定番からお手頃価格まで。今期欲しいダウンベスト一覧
秋冬シーズンが本格化する前に手に入れておきたいダウンベスト。今回はおすすめのダウンベストをブランド重視のセレクトとコスパ重視のセレクトに分けてお届けしていく。
ダウンベストを選ぶための3カ条
朝晩の冷え込みが気になるこの季節。とはいえ、日中は気温が高いのでアウターを着るのも早すぎる。そんな中途半端な季節に便利なのがダウンベスト。袖のない中途半端なデザインと敬遠する人も多いが実は春・秋・冬と3シーズンにわたって活躍してくれる優れものなのだ。今回はそんな使い勝手の良いダウンベストを選ぶにあたって注目すべきポイントを紹介するので購入する際の参考にしてみて。
ポイント1
落ち着いたカラーをチョイス
アメカジを代表するアイテムの1つであるダウンジャケットはデザインによっては子供っぽい印象を与えることも。大人っぽくスマートに着こなすのであればブラックやネイビーといったベーシックなカラーがおすすめ。色みのあるカラーを選ぶのであれば落ち着いたトーンを選ぶことでこなれ感のある大人スタイルが楽しめる。
ポイント2
適度なゆとりのあるサイズ感がベスト
せっかくのおしゃれなアイテムも自分の体型に合っていないサイズをチョイスしてしまっては台無しに。ダウンアイテムはボリュームがあるからといって、小さめのサイズを選んでしまうとピチピチとした印象になってしまい、ストリートっぽさを出そうとして大きいサイズを選んでしまうとだらしなく見えてしまう。そうならないためにも選ぶ際は大き過ぎず、小さ過ぎずのサイズ感で適度なゆとりのあるものを選ぶことで、コーディネートしたときのこなれ感はもちろん、動きやすさもキープすることができる。
ポイント3
着こなすイメージに合わせて素材を選ぶ
ダウンベストに使われている素材によって見える印象が変わってくるので、選ぶ際は素材感にも注目してほしい。一般的にダウンベストに使われる素材はナイロン素材とウール素材が主流。ナイロン素材はウール素材に比べてカジュアルな印象を与えてくれ、光沢感があるので着こなしのアクセントとしても活躍してくれる。ウール素材は上品で落ち着いた印象を与えてくれるので大人っぽい印象を作りやすい。またウールとレザーの異素材コンビのアイテムであれば着こなしに動きを出しやすく、適度にカジュアル感を演出してくれる。
ダウンベスト選びに迷ったら、定番ブランドのこの商品を選ぼう
選び方はわかったけど、さまざまなブランドから展開されていて、どのブランドを選べばいいかわからないという人におすすめのブランドとダウンジャケットをピックアップ。デザインも幅広く選んでいるので、お気に入りの一着を探してみて。
アイテム1
『カナダグース』 フリースタイルベスト
メイド・イン・カナダにこだわり、1975年にカナダのトロントにて創業された『カナダグース』。シベリアやアラスカなど極寒の地で暮らす人々や南極探検や登山隊などにも供給しており、機能性、品質の高さはお墨付き。ボリュームを抑えたスタイリッシュなデザインで人気なのがこのフリースタイルベスト。高い耐久性と撥水性を併せ持つ素材アークティックテックを使用し、650フィルパワーのダックダウンを採用しているので保温性も抜群だ。
アイテム2
『レミレリーフ』別注 デニムダウンベスト
『レミレリーフ』は自然に着古したような独自の加工感と現代におけるリアルなアメリカンベーシックを追求しているドメスブランドだ。ブランド名は“REMIX=工夫、創造”と“RELIEF=省く”を意味している。ブランドの代名詞であるウエスタンシャツで使用している8オンスデニム生地を使用したダウンベスト。裏地にはハワイアンなモチーフを散りばめたオリジナルのジャガード生地を使用している。内側には簡易防水加工を施し、さらにダウンパックという2重のシールドにより、ダウンの漏れも防ぐ。
アイテム3
『アスペジ』別注コットン"AGILE"ダウンベスト
『アスペジ』は1989年に創業されたイタリアのシャツメーカー。70年代にアウトドアなイメージのダウンジャケットをタウンユース向けにダークトーンで発売したところ、爆発的な人気を博し、一躍人気ブランドの仲間入りを果たした。今季はブランド定番のAGILEにコットン素材を使用して展開。ジャカードニットやミドルゲージのタートルニットと相性が良く、チノパンなどに合わせて大人っぽく着こなしたい。
アイテム4
『ロッキー マウンテン フェザーベッド』クリスティナイロンダウンベスト
1960年にアメリカ・ワイオミング州で生まれたブランドでもともとはカウボーイたちの防寒服を手がけていた。1980年代後半にブランドがクローズされたが、ヴィンテージマーケットで高い人気を誇るブランドだ。コレクターであり現デザイナーである寺本欣児氏によって2005年に復活を果たしている。『ビューティー&ユース』別注としてブランドを代表するアイテムであるクリスティナイロンのヨークに合皮の切り替えを施した異素材コンビモデルをリリース。ボアをあしらった首元とラウンド状のヘムラインが特徴で前立てにはスナップボタンを採用している。
アイテム5
『タトラス』シャギー素材ダウンベスト レオナルド
イタリア・ミラノを拠点にポートランドと日本とのコーポレートブランドとしてスタートしたアウトフィットレーベル。アウターとしての十分な機能を持ちながらも、シルエットが美しくスタイリッシュなデザイン性が特徴だ。タイトなシルエットが特徴的なダウンベストLEONARDOの16AWではシャギー素材を使用してトレンド感のあるデザインに。滑らかな毛羽立ちが特徴でウォーム感のある肌触りに仕上がっている。カジュアルダウンさせた着こなしにも相性抜群で幅広いスタイルで大活躍。
アイテム6
『パタゴニア』メンズ・リバーシブル・ビビー・ダウン・ベスト
世界中で高い人気を誇るアウトドアブランドの代表格『パタゴニア』。ファッション性に富んだ高いデザイン性と豊富なラインアップ、環境に配慮した素材使いが特徴でアウトドアファンのみならず多くのファッショニスタからも支持を集めている。高めに設定されたスタンドアップカラーの上までファスナーを備えており、ボディーには600フィルパワーのリサイクルダウンを使用したインサレーション入りで防寒性は抜群。背面のドロップテイル仕様がさりげないアクセントになっている。
アイテム7
『ショット』レザーダウンベスト ワンスター
今やレザーウェアブランドとして確固たる地位を築き上げた『ショット』だが、1913年のブランド設立当初はレインコートを手がけていた。その後、1928年に世界初となるフロントジッパーを採用したライダースジャケットを発表し、後のライダースの仕様の基礎を作った。ショップ「エストネーション」とのコラボアイテムは、伝説的なライダースジャケットONE STARのモチーフを取り入れたダウンベスト。ランクの高いイタリアンラムレザーを採用し、内ポケットをひと回り大きくすることで現代的にアレンジした。
アイテム8
『ロッキーマウンテン フェザーベッド』×『ジャクソンマティス』コラボダウンベスト
アメリカ・古着・サーフ・スケートボードにまつわるアイテムに現代のアレンジを加え、肩の張らない日常着を提案しているドメスブランド。ブランド名の『ジャクソンマティス』は世界的に有名な画家ジャクソン・ポロック氏とアンリ・マティス氏に由来している。『ロッキーマウンテン』とコラボしたダウンベストでデザインのアクセントにもなっているムートン付きの襟が首元をやさしく包み込んでくれる。ヨークには牛革を使用。フロントの一番上にはスマイルがデザインされたボタンを採用し、遊び心が込められている。
アイテム9
『クリフメイヤー』リバーシブルダウンベスト
『クリフメイヤー』は、アメリカ西海岸をイメージしたアメリカンカジュアルをベースに現代のトレンドを組み合わせたベーシックかつオリジナリティーあふれる古着ライクなデイリーウェアを展開。こちらのアイテムは創業から70年以上もの歴史を誇る国産ダウンメーカー『ナンガ』とコラボしたモデル。表面には光沢感のある20デニールのナイロン生地、裏面には撥水機能付きのマットな生地を使用している。ノーカラー仕様でリバーシブルにも対応。レイヤードスタイルからインナーダウンまで幅広くこなしてくれる。
アイテム10
『ネイタルデザイン』グッドオールドダウンベスト3 × 『ナンガ』
トラッドやトレンド、アートやカルチャーを独自の視点で解釈し、ユーモアやエッジの効いたエッセンスを加えたオリジナリティーあふれるアイテムを展開している『ネイタルデザイン』。こちらも国産ダウンメーカー『ナンガ』が手がけたダウンベスト。アウトドアのトラッドなベストを着心地とシルエットにこだわり現代的にアレンジが加えられている。生地には特殊な加工が施されているので撥水性、防水性ともに抜群。
お手頃価格だけど質は確か。コスパに優れた人気ブランドのダウンベストを紹介
良質なダウンベストは欲しいけど、できればコストは抑えておきたいところ。それが子供のいる家庭ならばなおさら。そこでここからは予算を2万5,000円に絞ってコストパフォーマンスに優れた大人の着こなしにもハマるダウンベストを厳選した。
アイテム1
『ダントン』 別注 ウールモッサダウンベスト/21,384円(税込)
『ダントン』は、1931年にガブリエル・ダントン氏がフランス・ロワレ シェール県シャートルに工場を設立した際にスタートさせたワークウェアブランド。70年代なかばから90年代まで、パリ市内を含む多くの行政やパリ地下鉄を司るP.A.T.P社、フランス国鉄S.N.C.F社などに制服や作業服を納入していた。軽く柔らかな風合いで保温性に優れたウールモッサを使用したブランド定番の一着。フードは取り外し可能で、左胸にはブランドワッペンが配されている。
アイテム2
『ビームス』デニム ダウンベスト/20,520円(税込)
日本を代表するセレクトショップ『ビームス』のオリジナルブランド。デニム生地を使用したシンプルかつ定番的なデザインのダウンベストでダウン80%、フェザー20%とふっくらとしたボリューム感のあるデザインが特徴的。合わせるアイテムを選ばない抜け感のあるインディゴカラーで使い勝手も抜群だ。秋はもちろん冬の防寒具としても重宝するのでチェックしておいて損はない。
アイテム3
『ヒューストン』シンサレート 中綿ベスト/20,304円(税込)
国内で初めてオリジナルのフライトジャケットを世に送り出した日本を代表するミリタリーブランドの『ヒューストン』。洗練されたデザイン性とクオリティの高さから不動の人気を誇っている。保温性に優れ、軽量な中綿素材シンサレートを使用し、ユーロミリタリーのタクティカルスモッグのデザインを取り入れ、ボタンはパラシュートボタンを採用。4つのフラップポケットに加え、内ポケット、スラッシュポケットを各2つずつ備えた機能性の高さも魅力的だ。
アイテム4
『アーバンリサーチ サニーレーベル』デニムダウンベスト/16,200円(税込)
『アーバンリサーチ サニーレーベル』はセレクトショップのアーバンリサーチが展開しているオリジナルラインの1つで“アメリカ・西海岸の自由な空気感”をコンセプトに肩肘張らないシンプルかつオーセンティックなアイテムを展開しているレーベルだ。ベーシックなシルエットで汎用性の高い人気のデニムダウンベスト。ふんわりと弾力のある着心地で保温性に優れている。チェックシャツやデニムと合わせてシンプルなアメカジスタイルを楽しみたい。
アイテム5
『カンビオ』スリムフィットストレッチダウンベスト/18,360円(税込)
ブランド名の『カンビオ』はフランス語で“変化”を意味している。スタンダードな中にトレンドと独自のエッセンスを加えた飽きのこないものづくりにこだわっている。こちらのダウンベストにはストレッチ素材を使用し、スポーツテイストとラグジュアリー感を兼ね備えたアイテムに。トレンドと風合いを意識しつつ、ミニマルに仕上げることで着こなしやすさを確保。軽量で保温性にも優れた本格仕様となっている。
アイテム6
『フィデリティ』フィデリティ 別注パーテックスダウンベスト/21,060円(税込)
1941年に創業され、アメリカ・マサチューセッツ州ボストンに拠点を置く老舗アウターウェアメーカー。“上質の衣類”をコンセプトに、今なおメイド・イン・USAにこだわり、自社工場にて一貫生産を行っている。長く愛用できるベーシックなデザインと高い保温性が魅力的な一着。裏地にPERTEXナイロンを採用することで熱伝導の良さと柔らかな着心地を実現させた。カジュアルなアイテムながらもシックな色合いで落ち着いた雰囲気を醸す。
アイテム7
『ジムマスター』薄ダウン ベスト/11,340円(税込)
『ジムマスター』は1916年にカナダで創業されたスウェットブランド。高度なニッティング技術により、地元の警察官や消防士たちのアンダーウェアとして絶大な支持を獲得し、今ではアスレチックウェア全般を手がける一大メーカーとして成長を遂げた。軽い、薄い、暖かいと三拍子揃ったブランド定番のアイテム。程良い厚みで秋はアウター、冬はインナーとして活躍してくれる。胸に配した同色のブランド刺繍がワンポイントのアクセントに。
アイテム8
『ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング』フードダウンベスト/21,600円(税込)
『ユナイテッドアローズ』が展開するオリジナルラインの『グリーンレーベル リラクシング』からはフラノ生地を使用したベストが登場。すっきりとしたポケットデザインできれいめな印象が特徴的。落ち着いた色みでコーディネートにも取り入れやすい。
アイテム9
『ベイフロー』カモフラリバーシブルダウンベスト/17,280円(税込)
『ベイフロー』は、上質なデイリーカジュアルウェアと生活雑貨を展開するライフルタイルブランド。ブランド定番アイテムであるリバーシブルベストに今シーズンはカモフラ柄を採用し、ファッション性を向上させた。落ち着いた色みとベーシックなデザイン性でロングシーズン活躍する優れもの。
アイテム10
『ヒルフィガーデニム』ベーシックダウンベスト/20,520円(税込)
1984年にデザイナーであるトミー ヒルフィガー氏が自身の名を冠して設立したファションブランド。『ヒルフィガーデニム』は『トミーヒルフィガー』がデニムをベースにしたカジュアルウェアを提案するデニムラインだ。こちらのダウンベストは光沢のあるマイクロファイバー素材を使用し、非常に軽量ながら高い保温力を兼ね備えている。直接肌にあたるスタンドカラーの内側にはソフトな肌触りのフリース素材を使用しており、ストレスフリーな着心地が楽しめる。
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※掲載価格は記事掲載時のものとなります。
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