履き続けるべき価値がある。トリッカーズの革靴&ブーツ名作リスト

履き続けるべき価値がある。トリッカーズの革靴&ブーツ名作リスト

今なお、多くのファッション好きを魅了し続ける『トリッカーズ』。その魅力をイチから掘り下げ、マスターピースと呼ぶにふさわしいラインアップを紹介します。

橋本 裕一

2019.10.15

トリッカーズ(Tricker's)
レザーシューズ

“クラシック”が気分の今シーズンこそ『トリッカーズ』に頼りたい

『トリッカーズ』は1829年にジョセフ・トリッカーによって創業。靴製造のメッカである英国ノーサンプトン最古のシューメーカーとして、その名声を維持しています。ロンドンの直営店舗には英国王室のチャールズ皇太子御用達の紋章が掲げられており、品質の高さを証明。現代では多くのブランドとのコラボを積極的に展開し、人気を博しています。

『トリッカーズ』の普遍的な人気を支えるのが、同ブランドの代名詞といえるカントリーブーツやウイングチップシューズ。その魅力はなんといっても質実剛健な作りと存在感。ひと目で見てそれとわかるエレガントさと重厚さを併せ持つ上質なデザインに、世界中のファッションフリークから厚い信頼が寄せられているんです。

『トリッカーズ』の靴を取り入れることで得られる最大のメリットは、英国のクラシカルなスタイルに近づくことができる点。秋冬スタイルの定番となっているチェスターコートとテーパードパンツというクリーンなコンビを、重厚なウイングチップのシューズでまとめることでブリティッシュな空気感が高まります。

質実剛健。その由来は“革の品質”と“縫製”にあり

選び抜かれた素材を使用しているのも『トリッカーズ』の忘れてはならない魅力の1つ。とりわけ皮革には、厳選された上質なカーフスキンを使用しており、長い期間にわたって履き込むことができるのも大きな特徴です。特にブラウン系(エイコンやマロン、ベージュ)のカラーのシューズは、経年変化によるレザー自体のエイジングも味わい深さを漂わせます。

製造における特徴として、ハンドメイド、ベンチメイドというモノがあります。『トリッカーズ』のシューズは1人の職人の手によって最初から最後まで同じベンチに座って作られているのです。精巧なウイングチップとメダリオンは美しく、高い技術を必要とするグッドイヤーウェルト製法によるダブルソールは耐久性に優れています。

“最硬”から“最高”へ。『トリッカーズ』は履き続けて初めて価値がわかる

『トリッカーズ』のシューズにおける“あるある”として有名なのが履き始めがとにかく硬いということ。

革靴といえば、履き込んで足に馴染ませるというのはベーシックな考えですが、同ブランドのシューズはその中でも群を抜いた硬さ。その反面、ゆっくりと時間をかけて大事に履き込んでいくと、「自分だけのフィット感」というシューズにおける最高の満足感が得られます。もう、革靴は『トリッカーズ』以外は履けないという人もいるくらいです。

初めての人におすすめしたい。『トリッカーズ』の名作10選

ここまで『トリッカーズ』の魅力を紹介してきましたが、では実際に履くべきモデルはどれか?

トリッカーズの初心者も安心、上級者でも納得のおすすめシューズをピックアップします。それぞれの特徴や魅力をチェックしつつ、『トリッカーズ』の奥深さを堪能してください。

アイテム1モールトン

『トリッカーズ』の代名詞といえる通称・カントリーブーツ。その象徴的なモデルがモールトンです。ブローギングが施されたアッパーとグッドイヤーウェルト製法で作られるダブルソールが特徴。スマートさと優れた堅ろう性を兼備し、時代を超えた人気を誇ります。

アイテム2モンキーブーツ

カントリーブーツと並ぶ定番人気を誇るのがモンキーブーツ。外羽根がつま先まで伸びたデザインとやや細身のシルエットが特徴で、大人としての品格とカジュアルさを両取りできます。履き口の可動範囲が広いので、甲高の日本人にも履きやすい設計です。

アイテム3バートン

カントリーコレクションの短靴における代表作であるバートン。ブローギングが施されたトラッドな面持ちはオンのジャケパンスタイルはもちろん、オフのきれいめスタイルやデニムにまで難なくフィット。あらゆるシーンで使える汎用性の高さが最大の魅力です。

カントリーシューズの代名詞。トリッカーズのバートンは男の一生モノだ

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ブリティッシュカントリースタイルに欠かせない『トリッカーズ』。なかでも外羽根式の短靴である「バートン」は、秋冬のヘビーアウターとも好相性を描く優れモノです。

那珂川廣太

アイテム4ヘンリー

サイドゴアブーツのヘンリーは、サイドのエラスティック(ゴムの素材)によって着脱がよりイージーに。レースがない分、甲の部分がすっきりとしているので、パンツのラインが崩れずにスマートに履くことができるのも大きなメリットです。

アイテム5ロバート

直営本店のあるロンドンのストリートの名を冠した、ザ・ジャーミン・ストリート・コレクションのロバート。シンプルな外羽根のプレーントゥは、ビジネスからカジュアルまでのあらゆるシーンで使える万能選手。ダイナイトソールを採用し、グリップ力も十分です。

アイテム6ウッドストック

プレーントゥのカントリーシューズのウッドストック。シーンや服装を選ばないユーティリティーなデザインで、普遍的な魅力を放ちます。剛健なカーフレザーとダイナイトソールを採用することで、あらゆる状況に負けないタフさを備えています。

アイテム7ウィンストン

カントリーコレクションのウィンストンは使い勝手の良いチャッカブーツです。ブランドの代名詞であるモールトンと同じラストを採用しており、履きやすさは保証済み。丸みのあるトゥのフォルムのおかげで、他のブランドにはない存在感を足元に演出できます。

アイテム8Rufus

コマンドソールを用いつつ、カントリーコレクションよりボリュームを抑えたラストの使用によりすっきりとした表情に仕上がったダブルモンクシューズです。内張りの革を使わないアンラインド仕様のため、最初から柔らかな履き心地を味わえるのも魅力です。ストレートチップのアクセントが、エレガントな中にもさりげない個性を呼び込みます。

アイテム9ハーバード

ペニーローファーの定番商品のひ1つ。トゥまでなだらかに絞ったすっきりとしたシルエットとシングルレザーソールにより、スマートに履くことができます。ボリュームのあるシューズが多い同ブランドにおいて、あえて選ぶことで周囲へこだわりを感じさせることができる1足です。

アイテム10M6143

スクエアにかたどられたトゥと内羽根仕様、ブローギングの施されたストレートチップがフォーマルな中にも程良い大人の遊びを漂わせるエレガントな1足です。シングルレザーソールの採用により、サイドからのシルエットもすっきりとしています。

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近間 恭子

メンズファッション誌の編集部を経て、フリーランスのエディター・ライターとして独立。現在はメンズのヘア及びファッション誌を中心に、幅広い分野のメディアで活動中。
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