
男のビジネスコート31選。スーツに好相性なコートの選び方&注目ブランド
ビジネスシーンで着用するコートにフィーチャー。ビジネス向けのコートを選ぶうえでのポイントから、人気ブランドのおすすめモデルまでを徹底的にご紹介しよう。
冬のビジネスコーデは、スーツとコートの相性で決まる
スーツ姿でより大人っぽさを演出するためにも、肌寒い時期のコート選びは重要なポイントのひとつ。ビジネススタイルのカジュアル化に伴い、コートの選択肢も幅広くなってきているが、最低限のポイントは押さえておきたいところ。以下では選び方やおすすめモデルをご紹介。
スーツに似合うビジネスコート。選び方の3つのポイント
まずは、コートを選ぶ際に注目すべきポイントをおさらい。「デザイン性」「カラー」「着丈の長さ」の3つのポイントさえ押さえておけば、大人っぽい着こなしが期待できる。
ポイント1
無駄を省いたシンプルなデザインが基本
普段着に合わせるコートであればデザインに凝りたいところだが、ビジネスシーンで着用するコートがデザインに凝ったチョイスだと逆効果に。大人っぽくかつ上品に見せるためにもビジネスシーンで使用するコートはシンプルなデザインを選ぶように心がけたい。形状はステンカラーコートやトレンチコート、ピーコートなどの定番型が狙い目だ。
ポイント2
落ち着いたカラーが安心
ビジネスシーンで着用するものなのでスーツに合わせる意味でも黒やネイビー、グレーなどのベーシックな色を選ぶのがベスト。そういったベーシックなカラーは見た目にも落ち着いた印象があるので大人っぽさを助長することが可能。また、色味がダークトーンに近づくにつれてかっちり感は強くなる。
ポイント3
着丈はひざよりも少し上
海外の映画などで、ひざ下まで覆うロング丈のトレンチコートを着こなした姿に憧れを抱いたことがある人も多いかもしれない。しかし着丈が過度に長いと、シルエットに配慮しないと重たい印象に見えてしまう危険性も……。そこでおすすめしたいのが、ひざよりも少し上の着丈に設定されたミドル丈のコート。細身のスーツとマッチするだけでなく、足のラインがきれいに見えてすっきりとした着こなしが楽しめる。
スーツと相性抜群なビジネスコート、31ブランドをピックアップ
カテゴリ別にスーツと相性抜群のコートをレコメンド。選ぶ際は上記のポイントを意識しつつ、自分にぴったりの1着を選び抜きたい。ビジネススタイルを熟知しているスタイリスト井上さんのレビューも参考にしてみてほしい。
レビューしてくれたファッションのプロ
ビジネススタイルにも造詣が深い実力派
スタイリスト
井上 裕介さん
ファッション誌からブランドのカタログ、Webメディアまで引っ張りだこの人気スタイリスト。ドレスにもカジュアルにも精通し、革靴への造詣が深いことでも知られている。最近は料理好きが高じて畑でさまざまな野菜を育てるのにハマっているそう。
▼パート1:背景のある、定番といえるブランドを選ぶなら
まずビジネス向けのコートを選ぶ際に思い浮かぶ定番ブランドを紹介。どれも間違いないアイテムばかりなので、ブランド選びで失敗したくないという人はチェックを。
ブランド1
『マッキントッシュ』ダンケルド ロロ・ピアーナ ストームシステム
英国の名門アウターウェアブランド『マッキントッシュ』の定番コートがベース。ゴム引き生地が定番だが、本モデルではイタリアの高級テキスタイルブランド『ロロ・ピアーナ』のストームシステムクロスを採用。柔らかなメルトンウールでありながら撥水、透湿、防風機能も兼備している。上質感たっぷりでシンプルかつ機能的なステンカラーコートは、時代や着こなしを超えていつでも愛用可能だ。
ブランド2
『ラルディーニ』カシミヤ チェスターコート
ラペルに挿す花型のピン「ブートニエール」がアイコンになっている『ラルディーニ』は、イタリアのサルトリア(テーラー、仕立て屋)。体に吸い付くような極上のフィット感は、コートでも味わうことができる。このチェスターコートもシルエットが美しく、カシミヤ100%の生地がエレガントなムードを高めている。まさに一生もので、ビジネスシーンからパーティシーンまで対応。
井上
カシミヤ100%のコートとは贅沢ですね。暖かいのはもちろん、とにかく肌触りが最高で高級感ある風合いなので、ビジネススタイルを格上げできます。背抜き仕立てで軽い着心地なのも◎。『ラルディーニ』ならではのブートニエールは、ビジネスシーンでは外し、カジュアルスタイルでは付けて華やかさを出すなど、さまざまな着こなしが楽しめますよ。
ブランド3
『タリアトーレ』ライトメルトン チェスターコート
『タリアトーレ』というブランド名はイタリア語で裁断士を意味しており、卓越したカッティング技術を持ったブランドだ。こちらのチェスターコートは同ブランドらしいクラシックなシルエットの1着。重厚感ある見た目ながら、軽量に仕上げられているため軽やかに羽織れる。
井上
メルトン地のコートは重たいイメージがありますが、こちらはライトメルトン&軽量な仕立てを採用しているのでビジネスシーンの相棒としても最適。クラシカルな段返りの3つボタンデザインは、Vゾーンが程良く見えるのでタイドアップしたスーツスタイルとの相性も抜群です。シルエットも美しく、格上げ効果が期待できますよ。
ブランド4
『タケオキクチ』ダウンライナー付き メランジ スタンドカラーコート
首周りを包み込むように設計されたスタンドカラーがエレガントな印象。襟のボタンを外してもVゾーンが広がりすぎず、ネクタイのノットが品良く覗くようになっているのもポイントだ。メランジ感あるウール見えする生地も特徴で、撥水や耐久性といった機能も装備。しかも取り外し可能なダウンライナー付きで、防寒性に優れているのも見逃せない。
井上
日本のビジネスマンは、ダウンジャケットを愛用している方が多いですよね。ただ、暖かい半面、どうしてもカジュアルな印象を与えてしまう一面も。そんな問題をスマートに解決できるのが、こちらのダウンライナー付きコートだと思います。襟のボタンを外すとVゾーンがはっきり見えるので、シャツ×タイの合わせでおしゃれ感を演出したいですね。
ブランド5
『バーバリー』ミッドレングス チェルシー ヘリテージ トレンチコート
ビジネススタイルの定番コートのひとつがトレンチコート。そのトレンチコートを象徴する王道ブランドの筆頭が『バーバリー』だ。コットン100%のギャバジン生地は、伝統的な機能素材としても知られ、耐久性や防水性に優れている。「バーバリーチェック」と呼ばれるチェック柄を裏地に採用することで、アイデンティティをさりげなく主張。
井上
トレンチコートといえば、やはり『バーバリー』ですよね。ミリタリー出自のコートならではの耐久性や防水性を備え、さらにはスーツスタイルと相性の良い丈感で汎用性も抜群です。腰ベルトを前で締めたり後ろで締めたり、はたまたフルオープンで裏地のバーバリーチェックをチラ見せしたり、さまざまな着方が楽しめるのも良いですね。
ブランド6
『フィデリティー』10Bピーコート
1941年にアメリカ・ボストンで創業した、老舗のアウターウェアメーカー。現在はクラシックかつ堅牢な機能美を備えた日本企画によるトータルコレクションとして展開している。オーセンティックな10ボタンのピーコートは、ジャケットの裾がきちんと隠れるミディアム丈。襟元にはチンストラップだけでなく、ホックも設置しているのでより雨風の浸入を防いでくれる。肉厚ながらも軽量で、肌触りも柔らかいこだわりのメルトン製。
井上
ミディアム丈のピーコートはややハードルが高いかもしれませんが、ビジネススタイルにもマッチします。かっちりとしたスーツスタイルと合わせると子供っぽく見える心配も無用。スーツだけでなく、シャツやタイもあえて無地で揃えた着こなしも潔くておすすめです。
ブランド7
『オーケンコール』スタンダードキルティングコート
2020年にイギリスで誕生した『オーケンコール』はアウターブランドの新鋭。スタンダードモデルのコートは、デタッチャブル式のフード付き。きれいなAラインとラグランスリーブが相まってゆったりとした着心地で、スーツの上に羽織ってもストレスフリー。撥水加工が施されたキルティングを使っているため、多少の雨でも安心して着用できる。PFC(過フッ素化合物)フリーで、自然にやさしいところにも注目を。
井上
キルティングコートではあまり見られないきれいなAライン。ふんわりとしたシルエットとキルティング素材が、どこか柔らかな印象を与えてくれます。セットインスリーブと比べて可動域が広いラグランスリーブなので、スーツの上から羽織っても窮屈感がないはず。
ブランド8
『ラベンハム』デンストン
『ラベンハム』を代表するアイテムであるキルティングジャケット。上品なデザインと、軽さ・暖かさを兼ね備えており、オン・オフ問わず活躍してくれる。シャープですっきりとしたパターンと、スーツの裾が隠れるミドル丈仕様も高ポイント。表地はカシミヤ混のヴァージンウールフランネルを使用している。
井上
キルティングコートって、オン・オフで使い回しやすいですよね。ビジネスではフードを外して、カジュアルではフード付きというように見た目の印象を変えられるのも便利。「デンストン」はスーツとの丈感もばっちりですし、休日はニットと合わせて大人っぽく着こなすのがおすすめです。
ブランド9
『トラディショナルウェザーウェア』ウェーバリーフード
ベストセラーのキルティングジャケット「ウェーバリー」に、取り外し可能なフードを付けた「ウェーバリーフード」。着こなしによって表情を変えることができ、かつスタイリッシュなサイジングなのであらゆるシーンで活躍する。軽量で保温性に優れた定番キルティング素材は、表地部分に撥水加工が施され、有害なフッ素化合物を全く含まない高密度のポリエステル製。さらに裏地や中綿にも再生ポリエステルが使われた、地球にもやさしい1着だ。
ブランド10
『マッキントッシュ フィロソフィー』ショートビーバー 2レイヤー ウェリントン
冒頭でピックアップした『マッキントッシュ』の遺伝子を継承しつつ、ビジネスシーンで重宝するコンテンポラリーな機能を融合したコレクションを展開しているのが『マッキントッシュ フィロソフィー』。定番コートの「ウェリントン」は、シンプルで着回しやすい長めな丈感のステンカラーコートだ。表地は起毛感の強いウール×カシミヤのショートビーバー生地だが、高機能フィルムをラミネートすることで防風性・透湿防水性・蓄熱性も備えている。
井上
カシミヤ混のショートビーバー生地は程良い光沢感があり、ビジネススタイルの格上げにうってつけ。高級感ある見た目とは裏腹に高機能フィルムをラミネートし、防風・透湿・防水・蓄熱を備えたハイスペックなのも優秀。これなら寒い冬も暖かく過ごせます。定番的なデザイン&シルエットで長く愛用できるところも見逃せません。
▼パート2:オン・オフ兼用で使えるコートを探すなら
ビジネスだけでなくオフスタイルでも使えるようなアイテムが欲しいという人は、インポートのカジュアルブランドだったり、セレクトショップのオリジナルだったり、トレンドや遊び心を巧みに取り入れた一品を探してほしい。汎用性にも優れたアイテムをセレクトしてあるので、シーンを問わず愛用できるはずだ。
ブランド11
『ヘルノ』ウールナイロン チェスターコート
イタリアの老舗コートブランド『ヘルノ』の定番品の中でも、毎シーズン高い人気を集めているのが、このチェスターコート。首周りからフロントにつながるプロテクターは着脱することができ、防寒性を調整することが可能だ。表地はウールがメインだが、ブランドの代名詞といえる素材「ナイロンウルトラライト」をMIXすることで耐久性もプラス。高スペックな中綿「サーモア」を封入して保温性も高めている。
井上
チェスターコートと着脱可能な高機能中綿ライナーのコンビは、かなり重宝するアイテム。ライナーの有無にかかわらずビジネススタイルで使えるのは高ポイントです。また、クルーネックニットなどのベーシックなトップスでも、おしゃれにレイヤードしているように見えるので休日コーデに悩まないのも良いですね。
ブランド12
『バブアー』ビデイル SL
『バブアー』の定番「ビデイル」に現代的な要素を加えたスリムシリーズのフィールドコート。スリムシリーズらしい細身のシルエットは現代的なスタイルにも見事にマッチする。普段着だけでなくトラッドな雰囲気のスーツスタイルにも相性抜群のアイテムだ。
井上
『バブアー』好きな男性って多いですよね。オン・オフ兼用で使うのに最適なダークトーンですし、スリムフィットなのでスーツにも合わせやすいです。この秋冬は英国ベースがトレンドなので、ウインドウペン柄のスーツと合わせて格式あるスタイルで着こなしてほしいですね。
ブランド13
『グローバーオール』ニューキングストン
比較的カジュアルなデザインのダッフルコートだが、名門ブランドのシンプルなタイプを選べばオンでも着用可能。今シーズンは特に注目度が高まっているので、選択肢に加えるのがおすすめだ。象徴的なブランドが英国の名門『グローバーオール』。往年の定番「キングストン」をベースにしつつ、ややコンパクトでモダンなシルエットに修正したモデルなら、上品に着こなすのも簡単だ。特にこの1着は、イタリアの老舗ウール生地メーカー『バロンブロッサ』のヘリンボーン織り生地を採用。ソフトで軽やかな着心地に仕上げられている。
井上
ダッフルコートはビジネススタイルに合わせるのは少し難しいイメージがありますが、『グローバーオール』は英国の名門ですし、合わせ方次第では絶妙にフィットします。例えば、ダブルブレストスーツでかっちり感を加えても良いですし、ジャケパン×サイドゴアブーツでシャープに着こなしてもサマになると思います。コート自体がやさしい印象なので、もちろんカジュアルスタイルにも好マッチ。今季はミドルゲージやローゲージのニットと合わせたい気分ですね。
ブランド14
『インバーティア』×『ビームス』別注 ヘリンボーン ダッフルコート
『インバーティア』もダッフルコートが定番のブランド。英国の老舗で、高いクオリティは折り紙付きだ。また、この1着は『ビームス』の別注品。過去に人気を集めたコートのボディスペックはそのままに、袖のフォルムを細くアレンジしてアップデートを加えている。生地は英国の名門ファブリックメーカー「ジョシュアエリス」製。肉厚ながら軽量かつ柔軟で、着心地が抜群のヘリンボーン生地を使用している。
ブランド15
『テアトラ』デバイスコート デュアルポイント
現代のクリエイターのためのワークウェアを提案している『テアトラ』。コート類の人気が高く、その中でもブランドの革新性を象徴するのが「デバイスコート」だ。一見シンプルなデザインだが、内側に多数の多様なポケットを備え、モデル名の通りタブレットなどのデバイスを収納することも可能。また、ベンチレーションをいくつか備えた通気調温機能も圧倒的で、シーンを選ばず重宝する。
井上
『テアトラ』は多くのクリエイターに支持されているブランドですよね。シンプルだけど現代的なシルエットが好印象です。これを羽織るだけでおしゃれ感が出ますし、ジャケパンやセットアップといったビジカジスタイルに合わせやすいと思います。カジュアルなら、タートルネックニット×ワイドパンツの今っぽいシルエットで着こなしてほしいですね。
ブランド16
『ナノ・ユニバース』フレキシブルメルトンステンカラーコート
細番手のウールを用いた上品な佇まいのステンカラーコート。柔らかい生地感と可動域を計算されたラグランスリーブにより、すっきりとしたシルエットながらも動きやすく、快適な着心地を味わうことができる。見た目の上品さを加速させるモカカラーも魅力的。
ブランド17
『ファブリックトウキョウ』オーダーメイドコート
こちらはオーダーメイド専門のブランド『ファブリックトウキョウ』。コートでオーダー? と首をかしげる人もいるかもしれないが、昨今においては決して珍しいことではない。本ブランドにおいては、税込69,000円から国産のツイードやイタリアのテキスタイルを使用した、MYサイズにジャストフィットの1着を手に入れることができる。自分好みのカスタマイズを試すだけでも気分が上がること請け合いなので、ぜひ一考を。
ブランド18
『アバハウス』ツイル ストレッチ 2WAY ショップコート
ビジネススタイルからカジュアルスタイルまで熟知しているブランドのコートを選ぶのも賢い手段。『アバハウス』もそんなブランドのひとつだ。特にこのコートは2WAY仕様。チェスターコートに近いルックスのシンプルで上品なショップコートがベースだが、実は着丈の長さがアレンジ可能。カジュアルなジャケットとしても着回すことができる。
井上
コートの着丈を変えられるとは、面白い2WAYですね。ビジネススタイルはもちろん、コート型はパーカーやハーフジップトップスなどでスポーティに着こなすのがおすすめ。一方、ジャケット型はタイドアップやハイゲージニットと合わせると、オフィスカジュアルでも使えますよ。
ブランド19
『シップス』小松マテーレ ヴィンテージ加工 ナイロン アトリエコート
“大人が着られるゆったりアウター”をテーマに開発された新型アトリエコート。ナイロンタスラン糸を用いて天然素材のような風合いに仕上げたナイロンオックスを用い、小松マテーレによるヴィンテージ加工をあしらってナチュラルな表情に。デザインはトレンチベースの襟型の1つボタン仕様。膝下丈のゆったりめのサイズ感ながらも落ち感のある素材のおかげで野暮ったさはなく、美しいAラインを描いてくれる。
井上
きれいなAラインがふんわり柔らかい印象。ややボリューム感のあるコートなので、ビジネススタイルでは細身のテーパードパンツとの相性が良さそうです。カジュアルスタイルではボリュームのある太パンツで今っぽく着こなす。そんなオンとオフでパンツを変えて楽しむのも良いですね。ちなみにオンではスーツよりジャケパンのほうが好相性。
ブランド20
『グリーンレーベル リラクシング』リバーシブル ステンカラーコート
ネイビー無地とチャコールグレーのヘリンボーン柄とのリバーシブルタイプ。表面の素材はコットン×ポリエステルのシャンブレー、裏面はポリエステルを使用したツイードライクと、柄だけでなく素材の違いも楽しめる。適度にゆったりとしたシルエットながらもすっきり品良く着こなすことができるのもポイントだ。
ブランド21
『ジャーナル スタンダード』HIGHLAND WOOL オーバーサイズ バルマカーンコート
昨年大好評だった「HIGHLAND WOOL」シリーズからバルマカーンコートが登場。寒暖差が激しい気候で作り出されたウールは弾力性と保温性が高い毛質で、さらに独自の仕上げによるクラシカルな風合いも特徴のひとつ。コーデュロイで切り替えた襟がさりげないアクセントに。
井上
オーバーサイズのバルマカーンコートは、僕もよく着ています。クラシックながらもシルエットが今っぽいアウターは、1着持っているとかなり重宝しますよ。きれいめセットアップとの合わせなら、ビジネスシーンでも問題なく着られます。カジュアルならスウェットパンツと合わせたり、ハイネックのフリースで首元にボリューム感を出したり。スポーツMIXやアーバンアウトドアスタイルで着こなすのも良いですね。
ブランド22
『スーツセレクト』ON/OFF使えるライトウェイトフード付きコート
イタリアのリモンタ社と日本の小松マテーレが共同開発した、高密度タフタ素材を採用した1着。発色性やドレープ性に優れ、さらには軽やかな着心地を提供してくれる。スタイリッシュなフード付きデザインなので、ワンランク上のおしゃれを楽しむことができ、着用シーンを幅広くカバー。
ブランド23
『ユナイテッドトウキョウ』チェックオーバーサイズチェスターコート
ベースはオーバーサイズのチェスターコート。シルエットに余裕があるからこそ、スーツスタイルからラフなコーディネートまで覆うことができる。その一方、トラッドなチェック柄を用いることで落ち着いたムードも演出。イタリアの『マンテコ』社が開発した二重織りのリバー生地を使用し、軽いのに暖かい着心地を実現している。また、細めのラペルでシャープな印象に仕上げているのもポイント。膝上の丈感を優先する場合は、サイズダウンすればOK。
ブランド24
『フリークスストア』尾州リバーシブルコート
こちらもトラッドなチェック柄を採用したコート。リバーシブル仕様で無地の裏面を表にしても着用できるため、オンとオフといったシーンだけでなく、気分やトレンド、コーディネートに合わせたアレンジが楽しめる。毛織物の名産地・尾州のウール生地を使用しているため、素材感も上質。カラーは2色展開で、明るめのベージュだけでなくダークなネイビーも選べる。
ブランド25
『ロンドントラディション』マーティン スリム ロング メンズ ダッフル
老舗ファクトリーブランド『ロンドントラディション』で人気のダッフルコートは、上質でクオリティの高いウールメルトン生地製。裏地には肌触りが滑らかな混紡メルトンが使われ、フード裏などからさりげなく主張するチェック柄がデザインポイントになってくれる。トグルなどの付属品も高品質なモノを使用するなど、老舗ファクトリーブランドならではのこだわりが光る仕上がりだ。
▼パート3:2万円以下のコスパで選ぶなら
アンダー2万円でゲットできるコスパの良さで選ぶならこの6ブランドで。リーズナブルな値段ながらも質にもこだわったモノ作りを行っているブランドを厳選した。トレンド感のあるデザインが楽しめるので普段着としてもおすすめだ。
ブランド26
『エマクローズ』オーバーサイズ ビーバーメルトン ロングチェスターコート/13,200円(税込)
ふっくらした厚みとソフトな毛羽感のある生地を採用したチェスターコート。シワになりづらいのでケアが簡単で、ドレープが気品を放ってくれるのも魅力だ。シンプルなデザインなので幅広く着回せるが、サイズ感が大きめなので着丈を優先するならサイズダウンして着こなすのがおすすめ。
井上
2万円以下だと定番のカラー展開しかないことが多いですが、この色バリと柄バリは凄い! これなら自分の好きな色や柄が見つかりますね。リーズナブルなのでビジネス用にベーシックな色でコンパクトなサイズ、カジュアル用にはオーバーサイズと、2着買いするのもおすすめです。
ブランド27
『ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ』by PE メルトン チェスターコート/19,800円(税込)
大人が求めるスマートなルックス、”快適な着心地”の両立にこだわったワードローブをWEB限定で展開する「SMART」から、クラシックなチェスターコートをセレクト。ポリエステルとウールのテックメルトン素材は、上品な風合いと軽さを両得できる優れモノだ。シルエットや着丈など、スタイルが良く見えるバランスにこだわっているのもうれしい。
ブランド28
『ウィム バイ リドム』ミニマル ワイド トレンチコート/6,600円(税込)
トレンチコートをベースにしつつ、ディテールをそぎ落としてミニマルに仕上げられたコート。大ぶりの襟、ウエストベルト、袖タブといったディテールはキープしていて、クラシックなムードを放っている。ナチュラルな風合いとドライなタッチが特徴の生地はケアがイージー。シルエットは今どきのオーバーサイズだが、サイズダウンすることで膝上の丈感で着こなすことも可能だ。
ブランド29
『センスオブプレイスバイアーバンリサーチ』ユニセックス バルマカーンルーズコート/14,850円(税込)
昨年大好評だったバルマカーンコートが再登場。今季は新色にメランジカラーが加わり、シックで大人のムードもたっぷり。ポリエステル100%ながらもウールライクなメルトン生地を使用しているので、ビジネススタイルとも相性が良く、上品に着こなすことができる。今っぽいリラックス感を演出するオーバーサイズも魅力。
井上
シンプルなデザインだからこそのユニセックスなコートですね。最近はジェンダーレスなアイテムも多いですし、これなら夫婦やカップルが兼用で使うこともできます。個人的には男女で使うならライトグレーが使いやすいと思います。そして何より、この完成度で2万円以下は凄いコスパ感ですね。
ブランド30
『レボ』ストレッチツイル フード脱着 2WAY ステンカラーコート/9,900円(税込)
デタッチャブル式のフードを外すとステンカラーコートになり、2通りの着こなしが楽しめる万能コート。適度に厚みとハリのあるコットンツイルにポリウレタンを混紡しているため、ストレスフリーの快適な着心地を味わえる。第一ボタンのみを見せる比翼仕立てで、すっきり着こなせるのも◎。
ブランド31
『グローバルワーク』WT ハーフトレンチコート/13,090円(税込)
『グローバルワーク』がオリジナルで開発した素材、ウーリーテックを採用したトレンチコート。ポリエステルをベースにしていながらウールのような上品で暖かい風合いに仕上がっており、それでいて天然のウールより20%の軽量化を実現している。一部にリサイクル糸を用い、環境に配慮しているのも特筆すべき点。
井上
最近のテック素材は本当に優秀で、このコートもウールにしか見えないですね。それでいて優れた機能も備えていて、見た目もしっかりしているので汎用性も高いです。これならビジネスシーンでも休日カジュアルにも使えますね。軽くて伸縮性のある素材でストレスフリーな着心地も魅力的。
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※掲載価格は記事掲載時のものとなります。価格はすべて税込価格です。
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この記事の掲載アイテム一覧(全31商品)
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『マッキントッシュ』 ダンケルド ロロ・ピアーナ ストームシステム
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『ラルディーニ』 カシミヤ チェスターコート
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『タリアトーレ』 ライトメルトン チェスターコート
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『タケオキクチ』 ダウンライナー付き メランジ スタンドカラーコート
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『バーバリー』 ミッドレングス チェルシー ヘリテージ トレンチコート
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『フィデリティー』 10Bピーコート
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『オーケンコール』 スタンダードキルティングコート
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『ラベンハム』 デンストン
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『トラディショナルウェザーウェア』 ウェーバリーフード
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『マッキントッシュ フィロソフィー』 ショートビーバー 2レイヤー ウェリントン
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『ヘルノ』 ウールナイロン チェスターコート
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『バブアー』 ビデイル SL
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『グローバーオール』 ニューキングストン
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『インバーティア』×『ビームス』 別注 ヘリンボーン ダッフルコート
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『テアトラ』 デバイスコート デュアルポイント
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『ナノ・ユニバース』 フレキシブルメルトンステンカラーコート
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『ファブリックトウキョウ』 オーダーメイドコート
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『アバハウス』 ツイル ストレッチ 2WAY ショップコート
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『シップス』 小松マテーレ ヴィンテージ加工 ナイロン アトリエコート
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『グリーンレーベル リラクシング』 リバーシブル ステンカラーコート
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『ジャーナル スタンダード』 HIGHLAND WOOL オーバーサイズ バルマカーンコート
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『スーツセレクト』 ON/OFF使えるライトウェイトフード付きコート
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『ユナイテッドトウキョウ』 チェックオーバーサイズチェスターコート
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『フリークスストア』 尾州リバーシブルコート
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『ロンドントラディション』 マーティン スリム ロング メンズ ダッフル
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『エマクローズ』 オーバーサイズ ビーバーメルトン ロングチェスターコート
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『ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ』 by PE メルトン チェスターコート
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『ウィム バイ リドム』 ミニマル ワイド トレンチコート
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『センスオブプレイスバイアーバンリサーチ』 ユニセックス バルマカーンルーズコート
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『レボ』 ストレッチツイル フード脱着 2WAY ステンカラーコート
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『グローバルワーク』 WT ハーフトレンチコート
掲載アイテムをもっと見る(19商品)
井上
どんなスーツにも合わせられるウール生地のネイビーコートは、1着持っていると重宝する万能アイテム。こちらは防風機能もあるので、ビル風が強いオフィス街でも暖かく過ごせます。さらに電車内などのコートが脱げない状況でも蒸れず、快適な透湿性を装備しているのも優秀。さすが英国名門ブランド! な仕上がりですね。