
メガネの人気ブランド20選。大人好みのアイウェアを選りすぐり
道具としての用途以上に、ファッション小物として存在感を強めるメガネ。数多のブランドがひしめきあう中、大人が手にするうえでふさわしい1本を改めて考えてみたい。
玉石混淆のメガネブランド。だからこそ押さえたい、メガネ選びで注意したいこと
靴や腕時計よりも第一印象を大きく左右するメガネは、誠実、知的といったイメージはもちろん、しゃれっ気やセンスを見せつけるうえでも効果的。着こなしにおける重要度が年々高まるばかりなのは、数多のブランドがしのぎを削る群雄割拠のシーンを見ても明らかだ。
大人が手にするなら、ストレスなくかけられるフィット感に留意したアイテムであることは大前提。そのうえで、大人の威厳を保つことができ、素材・作りの良さに支えられたエレガントさやカルチャーの香りが漂うものならなお良し。それらを押さえた1本を、ぜひとも手に入れておきたいところである。
大人のスタイルにハマるメガネブランド20選
ファッション小物として広く認知された今なら、やはり大人が志向するコーディネートにすんなり溶け込むアイテムが好ましい。大人の雰囲気を醸し、スタイルをブラッシュアップさせる要素を携えたブランドの1本を、ここではピックアップしてみた。
ブランド1
『モスコット』
100年以上の歴史を持つ、ニューヨーク生まれの老舗アイウェアブランド。同ブランドの中で最も知られる代表的モデルといえば、1950年代に産声を上げた「レムトッシュ」だ。丸みを帯びた小ぶりなウェリントンフレームやキーホール型のブリッジなど、そのクラシカルなルックスは時代を経ても色褪せない。サイドにはダイヤ型の鋲が配され、さりげないアクセントとなっている。
ブランド2
『アイヴァン』
“着るメガネ”をコンセプトとして1972年に生まれた『アイヴァン』は、日本初のファッションアイウェアブランドとして名高い存在。2003年に一度休止したものの、2018年に復活を果たしている。こちらのクラウンパント型モデル「アタッシェ」は、1950年代のアメリカンヴィンテージとフレンチヴィンテージを融合したデザインが秀逸。昔ながらの製法である置き蝶番を採用するなど、細部にもこだわり抜いた。
ブランド3
『オリバーピープルズ』
1959年公開のハリウッド映画「北北西に進路を取れ」の劇中にて、主演のケーリー・グラント氏が着用していたアイウェアを、アメリカン・ヴィンテージスタイルを得意とする同ブランドが復刻。クラシカルで丸みを帯びたセルフレームが与える重厚感は、彼のスタイルに似合うようにデザインされたものだそう。ビズシーンからデイリーまで幅広く活躍する優等生的な1本。
ブランド4
『カネコオプティカル』
日本のメガネ職人たちの情熱やこだわりのストーリーとともに、世界に向けて上質な鯖江メイドのアイウェアを発信する『カネコオプティカル』。セレクトショップとの協業も多く、こちらのウェリントンモデル「フレンチ」も『ユナイテッドアローズ』とのコラボレーションから生まれたものだ。シンプルなデザインながらも、太めのフレームなので存在感は抜群。スタイルの主張度を高めてくれる。
ブランド5
『アイヴォル』
前述の『アイヴァン』から派生したサングラスブランドで、デザイン・機能・コストパフォーマンスの三拍子が揃ったプロダクツで人気を集めている。紹介の1本は、定番人気となっている「フレイクス」。テンプルを極限まで細くすることで実現した美しいラインが最大の特徴で、スマートなムードを生み出してくれる。カラーフレームにならではの、洒脱な雰囲気も持ち味だ。
ブランド6
『クボラム』
ドイツ・ベルリンで2012年に生まれたアイウェアブランド『クボラム』は、既成概念にとらわれない建築学的かつ斬新なデザインが印象的。この「マスクK5」も、あえてフレームに段差を付けた高鮮度なウェリントンシルエットに仕立てられている。イタリアの工房にてオールハンドメイドで製作するなど、デザインだけでなくクオリティ面も折り紙付きだ。
ブランド7
『増永眼鏡』
世界トップクラスの技術力を誇り、素材開発から最終仕上げまでの一貫生産にこだわり続ける『増永眼鏡』。日本におけるメガネ業界の祖とも称されるブランドが作る本作は、大阪万博のタイプカプセルに収納され、歴史に名を刻んだ名作「カスタム72」の後継モデルがベース。フロントとテンプルを繋ぐ蝶番に、7枚蝶番を使った堅牢な作りからも歴史の重みが感じられる。
ブランド8
『トムフォード』
『グッチ』や『イヴサンローラン』のクリエイティブ・ディレクターを歴任した世界的デザイナー、トムフォード氏のアイウェアコレクションから。ウェリントンとボストンの特徴をMIXした合わせやすいシェイプに、Tマークのアイコンが存在感を主張。こちらはノーズパッドを高めにとったフルフィットモデルで、鼻が低めな日本人の顔型でもかけやすくなっていておすすめ。
ブランド9
『タート オプティカル アーネル』
あのジョニー・デップ氏愛用で知られる名作を、1950年代のディテールで忠実に再現。武骨で肉厚なフレーム、かけ心地も考慮された盛り高設計のノーズパッド、さらに7枚駒蝶番といった当時同様の仕様がモノ好きの興味をそそる。しかも、見た目はクラシカルながら、UVカットレンズが標準装備されていたりと、現代でも通ずる機能性を備えている点も実に心にくい。
ブランド10
『シュロン』
1865年創業、アメリカン・アイウェアの三大老舗のひとつに数えられる『シュロン』のベストセラーといえば、1950年代に流行したブロータイプの「ロンサー」だ。米軍にも納入していただけあり、無駄のないシンプルかつ硬派なディテールは大人の男にこそふさわしい。ビズシーンではスーツに、デイリーではアメカジと相性抜群で、年齢を重ねるごとに馴染んでくる。
ブランド11
『エフェクター』
2005年にスタートした『エフェクター』は“Rock On The Eyewear.”をコンセプトに、骨太フレームを特徴とする国産アイウェアブランド。なかでもとりわけ印象深いのが、8mm厚フレームで顔周りにインパクトを残すウェリントン型の名作「ファズ」。アーティストの愛用者も多く、いつもの着こなしも、これ1本で個性的な装いに変えてくれるのが人気の理由だ。
ブランド12
『泰八郎謹製』
山本泰八郎氏がハンドメイドで作り出す『泰八郎謹製』は、メガネ職人ブームの先駆け的存在。素材には3年以上寝かせた硬質なセルロイドのみを用い、同氏が丹念に磨きを掛けている。また、テンプルに金属芯を使用しない“ノー芯”という伝統的製法で製作されているのもポイントだ。写真の1本は人気シリーズ「プレミア1」のもので、すっきりしたスクエア型ゆえどんな人でも掛けやすい。
ブランド13
『イエローズプラス』
2001年に山岸稔明氏によって設立されたブランドで、時代を問わない普遍的な美しさを備えたアイウェアを展開。海外での人気も高く、エルトン・ジョン氏やポール・ウェラー氏など、名だたる有名アーティストも愛用している。この「ドリス」は昨今人気の高いフォックスシェイプ。ただし、極端に吊り上がった形ではないため、キツい印象は感じさせない。フロントがアセテート、サイドがメタルというコンビネーション素材も特徴だ。
ブランド14
『ボストンクラブ』
実力派メガネ工房として多くのOEM生産を手掛けてきたボストンクラブ社が、自社の名を冠して2013年に発表したオリジナルブランド。1980年代の金型・図面をベースに現代的要素も融合した、新しい“ジャパニーズ・トラディショナル”を提唱する。メタル×セルのコンビ仕様となった「モーリスIII」は、金属部分のヴィンテージ加工によってこなれ感たっぷりに。小ぶりのボストンで主張しすぎないため、使い勝手も抜群に良い。
ブランド15
『ジャポニズム』
同じくボストンクラブ社によるオリジナルブランドで、発表されたのは1996年のこと。シンプルなデザインと日本製ならではの高い品質を兼ね備え、幅広い層から支持を獲得している。推奨の1本は、ヘキサゴンシルエットが目を引く「JS-138」。ヘキサゴン型というとクセの強い印象があるものの、本作はすらりとした細身のチタンフレームなのですっきりと顔に馴染んでくれる。
ブランド16
『バートンペレイラ』
『オリバーピープルズ』の元社長であるビル・バートン氏とデザイナー兼副社長のパティ・ペレイラ氏が2007年に設立。ブランドネームは両者の名前に由来している。ヴィンテージを根底に置きながらも、程良くモダンにアップデートしたデザインが真骨頂だ。同ブランドの代表作といえば「バンクス」。ボリュームを抑えた細身のリムを採用しているため、オーセンティックなボストン型ながら今っぽい雰囲気が漂う。また、このモデルはアジアンフィットなので、掛け心地も◎。
ブランド17
『レイバン』
『レイバン』は光学機器メーカーのボシュロム社が1937年にアメリカで創設。1952年に誕生した「ウェイファーラー」は、今なおマスターピースとして不変の人気を誇っている。その一方で、同作のフォルムをコンパクトにアップデートしたこちらの「ニューウェイファーラー」も人気だ。レンズの天地幅が従来の「ウェイファーラー」よりやや狭めで、日本人の顔にも似合いやすい。
ブランド18
『BJクラシックコレクション』
『BJコレクション』は2004年にスタート。信頼の鯖江クオリティにアメリカンクラシックなデザインを落とし込んだ、才色兼備なアイウェアがココの十八番だ。なかでも人気が高いのが、写真のモデル「S-731」をはじめとしたブローシリーズ。ブロー型メガネが誕生した当時のレトロなデザインを踏襲しつつ、日本人の顔型にフィットするようにブラッシュアップされている。
ブランド19
『エナロイド』
岐阜県・中津川市を拠点とする恵那メガネ工業によるファクトリーブランド。すべての工程を自社工房で行っており、その品質の高さには定評がある。看板作として紹介したいのは、クラウンパント型の「アルドワン」。フレーム上部だけでなく下部にも直線的なラインを取り入れた、個性あるフォルムが最大のポイントだ。トレンド感あるクリアフレームを用いている点もGOOD!
ブランド20
『ジュリアスタートオプティカル』
『ジュリアスタートオプティカル』は、タート・オプティカル・エンタープライズ社の創立者であるジュリアス・タート氏の意思を継ぐブランドとして創立。こちらの「AR 46-22」は、前出の「アーネル」を忠実に再現した復刻モデル。サイズ感もスタンダードなタイプで、誰がかけてもおしゃれにキマるモデルといえよう。
この記事の掲載アイテム一覧(全20商品)
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『モスコット』 レムトッシュ
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『アイヴァン』 アタッシェ 45
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『オリバーピープルズ』 キャリー グラント
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『カネコオプティカル』 フレンチ
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『アイヴォル』 フレイクス
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『クボラム』 マスクK5
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『増永眼鏡』 マスナガ 光輝000
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『トムフォード』 TF5426F
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『タート オプティカル アーネル』 JD-04
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『シュロン』 ロンサー
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『エフェクター』 ファズ
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『泰八郎謹製』 プレミア1
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『イエローズプラス』 ドリス
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『ボストンクラブ』 モーリスIII
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『ジャポニズム』 JS-138
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『バートンペレイラ』 バンクス
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『レイバン』 ニューウェイファーラー
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『BJクラシックコレクション』 S-731
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『エナロイド』 アルドワン
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『ジュリアスタートオプティカル』 AR 46-22
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