タグ・ホイヤーが誇る名作。カレラの魅力とラインアップ

タグ・ホイヤーが誇る名作。カレラの魅力とラインアップ

高級時計の1つに数えられる『タグ・ホイヤー』。なかでも多くの男性から支持される人気モデルのカレラの魅力とともに、同モデルの豊富なバリエーションを公開する。

菊地 亮

2018.06.18

タグ・ホイヤー(TAG HEUER)
腕時計

スポーツシーンと密接な関係にある『タグ・ホイヤー』

1860年、ドイツ系スイス人のエドゥアルト・ホイヤー氏によりスイスのサンティミエに誕生した『タグ・ホイヤー』。当初はストップウォッチやスポーツウォッチの分野で頭角を現し、1916年に作られた世界初のスポーツ用ストップウォッチ、マイクログラフは世界に衝撃を与えた。数々の革新はやがて、F1やインディカーレースのタイムキーパーを務めることにもつながる。スポーツ競技との長きにわたる関わりをもとに育まれてきた信頼は、今もなお決して揺らぐことはない。

『タグ・ホイヤー』屈指の人気モデル。カレラの魅力とは?

1963年、『タグ・ホイヤー』初のクロノグラフが誕生する。それがタグ・ホイヤー カレラ。きっかけとなったのは、アメリカ〜メキシコ間を走りきる伝説的なモーターレース、“カレラ・バン・アメリカーナ・メキシコ”だった。現名誉会長のジャック・ホイヤー氏が手がけ、視認性と精度の高さから、世界中のトップドライバーより今なお賞賛を受けている。

厳選。『タグ・ホイヤー』カレラの注目モデル20

カレラとひと口にいっても、過去へのリスペクトも兼ねたオーセンティックなものもあれば、より現代的にアップデートしたものまでバリエーションもさまざま。現代の空気を巧みに取り入れた、唯一無二のコラボレーションまである。なかでも、特に手に入れたい定番や名品を厳選。

1本目カレラ キャリバー1887 クロノグラフ

高度な自社製ムーブメントの開発は、同社のポジションを高める礎となったことは歴史が物語っている。ご多分に洩れずこちらへも、巻き上げ効率を格段にアップさせた改良型の最新型、キャリバー1887を搭載。セラミック製のタキメーターベゼルは利便性だけでなく美しい光沢を放っており、分数をあしらった大きめなインデックスがスポーティさをさらに加速させている。

2本目カレラ

多くの人が知るスポーティなカレラとはやや一線を画す、オーソドックスなフォルム。こちらは、同モデルの原点ともいうべきスタンダードモデルとなっている。ポリッシュ仕上げによる固定式のベゼルは細身に設定され、より洗練された印象に。文字盤のバーインデックスにはダイヤモンド研磨が施され、視認性を確保するとともにラグジュアリーな雰囲気作りにひと役買っている。

3本目カレラ キャリバー6 クロノメーター

インデックスのマットな質感や堅めのデザイン、実用性を念頭に置いたベーシックな三針構造はまるでヴィンテージウォッチのようないでたち。しかも、シルバーのベゼル、ネイビーのスモールセコンドや文字盤周りのフランジなどは、まさに初期の“カレラ”をほうふつとさせるディテールだ。それと呼応するようにブルーで仕上げたカーフベルトには、レーシングウォッチに見られるパンチング加工が施されている。

4本目カレラ キャリバー5

ポリッシュ仕上げとサテン仕上げを施したインデックスや、ファセットカットを施した時針、ならびに分針などなど。シンプルなデザインだからこそ、各所に潜ませたハイクオリティなディテールがさらに際立って見える。文字盤に刻み込まれた『タグ・ホイヤー』のロゴや3時位置に据えられたデイト表示の設置などを手作業で行うこだわりに、同社のモノ作りにおける姿勢が見て取れる。

5本目カレラ キャリバーホイヤー01

ブラックのスケルトン文字盤がスタイリッシュなモデル。ストラップをラバータイプからステンレスタイプへ変更し、タキメーターベゼルには耐傷性に優れたブラックセラミックを採用。文字盤のデザインとも相まってメカニカルなルックスに仕上げられている。ムーブメントには、ブラックでコーティングされたローターとレッドのコラムホイールが特徴のキャリバー、ホイヤー01を搭載。

6本目カレラ ヘリテージ キャリバー6

スポーティさとエレガントさを融合させたのがカレラコレクション。その伝統と革新を最も継承しているモデルとがカレラ ヘリテージだ。特徴の1つが、文字盤へあしらわれた波紋状に広がるフランケ装飾。ミニマルな作りに独特なアクセントを加えてくれる。針やアラビアインデックスをピンクゴールドで着色したことで高級感あふれるビジュアルに仕上がった。

7本目カレラ 1887 クロノグラフ ジャックホイヤー エディション

カレラ誕生50周年を記念して2013年に製作されたリミテッドアイテム。視認性を上げるべくケースのギリギリまで広げたダイヤルや、腕なじみをよくするためにすらりと伸ばしたラグなどカレラならではの機能的なディテールはそのまま維持している。加えて、コラムホイール式クロノグラフムーブメントのキャリバー1887をチタンとステンレスのツートーンケースに内蔵。精密なムーブメントの姿は、シースルーのケースバックからも見て取れる。

8本目カレラ グランドデイト GMT キャリバー8

カレラコレクションのなかでもスポーティなカラーが色濃く出たモデルが、こちらのGMTタイプ。6時位置に配されたスモールセコンドに12時間計を加えたことにより、第2時間帯を瞬時に判別することを可能にした。また、12時位置には、通常よりも大きめにデイト表示を設置。シンプルなバーインデックスとの絶妙なバランスも加わり、視認性を向上させている。

9本目カレラ クロノグラフ エレガンス キャリバー1887

優雅な見た目に単なるスポーツ時計ではない確かな矜持が見て取れる。マイルドな文字盤に浮かび上がるアラビアンインデックスは、ポリッシュ仕上げが施されローズゴールドのやさしい輝きを際立たせている。凹凸を作りながら表現したスモールセコンドも実にスマートだ。そのうえ、ケース径は通常よりもやや大きい43oに設定し、見やすさとダンディーさを見事に表現している。

10本目カレラ クロノグラフ キャリバー17

ユーズド感ある表情のなかで、ブランドの文字、クロノグラフ針など、随所にピリリと効かせた赤が絶妙なスパイスに。サファイアクリスタルの風防には両面反射防止コーティングを施しており、同ブランドらしい機能性を表している。ファセットカットを施して手作業で植字したインデックスや、夜光塗料が塗布された時針や分針など、随所に特有のこだわりものぞかせた。

11本目カレラ 1887 クロノグラフ レーシング

この精かんかつメカニカルな顔つきから、『タグ・ホイヤー」のモータースポーツとの深い関わりを再認識させてくれる。全体をオールブラックで作ったケースは、チタニウムカーバイドコーティングが施され、サンドブラストの仕上げによりグッと洗練された趣へ。バンドに使われたブラックアリゲーターはマットな質感が大人っぽく、ソフトタッチ仕様によりすんなりと手首になじんでくれる。

12本目カレラ キャリバー16 クロノグラフ アイルトン・セナ スペシャルエディション

『タグ・ホイヤー』が世界のトップドライバーからどれだけ愛されたていたかは、このモデルが教えてくれる。世界最速の名を欲しいままにし、若くしてレース中の事故によりこの世を去ったアイルトン・セナ氏。彼をオマージュしたこちらは、セナの氏“S”を文字盤にスタイリッシュな赤で記し、アイコニックなS字型リンクブレスレットも復活。ベゼルなどのタキメーター目盛りからモーターレースへの熱い情熱も伝わってくる。

13本目カレラ キャリバー36 クロノグラフフライバック

同作は、独創的なダブルスケールが最大の魅力。アントラサイトのブラック、同じくアントラサイトのシルバー、その2色が奏でるコントラストは、ヴィンテージのホイヤーストップウォッチからインスパイアされたもの。プッシュボタンを押すだけでストップウォッチをゼロに戻すことのできるフライバック機能も、モーターレースからインスピレーションを得て開発されたものだ。

14本目カレラ キャリバーS

2つの半円形のカウンターがなんともユニークなモデル。ムーブメントには、同社が独自に企画、開発し、特許まで取得したキャリバーSが組み込まれている。230のパーツを有し、独立した5つの高性能双方向マイクロエンジンを搭載した機械式ムーブメントと、正確に時を刻むクォーツムーブメントを融合させた、まさに画期的腕時計“エンジン”だ。ほかにもラップタイムや永久カレンダーなど充実の機能を備えている。

15本目カレラ クロノグラフ テレメーター グラスボックス

これを見てニヤリとした方はよほどの『タグ・ホイヤー』好きだろう。カレラコレクションの新参モデルではあるもののどこか懐かしさを感じさせるのは、ひと昔前の“ホイヤー”ロゴや、横並びに配置されたアントラサイトのサブカウンターなど、1963年に登場したファーストカレラをほうふつとさせるデザインを取り入れているため。フランジには、2点間の距離を計測できるテレメータースケールも備えている。

16本目カレラ タキメーター クロノグラフ

数あるカレラコレクションのなかでも主軸を担う存在がこのタキメーター クロノグラフ。磨き上げられたタキメーターベゼル、ブラックマザーオブパール(黒蝶貝)を存分に使ったモードライクなダイヤルなどなど。クロノグラフのスポーティさを上乗せした優美な意匠が華やかさを生み、どこか幻想的な雰囲気を自然に演出。世界限定3000本と、その希少性も同作の価値を高めている。

17本目カレラ ドライブタイマー

スポーツウォッチでもあり、どこかミリタリーテイストでもあるルックスが常に人気のドライブタイマー。バーインデックスとアラビア数字にはそれぞれトップクラスの蓄光性夜光塗料のスーパールミノバを塗布し、夜行マーカー付きのホワイト時針&分針などによって夜間でも容易に時間を目視できる。脇には、ミニッツトラックが追加されたフリンジを回転できるリューズを装備。

18本目カレラ コネクテッドウォッチ

次世代のスポーツウォッチとして大いに期待が膨らむ最先端モデル。インテル、グーグルとの共同開発で、なかにアンドロイドOSを組み込んでいる。そのため、スマートフォンとペアリングすることによりさまざまな情報通知を受け取ることが可能に。また、『タグ・ホイヤー』のアプリをダウンロードすると、文字盤のデザインを変更できるだけなく、クロノグラフやアラーム機能も活用可能に。

19本目カレラ 1887 クロノグラフ スペースX

カレラコレクションが産声をあげる1年前、アメリカでは緻密な計画のもと、宇宙船のフレンドシップ7号を地球周回軌道へ打ち上げた。そこへ帯同したのが『ホイヤー』社のストップウォッチだったのは今では語り草。こちらは、その歴史的飛行の50年の節目を迎えた年に作られたモデルだ。シルバーのダイヤルには、ひと昔前のストップウォッチの面影をふんだんに盛り込んでいる。

20本目カレラ 300SLR キャリバー1887

モーターレースやトップドライバー、カーメーカーとともに制作するコラボレーションモデルも同ブランドの魅力の一因。こちらは、ドイツが誇る上級車メーカー、メルセデス ベンツとの共同製作で、伝説の名車“メルセデス ベンツ 300SLR”を称えて生み出したモノ。1950年代のデザイン的特徴を踏襲し、裏柄には同社のレリーフとシリアルナンバーが刻まれている。世界5,000本限定モデル。

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