
大人の万能着。ギンガムチェックシャツの最新コーデ術
ギンガムチェックシャツは、カジュアルながらも程良くきれいめ感もまとえる万能着。選び方と着こなし方を知り、ギンガムチェックシャツをおしゃれに着こなしましょう。
ギンガムチェックシャツって、どんなチェック柄のこと?
“ギンガム”は本来、白糸(晒し糸)と色糸(染め糸)を使った平織りの綿織物を指します。そのため、昔はストライプ柄が配された平織りの綿織物も地域によってはギンガムと呼ばれていました。ただ、現在ではギンガム=チェックという認識が一般的ですね。
ギンガムチェックは2色構成の非常にシンプルなチェック柄で、縦横が一定間隔となっているのも大きな特徴です。柄が非常に細かいものはマイクロギンガムチェックとも呼ばれます。
他とは違う。ギンガムチェックならではの印象とは?
タータンチェックやマドラスチェックなど、数多くの種類があるチェック柄。基本的にカジュアルな印象を与える柄ですが、ギンガムチェックはちょっと趣が違います。
シンプルな配色や規則的な格子柄のおかげで、カジュアルな中にきれいめ感も感じさせてくれるんです。そのため、オフの着こなしのみにとどまらず、ビジネスシーンで用いられることも少なくありません。汎用性に優れた、大人にぴったりなチェック柄なんです。
主役としてはもちろん脇役としても好アクセントに
春や秋は1枚でサラッと着ればサマになる。そんな“主役級”の役割を果たしてくれるのが、ギンガムチェックシャツのメリットですよね。ただ、3月~4月初旬はまだまだライトアウターが欠かせない時期。ギンガムチェックシャツならば、春はもちろん秋冬に出番が増えるであろうマウンテンパーカーや、アノラック、コーチジャケットなどのライトアウターとも親和性が高く、さらにはアクセントを加えられるのも利点です。
ギンガムチェックシャツで選びたい、3つの配色
カラー1
スマートに着こなしをまとめるならホワイト×ブラック
ラフ&カジュアルなコーデよりもスマートかつ都会的な着こなしが好き、という人にはホワイト×ブラックのカラーリングが◎。
モノトーンで統一されたクールなギンガムチェック柄が、スタイリッシュな雰囲気を醸し出してくれます。その持ち味を生かすためにも、シルエットは細身のものを選びましょう。
カラー2
ビジネスシーンでも活用するならホワイト×ブルー
ウイークエンドだけではなくオンタイムでもギンガムチェックシャツの活用を見込むなら、フォーマルに着られるホワイト×ブルーを。
ネイビーのテーラードジャケットと合わせれば、それだけで今っぽいオフィスカジュアルスタイルが完成します。もちろん、オフの着こなしでも十分な活躍が見込めますので費用対効果は文句ありません。
カラー3
ホワイト×レッドで秋らしい温かみをメイク
季節感を意識しつつ着こなすのであれば、ウォーム感たっぷりなホワイト×レッドの1着をピックアップするのが正攻法。
赤×白のチェックはTASCLAP世代の大定番であるブルージーンズともバランス良し! 普段の装いにさらりと落とし込めるハズ。
着こなしパターン別に見せる、すぐにでも真似したいコーデ14
最後は、ギンガムチェックシャツをどう着ればおしゃれに見せられるのか、その具体例に迫ります。ファッショニスタたちが実践している、14のナイステクニックをご覧あれ!
コーデ1
武骨な着こなしをギンガムシャツで品良くアップデート
アウターはサードタイプのデニムジャケット、そしてボトムスはミリタリーパンツ。これだけだとかなり武骨なマッチングですが、インナーに品良いギンガムシャツを用いることで、ハードさを和らげました。こんな風に格上げアイテムとしても使えるんです!
コーデ2
ホワイト×ブルーのツートーンコーデで爽やかに
ギンガムチェックのカラーはホワイト×ブルー。ただでさえ爽やかな配色ですが、頭からつま先までその2色で統一すれば、着こなしの清潔感はさらに高まりを見せます。
コーデ3
無地アイテムにギンガムチェックを重ねて飽きのない着こなしに
ベーシックな無地柄のコートとGジャンの下に、ギンガムチェックシャツを取り入れたスタイリング。チェック柄が襟元と裾からちらりと覗くだけでも、着こなしはこなれたイメージへと変わります。大人がチャレンジしたい、一歩先行くレイヤードコーデです。
コーデ4
全身モノトーンのアイテムでシャープな雰囲気を構築
ギンガムチェックシャツは黒×白、ブルゾンはブラック、パンツはグレー、そしてシューズはホワイト。全身モノトーンカラーでまとめることで、シャープなスタイルへと導きました。最近は、彼のようにシックにギンガムチェックシャツを着る人が増えていますね。
コーデ5
ペールカラーのレイヤリングで着こなしに華やぎ感を描出
赤×紺×白のユニークな配色のギンガムシャツは1枚でもインパクト十分ですが、そのうえから淡いピンクのパーカーを羽織れば、華やぎ感たっぷりなスタイリングに。落ち着いたカラーのパンツを組み合わせて、うるさく見えないようにトーンダウンするのが大事なポイントです。
コーデ6
半袖無地トップス×長袖ギンガムシャツの重ね着で遊ぶ
シンプルなブルーの長袖ギンガムシャツに、半袖無地のホワイトTシャツをオン。丈感、デザインともに対照的なアイテムを重ねれば、自然と着こなしにメリハリが生まれます。品行方正な白ソックス×ローファーで、大人っぽさもしっかりと訴求。
コーデ7
カーデの肩掛けでシャツスタイルにこなれ感をプラス!
カーディガンの肩掛けは、簡単に導入できて効果抜群なテクニック。ゆる~く肩から掛けるだけで、ギンガムシャツコーデのこなれ感が大きくアップするのだから実践しない手はありません。柄もののカーデだと柄×柄でやぼったく見えやすいので、無地デザインを選ぶのが鉄則です。
コーデ8
腰に巻くのも有効度の高いテクの1つ
何もただ“着る”だけがギンガムチェックシャツの活用法ではありません。小物感覚で腰に巻くというのも立派な活用術の1つです。着こなしに抑揚を出したいときに高い効果を発揮します。ホワイトを基調としたコーデに取り入れれば、スタイルのグッドアクセントに!
コーデ9
ベーシックコーデの差し柄として機能させる
グレーのVネックニット&スリムテーパードパンツ、デッキパーカーからなる、プレーンなコーディネート。そこにリズムを付けるべく、ギンガムチェックシャツをインナーにチョイス。裾&首元からチェック柄を少し見せるだけで、スタイルの淡泊さは簡単に解消されます。ギンガムの品の良さに合わせて、タイドアップするというのも1つのテクニックです。
コーデ10
リラックススタイルにシャツで街っぽさを加味
ゆとりあるシルエットのショールニットにネップパンツ、さらにはモカシンの素足履きと、リラックス感の色濃いスタイル。このままだと少しゆるすぎですが、ギンガムシャツを織り交ぜれば街っぽさも香って、バランスの取れた好スタイリングに仕上がります。
コーデ11
大人の品格が香り立つスマートカジュアル
ノータイ&ベージュジャケットということで、上と同じテーラードスタイルながらこちらは上質なカジュアルといったイメージ。中が無地シャツだと少し味気ない感じになってしまいますが、表情豊かなギンガムシャツなら洒落感を感じさせます。胸元に差したメガネも小粋!
コーデ12
スクールテイストのコーデに巧妙MIX!
レタードスウェットにベースボールキャップを合わせたスクールテイストの装い。万能選手であるギンガムチェックシャツは、この種のスタイルにもフィットします。スウェットのラフ感を適度に緩和してくれるので、コーディネートが大人っぽく帰結するんです。
コーデ13
ギンガム使いで骨太なライダースをカチッと着こなす
男くさいアイテムの代名詞ともいえるライダースジャケット。考えなしに合わせるとワイルド感が前面に出ますが、ギンガムシャツやタイといった品のあるアイテムをプラスすれば、骨太さを払拭できます。ダークトーンで潔くまとめたところもキモ。
コーデ14
シャツをアウター代わりに使うテクにもぜひ挑戦を!
王道のギンガムシャツを使いつつも周りとの明確な差別化を狙うなら、アウターとして着用するというのが1つのカギに。シンプルな着こなしの上から羽織るだけで一気に洒落感が漂います。大人ムードを損なわないよう、全体の色数を抑えればなお良し。
コーデへの取り入れやすさという点ではギンガムシャツよりも秀でているアイテムはなかなかないでしょう。春夏秋冬、フルシーズン活用できるので色違いやピッチ違いで持っておくのも良さそうですね。
TASCLAPでの執筆本数NO.1ライター
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