今季注目のミリタリースタイルは“アーバン”が気分

今季注目のミリタリースタイルは“アーバン”が気分

注目されているミリタリーテイストですが、都会的に着こなすのが今季流。ピンとこない人のために、アーバンなニュアンスのミリタリーコーデについて解説します!!

平 格彦

2016.11.08

ミリタリージャケット
軍パン・ミリタリーパンツ
冬の着こなし・コーディネート
12〜15度の服装
休日
ミリタリーファッション
2016年-2017年冬のトレンド

今季人気のミリタリー。これまでとはひと味違います

ミリタリーといえば、アメカジスタイルの王道テイストのひとつです。武骨で男っぽいムードが魅力ですが、今シーズンはイメージの変更が必要。ミリタリーの男らしさは取り入れつつ、スマートかつスタイリッシュに仕上げた都会的なコーディネートが注目を集めています。ミリタリーミックスともいえるような今季的な着こなしは、クリーンで大人向き。アーバンなミリタリースタイルを意識しましょう!!

ここが違う! アーバンミリタリーの着こなし

それでは、どうすればアーバンなミリタリースタイルが築けるのか。その主なポイントを3つ紹介しますので、特徴やニュアンスをつかみ取ってください。決して難しくはありませんが、今季的で新鮮なイメージが主張できます。

都会的でスマートな印象のコーディネートに導くためには、細身なシルエットが基本に。カーゴパンツも、写真のようなスリムなシルエットを選ぶだけで洗練されたイメージが演出できます。その一方、ディテールなどから漂うミリタリーなムードは健在。そんなアイテムをスタイリングに組み込めれば、アーバンなミリタリーが築けます。

本来のミリタリースタイルはオリーブやベージュなどのカーキ系、ネイビー、ブラックあたりが基本カラー。そこに旬なホワイトのアイテムを組み込むことで、クリーンなニュアンスや清潔感、爽快感をブレンドすることができます。インナーで取り入れるのが常道ですが、ほかのアイテムで採用しても効果はてきめんです。

ミリタリースタイルのカラーパレットはオリーブやベージュなどのカーキ系が中心。今シーズンはそうした色を取り入れたアイテムも充実しています。たとえば、オリーブ色のチェスターコート。普段はブラックやグレー、ネイビーが定番カラーになっているアイテムがオリーブになるだけで、ほど良くミリタリーな雰囲気です。そんなさじ加減がアーバンなムードを演出!

WEARでも発見! アーバンミリタリーなコーデ例

基本を押さえた後は、アーバンミリタリーなコーディネート例をひたすらピックアップ! ミリタリーを感じさせ、都会的でスタイリッシュ。そんな着こなしのお手本を紹介しましょう。

ミリタリー人気を象徴するアウターの筆頭はMA-1。そのインナーにホワイトのタートルネックニットを合わせることで、クリーンにブラッシュアップした好例です。ミリタリー感と清潔感を両立させ、アーバンな印象を醸し出しています。

M-51フィールドパーカー (=モッズコート) をセレクトしつつ、インナーに上質感のあるブラックのニットを合わせることで、クールに引き締めたスタイリング。パンツもミリタリー系のカラーですが、小物類もブラックで統一して落ち着きを与えています。

こちらもモッズコートを着用したコーディネート。ホワイトのクルーネックニットでさり気なくクリーンな印象をプラスすることに成功しています。フラノ素材のテーパードパンツや、ブラウンのローファーも大人な印象を上乗せ。

防寒性の高いN-3Bフライトジャケットをセレクト。ブラックとダークネイビーを軸にして落ち着いたニュアンスを演出しつつ、白いオックスフォードシャツでナチュラルな品格を出しています。ミリタリースタイルをオンで取り入れる際もこんな着こなしがおすすめ。

こちらはミリタリー感が強いオリーブカラーのN-3Bを着用。タートルネックのニットをはじめ、ほかのアイテムをダークトーンに統一することで、シックなムードの着こなしに落とし込んでいます。スラックスを合わせているのも上品な印象の理由。

オリーブ色のカーゴパンツは、オーストラリア軍のヴィンテージ品。リアルな軍パンでミリタリーテイストをアピールしつつ、テーラードジャケットを用いた上半身はきれいめカジュアル調に。『エルメス』のスカーフで気品を上乗せしています。

上下のメインアイテムをベージュで揃えていますが、上はコットンツイル地のテーラードジャケットで、下はストレッチ素材のカーゴパンツ。テイストをミックスしつつ、色で統一感を出した着こなしが巧妙です。鮮やかなブルーのマフラーを差し色にして、都会的なビビッド感もプラス!!

カーキ色のチェスターコートで旬なミリタリー調を主張していますが、ほかのアイテムもすべて今季的。ブラックのタートルネックニットで落ち着きを確保しつつ、ヘザーグレーのリブ付きイージーパンツでリラックス感を融合しています。

こちらもミリタリーカラーを採用したチェスターコートをセレクト。ホワイトのタートルネックカットソーと、イタリア産生地のアンクル丈スラックスを合わせ、バランスの取れたきれいめカジュアルと構築しています。スニーカーによる抜け感も絶妙!

こちらはMA-1を使用した応用編のコーディネート。全身をモノトーンにまとめることで、都会的にアレンジしています。ミリタリーなムードは弱まりますが、スリムなシルエットにモノトーンなどのカラーリングでクールにまとめるのもアーバンな印象を演出するテクニックのひとつ。

今選ぶならこの組み合わせ! おすすめ5選

WEARでチェックしたコーディネートの実例も参考にしつつ、今おすすめのアーバンミリタリーなセットを5タイプに集約。この組み合わせを参考にすれば、今季的なミリタリースタイルがすぐに実践できます!!

組み合わせ1MA-1 × 白いタートルネック

フライトジャケットの中でも、最もオールマイティーで人気の高いMA-1。着こなす際は、リブを使った首周りをどうまとめるかがポイントですが、今季らしいタートルネックを採用すればOK。ホワイトのクリーンな印象がミックスできれば、自動的なアーバンなテイストに仕上がります。

無地とキルティングの両面で着用できるリバーシブル仕様のMA-1。シンプルで着回しやすいうえにアレンジができ、価格もリーズナブルな設定のため、ミリタリーテイストが気軽に取り入れられます。

ミリタリーサーマル生地を使用したタートルネックのカットソー。左袖のワッペンに加え、折り返した襟元にもボディーと同色の刺しゅうで“C”のロゴが入り、さり気なくスポーティーな印象を加味してくれます。

組み合わせ2モッズコート×ブラックニット

モッズコートの正式名称はM-51 フィールドコート。長めのレングスや機能的なディテールに加え、フードのファーも特徴的です。顔周りの明るいアクセントになるため、インナーはダークトーンを選んで引き締めるのがおすすめ。上質な素材感やハイゲージの生地感などで、品良く見せてくれるタイプを選んで着こなしを格上げしましょう!

すっきりしたシルエットが特徴的なモッズコート。ファーは着脱可能で、顔周りの印象がアレンジできます。ウエストのドローコードといった特徴的な仕様は継承しつつ、ラフ過ぎない生地で大人なニュアンスに。

モンゴル産の良質なカシミア100%の素材感がエレガントなムードを演出してくれるシンプルな一枚。胸のポケットは編み続きの美しい仕様で、バイダー補強まで施しています。リブを省いてゆったり着用できるように配慮。

組み合わせ3N-3B × 白いボタンダウンシャツ

防寒性に優れるフライトジャケットとして人気を高めているN-3B。インナーはカットソーやニットでもマッチしますが、あえてオックスフォードシャツを合わせてテイストミックスを楽しむのがおすすめです。白いシャツ特有のクリーンな爽快感でアウターの重厚なミリタリー感を緩和し、アーバンな雰囲気を演出しましょう!

レングスを短めにアレンジしてモダンな印象を加速しつつ、ダウンの配分は高い中綿を使用して保温性を高めたN-3B型ミリタリーダウンジャケット。表地は高密度ナイロン素材で、アクリルコーティングによって撥水性もプラスしています。

コットン×ポリウレタンのストレッチオックス地を使用したボタンダウンシャツ。滑らかな触感で着心地が良く、オンでもオフでも使える逸品です。左胸ではなく左肩部分のシガーカッターモチーフのワンポイント刺しゅう入り。

組み合わせ4カーゴパンツ × テーラードジャケット

冬のコーディネートではアウターに注目しがちですが、カーゴポケット付きのミリタリーパンツもムードを演出するのに最適なアイテムです。アウターは、ミリタリーと対極にあるドレッシーなタイプを選ぶと新鮮。テーラードジャケットがその筆頭です。防寒性と高めたいときには、シンプルで上品なステンカラーコートやチェスターコートを選ぶという手も。

都会的なニュアンスを演出しやすいスリムなシルエットが魅力のミリタリーパンツ。野暮ったさを排除したフォルムですが、ストレッチ素材で快適な着用感です。ウエストと裾にはドローコード付き。

別注のブークレジャージー生地で仕立てたアンコンジャケット。トラッドなヘリンボーン柄にアルパカの糸をミックスすることで凹凸感をプラスし、表情豊かに仕上げています。リラックスできる着心地なのに風格も感じさせる傑作!!

組み合わせ5チェスターコート × コマンドニット

良さを兼ね備える今イチ押しのコート。インナーを選ばない万能アウターですが、適度にカジュアル感のあるニットを合わせるのがおすすめです。どうせならコマンドニットを選んで、アーミーテイストを強調してみましょう!

上質なメルトン生地を採用したチェスターコート。シンプルなデザインでオールマイティーに着回せます。滑りの良いキュプラ素材を裏地に起用しつつ、センターベントを深めに設定して動きやすさも考慮。

元Jリーガーの石塚啓次氏がスペインのバルセロナを拠点にして立ち上げた注目ブランド。この一枚はミリタリーのセーターをベースにしつつ、適度に武骨な面持ちに仕上げています。ワッペンや刺しゅうなどの装飾が絶妙なアクセントに。

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