないよう、根本からそっと注いでください。エアプランツ用に調整された液肥なら薄める手間がなく便利です。春と秋に施肥しましょう。
ポイント5
株分けで簡単に増やせる
順調に育てば株はどんどん大きくなっていきます。花が咲くようになると、咲き終わりに小さな株ができてくるので、この株を切り分けて増やしていきます。普通の植物と違い、土づくりの手間がないのでとても楽ですね。たくさん増やして壁面にワイヤーでつるすディスプレイが人気です。
ポイント6
大きくしたいならクランプさせる
クランプとは子株を切り離さず成長させる方法のことです。年数を要しますが、大きくボリュームのあるエアプランツへと育てることが可能で、開花時には満開の花を楽しめます。増やしたいなら株分け、大きくさせたいならクランプさせましょう。
インテリアとして楽しむために。エアプランツの飾り方
エアプランツは、壁などにそのままピンで固定して飾るのももちろんOK。しかし、よりおしゃれなインテリアとして楽しむためには、やはり飾り方にもこだわりたいところ。そのヒントを紹介します。
飾るポイント1
つるすだけで個性的な空間を演出
ぜひチャレンジしてほしいディスプレイ方法が「ハンギング」。天井からつるしたり、カーテンレールを利用して窓辺につるすだけで、簡単にお部屋の雰囲気を変えられます。人気の麻ひもやバスケット、陶器などバリエーションも豊富なので、好みのテイストのハンギングを選んでみては?
飾るポイント2
どんなお部屋にもよく合う! ガラスベース
初心者にもおすすめなのが「ガラスベース」を使ったハンギング。中身が見えるのでサンドのカラーを変えたり、動物フィギュアなどと合わせてテラリウムも楽しめたりと、とても有効です。エアプランツは数種類合わせるのがおすすめ。適度に間隔を取り、詰め込みすぎないようにするときれいにまとまります。
飾るポイント3
旬のアイテムを使う!
珍しい幾何学型が男性にも大人気、フィンランド生まれの「コルミオ」。テグスと真鍮からできており、簡単に連結させ好きな大きさや型をつくれます。オーナメントとしても格好良いので、複数使いしましょう。個性的なアイテムをお探しの人におすすめです。
飾るポイント4
置き型タイプも見逃せない!
宙に浮いているような感覚が楽しめる「ぐるぐるスツール」。エアプランツは風通しが良い環境を好む植物なので、置いたときに根が湿気で傷みにくいことも大切なポイントのひとつ。高さや種類の違うエアプランツを一緒に飾るのがおすすめです。
飾るポイント5
気分によって置く・つるす2wayタイプ
メンズインテリアに馴染みやすいアイアン調ディスプレイスタンドと、エアプランツの中でもダントツ人気の品種、キセログラフィカのセット。取り外しができるので置いたりつるしたり、自由に楽しめそう。エアプランツとのセットなのでお得です。届いてすぐディスプレイできます。
飾るポイント6
型も色もさまざま! フレームがおしゃれ
フレームの中に取り外し可能なパフカルという土に変わる新基材を使用しているので、エアプランツでなくとも水が欠かせない観葉植物でもOK。正方形や丸型があり、カラーバリエーションも豊富。壁面にたくさん飾り、癒し空間をつくってみませんか?
飾るポイント7
エアプランツの特性を生かして
ほかの植物や樹木に着生する性質を持つエアプランツは、流木や木片と一緒に飾ることで自然環境に近い状態をつくれ、元気に育ってくれそう。いろいろなアイテムをディスプレイしたコーナーをつくるのも良いですね。ぜひ株分けして増やしてみましょう。
飾るポイント8
南国風を満喫! ウッドチップと合わせたい
直置きしたり壁からつるしたり、天然木の形を楽しめるウッドチップやココヤシとのディスプレイは、夏の雰囲気づくりにおすすめです。貝殻やコルクも人気のアイテム。穴を開けワイヤーやひもで、エアプランツを傷つけないよう固定しておけば自然に着生します。
品種別にチェック。エアプランツの育て方
品種1
チランジア・アエラントス
小ぶりでかわいいアエラントスは耐寒性があるので、寒暖差の激しい日本の気候でも育てやすい種類です。南国の気候を好む植物なだけに冬期は元気がなくなりやすいのですが、わりと丈夫なので、初心者にも扱いやすい品種といえるでしょう。
品種2
チランジア・ストリクタ
エアプランツの中でも湿度が多いのを好みます。そのため、水やりは霧吹きで良いのですが、少し多めに与えてください。ほかの種と寄せ植えするときには水分量に気をつける必要があります。水分が不足すると、葉の先が丸まってきますよ。湿度を保ちやすいので、苔付きの流木は相性が◎。
品種3
チランジア・テクトラム
ふわふわした毛(トリコーム)が特徴的なテクトラム。手触りが良くコレクターが多いようです。水分保持にたけているので乾燥に強く育てやすい品種です。水やりは週2回を目安に、霧吹きで行ってください。茎のないロゼットとあるステムの2種類あるのでお好きなタイプを選んで。
品種4
チランジア・キセログラフィカ
室内鑑賞用として適しているのがチランジア・キセログラフィカ。中南米原産のエアプランツで、”エアプランツの王様”とも呼ばれています。存在感の強い太い葉は、室内のインテリアとしても最適です。
品種5
チランジア・イオナンタ・ヴァンファイニンギィ
すみれ色の花を咲かせるヴァンファイニンギィは、エアプランツを初めて育てる人におすすめな、代表的な品種です。生育に時間がかかりますが、育てやすく寒さに強いので、日本の冬越しも安心です。グリーンやオレンジ系など種類のバリエーションも豊富です。
品種6
チランジア・インターメディア
長細い球根から葉が伸びているようにも見える、独特の形状で人気があります。きれいな紫色の花を咲かせるのが特徴で、開花後の子株からまた葉が伸びていくのでおもしろい型を楽しめそう。逆さまにしてつるすように飾ったり、壁に立て掛けて飾ったりするのがおすすめです。
品種7
チランジア・ベイレイ
こちらも根元が球根のように膨らんでいるタイプで、肉厚の葉が上へと伸びていきます。成長が早く、管理も簡単で丈夫な品種です。水を好むので霧吹きは週3回目安にし、湿度を下げないようにしましょう。とはいえほかの品種と同じように風通しは大切です。
品種8
チランジア・ジュンセア
『無印良品』ネットショップでも取り扱いのあるジュンセアも、初心者向け。乾燥に強い品種なので、湿度を保ちにくい環境にある人に向いていますが、霧吹きは必要です。水分が足りなくなると葉の先が枯れてきたり、丸まってきたりしてわかりやすいのも特徴のひとつ。
品種9
チランジア・ブッツィー
乾燥には強いのですが、真夏の強い日射しを嫌います。風通しが良く、涼しい場所が適しています。水分は霧吹きで多めに、週3回程度葉の部分に与えてください。伸びてくると葉先がくるくると丸まってきて、ユニークな表情が楽しめます。
品種10
チランジア・イオナンタ・イオナンタ
エアプランツ好きの人の中でも人気の高いイオナンタ・イオナンタには、たくさんの種類や品種があり、コレクターも多いようです。上手にクランプさせると大きく立派に成長するので、育てがいがあります。開花時期には葉の色の変化を楽しむことができます。
乾燥に強い品種のエアプランツは風通し良いハンギングや壁面ディスプレイ、湿度調整が必要な品種はガラスベースやフレームタイプ、またはテラリウムでの管理が適しています。
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