
アメリカ屈指の老舗。ウールリッチの高品質ダウンで寒さを乗り切ろう
あったかダウンが手放せない冬シーズン。ずっと着られる1着と巡り合いたいなら、190年の歴史を誇る米国の老舗『ウールリッチ』の質実剛健なダウンはいかがでしょう?
米国きっての老舗アウトドアブランド『ウールリッチ』。そのダウンに頼りたい
アメリカ最古のアウトドアブランドとして世界中で愛されている『ウールリッチ』。1830年にペンシルバニア州にて、アメリカ国内初の毛織物メーカーとしてその歴史をスタートさせます。創業当初は馬車でウール製品や糸を売りまわっていましたが、やがてレジャー用衣類の製造に取り組むように。そして1939年から3年間にわたって南極大陸探検隊にウェアを提供するなど、高品質なアウトドアブランドとして名を馳せるようになりました。なかでも『ウールリッチ』の看板アイテムといえば、代表作「ニューアクティックパーカー」をはじめとしたダウンウェア。圧巻の防寒性と大人好みのデザインを兼備し、日常に寄り添ってくれます。
「ニューアークティックパーカー」でひも解く。『ウールリッチ』のダウンはここが良い
ここからは、定番の「ニューアークティックパーカー」を例に、『ウールリッチ』のダウンジャケットが持つ魅力を深掘りしていきましょう。ちなみに同作は、1970年代にアラスカのパイプライン建設に従事する作業者に向けて開発された「アークティックパーカー」が前身。ブランド内で圧倒的な人気を誇る、まさに『ウールリッチ』の“顔”といえるアイテムです。
魅力1
氷点下でも問題なく活動できる高品質ダウンを封入
『ウールリッチ』のダウンジャケットならではのストロングポイントといえば、まずその抜群の暖かさ。厳選されたハイクオリティな羽毛がダウン90%×フェザー10%の黄金比率でたっぷりと充填され、シビアな環境下であってもしっかりと防寒性を確保してくれます。氷点下でも活動できるほどのスペックを有していますから、タウンユースであればインナーが薄着であっても十分に暖かいんです。
魅力2
風合いと機能性を両立する60/40クロスを主に使用
「ニューアークティックパーカー」を筆頭とする『ウールリッチ』のダウンの多くは、表地に60/40クロスが採用されています。この生地はコットン60%、ナイロン40%の比率で構成され、ナイロンの強度とコットンの通気性を兼ね備えているが特徴。また、綿が水分を吸収すると繊維が膨張して生地密度が上がり、水分の浸入を防いでくれます。しかも同ブランドではこの生地の表面をテフロン加工で仕上げることで、一段と撥水性をアップ! 着るほどに味が深まるというエイジングの楽しさも60/40クロスの魅力といえるでしょう。
魅力3
オン・オフで使える上質なデザイン
アウトドアウェア特有の“ギアっぽさ”を抑えた、シックなデザインワークも『ウールリッチ』のダウンが有する強み。つまり、カジュアル着としてはもちろんのこと、ビジネスシーンにおいても違和感なく着用できるんです。パターンもビジネス使いがちゃんと想定されており、例えば「ニューアークティックパーカー」はスーツの上から着ても違和感が少ない前振りの袖付けとなっています。
『ウールリッチ』のダウンジャケット、サイズ感はいかほど?
次は気になるサイズ感のお話。選ぶモデルにもよりますが、基本的に『ウールリッチ』のダウンジャケットは他社よりも比較的スッキリめのシルエットとなっています。とはいえ、下にジャケットを着られるぐらいの程良いゆとりは確保されているので、タイトというほどではありません。仮に170cm台の身長で普通体型あれば、ジャケットを下に着ると想定してもMがジャストサイズになる場合が多いでしょう。もちろん、タイトに着たい場合はワンサイズダウンでもOK。着用イメージは上の写真を参考にしてみてください。公式HPでもサイズの詳細を確認できますから、購入前はそちらのチェックもお忘れなく。
魅力がたっぷり詰まった『ウールリッチ』注目のダウンウェア10選
看板モデルの「ニューアークティックパーカー」を筆頭に、さまざまな良作をリリースしている『ウールリッチ』。その中から大人のライフスタイルと調和する10着をピックアップしてお披露目します。どれも濃く・長く付き合っていけること間違いなしの優等生です!
アイテム1
ニューアークティックパーカーNF
通常の「ニューアークティックパーカー」は上質なラクーンファーがフードに付属しますが、こちらはファーを省くことでよりミニマルな面持ちに。とことんシンプルにまとめたい人におすすめの1着です。ファーの有無以外は同様のスペックとなっていますので、自分のスタイルにマッチするほうをチョイスしましょう。
アイテム2
アークティックパーカーTT
シェルからフード、ボタンまで一貫してワントーンで揃えたスマートな見栄え。きれいめにダウンを着こなしたい人にうってつけの1着といえるでしょう。ちなみに、シルエットは「ニューアークティックパーカー」と比べてややリラックスフィットとなっています。ラクーンファーは自在に取り外せるので、必要に応じてアレンジするのが◎。
アイテム3
GTX ニューアークティックパーカー
テフロン加工の60/40クロスが「ニューアークティックパーカー」の象徴ですが、こちらはゴアテックスファブリックスを採用したハイエンドモデルとなっています。水を強力にシャットアウトする完全防水仕様となっていますので、悪天候下でも強さを発揮。才色兼備な1着は、山でも街でも大人の頼もしいパートナーとなりそうです。
アイテム4
シエラ フーデッド ジャケット
ホリゾンタルキルティングが入ったクラシック顔な今作は、防風性・撥水性・軽量性の三拍子が揃ったマイクロファイバー生地を使用。大ぶりのポケットが付属するのもうれしく、機能性のみならず収納力もハイレベルです。フードは脱着式となっており、取り外せばスタンドカラージャケットとしても着用可能。
アイテム5
シエラ グリーンジャケット
素材に使われているのはエコラマークロス。オーガニックコットン×リサイクルナイロンから成る、サステナブルなファブリックです。通常の60/40クロス同様に耐久性や撥水性もしっかりとフォローしていますから、スペック面も申し分ありません。なお、シルエットはややボリューミーに設定されていますが、コンパクトなショート丈なので野暮ったさとは無縁です。
アイテム6
コミューティングツーインワンブレザー
ビジネスシーンにおいて大いに躍動してくれそうな、ブレザータイプのダウンジャケット。ジップ付きの前立て部分を取り外して着られる、便利な2WAY仕様も特徴的です。4WAYストレッチの撥水ポリエステルツイルを使用していたり、サイドベンツをスナップボタンで開閉できたりと、運動性への配慮も光ります。
アイテム7
GTXマウンテンパーカー
コーディネートのテイストを問わないベーシックなマウンテンパーカーは、1着あると着こなしの幅が広がること確実。この1着はゴアテックスファブリックスを表地使いしていますので、スペック面も極めて高次元です。フロントには合計4つのポケットが付属しますから、手ぶらで身軽に動きたい人にも適役!
アイテム8
GTXマウンテンジャケット
1970年代に誕生したロングセラー。当時はゴアテックスを初めて搭載したアウターとして大きな話題を呼びました。マチ付き大型ポケットや止水ジップ、ウエストドローコードなどの仕様はオリジナルから踏襲しつつ、シルエットは現代的にブラッシュアップされています。内側にも2つのポケットをセッティング。
アイテム9
『ビームスF』別注 アークティックパーカー ハイカラー
『ウールリッチ』の人気型「アークティックパーカー ハイカラー」をベースとした別注モデル。着丈を約2cm長く設定し、全体的にゆったりしたシルエットに仕上げています。そのため、どことなくクラシックアウトドアな雰囲気。また表地には60/40クロスをピックアップしていますから、愛用による風合い変化も堪能したいところです。
アイテム10
『トゥモローランド』別注 ニューアークティックパーカー
不動の人気モデル「ニューアークティックパーカー」にスペシャルオーダー。ファスナー・ボタン・ライニングをすべてブラックで統一することで、シャープな印象を描き出しています。表地には防水透湿機能を持つ2レイヤーのポリエステルウールツイルを抜擢。ウール混らしいほんのりと上品な表情で、スーツスタイルとも親和性良好です。
『ウールリッチ』のダウンで構築。大人コーデの好サンプル6選
最後は『ウールリッチ』のダウンを偏愛するファッショニスタたちの着こなしにフォーカスしていきましょう。きれいめコーデに馴染ませたり、カジュアルに着こなしたり、あるいはビジネススタイルに取り入れたりと活用方法は千差万別。どのコーデにも、真似したいヒントが詰まっています!
着こなし1
シック顔のダウンだから品良いニットコーデにも順応
タートルネックニットにデニムスラックスという、品行方正なカジュアルスタイル。アウトドア臭を抑えた『ウールリッチ』のシック顔ダウンなら、こんなきれいめコーデとも難なくマッチしてくれます。デニムと同系色で呼応させてワントーンを意識すれば、より洗練された佇まいに!
着こなし2
リラクシングなカジュアルをファーダウンで大人っぽく
スウェット&イージーパンツのワンマイルな着こなしに、ファー付きの風格あるダウンを投入! それにより、ラフなカジュアルスタイルがグッと大人っぽい雰囲気へと変化しています。インナーやシューズなどでホワイトの面積を多く取っていますから、重々しさを感じさせることもありません。
着こなし3
チェックシャツとのコンビでアメカジテイストを主張
シンプルな『ウールリッチ』のダウンは、キャラクター濃いめなアメカジアイテムとも好相性。この着こなしのように大柄なチェックシャツと組み合わせれば、メリハリ感たっぷりなコーディネートに帰結します。シャツ以外をすべて無地で統一して、チェック柄を最大限に引き立てているのも見どころ。
着こなし4
ファーなしの1着でミニマルなスタイルを狙う
ミニマル&スマートなスタイリングに仕上げるべく、ファーなしの『ウールリッチ』を主役に抜擢。他のアイテムもベーシックなデザインを選び、クリーンなイメージを加速しています。加えて、適度にゆるめのサイズバランスによって、ささやかに抜け感を落とし込んでいるのもカギ。さっぱり系だけどこなれ感もちゃんとある、理想的な大人コーデへと導きました。
着こなし5
茶系カラーで連動させてナチュラル感を演出
「ニューアークティックパーカー」とボトムスを茶系のカラーでリンク。それにより、ほっこりとナチュラルな雰囲気を描き出しています。上下でブラウンの濃さに差を出して、ワントーンスタイルにありがちな“のっぺり感”を払拭しているのもGOOD。メランジカラーの表情豊かなニットもウォーム感をアシストしています。
着こなし6
きっちりめのBIZスタイルとも難なくハマる!
上質感漂う『ウールリッチ』の1着は、ご覧の通りビジネススタイルともスムーズにフィット! 通勤時の頼れるパートナーとなってくれること請け合いです。こちらのスタイリングはシャツやタイもブルー系でまとめ、一段とあか抜けたムードを描き出しています。

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