ビジカジコーデを成功に導くには? 押さえておきたいアイテム選びと着こなし法則

ビジカジコーデを成功に導くには? 押さえておきたいアイテム選びと着こなし法則

堅苦しいスーツスタイルとは違って、幅広いスタイリングを楽しめるビジカジコーデ。アイテムの選び方や着こなし方を通して、おしゃれに攻略する方法を伝授します。

2023.06.28
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近間 恭子

執筆者

バッグ・革小物をメインに執筆記事は200本以上

近間 恭子
ライターのアシスタントを経て、2003年に独立。メンズ・レディスの雑誌やWeb媒体、カタログなどで活動している。ビジネスからカジュアルまでのメンズファッション全般を得意としているが、昨今は趣味がこうじて旅企画も担当。年に一度は2週間ほど休暇をとって、日本人にあまり知られていないアジアの島を巡るのがお決まり。 記事一覧を見る
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オンのおしゃれがもっと楽しくなる。ビジカジコーデをマスターしよう

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ビジカジコーデに明確な定義はありませんが、簡単にいうと”カジュアルな要素を取り入れたビジネススタイル”のこと。会社や業種によってドレスコードは異なるものの、適度なきちんと感があれば、スタイリングの自由度が高いのが特徴。つまり、ビジネスシーンでも、より幅広いおしゃれを楽しむことができるスタイルなんです。

ビジカジコーデの基本と、アイテムの選び方

他のビジネススタイルよりも定義が曖昧なため、スタイリングやアイテム選びに困る人も多いはず。そこでビジカジコーデの基本からアイテムの選び方、さらにはおしゃれに着こなすコツを解説します。

▼基本1:スーツではなく、ジャケパンやカジュアルセットアップがメイン

ビジカジコーデのベースとなるのは、ジャケットとスラックスを組み合わせたジャケパンとカジュアルなセットアップ。前者は色合わせが重要で、基本的に上下のトーンに差をつけるとバランス良く仕上がります。後者はネイビーやグレーといった定番色をセレクトするのが◎。着回し力が高いだけでなく、カジュアルな素材でも適度にきちんと感をアピールできますよ。

おすすめ1

ネイビージャケット×グレースラックス

ネイビージャケット×グレースラックス

アーバンリサーチオンラインストア

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ネイビージャケット×グレースラックス 2枚目の画像

Rakuten Fashion

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ジャケパンの王道といえば、ネイビージャケットとグレースラックスの組み合わせ。ビジネススタイルの定番色ゆえに安心感があり、上品さや知性、信頼をイメージさせることができる配色です。また、あらゆる色柄のインナーやネクタイとの相性も抜群で、そのスタイリングによっては洒脱な印象を与えられるのも特筆すべき魅力。

おすすめ2

グレージャケット×ベージュチノパン

グレージャケット×ベージュチノパン

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グレージャケット×ベージュチノパン 2枚目の画像

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ビジカジの場合、ジャケパンのボトムスが必ずしもスラックスである必要はありません。とはいえ、あくまでも仕事で着用するものなので、ある程度のきちんと感があるボトムスをセレクトしたいところ。そこでおすすめなのが、クリース入りのチノパン。グレーのジャケットを合わせるときちんと感が高まり、さらには洗練された雰囲気を醸し出せます。

おすすめ3

ネイビーのセットアップ

ネイビーのセットアップ

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スーツでもそうあるように、カジュアルなセットアップでもネイビーは定番。清潔感や知性をイメージさせるので、老若男女問わず好印象を与えられること請け合いです。柄シャツで個性を持たせるのもおすすめですが、都会的に着こなすならインナーにはシンプルなTシャツを合わせるのが◎。特に白Tシャツとの相性が良く、スマートなビジカジコーデを手に入れられます。

おすすめ4

グレーのセットアップ

グレーのセットアップ

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グレーはトーンの幅が広く、それによって与える印象も異なるもの。トーンが明るいほど軽快でフレッシュな雰囲気を演出できますが、着こなしの難易度が高くなります。ファッションにあまり自信がないなら、ビジカジにおいてもダークトーンをセレクトするのがおすすめです。インナーとのカラーバランスも取りやすいですし、何より落ち着いた大人の着こなしに仕上がりますよ。

▼基本2:シャツは柄や素材感でカジュアルさを意識

もちろん定番の白シャツでも良いですが、おしゃれを楽しむならシャツ選びにも変化をつけたいところ。例えば、表情のあるオックスフォード生地のシャツだったり、ノータイでもサマになるギンガムチェックのシャツだったり。いつもよりカジュアルを意識してセレクトすると、洒落感のあるビジカジコーデに仕上がります。

おすすめ1

オックスフォードのボタンダウンシャツ

オックスフォードのボタンダウンシャツ

スポーティな印象のオックスフォード生地のボタンダウンシャツは、ビジカジにも問題なく対応します。上品なブロードなどとは一線を画す表情ある生地感は、ジャケパンにカジュアルな要素をプラスするのに最適。白はもちろん、サックスブルーや淡いピンクといった色で遊びを加えるのもおすすめです。

おすすめ2

ギンガムチェックシャツ

ギンガムチェックシャツ

ZOZOTOWN

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スーツスタイルでは少し取り入れにくいギンガムチェックシャツも、ビジカジでは積極的に取り入れたいところ。ノータイでもVゾーンが寂しく見えることがないですし、何より洒脱な着こなしに仕上がるんです。ただ、大柄だとカジュアル度が高くなってしまうので、ビジカジにおいては小柄のものをチョイスするようにしましょう。

▼基本3:ネクタイは風合い豊かな素材を選ぶ

ビジカジコーデでネクタイを締める場合、スーツスタイルとは一味違う素材感が好マッチ。というのも、光沢感の強いシルク素材だとネクタイだけが浮いて見えることもあるからです。そういうわけで、ざっくりとした編みが特徴のニットタイ、コットンなどのマットな風合いを合わせるとバランス良くまとまります。

おすすめ1

ニットタイ

ニットタイ

ZOZOTOWN

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ニットタイならではのざっくりとした編みは、Vゾーンに適度な抜け感をもたらす効果があります。かっちりとしたジャケパンでもあか抜けた印象に仕上がるので、コーデの洒落度アップにも有効。写真のような単色は使いやすいですが、より遊びを加えるならボーダー柄を選んでも◎。

おすすめ2

マットな風合いのネクタイ

マットな風合いのネクタイ

Rakuten Fashion

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マットな風合いか否かは、ビジカジコーデに合うネクタイであることのひとつのバロメーターといっても過言ではありません。主にコットン混やリネン素材は、マットに仕上げられていることが多いです。また、無地でも表情が豊かなものが多いので、こなれたVゾーンを構築することができるのもメリット。

▼基本4:カジュアルなデザインの靴でもレザー製が条件

会社のドレスコードにもよりますが、ビジカジコーデでは足元もある程度崩してOK。ただ、ナイロンやメッシュといったスポーティな素材は仕事にはトゥーマッチなので、必ずレザー製をセレクトするようにしましょう。そうすればきちんとした印象をキープしながら、適度にカジュアルダウンさせることができますよ。

おすすめ1

ローファー

ローファー

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ローファーの魅力といえば、上品さとカジュアルさのバランスが絶妙なところ。脱ぎ履きが楽でラフに履けることもポイントで、ビジカジコーデの足元にも欠かせない存在です。定番のコインローファーだけでなく、周りと差をつけるならタッセルローファーやビットローファーというチョイスもアリ。

おすすめ2

レザースニーカー

レザースニーカー

adidas Online Shop 楽天市場店

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今やビジネススタイルの足元としても定着したスニーカー。なかでもレザー製は革靴感覚で取り入れることができ、ビジカジコーデとの相性も抜群です。ただ、多色使いのものやスポーティなデザインはラフすぎてしまうので、単色使いでシンプルなデザインであることが必須です。

▼基本5:ビジカジコーデにはレザートートやリュックが好マッチ

足元がカジュアルなのに、重厚感あるブリーフケースを合わせるのはバランスが悪く見えてしまう恐れが……。ビジカジコーデのバッグもある程度のカジュアルさを意識すると好バランスです。例えば、レザー製のトートバッグだったり、機動性の高いビジネスリュックだったり。スタイリングはもちろんですが、足元とのバランスを考慮するようにしましょう。

おすすめ1

レザーのトートバッグ

レザーのトートバッグ

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トートバッグはカジュアルなイメージが強いですが、オールレザー製なら話は別。レザーならではの上質な風合いは、キャンバスとは一線を画す上品なムードを醸し出してくれるのです。それでいて優れた収納力はそのままなので使い勝手も良く、さらにはビジカジコーデの格上げ効果も期待できますよ。

おすすめ2

ビジネスリュック

ビジネスリュック

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最近はビジネスシーンでも浸透し、スマートなデザインが増えているビジネスリュック。もちろんスーツにも合いますが、特に相性が良いのがビジカジコーデです。その魅力といえば、両手が自由になって重たい荷物も快適に持ち運べることですよね。ハンドル付きを選べば、シーンに合わせた持ち方ができるので便利。

ぜひ参考に。季節別に見る、おしゃれでイケてるビジカジコーデ見本帳

最後に洒落者たちの着こなしを見ていきましょう。春・秋、夏、冬のシーズン毎にコーディネート例をご紹介。季節に合わせたビジカジコーデを知ることもできるので、ぜひチェックしてみてください。

▼春や秋はもちろん、通年で使えるビジカジコーデ

まずは、王道のジャケパンから今っぽいセットアップスタイルまで、一年を通して参考になるビジカジコーデをピックアップ。ちょっとした小物使いやカラーバランスなど、シンプルなのにおしゃれに見えるヒントが散りばめられたスタイリング術は必見です。

コーデ1

王道ジャケパンに引き立つニットタイの抜け感がポイント

王道ジャケパンに引き立つニットタイの抜け感がポイント

WEAR

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ネイビージャケットとグレーのスラックスという王道ジャケパンスタイル。ポイントはVゾーンで、ネイビーのニットタイで絶妙な抜け感をプラスしています。シャツは同系色のサックスブルーのストライプシャツをセレクト。カラーバランスも抜群で好印象も獲得しています。

コーデ2

カジュアルのさじ加減が秀逸なモノトーンコーデ

カジュアルのさじ加減が秀逸なモノトーンコーデ

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グレーのセットアップをはじめ、Vゾーンもモノトーンで揃えてモダンなビジカジコーデを構築。かっちりとした着こなしですが、よく見るとネクタイがニット生地というのがポイント。さらに足元は白スニーカーで、軽快かつ都会的に仕上げているのも新鮮です。

コーデ3

大人のジャケパンにストライプシャツで遊び心をプラス

大人のジャケパンにストライプシャツで遊び心をプラス

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ネイビージャケットにベージュのスラックスを合わせているのが洒脱。グレージュ系の上品な発色なので、どこか大人の余裕を感じさせます。シャツはアクセントをつけるべく、コントラストあるストライプ柄をチョイス。ノータイでもサマになり、洒落度アップにも貢献しています。

コーデ4

ネイビーセットアップを都会的に着こなすならコチラ

ネイビーセットアップを都会的に着こなすならコチラ

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ネイビーのセットアップ×白Tシャツの組み合わせは、ビジカジコーデの定番。配色で清潔感や知性を、スタイリングで洗練された雰囲気を醸し出すことができるんです。足元はローファーでかっちり仕上げても良いですが、クリーンな白スニーカーで統一感を持たせているのも◎。

▼クールビズシーズンにおすすめのビジカジコーデ

クールビズシーズンのビジカジコーデで一番活躍するのは、ポロシャツや半袖シャツ。前者は台襟付きだと仕事に必須のきちんと感がキープできますし、後者はスタイリッシュな柄を選ぶと野暮ったさを払拭できます。また、ジャケットを着用する場合は、清涼感ある配色で構成するのがベター。

コーデ5

きちんとしたムードを醸し出す鉄板カラーリングが決め手

きちんとしたムードを醸し出す鉄板カラーリングが決め手

WEAR

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ネイビー×グレーのビジネススタイル鉄板の配色を、クールビズ定番のポロシャツとスラックスのスタイリングで表現。ポロシャツは台襟付きなので適度なきちんと感があり、どこか上品な印象も与えます。ストラップローファーとトートバッグは引き締め効果のあるブラックをセレクトしているのも正解。

コーデ6

ギンガムチェックで半袖シャツをスタイリッシュに着こなす

ギンガムチェックで半袖シャツをスタイリッシュに着こなす

WEAR

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半袖シャツはともすると野暮ったく見えてしまいますが、おしゃれなギンガムチェック柄なら心配無用。ネイビーとブラックのモダンな配色もポイントで、シンプルになりがちなクールビスコーデの洒落感アップに貢献しています。レザーのメッシュベルトやタッセルローファーなど、センスの光る小物使いにも注目を。

コーデ7

清涼感ある配色で作る夏のジャケットスタイル

清涼感ある配色で作る夏のジャケットスタイル

WEAR

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クールビズシーズンでもジャケットが必要な場合は、この着こなしのように清涼感ある配色を意識するのがベスト。ジャケットとレザートートはネイビーですが、Tシャツやスラックス、スニーカーは軽快な配色でまとめて見た目も涼しげに。きちんと感とカジュアルさも絶妙な塩梅で両立させています。

▼ウォーム感が決め手の冬のビジカジコーデ

冬のビジカジコーデは、見た目も温かな素材感や配色で構成するのがおすすめ。起毛感のあるジャケットを選んだり、落ち着いたトーンで構成したり。季節感もきちんと意識すると、ワンランク上のスタイリングが手に入れられますよ。

コーデ8

洒脱なカラーリングがシンプルコーデのスパイスに

洒脱なカラーリングがシンプルコーデのスパイスに

WEAR

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ウール感の強いサキソニー生地を使用したオリーブ色のセットアップは、黒のクルーネックニットが好マッチ。洒脱なカラーリングのおかげで周りと差をつけることができ、シンプルながらスマートな印象を与えてくれます。足元はニットと色を揃えたスニーカーでスポーティに。

コーデ9

冬らしい素材合わせが巧みな大人のジャケパンスタイル

2022.11.15 Tsubakiのテーラードジャケットのスタイリングの1枚目の画像

スタッフスタイリング(アーバンリサーチ)

スタッフスタイリング(アーバンリサーチ)

ウインドウペンのジャケット×コーデュロイパンツで、冬らしいジャケパンスタイルを構築。インナーにはタートルネックニットをチョイスし、グレーとオフホワイトの上品な配色と相まって大人の貫禄も演出しています。ジャケットの胸ポケットから覗かせたメガネのテンプルがおしゃれなアクセントに。

コーデ10

スポーティなアイテムを上品な配色でビジネスに昇華

2023.02.14 YAMASHITAのセットアップのスタイリングの1枚目の画像

スタッフスタイリング(アーバンリサーチ)

スタッフスタイリング(アーバンリサーチ)

ビジカジコーデのテンションに合わせて、ナイロン製のスポーティなアウターをセレクト。しかも淡いブラウンのセットアップのインナーに、白のスウェットというのも新鮮です。品の良い配色で構成しているのでラフになりすぎず、スタイリングに見事に溶け込んでいます。

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