
毛玉取りのおすすめはどれ? 選ぶポイントとタイプ別に10品を厳選
冬になると気になるのがニットの毛玉。これは品質の良し悪しにかかわらず起こり得ます。おすすめの毛玉取りや予防法など、ニットをクリーンに着るための方法をご紹介!
ニットの大敵、毛玉はなぜできるのか?
秋冬のワードローブに欠かせないニットですが、気づいたら脇や袖の裏に毛玉が……なんて経験はありませんか? たとえ高価なニットでも、毛玉が付いているとその魅力は半減。とはいえ、いくら丁寧に着ていても毛玉は発生してしまうものなんです。なぜなら、毛玉は衣類同士の摩擦による繊維の絡まりによるものだから。さらにニットに多用されているウールなどの天然素材やポリエステルなどの化学繊維は、毛玉が発生しやすい素材でもあります。となると、ニットを着る以上は毛玉を避けて通れない。正しいケアでうまく対処することが重要なのです。
毛玉取りで正しいケアを。まずは種類と使い方をチェック
お気に入りのニットをクリーンに着こなすには毛玉取りは必須。かつ正しいケアで、品質をキープしながら毛玉を取り除く必要があります。毛玉取りの方法は主に3つ。以下では電動・ブラシ・コンパクト型をピックし、それぞれのメリットと使い方を詳しく解説します。
種類1
パワーと効率を重視するなら電動タイプ
頑固な毛玉や大量の毛玉をスピーディーに取り除くなら、電動タイプがおすすめ。実際に筆者も愛用していますが、ストレスなく効率的に取り除くことができます。ただ、パワフルなので使い方を間違えると生地を傷つけてしまう場合も。他の毛玉取りでも同じですが、使うときには必ず平らな場所にニットを置くこと。また、電動タイプには刃の当たり具合を調節できる高さ調節機能付きのものなどもあるので、購入時にそのあたりもチェックすると良いでしょう。
種類2
生地を傷めないことを重視するならブラシタイプ
お気に入りのニットを傷めず毛玉を取り除きたいならブラシタイプをチョイス。繊維をカットしすぎる危険性がなく、生地の風合いをキープしながら毛玉だけを取り除けます。しかも静電気除去の効果でホコリが付きにくくなるというメリットもあるんですよ。ただ、電動タイプのように毛玉を完全に取り除くことはできません。そのため、繊維の方向を整えながら目立つ毛玉を除去するためのアイテムであることも理解しておきましょう。
種類3
持ち運びの便利さを重視するならコンパクトタイプ
出先などで手軽に毛玉を取り除けるのがコンパクトタイプの良さ。バッグに入れておいても邪魔にならないサイズ感がポイントで、しかも電源や電池も必要ないというのもメリットです。ただ、あくまでもコンパクトサイズは部分的に使うもの。ニットの毛玉をすべて取り除くのではなく、気になった毛玉のみを取り除くものと考えましょう。
これはNG!
毛玉をむしり取るとニットの劣化を早めてしまうので要注意
気になる毛玉は手でむしり取りたくなりますが、それでは生地を傷めてしまいます。また、ハサミでカットする方法もありますが、生地や糸をうっかり切ってしまうこともあるのであまりおすすめできません。お気に入りのニットをきれいに愛用するには、上記で紹介したアイテムを使って毛玉ケアをするのが最善の選択といえるでしょう。
タイプ別に厳選。毛玉取りのおすすめ10品
おすすめしたい毛玉取りは、上で紹介した電動・ブラシ・コンパクトの3タイプ。ここでは電動もブラシも使用していた筆者が独断でセレクトしたアイテムをご紹介します。それぞれの選びのポイントも購入時の参考にしてください。
▼タイプ1:電動タイプのおすすめ品
一言で電動タイプといっても、交流式や充電式、電池式と種類はさまざま。まず、コスパを考えると電池式はあまりおすすめできません。使用する場所は限られてしまいますが、パワーにおいては交流式がピカイチ。一方、充電式は使う場所を選ばないので、パワーよりも使い勝手重視派におすすめです。
アイテム1
『テスコム』KD778-H
大型カッターで楽にお手入れできる毛玉クリーナー。毛足を残す長さを3段階に調節できる風合いガード付きで、生地を傷めず毛玉をカットすることができます。掃除用のブラシも付属し、100~240ボルト電源専用だから海外で使用できるのもうれしいポイント。
アイテム2
『イズミ』KC-NW74-C
AC電源でも充電でも使用できる2WAY仕様。スピードカット大型刃により、毛玉をスピーディーにカットできます。衣類の質感はそのままに毛玉だけをしっかり取り除く、3段階切り替えのふわふわガードやニットを着たまま操作できる点も優秀。掃除ブラシ付き。
アイテム3
『モットル』MTL-E001
他の毛玉取り器とは一線を画す、出しっぱなしでもサマになるスタイリッシュなデザイン。こちらは充電式になっているので、使用する場所を選ばないのも魅力です。透明のダストカバー部分に毛玉がたまる仕組みになっており、ゴミ捨ても簡単。掃除ブラシ付き。
アイテム4
『マリン商事』CL-60144
約240gと軽量なので使用時に負担がなく、かつ持ちやすいハンドル付きなので長時間使ってもストレスフリー。充電式になっており、フル充電で40分ほど連続使用できます。カッター面積も広く、一度に広範囲の毛玉を取り除けてスピーディーに仕上がるのも高ポイント。掃除用ブラシ付き。
▼タイプ2:ブラシタイプのおすすめ品
毛玉取りブラシの素材はさまざまですが、洋服ブラシ同様、天然毛を使ったものがおすすめ。ブラッシングの際は繊維の方向を気にするととともに、やさしく撫でるように心掛けましょう。強くブラッシングすると、たとえ生地にやさしいのが魅力のブラシでも生地を傷めてしまいます。
アイテム5
『浅草アートブラシ』簡単毛玉取りブラシ匠
宮内庁御用達の老舗メーカー『アートブラシ社』の毛玉取りブラシは、熟練職人の手作業によって1本1本丁寧に作られています。使用している猪の毛は衣類にやさしく、素材を傷めないというのも特徴。筆者もこれを愛用していましたが、使いやすく、毛玉も取りやすかったですよ。
アイテム6
『フレディ レック・ウォッシュサロン』FL192
『フレディ レック・ウォッシュサロン』のクリーニングサービスで実際に使用している毛玉取りブラシがこちら。ドイツの植毛技術と日本ブラシメーカーの特許技術で作られており、先端がT字に加工された毛を凹凸に植毛しているため、少ない回数で効率よく毛玉を取り除くことができます。
アイテム7
『池本刷子工業』IKC-3126
1929年創業の『池本刷子工業』が手掛ける毛玉取りブラシ。頑固な毛玉が取り除けるのはもちろん、毛玉のでき始めの玉状になった繊維をときほぐし、本来の風合いに戻すこともできます。ラウンド植毛とハンドルの角度が10度であることがポイントで、ブラッシングの際、生地にかかる力を均一にし、ニットへの負担を和らげています。
▼タイプ3:コンパクトタイプのおすすめ品
電動やブラシとは違い、コンパクトタイプは出先などで気になる毛玉をサッと除去する、いわば応急処置的な位置づけ。なので、毛玉取りとしての機能はもちろんですが、携帯性に優れているかを重視してセレクトするのがベターです。
アイテム8
『シンコハンガー』毛玉フリー
特殊加工ブラシを採用することで、コンパクトながらも毛玉がしっかり取れるアイテム。スタンド式なので持ち歩くのはもちろん、収納にも便利です。ただ、こちらは毛玉をそぎ取るタイプなので、同じ場所に使いすぎたり、強く擦ったりすると生地を傷めることもあるので注意。
アイテム9
『サワフジ』毛玉おとし
毛玉を絡め取るメッシュ生地を使用したハンディタイプの毛玉取り。使い方はいたって簡単で、編み目に沿って軽く擦るように移動させるだけでOK。コンパクトなサイズ感に加え、シンプルなデザインも見逃せないポイントです。
アイテム10
『カワグチ』毛玉取りブラシ
コンパクトでヘアコームのようなデザインが特徴的なこちら。ニットの編み目に沿ってブラシを動かすと、ザラザラとした面が毛玉をしっかりキャッチしてくれます。ただ、アクリル素材や薄手のニット、毛足の長いニットには向かないので使用を避けるようにしましょう。
毛玉を予防するためには、日頃からこんなケアを!
着用した後のニットは繊維同士が擦れ、絡まりかけた状態です。なので、帰宅後に豚毛や馬毛などの天然毛のブラシで汚れを落とし、繊維をやさしくほぐしてあげましょう。そうすことで、毛玉発生を防止する効果もあります。また、たとえお気に入りのニットでも、1日着たら数日休ませることも大切。着用による繊維のすり減りも軽減できますよ。
この記事の掲載アイテム一覧(全10商品)
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『テスコム』 KD778-H
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『イズミ』 KC-NW74-C
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『モットル』 MTL-E001
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『マリン商事』 CL-60144
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『浅草アートブラシ』 簡単毛玉取りブラシ匠
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『フレディ レック・ウォッシュサロン』 FL192
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『池本刷子工業』 IKC-3126
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『シンコハンガー』 毛玉フリー
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『サワフジ』 毛玉おとし
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『カワグチ』 毛玉取りブラシ
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