ワントーンの大本命。大人向けオールブラックコーデ術

ワントーンの大本命。大人向けオールブラックコーデ術

“黒は万能”とはメンズカジュアルの中でいわれてきた定石。ただオシャレを判断する絶対的な理由とはいえない。黒をどう手懐け、オシャレに見せるか、その方法論を探る。

菊地 亮

2016.10.24

冬の着こなし・コーデ
モードファッション

ブラックコーデをセンス良く見せるポイントとは

ブラックコーデをセンス良く見せるポイントとは

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ハイカジュアルブランドのコレクションでは、ブラックをキーにしたコーディネートをよく目にする。最近ではトレンドカラーの1つにも挙げられ、ワントーンで着こなす人も増えている。だからか、ブラック=おしゃれと思い込んでいる人もいるだろうが、そう考えるのは早計。工夫がなければ重たく見え、モード感が出過ぎれば街にフィットしづらい。どのアイテムを選びどう着こなせば黒とうまく付き合えるか、そのポイントをまとめてみた。

全身黒でもやり過ぎに見えない4つの法則

オールマイティーな色でありトレンドでもあるため、全身を黒で固めたい気持ちもわからなくない。ただ、バランスを崩せば“難”ばかりが見えてしまう。そうならないための処方箋を取り上げてみたい。

ポイント1寸胴に見せないシルエットのメリハリ

寸胴に見せないシルエットのメリハリ

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全体を黒で合わせ、かつシルエットも一緒の着こなしはハードルが上がる。一本調子で抑揚が出しづらいため、のっぺりとした印象を与えがちだからだ。しかし、シルエットにメリハリをつけるだけで問題は解消される。今なら、上をユルめに、下をタイトにするのが理想。

ポイント2柄の1点投入で無表情な印象をかわす

柄の1点投入で無表情な印象をかわす

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オールブラックの合わせは、スタイリッシュに見える反面、全体の表情が曇りがちで周りとの差も見えにくい。そのため、どこかにポイントを作る必要が出てくる。となれば、柄挿しが有効な手段に。ドット柄でも、色みがブラックならば子供っぽくならずに済む。

ポイント3異なる素材のアイテムを合わせ、黒の単調さをいなす

異なる素材のアイテムを合わせ、黒の単調さをいなす

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ワントーンの着こなしにおいて、危惧すべきはやはり単調さ。その問題をナチュラルに回避するうえで有効なのが、異なる素材のアイテムを選ぶこと。コットン、ナイロン、レザー、デニムなどなど、素材によってもたらされるイメージを活用すれば自然な変化が望める。

ポイント4テイストの違うアイテムでギャップを突く

テイストの違うアイテムでギャップを突く

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オールブラックのワントーンコーデは、セットアップであればイージーにスタイリングできる。ただ、コンサバすぎるためどこかに遊びを加えたい。そこで上下を異なるテイストのアイテムで合わせるのも1つの手。その刺激的なギャップにより新鮮に見せられる。

気の利いたオールブラックスタイル実例集

これまでは、オールブラックの着こなしを平凡に見せないためのコツを取り上げた。それらをうまくスタイルに取り込んだ街のおしゃれ人を選抜。彼らのコーディネートを参考に、自身の普段の着こなしに生かしてほしい。

気の利いたオールブラックスタイル実例集

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ゆったりめなセーターにタイトなジーンズを絡めたことで、単調になりそうなオールブラックの着こなしを回避している。セーターも、実はレザーとミックスさせた変化球アイテム。そのさり気ない遊びも効いている。

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コートとボトムスは同生地のセットアップ風。それによって、統一感とともにボディーラインの変化やトレンド感を表現している。インナーには、より濃厚なブラックのモックネックカットソーをチョイスし品の良さも加えた。

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全体をブラックでまとめてはいるものの、チェックシャツを加えながらのっぺりとしたイメージを無理なく払拭。ボトムスはタイトなスキニージーンズで、トップとのメリハリを作ることにより美脚効果を演出している。

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ニットとスラックスのこの上なくミニマルなコーデ。それでもなお平凡感が見られないのは、タートルネック型のニットやチョークストライプ入りのアイテムを選んだおかげ。何気に足元をスニーカーでハズしている点も好印象。

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ブラックベースでまとめつつも、ネイティブ系のニットベストを絡めたことで見た目にもほっこりとした印象に。素材感の違いやチマヨ柄のアクセントにより、平たんになりそうな黒コーデを表情豊かに仕上げている。

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直球モードを主軸に、街へなじませるために素材使いでひと工夫。ジャケットのレザーに加え、インナーのモヘア、ハットのフェルト、そして足元はパテントと異素材ミックスのオンパレードでカジュアルにメイク。

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マンネリに陥りがちなオールブラックコーデも、セットアップジャージによって鮮度アップ。オールドスクールを意識した着こなしだが、コスプレに見えないのはアメカジ気質のスタジャンや小物によるもの。

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アウターに採用したのは、裾リブを排除し、開放的に作ったフライトジャケット。全身“黒”のスタイリングでも、ミリタリーアイテムを取り入れることでトレンド感や男らしさを即座に手にすることができる。

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ストイックな“ザ 黒コーデ”だが、トップのスタジャンとスウェットシャツでアメカジ感を注入。トップの丈感に差をつけ、カット地に見えて実はニット地のボトムスを選ぶなど、選びや着こなしのユニーク差が秀逸。

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オーバーサイズのニットが、ワンパターン気味な全身黒コーデに新鮮な空気をもたらした。その効果をサポートすべく、ボトムスはスキニータイプを選出。足元にボリューミーなブーツを加えメリハリを強調させている。

ブラックコーデを後押しする黒アイテム

型にはまったブラックワントーンの着こなしを回避するポイントを述べてきたが、ここでは、さらなる後押しをしてくれるとっておきのブラックアイテムをご紹介。これらを合わせれば黒のルーチン化は避けられる。

『アダム エ ロペ』×『ジェームス グロース』マニラジャケット

『アダム エ ロペ』×『ジェームス グロース』マニラジャケット

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メンズカジュアルの永遠の定番である革ジャケだが、アメカジの空気も手伝い再び脚光を浴びている。これまではシンプルなシングル型が主流だったが、周りとの違いを演じるならオーセンティックなダブルタイプが推し。

『ケンゾー』ファーブルゾン

『ケンゾー』ファーブルゾン

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引き続き人気のミリタリー。そのため、MA-1やM-51といったアイテムは注目だが、違いを生むならいつものカーキよりも黒アイテムを選びたい。渋カジ時代の主流だったN-2Bタイプを久々に選ぶのも悪くない。

『ユナイテッドアローズ』アストラット カシミヤ サイドリブ ニット

『ユナイテッドアローズ』アストラット カシミヤ サイドリブ ニット

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秋冬の定番であるニットに黒を選ぶのも面白い。やさしげな素材感は黒特有のソリッドな印象を和らげてくれるため効果的だ。また、こちらのようにスウェットシャツのディテールを絡めた変形デザインもおすすめ。

『ファセッタズム』レイヤードフーディー

『ファセッタズム』レイヤードフーディー

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どんなスタイルにも無類の相性を披露するパーカーは、ワードローブへ加えれば重宝することこの上なし。お馴染みのグレーもいいが、ブラックパーカーなら“いつもの”感が出にくい。オーバーシルエットを選んで旬も意識して。

『リディアル』プリズム5ポケット スリムストレート デニム

『リディアル』プリズム5ポケット スリムストレート デニム

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ジーンズといえばインディゴブルーはもう定番。色褪せたアイテムも人気だが、ブラックジーンズも負けず劣らず使える一本。スリムに見せられマンネリ感もフォローできる。選ぶなら、シルエットに変化をつけられる細身を。

『ザ・ノース・フェイス』メンズストレッチクロップドパンツ

『ザ・ノース・フェイス』メンズストレッチクロップドパンツ

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スポーツブランドに端を発し、今や最旬ボトムスの1つに数えられるテック系。スタイリッシュな趣とはきやすさから、ネクストスウェットパンツの呼び声も高い。ぜひとも黒を選んで旬のスポーツMIXを満喫したい。

『クロケット&ジョーンズ』ニューボストン

『クロケット&ジョーンズ』ニューボストン

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シュッとした見た目と動きやすさから、大人たちからも絶大な人気を誇るローファー。さまざまなレザーカラーやソールの工夫が見られた昨今だが、テイストMIXなどによって変化をつけたい黒コーデには万能な一足が重宝する。

『コンバース』LEA オールスター OX

『コンバース』LEA オールスター OX

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これまでは、アッパーは黒だがソールは白、といった配色が目に付いた。しかし、最近ではソールもすべて真っ黒なスニーカーが徐々にシーンを侵食しているもよう。慣れない人はコンバースの名作なら取り入れやすいはず。

『ジョンストズ』カシミヤストール

『ジョンストズ』カシミヤストール

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冬小物の筆頭といえばマフラー。防寒性にたけ、コーディネートのアクセントやボリュームのコントロールにもちょうどいい。色や柄によるアレンジがベーシックなアイテムだけに、プレーンな黒が逆に新鮮に見える。

メンズファッション各誌で編集・執筆を行うかたわらWEBマガジンのディレクションも行うなどジャンルレスに活動。無類のスポーツ好きで、特にサッカーへは熱い情熱を注ぐ。
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