スーツの着こなしをおしゃれに見せる5つのポイント

スーツの着こなしをおしゃれに見せる5つのポイント

ルールを押さえたうえで、個性を少し加えるのがスーツをおしゃれに着こなすコツ。意外と知られていない基本ルールを、改めて解説します。旬や個性を加味するヒントも紹介!

平 格彦

2017.12.04

スーツ
着こなし・コーディネート
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アイテムの選び方
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スーツをおしゃれに着こなすためには、まずはアイテム選びが重要

基本ルールの遵守が重要なビジネススーツは、既製品でもオーダースーツでもよほどのことがないかぎりルールから大きく逸脱して着用することはありません。だからこそ、自分に体型に合うサイズを選ぶことが最も大切で、それがおしゃれな印象にも直結します。サイズ選びの目安を中心に、主要なアイテムの絶対に押さえるべきポイントを簡潔にまとめたので、社会人としてしっかりインプットしておきましょう。

ポイント1ジャケットのサイズは肩で合わせる

スーツのジャケットは、肩周りでサイズを合わせるのがポイント。理由は、お直しなどでサイズを調整するのが難しい箇所だからです。さらに、ジャケットの重さを支えるのは肩周りなので、サイズがきちんと合っているほど重さを感じなくなります。既製服でほかの丈感が合っていない場合は、お直しで調整しましょう。

ポイント2パンツの丈感はハーフクッション程度で

スラックスの裾丈はハーフクッション程度が目安です。ビジネススーツの場合、パンツの裾はシングルが基本ですが、ダブルに比べて裾が軽く動きやすくなるため、歩いてもソックスが見えないように長めに設定する必要があります。また、裾幅によっても最適な長さが変わりますが、標準的な裾幅の場合は靴のかかと部分が半分くらい隠れる長さが適当です。

ポイント3シャツの袖丈はジャケットを試着して決める

ビジネススーツのシャツは、ジャケットの袖口から少しのぞいているのが基本。1〜2cm程度出ているのが基本的な目安です。シャツが自分の体に合っていることも大切ですが、ジャケットとのバランスも重要ということです。また首周りも目立つので、ボタンをすべてとめたときに指が1〜2本程度入る余裕のあるサイズを選びましょう。両方ジャストになるシャツがない場合は、シャツだけでもオーダーメイドであつらえるのがおすすめです。

ポイント4ネクタイはベルトのバックルが半分隠れる長さに

ネクタイのスタンダードな長さはおよそ140cm。結び方や体型とのバランスによって仕上げ時の長さが変わるので、購入する際ではなく締めたときのバランスを意識することが大切です。最終的な理想は、大剣の先がベルトのバックルの中央にくる長さ。どうしても小剣が長くなってしまう場合は、大剣の裏にあるループに巻くか、小剣をスラックスの中に入れるのもOKです。

ポイント5革靴のデザインはできるかぎり品格のあるタイプを

ビジネススタイルにマッチする革靴はさまざまなタイプが挙げられますが、ウィングチップやモンクストラップは比較的カジュアルなデザイン。外羽根式やUチップといった仕様、ローファーなどのタイプはさらにカジュアルです。それを把握したうえであえて選ぶ分には問題ありませんが、シーンによっては避けたほうがベター。最もフォーマルな内羽根式のストレートチップから揃えるのが基本です。カラーはブラックが最もフォーマルで、黒い内羽根式のストレートチップシューズは冠婚葬祭にも使用できますので、大人としては必ず揃えておくべき靴です。また、きちんと磨いておくのは最低限のマナー。

参考にしたい。おしゃれなスーツの着こなしテク

ここではお手本をピックアップしながら、スーツをおしゃれに着こなすためのテクニックやヒントを解説します。少しの工夫やアイテム選びで印象がガラッと変わりますので、気になった着こなしは忘れないうちにトライしてみてください。

ポケットチーフ&小剣ずらしで、こなれ感を演出

シャドーストライプのネイビーのスーツを選びつつ、シャツもネクタイもブルー基調で揃え、爽やかなグラデーションを築いた定番的な着こなし。ただし、あえてラフに差したポケットチーフと、ネクタイの小剣と大剣をずらした小技によって、こなれたムードをさり気なく演出しています。

トレンド感のあるブラウンで温かみのある印象に

ビジネススーツの定番カラーはネイビーとグレー。だからこそ、その2色を避けることで個性が主張できます。今ならカジュアルなファッションでトレンドのブラウンが狙い目。ダークトーンならトラッドな品格があり、冬にぴったりのウォーム感も備えています。ネクタイもブラウン系を選んでリンクさせるのがイチオシ!

チェック柄のスーツを着こなせたら上級者の仲間入り

無地やストライプがビジネススーツのスタンダード。その次にセレクトすべきは、トラッドなムードを宿したチェック柄です。この着こなしでは、カジュアルな印象を避けるためにコントラストの弱いダークトーンの柄を選んでいます。暖色系のアクセントをネクタイ、チーフ、革靴で効かせたバランスも巧妙。

カーディガンを使って保温性と品格を一挙にアップ

ネイビーのスーツにロンドンストライプのシャツを合わせ、小紋柄のタイを効かせた定番的なスタイリング。新鮮なのは、ネイビーのカーディガンを組み込んでいる着こなしです。スリーピースを思わせるトラッドな風格を演出することに成功。当然ながら、保温性も向上しています。

さり気ないスリーピースで気品を高めた好サンプル

グレーのスーツ、白いシャツ、レジメンタルストライプのネクタイと、選んだアイテムはいたってオーソドックスですが、スーツがスリーピースなのでクラシカルで上品。ネクタイと色柄を合わせたポケットチーフを控えめにのぞかせることで、洗練されたムードもプラスしています。

スリーピースは爽やかに着こなすと新鮮味がアップ

ネイビーのスリーピースは、クラシックな品格と爽やかなイメージを併せ持つ有能なスーツです。クレリックシャツを合わせることで、爽快な魅力を拡大しつつ、小紋柄のタイ&チーフでトラッドなニュアンスも上乗せしています。スリーピースは簡単に格上げでき、防寒性も補えるので寒い冬にはもってこい。

ストライプ柄のスーツを知性的に着こなした理想型

こちらもスリーピースをチョイス。ストライプ柄のスーツを選ぶことでシャープな印象を演出し、エレガントで知的なスタイルに仕上げています。また、あえてブラウンのシューズを選んで適度にハズしているのもポイント。ネクタイのレジメンタルストライプに使われているボルドーが暖色つながりで足元のブラウンと呼応し、コーディネートの一体感を高めています。

スーツスタイルを格上げする小物テク

ビジネスシーンでの過度な装飾は御法度。ただし、仕事終わりや休日のパーティーではビジネススタイルとは異なる小物をプラスして、ドレスアップを図るべきです。取り入れやすい小物を紹介します。

テクニック1ポケットチーフを差す

ポケットチーフの差し方によってスーツスタイルのイメージは大きく変わります。ビジネスシーンで許されるのは基本的にTVフォールドのみ。そして、最もフォーマルなのが写真のスリーピークスです。カジュアルなパーティーでは華やかなパフドスタイルがおすすめ。シーンに合わせて使い分けるように心掛けつつ、自己流も研究して大いに活用しましょう!

テクニック2タイバーを日常的に活用する

装飾的な要素は省くべきビジネススタイルにおいても使用できる小物の1つがタイバーです。なぜなら、ネクタイを固定するという実用性も備えているから。普段から使用したり持ち歩いたりするようにすれば、急なパーティーにも対応できます。タイバーでリュクスなアクセントを加味しつつ、ポケットチーフをパフドスタイルでラフに差せば、カジュアルなパーティー用のコーディネートがすぐに完成します。

テクニック3カフリンクスで手元を華やかに

ダブルカフスのシャツは原則としてパーティー向き。カフリンクスを活用することで個性やラグジュアリーな印象を上乗せすることができますので、ダブルカフスのシャツとカフリンクスのセットを準備しておいたほうがベターです。凝ったデザインや石をセットしたタイプなど、さまざまなタイプのカフリンクスが出回っていますが、あまりに華美だと軽薄に映るので要注意。シルバーのシンプルなタイプでも華やかさは十分なんです。

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