ソーラー電波時計12本を厳選。日本が誇る4メーカーのブランドからレコメンド

ソーラー電波時計12本を厳選。日本が誇る4メーカーのブランドからレコメンド

多忙なビジネスマンにとって、電池交換の手間もかからず常に正確な時間を表示するソーラー電波時計は心強い味方。信頼度の高い日本のブランドから、名品を厳選しました。

牟田神 佑介

2019.12.24

セイコー(SEIKO)
カシオ(CASIO)
シチズン(CITIZEN)
トゥルーム(TRUME)
オリエント(ORIENT)
腕時計

テクノロジーの結晶、ソーラー電波時計。その特徴と選ぶメリット

すっかり腕時計選びのイチ基準として浸透している“電波ソーラー”。機械式時計のアナログ感が好き、という好事家の方からすると物足りないところもありますが、1度手に取って慣れてしまうとその手間のかからなさにハマってしまうこと請け合いです。

そもそも電波時計とは、通信総合研究所が運用している標準電波を受け取ることで自動的に時刻修正を行う機能を搭載したもの。そこに、文字盤を透過した光がセルに当たることで発電する機能を搭載したのが“ソーラー電波時計”です。時刻の正確性と、故障しない限り絶える半永久的に駆動するという2つの特徴は、多忙なビジネスマンにとって何よりのメリットになります。

活用シーンはさまざま。ソーラー電波時計はこんなところで役に立つ

ビジネスの場において、正確な時間を常に把握できるというのは大きなメリット。しかし、ソーラー電波時計には往々にして+αの技術が搭載されているものです。例えば『アテッサ』や『アストロン』のようなソーラー電波時計には、海外の空港に降り立った際にワンプッシュで時刻を修正してくれるワールドタイム機能が。サマータイムなどにも自動で対応してくれるので、旅行が多い人にとって電波ソーラー時計の所有は大きなメリットです。国内の電波だけを受信するモデルの場合は、海外に出向いた際に電波の受信機能をオフにして、手動で時刻をあわせればOK。当然ですが、ソーラー発電システムは国内外問わずその力を発揮してくれます。

なお、ソーラー電波時計というと文字盤下のソーラーセルに光を透過させる必要がある以上、半透明の文字盤が高級感を損なう……、と考えている方もいるかもしれません。しかし、現在では各メーカー機構の改良に努めた結果、ベゼル内側のフランジ部分やインダイヤル部分など目立たない箇所に仕込めば十分な電力を得られるほど進化しています。文字盤の透過率もそこまで考慮しなくて良くなったため、見た目には通常のアナログウォッチと大差ありません。つまり、フォーマルな場においても気兼ねなく身に着けられるということ。大事な商談の場でも、洒落たパーティーでも、ソーラー電波時計の機能性を気負いなく甘受できるはずです。

実力派メーカー別に厳選。ソーラー電波時計の人気12ブランド

ブランド力や歴史においてはやはり欧州ブランドに軍配が上がります。しかし、こと技術力においては時計大国スイスをしのぐのが日本のメーカーです。ソーラー電波の分野でも同様で、こと日本の「セイコー」、「シチズン」、「カシオ」、「セイコーエプソン」においては他の追随を許しません。ここからは上記メーカーに属するブランドから、人気モデルを紐解いていきましょう。

▼メーカー1:数々の”世界初”を作り出してきた「セイコー」

『プレザージュ』のグローバル展開や、『プロスペックス』のラグジュアリー化も続き、海外評価がうなぎ登りの「セイコー」。時計が好きな方ならやはり、『アストロン』や『ブライツ』が気になるところでしょう。機能に見合ったストイックでメカニカルなルックスと、同メーカーらしいくせのないデザインはどれを選んでもオン・オフ対応してくれます。

日本の至宝、セイコー。その歴史と人気ブランドを読み解く

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腕時計について知れば知るほど、その奥深さがわかるのがセイコーというメーカー。ここではそんな“国産時計の雄”の歴史とおすすめをたっぷりご紹介します。

夏目 文寛

セイコーのアストロン。その魅力と18のおすすめモデルを紹介

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世界初のGPSソーラーウォッチとして登場して以来、高機能な国産腕時計として支持の厚い『セイコー』の「アストロン」。見た目と機能を両立した、その魅力に迫ります。

横山 博之

1本目『アストロン』SBXB101

衛星からの電波受信により世界中どこにいても正確な時刻修正を可能にした、GPS衛星電波機能を搭載。ジェットセッターにもうれしいデュアルタイム機能までも備えつつ、驚きの軽さを実現しているのはチタンケースとセラミックベゼルの合わせ技ゆえでしょう。また、「8x」シリーズらしく迫力のある45mm径に対して非常に薄型。腕に沿うような自然な装着感で、長時間の着用もストレスになりません。2100年までのパーペチュアルカレンダーにハイテクウォッチらしからぬ10気圧防水と、これ1本有れば他になにも要らないというほど充実した1本になっています。

2本目『ブライツ』SAGA281

『アストロン』と双璧をなす「セイコー」のハイテクウォッチが『ブライツ』です。幾分コストパフォーマンスも高いため、必要な機能と相談しつつ『アストロン』と比べてみるのも良いでしょう。

とはいえ、こちらもソーラー発電に電波修正機能標準装備。フランジ部分の国名表記が示すようにワールドタイム機能が、そしてデュアルタイムも搭載されています。10気圧防水に、ケース表面にはプラチナダイヤシールドという表面硬化処理も施されており性能的には遜色ありません。

3本目『スピリット』SBTM169

サンレイ仕上げの黒文字盤がスタイリッシュかつエレガントで、SSケースとのコントラストも美しく、腕時計のスタンダードと呼ぶにふさわしいデザイン。『スピリット』が属する「セイコーセレクション」はまさにそんなベーシックな腕時計を数多く揃えているラインです。こちらも日常生活強化防水の10気圧防水対応。過充電防止やパワーセーブをはじめ、時差修正機能などビジネスシーンに活躍する機能が豊富。ソーラー電波時計が初めてなら、「こういうものか」と知る上でも手に取ってみても良いでしょう。

▼メーカー2:最先端技術の結晶。「カシオ」のソーラー電波時計

『Gショック』で1990年代に一世風靡したジャパンブランド「カシオ」。一足先にデジタルウォッチの分野に傾注してきたメーカーらしく、ソーラー電波の分野においても高機能なモデルを取りそろえています。そんな「カシオ」のソーラー電波時計は、『オシアナス』に代表されるようにエレガントながらどこかスポーティさの強いデザインが特徴。防水機能もしっかり備え他モデルも多く、長く付き合う腕時計を探しているなら選択肢に入れておいて損はないでしょう。

30代ビジネスマンの腕時計に、カシオのオシアナスという選択を

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2004年の誕生以来、ビジネスマンに愛され続けているオシアナス。日本が誇る技術が詰まった腕時計と言っても過言ではない、名機の人気の秘密を解き明かそう。

牟田神 佑介

1本目『オシアナス』OCW-S5000D-1AJF

2019年10月に発表されてすぐ、その特異なルックスで話題をさらったのがこちらのモデル。『オシアナス』メンズモデル史上最薄のケースに、日本の伝統工芸・江戸切子の技法を用いたサファイアクリスタル素材のベゼルを乗せた、従来の同ブランドのイメージを塗り替えるものでした。良い意味で電波ソーラー時計のメカニカルさを払拭した暖かみのある表情は、唯一無二です。

もちろん、中身のテクノロジー面も充実。「カシオ」が誇るタフソーラーによる発電と電波受信機能に加え、Bluetoothによるスマートフォンとのモバイルリンク機能も搭載しています。

2本目『オシアナス』OCW-S3400-1AJF

フルメタルウォッチとしては世界初のGPSハイブリッド電波ソーラーを搭載し、あらゆる場所で正確な時間を刻んでくれる『オシアナス』。上記の江戸切子も秀逸ですが、同ブランドといえばやはりこの“オシアナスブルー”でしょう。ブラック文字盤に映えるメタリックブルーは、ビジネスにも映えるエレガントさを放ちます。ワールドタイムの都市変更が素早くでき、サマータイムも自動で設定される優れもの。「オシアナス マンタ」は優雅に海中を泳ぐマンタのように、特にその薄さとフォルムにこだわったモデルです。

3本目『カシオ』ウェーブセプター マルチバンド6

同社のテクノロジーをよりお手頃に手に入れたいなら、「ウェーブセプター」シリーズが良いでしょう。ケースと一体化した流線型を描くメタルバンドが、高級感とスポーティさの両方を兼ね備える「カシオ」らしいデザインが魅力です。蛍光灯などのわずかな光をも動力とできるタフソーラー機能はもちろん、日本国内の2か所に加え、中国・アメリカ・イギリス・ドイツの標準時刻の電波を受信するマルチバンド6という機能も搭載しています。

▼メーカー3:“より良きもの”へのマインドが生む名作の数々。「シチズン」のソーラー電波時計

チタンを世界で初めて腕時計に落とし込んだメーカーらしく。着け心地が良くシンプルにひと手間加えたデザインが多い「シチズン」の腕時計。スタイリッシュなモデルが多く、ビジネスファッションの良きエッセンスになります。電波式をフルメタルボディに導入した技術力の高さと、電池交換の必要がない光発電の独自技術、光発電エコ・ドライブの搭載が「シチズン」の強みです。

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2018年、「シチズン」は創業100周年を迎えた。GPSなどの先進技術を生み出す一方、近年は海外ブランドの買収や機械式の生産にも力を入れて多角的かつ精力的な活動が続く。

ワダ ソウシ

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腕時計の素材として広く認知されているチタン。それを初めて腕時計に搭載したのはシチズンだった。同メーカーが放つチタン鍛造技術の粋、『アテッサ』を読み解く。

牟田神 佑介

1本目『アテッサ』AT8040-57E

さまざまな情報が詰め込まれつつも、「シチズン」ならではの高いデザイン性で文字盤は見やすくスタイリッシュに仕上がった「AT8040」。厳選された機能と取り回しの良さ、良心的な価格により『アテッサ』の中でも特に人気が高いモデルです。特に、リューズを引いて都市を選択するだけで瞬時に時刻とカレンダーの修正が行えるダイレクトフライト機能は特筆もの。また、独自の表面硬化技術デュラテクトにより堅ろうに仕上げられたチタニウムにより見た目を裏切る抜群の軽さを提供してくれます。

2人目『サテライトウェーブ GPS』F990 CC7005-16G

値は張りますが、「シチズン」の技術の粋に触れたいならこちらのモデルはいかがでしょう。2011年、衛星電波時計の先駆けとして発表された名品の復刻となるこちらは、視認性抜群の針とドーム型のケース、何枚ものディスクが文字盤上で複雑に絡み合う未来を感じさせるデザインが実に魅力的です。同社最新鋭のムーブメントに、抜群の硬度を誇るデュラテクトDLC加工、ダイレクトフライト機能にデュアルタイム機能を掛け合わせ2都市の正確な時刻を同時に表示できるようにするなど良い意味でやりたい放題の1本。オリジナルは鮮やかなグリーンが印象的ですが、ビジネスカジュアルなどにも落とし込むならブラック×ゴールドの組み合わせが妥当でしょう。

3本目『エクシード』CB1112-07W

ハイテク感の強いモデルが続きましたが、「シチズン」の中でも随一のエレガントさを有する『エクシード』からはこんなクラシックな顔立ちの1本も出ています。ピンクゴールドのケースに白蝶貝の文字盤を合わせたこちらは、それでもなんとしっかりとソーラー発電機能を装備。世界4都市の電波を受信しての時刻修正も可能で、38mmというミニマルなサイズの中に必要最低限のテクノロジーをきっちり詰め込んでいます。これだけの高級感を持ちながら、ケースには軽量かつ堅牢なスパーチタニウムを使用しているというのも見どころです。

▼メーカー4:積み重ねてきた技術の集大成、「セイコーエプソン」が放つ“ひと味違う”電波ソーラー時計

「セイコーエプソン」と聞くと耳慣れないかもしれません。その名前から上記「セイコー」の子会社かと思われがちですが、実は独立した別会社。細かいことを言うと資本的にはまったく関係が無いわけではありませんが、現在はメーカーとしては別物と考えて大丈夫です。そんな同社は、実は「クォーツアストロン」の開発など「セイコー」の技術革新を支えてきた実力派でもあり、クォーツを自社で製造できる数少ない企業でもあります。オリジナルブランドでは『トゥルーム』が有名ですが、2017年からは『オリエント』も統合。腕時計業界の中でめきめきと力を付けてきている、ホットなメーカーなのです。

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セイコーエプソンが時計市場に投入した『トゥルーム』は、次世代アナログウォッチの理想形。今もっとも注目すべきといっても過言ではない国産時計の魅力を解き明かす。

ワダ ソウシ

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品質の高さと、それを良い意味で裏切る価格設定が魅力の国産時計ブランド『オリエント』。ブランドの魅力から代表モデルまでを網羅した、永久保存版としてお送りしよう。

菊地 亮

1本目『トゥルーム』Cコレクション TR-MB5006

どこまでもアナログな顔立ちながら、その内部に「セイコーエプソン」のテクノロジーを集結させた見た目にも重厚な『トゥルーム』。S・L・C・Mの4シリーズから構成されており、こちらは都市=CityをイメージしたCコレクションとなります。何層にも色を塗り重ねた、肉厚なアドバンティックレザーストラップの高級感は並ではありません。GPS受信システム・サテライトリンクに、自動で省電力モードとの切り替えも行う光充電・ライトチャージ、そして気圧硬度センサーに方位センサーまでも盛り込んだまさに“男のおもちゃ”ともいえる充実具合は、ここならではといえるでしょう。なお、ビジネスシーンにもうれしいメタルバンドも付属しています。

2本目『オリエント』RN-SE0004B

『オリエント』といえば機械式時計のイメージが強いですが、実は「コンテンポラリー」シリーズからは電波ソーラーのモデルも登場しています。見た目にもミニマルなこちらは、日本の標準時間を受信して時刻修正を行うラジオコントロール機能を装備。フル充電で6ヶ月間駆動するパワフルさも備えているので、値段も含めて日常使いの1本としてはベターな選択といえるでしょう。高機能ながら、ケース径が40mm未満に抑えられているのもポイントです。

3本目『オリエント』WV0071SE

実は、日本の他メーカーには見られない独自性の高いデザインも『オリエント』の魅力。国外への輸出が始まった際に、力のある海外ブランドとの差別化を図るべく行われた、企業努力の賜です。以前機械式時計としてリリースされていた「ネオセブンティーズ」というシリーズはまさにそのデザイン哲学の中にあり、上下部分にカットの入った風防やグラデーションのかかった文字盤などはその最たるもの。名称の通り70年代を思わせる豊かなカラーリングも見ものですが、オン・オフでの兼用を考えるならブルーが最適でしょう。

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牟田神 佑介

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夏目 文寛

「Men’s JOKER」、「STREET JACK」と男性ファッション誌を経た後、腕時計誌の創刊に携わり現職。メンズ誌で7年間ジャンルレスに経験してきた背景を生かし、TASCLAPでは主に腕時計や革靴、バッグなど革小物に関する記事を担当している。
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