
トレンチコートを着てほしい。大人に似合う人気ブランド15選
ミリタリー由来の男らしさと、計算されたデザインによるきれいめ感の両立こそトレンチコートの魅力。そんな長所を活用したコーデと、人気のブランドを掘り下げます。
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大人メンズが今選びたい、トレンチコートの三大条件
第一次世界大戦でイギリス軍が採用していた軍用コートをベースに持つトレンチコート。当時の同アウターは密度の高いコットンギャバジン素材を使用したロング丈で、防水性が高く、腰のベルトによって着用感を高めた非常に機能的なアイテムでした。今ではそのファッション性の高さ、機能性の高さから、メンズアウターの定番アイテムとして定着。さまざまなブランドから発売されています。オンからオフまで使えるトレンチコートは大人の着こなしの心強い味方。まずは選ぶときに押さえたい条件からチェックしましょう。
条件1
大人っぽく着こなすならミドル~ロング丈
昨今はショート丈のトレンチコートも多く見られるようになりましたが、やや若々しいイメージが強くなりがち。大人っぽさを考慮するならば、太もも程度のミドル丈、または膝までのロング丈がおすすめです。ジャケットの上に羽織ることも考慮すると、身幅は少しゆったりとしたモノがベター。
条件2
フロントデザインは風格あるダブルが大人の気分
ステンカラーコート風のすっきりとしたシングルトレンチもありますが、やはりトレンチコートの王道は男らしいダブル仕様。トレンドのクラシックテイストにハマりやすいのも、ダブルブレストならではの魅力です。
条件3
カラーはベージュ・ネイビー・ブラックが鉄板
トレンチコートの王道カラーであるベージュに、落ち着きのある印象のネイビー、そしてスマートさを底上げできるブラック。トレンチを選ぶ際には、この三大カラーの中からピックアップすれば間違いありません。どれも大人カジュアルと好相性な色であり、トレンドに左右されることなく長く愛用できますよ。
テイストMIXでおしゃれに着こなそう。トレンチコートのコーデサンプル
トレンチコートを主役とした、今季らしいスタイリングテクニックをご紹介。ビジネスライクでカチッとしたイメージが強いアウターですが、テイストMIXにより程良くハズすのが同アイテムを制するキモ。うまく作り上げることで、ワンランク上のこなれたコーディネートが叶います。
▼着こなしテク1:パーカー挿しでスポーツMIXを実践
カチッとした雰囲気が強いダブルのトレンチコート。そのインナーにはラフ&スポーティなパーカーを挿すのがおすすめ。着こなしに絶妙な抜け感が生まれ、メリハリのあるカジュアルコーデが完成します。シンプルな無地パーカーなら子供っぽく見える恐れもありませんよ。
着こなし例1
パーカーとパンツの明るいトーンで軽やかに演出
スウェットパーカーのスポーティなムードを強調するなら、ベースとなるトレンチコートに映えるカラーを選ぶのが効果的。このお手本では、ダークネイビーのコートに映えるライトグレーのパーカーを選んでいます。ホワイトのパンツを合わせ、全体を明るいムードに演出。黒いスニーカーでシックなスポーツテイストを上乗せしています。
着こなし例2
コート以外をブラックで揃え、クールなスポーツMIXに
こちらのコーディネートは、明るいトーンのコートとダークなパーカーの組み合わせ。ベージュのトレンチコート以外のアイテムをブラックで統一し、クールに引き締め大人っぽくまとめています。スウェットパーカーだけでなく、スニーカーも加えることでスポーティなムードを高めるテクニックも参考に!
▼着こなしテク2:軽快なボーダーカットソーでカジュアルダウン
トレンチコートは風格のあるアイテムだけに、ともするとコーディネートが重く見えてしまいがち。しかし、マリンアイテムの代表格である軽快なボーダーTシャツと競演させることで、ヘビーさを簡単に払拭できます。今シーズンは、旬なトラッドテイストを意識してコーディネートを組み立てるのもおすすめ!
着こなし例1
重厚なワントーンコーデをボーダーで爽やかに
トレンチコートだけでなく、他のアイテムまでダークトーンで統一したコーディネートでも、インナーをホワイト基調のマリンボーダー柄にするだけで全身の印象が一気に軽やかになります。このお手本はまさにそんな着こなし。トレンチコートもイージースラックスもブラックに近いグレーですが、インナーが白ベースのボーダーなので軽やかな印象です。また、足元を黒いレザーシューズにして格上げしているのもポイント。状況に合わせ、白いスニーカーを合わせて軽快に仕上げてもOKです。
着こなし例2
明るいコート+ボーダー柄インナーで爽快感を強調
マリン調のボーダー柄Tシャツは、ベージュのトレンチコートとも好相性。そのセット使いだけで、爽やかで軽やかなコーディネートの土台が築けます。この実例コーデは、ブラックのパンツを合わせて落ち着かせているのがポイント。ローファーも黒で揃えつつ、白いソックスを覗かせてトラッドなムードを高めているのがおしゃれです。
▼着こなしテク3:タートルネックとのコンビで上品さを加速
トレンチコートの持ち味といえば品の良さ。カジュアルに着崩すのもアリですが、品の良さを重視するならタートルネックとのコンビを推奨します。なかでもおすすめしたいのは白の1枚。重くなりがちなトレンチコートコーデは、軽やかな白を投下して軽快に仕上げましょう。
着こなし例1
首元の白いタートルネックで軽快感や清潔感をプラス
印象をコントロールするなら首周りのレイヤードが効果的です。このお手本では、白いタートルネックの上にダークなニットを合わせた重ね着で、クリーンな挿し色を首元に集約。ホワイトが持つ品格・軽快感・清潔感を引き立てています。白が悪目立ちしていないのは、コートも明るいカラーだから。スラックスとローファーを合わせ、上品に引き締めたバランスも絶妙です。
着こなし例2
旬色をタートルネックで取り入れたアレンジもおすすめ
白いタートルネックはオールマイティに使えますが、トレンド感や個性を強調するなら異なるカラーのタートルネックを選ぶのもおすすめ。この実例では、今シーズン注目されているアースカラーのタートルネックを選んでいます。コートもインナーもベージュ系なので、軽やかで上品なイメージ。ロールアップしたジーンズにレザーシューズを合わせ、旬なトラッド感も加味しています。
大人におすすめ、トレンチコートの有力ブランド15選
最後は、大人が押さえておきたい有力ブランドをおすすめのアイテムとともにご紹介。トレンチコートに初挑戦する人も、この中から選んでおけば問題ナシでしょう。名門の逸品から旬な1着まで幅広く見ていきます。
ブランド1
『バーバリー』
トレンチコートの元祖といえば、英国を代表する名門『バーバリー』。独自に開発した生地、ギャバジンを使うことで悪天候にも対応したトレンチコートは、時代を越えて愛され続けています。このモデルはクラシックフィットのトレンチコートで、適度にスリムなシルエットに仕上げられています。ブランドの象徴であるバーバリーチェックを裏地に用いるなど、細部までクラシックなムードで満ちています。
ブランド2
『アクアスキュータム』
実は、トレンチコートの元祖と呼ばれているもうひとつのブランドがあります。それが『アクアスキュータム』。ブランド名はラテン語で”水の盾”といった意味で、防水加工を施したウール生地を発明し、コートに用いたことで揺るぎない地位を築きました。アイコンとなっているトレンチコートは「キングスウェイ」。高品質なギザコットンを高密度に織り上げ、軽やかかつつややかに仕上げたオリジナルのギャバジン生地アクア5を起用しています。裏地はトラッドなチェック柄で、英国調をさりげなく主張。
ブランド3
『グレンフェル』
1923年に創業した英国の老舗コートブランド『グレンフェル』。代名詞的な生地グレンフェルクロスは防水性、透湿性、軽量性、耐久性などを兼備しています。そんな生地を使った名作が「ケンジントン」。伝統的なディテールを網羅し、クラシックな品格を放っているのが大きな魅力です。実はシルエットが2種類あり、「ケンジントン 1」は少し余裕のあるクラシックフィット。「ケンジントン 2」は現代的なレギュラーフィットです。
ブランド4
『マッキントッシュ』
英国を代表するアウターウェアブランドといえば、名門の『マッキントッシュ』も外せません。代表作は圧倒的な防水性を誇るゴム引きコートですが、それ以外にもさまざまなコートを展開。トレンチコートもリリースしています。このモデルはオーセンティックなデザインで、伝統的なディテールや長めのレングスが風格を醸出。汎用性に優れているので合わせるコーディネートを選ばず、ロングシーズン使えて重宝します。
ブランド5
『サンヨーファクトリー』
三陽商会のコート専業ブランドは70年以上の歴史を誇り、永く使えるコートを作り続けています。時代を超越した”本当に良い物”を作りたいという思いを投影した象徴的なシリーズが「100年コート」。このトレンチコートも同シリーズのアイテムです。高級素材を惜しげもなく使い、表地に用いたのはアルティメイトピマ。超長綿の中でも上位の繊維長と強度を持ち合わせています。高密度に織り上げたギャバジン生地に耐久撥水加工もプラス。
ブランド6
『ブラックレーベル クレストブリッジ』
”ブリティッシュ・インスピレーション”を掲げる日本のブランドということで、英国スタイルに欠かせないトレンチコートは定番品。この1着は、オリジナルのコットンギャバジン生地を使用。高級原料として名高いスピンコットンとスーピマコットンを経糸と緯糸で使い分け、見る角度で色が変わるエレガントな表情に仕上げています。さらに、青森県にある世界屈指のコート専業工場で縫製。着脱式のライナーには、ブランドを象徴するクレストブリッジチェックを採用しています。
ブランド7
『ビューティフルピープル』
既成概念や潜入からから開放し、着る人の中にある真実の美しさを引き出すアイテムを提案しているブランド。ライダースジャケットと並ぶ代表作がトレンチコートです。最大の特徴は、エレガントなAラインのシルエット。細かいサイズ展開によって自分のスタイルに合うサイズ感が選べるのもポイントです。ピマコットンの中でも極上の柔軟性を誇るオーガニックの超長綿を生地に使用。滑らかさ、軽さ、ハリ感を兼備する究極のギャバジン生地に、防シワ性が高まる撥水加工を施しています。
ブランド8
『メゾンスペシャル』
ハイファッションとハイファクトリーを融合させ、新しい価値のクラフトファッションを提案している人気ブランドです。”プライムオーバー”と名付けたオーバーサイズのシルエットが代名詞。このトレンチコートもかなり大きめな設定ですが、作りがしっかりしているのでチープに見えず、リュクスでリラクシングな雰囲気です。上質な生地感に加え、立体的な独自のパターンもエレガント。特徴的なテントラインのシルエットを、ハリ感あるボンディング加工の生地がキープしてくれます。
ブランド9
『リドム』
こちらもリラクシーなシルエットが特徴的なトレンチコート。”機能的で品を感じられるクオリティの素材”と”優れた縫製技術からなる快適な着心地”を軸にした『リドム』ならではの完成度です。特に、ウールにトリアセテートをブレンドしたギャバジン生地が特徴的で、独特な地ミニマルなツヤとドレープ感がエレガント。アメリカ軍で1940年代に供給されていたオフィサーコートをベースにしつつ、トレンチコートのディテールをプラスして独特な面持ちに仕上げています。
ブランド10
『ラブレス』
『ラブレス』は、アート、ストリート、ムーブ、エクスペリエンスという4つの要素を組み合わせて独自の価値を提案。トレンドを取り入れるのも得意で、クラシックなトレンチコートもモダンにリファインしています。伝統的なディテールは踏襲しつつ、カラーやラペルのバランス、ボタンの配置といった細部でモダナイズ。ルーズでリラックスできるオーバーサイズのシルエットも今どきです。生地は高密度なベンタイルで、柔軟性や光沢感を備えつつ、撥水性や耐久性も優秀。
ブランド11
『コンバーストウキョウ』
スニーカーにマッチするトレンチコートがほしいなら、『コンバーストウキョウ』の1着が最適です。リラックス感のあるオーバーサイズを採用しつつ、細かいディテールでさらにカジュアルダウン。シャツ風の袖口、低い位置のベルト、大きめのバックヨークなどで適度にハズし、カジュアル感をさりげなく高めています。大きめのシルエットだからこそジャケットなどの上にも重ねやすく、実はオールマイティに使える逸品です。
ブランド12
『トゥモローランド』
セレクトショップのオリジナルとは思えないほどハイクオリティーなトレンチコート。フランスの名門マーチャント(毛織物商社)『ドーメル』が某メゾンブランド向けに開発した服地「トレンチ」を起用しています。高品質なウールとコットンを限界まで高密度で織り上げ、独特なコシを与えたツイル生地は、エレガントかつマニッシュ。撥水性も備え、多少の雨なら弾いてくれます。クラシックなディテールを網羅し、時代を超えて永く愛用できる良作です!
ブランド13
『アダム エ ロペ』
『アダム エ ロペ』のオリジナルブランドは、トレンドを巧みに取り入れたデザインが魅力。このトレンチコートには、今どきなオーバーサイズを採用しています。ただし、ディテールはオーセンティック。クラシックな品格を感じさせる仕上がりです。ユニフォームの生地を生産している国内の機屋に別注した高密度なコットンツイル生地もポイント。上品な光沢感を備えながら耐久性にも優れています。
ブランド14
『ナノ・ユニバース』
『ナノ・ユニバース』は、伝統をリスペクトしながら今の気分も融合したアイテム作りを実践。このトレンチコートでは、前身といわれる軍用コートのディテールも取り入れることで、伝統へのオマージュを表しています。象徴的なのが、胸のフラップ付きポケット。フロントを閉じても右手が入れやすい角度でセットしています。耐久性が高くシワになりにくいコットン×ポリエステルのギャバジン生地を使用しているため、使い勝手も抜群です。
ブランド15
『エマクローズ』
今の気分にマッチする理想のバランスを追求しているコンテンポラリーブランドが『エマクローズ』です。トレンチコートのバランスも絶妙で、ロング丈とオーバーサイズでリラックス感を醸しつつ、本格的ディテールで品位をキープ。膨らみのあるテックウールの生地も上質感を高めています。防風性や防寒性に優れているだけでなく、適度なストレッチ性や柔軟性も備えているため、着心地は快適です。
この記事の掲載アイテム一覧(全15商品)
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『バーバリー』 コットン トレンチコート
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『アクアスキュータム』 キングスウェイ トレンチコート
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『グレンフェル』 ケンジントン 2
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『マッキントッシュ』 トレンチコート
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『サンヨーファクトリー』 100年コート 極 KIWAMI
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『ブラックレーベル クレストブリッジ』 ギャバジンダブルトレンチコート
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『ビューティフルピープル』 トレンチコート
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『メゾンスペシャル』 プライムオーバーボンディングトレンチコート
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『リドム』 ウール ギャバ トレンチコート
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『ラブレス』 ベンタイル トレンチコート
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『コンバーストウキョウ』 オーバーサイズ トレンチコート
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『トゥモローランド』 ウールコットンギャバジン トレンチコート
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『アダム エ ロペ』 ライナー デタッチメント トレンチコート
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『ナノ・ユニバース』 LB.03/TCギャバダブルトレンチコート
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『エマクローズ』 オーバーサイズメルトンダブルヨークラグラントレンチコート
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