
羽織るだけで男前。ライダースジャケットのおすすめ20選
ライダースジャケットは男らしさを加速させてくれる、メンズに欠かせないアイテム。今季も注目度が高いので、選び方や人気ブランドの新作を早めにチェックしておきたい。
ポイントは3つ。ライダースジャケットの選び方
ハードで男らしい雰囲気のライダースジャケット。着こなしに重厚感を与え、クールな印象を手軽に演出することができるため、メンズのファッションアイテムとして高い人気を誇っている。Tシャツを合わせたシンプルな着こなしから、パーカーを合わせたカジュアルなコーデ、シャツと合わせたきれいめスタイルまで幅広く対応してくれるのも大きな魅力の1つといえるだろう。そんな万能アウターであるライダースジャケットについて、まずは選び方のポイントからご紹介していこう。
ポイント1
スマートに着たいなら「シングル」、ハードに着たいなら「ダブル」を選ぶべし
ライダースジャケットは、フロントのデザインによってシングルタイプとダブルタイプの2つに分けられる。シングルタイプはすっきりとしたプレーンなデザインでスマートな着こなしが楽しめる。その一方、ダブルタイプはシングルタイプよりも内側に外部の風が進入しにくく、武骨な印象だ。タイプによって印象は異なるものの、Tシャツの上にサラッと羽織ったシンプルな着こなしでも、他のアウターに比べ、よりクールで男っぽい着こなしが楽しめる。
ポイント2
着こなしたいイメージに合わせて素材を選ぶ
ライダースジャケットというと重厚感のあるレザー素材のものを想像するかもしれないが、レザーでもやや軽快な印象のあるスエードや、数は少ないもののレザー素材以外にもスウェットやツイードなど、さまざまな素材で展開されている。表革のレザーであれば武骨な印象を与えることができ、スエード素材であればどこか柔らかな雰囲気、スウェットやツイードであればカジュアルさの漂う着こなしに。それぞれ違った表情が楽しめるので、普段の着こなしとの相性を見て選ぶのがおすすめだ。
ポイント3
サイズ感はジャストサイズがベスト
ライダースジャケットをカッコ良く着こなすためにも、サイズ感には細心の注意を払いたい。デザイン的にも存在感のあるアイテムなので、自分の体型に合ったアイテムを選ばないとせっかくの魅力が台無しになってしまう。そうならないためにもジャストサイズを選ぶのが大切だ。レザー素材のライダースジャケットは着初めこそ硬くて動きにくいものの、着続けることで革が柔らかくなり、自分の体にフィットしてくれるので硬いからといって大きめのサイズを選ばないように注意しよう。
“本物嗜好”な大人におすすめ。定番ブランドのライダースジャケット
特にレザーを使っているライダースジャケットは価格帯が高くアイテム選びは間違いたくないもの。長く付き合っていくためにも品質、デザイン性に定評のあるブランドから選ぶのが賢い選択だ。ここでは、レザー素材に絞っておすすめのブランドを紹介していこう。
ブランド1
『バンソン』モダンフィットダブルライダースジャケット
マイケル・ヴァンデュスリーセン氏が1975年に設立したレザーブランド。現在ではアメリカで最大のモーターサイクルジャケット専門会社にまで成長した。クラシックなディテールをベースに、鹿革のように滑らかな加工を施した上質なレザーで上品な印象を演出。日本人に合わせたパターンを使用しているため、馴染みやすく幅広いスタイルに合わせられる。
ブランド2
『ショット』ワンスター ライダースジャケット トール
1913年、ニューヨーク・イーストブロードウェイにてアーヴィンとジョンのショット兄弟によりスタートした。1928年に世界で初めてジップ開閉のライダースジャケットを開発したことでも有名だ。ブランドを象徴する代表的なモデル「613USワンスター」のトールバージョン。着丈を長めにすることで、現代のライディングユースに合わせたデザインへと仕上げられている。着込むほどに自分の体型に合わせて馴染んでいく。MADE IN USA。
ブランド3
『ジェームスグロース』ニューマニラジャケット カウハイド
100年の歴史を持つイギリスの老舗レザーウェアブランド。1971年に一度ブランドが終了したものの、2015年にファン待望の復刻を果たし、現在は細やかなディテールにこだわったアイテムを展開中だ。こちらのライダースジャケットは着丈がやや長めのブリティッシュライダースの形を採用。柔らかく上質なカウハイドレザーで上品な印象に。トレンドに左右されない定番アイテムとなっている。
ブランド4
『アディクト・クローズ』ダブルライダースジャケット AD-02
英国のヴィンテージライダースジャケット専門店として創業し、収集した古き良きライダースの佇まいをオリジナルとして再現している『アディクト・クローズ』。これは1960~70年代のイギリスで人気を博したダブルブレストのデザインをベースにした1着。前面に配置した4つのボールチェーンポケット、背面のウエスト部分に並ぶ4つのウエストベルトがさりげないアクセントになっている。シワ感のあるシープスキンの質感もヴィンテージの佇まい。
ブランド5
『アヴィレックス』スタンド シングル ライダース ジャケット
『アヴィレックス』は軍への正規支給品としていくつものフライトジャケットを納入した実績のある実力派ミリタリーブランド。このライダースジャケットもミリタリーウェアがモチーフで、フライトジャケットの仕様を取り入れて肩周りの動きやすさを再現している。また、袖下のアイレットで通気性を確保し、袖のフィット感で可動性を高めているのもポイント。ベジタブルなめしとクロームなめしの特長を兼備した羊革はエイジングも楽しめる。
ブランド6
『エンメティ』ユリ
1975年にイタリアのフィレンツェで誕生した『エンメティ』。ファーを使ったアウターの工房としてスタートした。異素材の扱いが巧みであることに加え、人間の体を熟知しているからこその絶妙なスリムフィットを得意としている。そんなブランドを象徴する代表作が「ユリ(JURI)」。コンパクトなシルエットで幅広く着回せるシングルライダースモデルだ。こちらは『ビームス』の別注品で、胸周りに少し余裕を与えてアレンジ。
ブランド7
『チンクワンタ』ラムレザーダブルライダースジャケット 1003
こちらもイタリア・フィレンツェを拠点とするレザーウェアのファクトリーブランド。革のヘビーでハードなイメージを払拭するため、軽量性や柔軟性を探求しながら素材を厳選している。このジャケットに使われているラムレザーはやや肉厚だが、ソフトでしっとりした触感。デコラティブなディテールを排除してミニマルに仕上げられたデザインが独特で、どこかモードなムードが人気を集めている。
ブランド8
『ルイスレザーズ』ライトニング 391T
王道ブランドの筆頭として挙げても良い英国の名門が『ルイスレザーズ』。パンクバンド「セックス・ピストルズ」のシド・ヴィシャスをはじめとする多くのロッカーに愛されたことでも知られている。現在は直営店か正規取扱店でしか購入できないため、知る人ぞ知る存在に。偽物も出回っているので注意が必要だ。ライダースジャケットの種類は多く、「ライトニング」と「サイクロン」が定番。ディテールも細かく分かれていて「ライトニング」の中でも「#391」が永遠の名作だ。
ブランド9
『マーシャー』ラムレザー シングルライダースジャケット
2000年にイタリアでスタートした『マーシャー』。高品質な革の研究、高度な加工技術、高感度なデザイナーの創造性を投入して生み出されるライダースジャケットが人気を呼んでいる。日本人の体型にフィットするシルエットも支持されている理由で、ウエストを少し絞ったシェイプが美しい。このシングルライダースは、ソフトな羊革とストレッチ性ある裏地の組み合わせが快適。
ブランド10
『ローター』シングルライダース
ユニークかつオリジリティあふれるデザイン性で人気のストリートブランド『ローター』。本作は、10年以上変わらぬ人気を誇る定番ライダースジャケットのシングルバージョンだ。素材から細部にいたるまでこだわった確かなクオリティと日本人の体型に合わせたオリジナルのシルエットが特徴。上質で柔らかい牛革は着るほどに体に馴染み、袖には緩やかなカーブをつけているので、自分だけのフィット感とクセが楽しめる。
お手頃価格がいいね。コスパに優れた人気ブランドのライダースジャケット
ライダースジャケットは欲しいけど、なるべく予算を抑えたい……という人もご安心を。最近はリーズナブルな価格なのに上質感のあるライダースジャケットも珍しくない。さらに、リアルレザーと見分けがつかないほどのフェイクレザーも増えている。以下で挙げたおすすめブランドの中から、お気に入りの1着を見つけて気軽に取り入れてほしい。
ブランド1
『ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ』シープ ダブル ライダースジャケット
リアルレザーを使ったライダースジャケットで、3万円を切る値段なら十分にリーズナブル。その基準をクリアしつつ、上質感も感じさせるダブルライダースがこれだ。適度な厚みがありながら、ゴワゴワしないタッチの羊革を採用。スマートなシルエットでスタイリッシュに仕上げられている。スタンダードなデザインで、着回しやすいのも魅力。
ブランド2
『ナノ・ユニバース』シープレザーシングルライダース
こちらのシングルライダースも、本革を用いながら3万円未満の価格を実現。限界まで軽く仕上げたシープレザーを起用しつつ、適量のオイルを浸透させることで柔軟性や耐久性も補っている。シルエットやデザインはいたってスタンダード。装飾的なディテールを省略することで都会的な面持ちに仕上がっている。
ブランド3
『アバハウス グレイ』ネオレザー セミダブル ライダース ジャケット
ここからはフェイクレザーを使ったアイテムをピックアップしていこう。最近は本革と区別のつかない合皮が増えているが、このジャケットで採用されているネオレザーも本物のラムレザーと見分けがつかないほどの仕上がり。光沢感やシボ感が巧妙に再現されている。ダブルのライダースジャケットはハードな印象が強いが、ポケットの主張を抑えることでシックにアレンジ。
ブランド4
『シップス』シングルライダース ジャケット
リアルレザーと見間違える質感を実現しつつ、シンセティックレザーならではの軽量性やイージーケアといった特性も備えている1着。ボディと同色のステッチや、存在感を薄くしたジップにより、ミニマルな表情に仕上げられている。王道のブラックだけでなく、ネイビーやベージュといった爽快感のあるカラーバリエーションが展開されているのも特徴的。
ブランド5
『ジュンレッド』シンセティックレザー シングルライダースジャケット
1万円を余裕で下回るうれしい価格設定のシングルライダースジャケット。合成皮革はしっとりした質感で、体に沿う立体的なパターンとともに上質感を放っている。全体としてはかなりシンプルなデザインだが、スタンドカラーを強調する首元のタブ&メタルボタンがさりげないアクセント。インナーとして使ったときもライダース感を醸し出す。
ブランド6
『アズールバイマウジー』フェイクレザーシングルライダース
こちらも定価8,000円台というバリューなプライスを実現したシングルライダース。スタンドカラーはかなり控えめな作りで、スウェットパーカーなどとの重ね着もしやすい仕様だ。その一方、フロントや胸ポケットなどのジップが存在感を放っていて、ライダースジャケットであることを主張している。着丈がやや短めのコンパクトなシルエットなので、裾周りのレイヤードも意識して着こなすのがおすすめだ。
ブランド7
『セマンティックデザイン』フェイクスエード ライダースアウター
最近はフェイクスエードもリアルに近い質感に進化している。ケアがしやすく、印象が少しマイルドなので、こんなフェイクスエード製のライダースジャケットから着こなしてみるのもおすすめだ。特にこの1着は、ダブル仕様にしてはシンプルで着回しやすいデザイン。3つのポケットを含むジップラインがさりげないスパイスになっている。
ブランド8
『ラトルトラップ』フェイクスエードシングルライダース
同じくフェイクスエードを使ったライダースジャケットだが、こちらはシングルタイプ。ベースはカットソー生地なので、見た目からは想像つかないほどソフトな着心地だ。さらに裏地もストレッチ性を備え、ノンストレスなアウターに仕上がっている。デザインはいたってシンプルだが、首元のタブや胸を横切る切り替えがライダーステイストを主張。
ブランド9
『カンビオ』フェイクスエードシングルライダースジャケット
こちらもフェイクスエード製のシンプルなシングルライダースジャケット。毎シーズン人気を集めているブランドの定番品で、着回しやすいシンプルなデザインが大きな特徴だ。そんななか、袖の切り替えが凝っていてフィット感が抜群。全体的なシルエットもコンパクトにまとまっている。ストレッチが効いていて動きやすく、着れば着るほど体に馴染む。
ブランド10
『ジャックローズ』スエード切り替え ライダースジャケット
一見シンプルなデザインだが、個性が充満。フェイクスエードを起用しつつ同系色で切り替えることにより表情豊かに仕上げられている。また、浅く重なるセミダブル仕様も個性的。フロントのジッパーが全閉か全開だとシングルに近い面持ちだが、ジッパーを少し開くとダブルに近い表情が生まれる。

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この記事の掲載アイテム一覧(全20商品)
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『バンソン』 モダンフィットダブルライダースジャケット
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『ショット』 ワンスター ライダースジャケット トール
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『ジェームスグロース』 ニューマニラジャケット カウハイド
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『アディクト・クローズ』 ダブルライダースジャケット AD-02
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『アヴィレックス』 スタンド シングル ライダース ジャケット
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『エンメティ』 ユリ
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『チンクワンタ』 ラムレザーダブルライダースジャケット 1003
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『ルイスレザーズ』 ライトニング 391T
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『マーシャー』 ラムレザー シングルライダースジャケット
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『ローター』 シングルライダース
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『ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ』 シープ ダブル ライダースジャケット
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『ナノ・ユニバース』 シープレザーシングルライダース
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『アバハウス グレイ』 ネオレザー セミダブル ライダース ジャケット
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『シップス』 シングルライダース ジャケット
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『ジュンレッド』 シンセティックレザー シングルライダースジャケット
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『アズールバイマウジー』 フェイクレザーシングルライダース
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『セマンティックデザイン』 フェイクスエード ライダースアウター
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『ラトルトラップ』 フェイクスエードシングルライダース
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『カンビオ』 フェイクスエードシングルライダースジャケット
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『ジャックローズ』 スエード切り替え ライダースジャケット
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