
世界が認める名作セイコー5スポーツ。今だからこそ欲しい注目ラインアップ
日本を代表するウォッチブランド『セイコー5 スポーツ』。存在感のあるデザインと信頼の機能性を併せ持ち、コスパも◎。誕生55周年を迎えた今、その実力を再検証します。
日本から世界へ発信する『セイコー5スポーツ』
「ちゃんとした機械式のスポーツウォッチが欲しいけれど、予算が心もとない……」「着こなしのアクセントになる存在感のある腕時計が欲しい」。そんなアナタにぴったりのブランドがあります。『セイコー5スポーツ』です。『セイコー5スポーツ』は日本時計界の雄・セイコーが日本製の機械式ムーブメントを武器に、グローバル市場に向けて展開するカジュアルウォッチブランドです。
ブランドが誕生したのは1968年のこと。1963年に登場した「セイコースポーツマチック5」から“5つの機能”を継承した『セイコー5スポーツ』は、スポーティなデザインが当時の若者たちから注目され、またたく間に大ヒット作となりました。
2019年に一新された新生『セイコー5スポーツ』における3つのハイライト
そして2019年、その歴史に大きな転換点が。一大リニューアルによってコンセプトが一新され、ラインアップが大幅に広がったのです。個性的なデザインもさることながら、コスパが優秀で、日本製の自動巻きムーブメントが搭載されたモデルを2万~6万円台で手に入れられるのもこのブランドの強み。誕生から55周年を迎えた今もなお、時計ファンを魅了し続ける新生『セイコー5スポーツ』の実力を改めて検証しましょう。
ハイライト1
現代のスタイルをコンセプトにした充実のコレクション
2019年に行われたリニューアルによって、新たに5つのコレクションが誕生しました。これは多様な感性や価値観が飛び交う現代を象徴するスタイルをコンセプトにしたもので、「スポーツスタイル」をはじめ、「スーツスタイル」「スペシャリストスタイル」「ストリートスタイル」「センススタイル」の5つのコレクションがラインアップされました。その後、それぞれから派生したコレクションがさらに増え、現在は9つを数えるまでに。これだけあれば、自分のスタイルにぴったりハマる運命の1本が見つかることでしょう。
ハイライト2
普遍のスタイルを貫く。コレクションは多彩でも、ベースデザインは共通
リニューアル後、徐々にコレクションが増大している『セイコー5スポーツ』。興味深いのが、コレクションはそれぞれ異なるコンセプトを持っているにもかかわらず、ケースやダイヤルといった基本的なデザインは1つの型に共通している点。リニューアル直後に登場した5コレクション、その後に追加されたコレクションともに、各モデルのベースのデザインは共通しています。1つの型から複数のコレクションを展開することは、物事の捉え方や感性によって既存の枠組みは超えることができ、かつスタイルの幅を広げていけることを示しているのです。
ハイライト3
コスパ面も優秀。高精度の日本製自動巻きムーブメントを搭載
ブランド名の由来ともなった5つの機能の1つに数えられる「自動巻き」。『セイコー5スポーツ』のほとんどのモデルには、長い運用実績のある自社製のキャリバー4R36が採用されています。『プレサージュ』やダイバーズウォッチに使用されている手巻き付き自動巻きムーブメントは、高精度に加え、最大41時間のパワーリザーブを誇るセイコーの名作ムーブメントのひとつ。このクラスのムーブメントが搭載されたモデルが税込2万円台から入手できることを考えれば、『セイコー5スポーツ』のコストパフォーマンスは相当優秀といえるでしょう。
デビューから半世紀超。進化をやめない『セイコー5スポーツ』の軌跡を辿る
新生『セイコー5スポーツ』の要点を押さえたところで、改めてブランドの歴史をおさらいしておきましょう。前述したように、ブランドの系譜を辿ると、1963年に発売された「セイコースポーツマチック5」(通称・セイコーファイブ)に行き着きます。国産初となる自動巻きデイデイトモデルとしてデビューしたこのモデルは“5つの先進機能”を備えていました。それが「自動巻き」「防水性能」「3時位置のデイ・デイト表示」「4時位置のリューズ」「頑丈なケース&バンド」です。
当時の主流だったレザーストラップのドレスウォッチの中、アクティブなシーンにマッチするデザインとスペックを持つ腕時計は人々の目に新鮮に映り、大ヒットを記録しました。それから5年後の1968年、当時のスポーツブームを追い風に誕生したのが、「セイコー5スポーツ」です(写真上)。
『セイコー5スポーツ』は、「セイコースポーツマチック5」に由来する5つの機能に加え、防水性能や、太い時分針&夜光塗料による視認性の向上、強化ガラスの採用など、スペック面をブラッシュアップ。さらにデザインもビビッドカラーをアクセントにしたグッとスポーティなイメージに。その後も、国産初の自動巻きクロノグラフを発売するなど進化を続け、2019年にはリニューアルによって新しい時代の息吹が吹き込まれました。2022年には、新開発の機械式ムーブメントが搭載されたGMTモデル(写真上)もデビューし、時計ファンに注目されました。
さらなる広がりを見せる新生『セイコー5スポーツ』の充実ラインアップ
充実したラインアップを誇る『セイコー5スポーツ』。2019年のリニューアルで5つのコレクションが展開された後も、派生コレクションが続々と仲間入りしています。そのラインアップは、眺めているだけで所有欲がヒートアップしそうな個性派揃いです。
▼現行コレクションから人気モデルをピックアップ
「スポーツスタイル」「スーツスタイル」など、2023年4月時点で9つのコレクションが揃います。ここでは各コレクションの中から、それぞれを象徴する人気モデルをご紹介します。自分の好みやファッションにフィットする1本を見つけましょう。
コレクション1
『SKKスポーツスタイル』 SBSA003
ブランドの根幹をなすコレクションは、その名の通りアクティブなスポーティなデザインが特徴です。充実したラインアップの中でも、特に人気の高い定番モデルが正統ダイバーズ顔の『SBSA003』。ブルー×レッドの通称・ペプシカラーと呼ばれるベゼルがスタイリングの好アクセントに。
■ケース径42.5mm、SSケース、自動巻き
コレクション2
『SKXスーツスタイル』 SBSA017
スポーティなダイバーズ顔に網目状のミラネーゼブレスやフェード加工によってヴィンテージテイストをプラス。その名の通りスーツにも似合う上品なデザインが「スーツスタイル」の持ち味です。「SBSA017」は、経年加工が施されたインデックスや針の夜光塗料がシブ味を感じさせる人気モデルです。
■ケース径42.5mm、SSケース、自動巻き
コレクション3
『SKXスペシャリストスタイル』 SBSA028
特別なカラーリングや加工、素材使いで、個性を演出するコレクションの売れ筋モデル。トレンドのラグジュアリースポーツ風のカラーリングが特徴で、ピンクゴールド系のケースを黒い文字板やベゼル、バンドが印象を精悍に引き締めています。ストラップはカーフ×シリコン素材。
■ケース径42.5mm、SSケース、自動巻き
コレクション4
『SKXストリートスタイル』 SBSA127
「ストリートスタイル」のウリは、幅広い着こなしにマッチするシンプルなデザインとシックなワントーンカラー。人気の「SBSA127」はグレーベースで、セメント調の質感の文字板と打ちっぱなしのコンクリートを思わせる質感のベゼルが存在感たっぷり。今どきのワントーンコーデにもしっくりくる1本です。
■ケース径42.5mm、SSケース、自動巻き
コレクション5
『SKXセンススタイル』 SBSA135
アーティストやゲームなどとコラボした個性派モデルが揃うコレクションの1本。「SBSA135」は世界的なグラフィックデザイナー、グッチメイズとのコラボ作で、文字板とベゼルは「SEIKO」を分解・再構築したグラフィックで彩られ、文字板はエッチング加工によって立体感が表現されています。
■ケース径42.5mm、SSケース、自動巻き
コレクション6
『フィールドスポーツスタイル』 SBSA199
フィールド(野原・荒野)のアクティブなシーンを彩る「フィールドスポーツ」から新たに登場したのは、アーカイブをベースにしたケース径36㎜のモデル。合わせる着こなしを選ばないシンプルなデザインに大型リューズがアクセントに。フィールドをイメージしたベージュも今の気分にぴったりです。
■ケース径36.4mm、SSケース、自動巻き
コレクション7
『フィールドスーツスタイル』 SBSA203
「フィールドスーツスタイル」の見どころは、ワイルドさとインテリジェンスが同居するデザインです。「SBSA203」は、筋目と鏡面仕上げが駆使されたケースとクロコ型押しのカーフストラップがフィールドウォッチにクラス感をプラス。文字板はトレンドカラーでもあるグリーンで彩られています。
■ケース径39.4mm、SSケース、自動巻き
コレクション8
『フィールドスペシャリストスタイル』 SBSA119
トラディショナルな雰囲気が男心をくすぐる「フィールドスペシャリストスタイル」。その代表作の1つである「SBSA119」は、深海を思わせるブルーの文字板が印象的。エンボス加工によって立体的に表現されたこの文字板は視認性にも優れています。アンダー3万円を切る高コスパも見逃せません。
■ケース径39.4mm、SSケース、自動巻き
コレクション9
『フィールドストリートスタイル』 SBSA165
フィールドウォッチの野性味と「ストリートスタイル」のファッションコンシャスなデザインが融合したコレクションにラインアップされる「SBSA165」。文字板からケース、バンドまでブラック一色で彩られたステルスブラックのカラーリングは、マット仕上げのケースと相まって存在感を放ちます。
■ケース径39.4mm、SSケース、自動巻き
▼懐の深さの証し。ジャンルを超えた斬新コラボ作が続々登場中
「センススタイル」コレクションから展開される限定のコラボモデルもまた『セイコー5スポーツ』の名物といえるもの。コラボのパートナーも、ファッションブランド、アーティスト、クリエイター、アスリート、アニメ、ゲームなど多岐にわたります。その多彩な顔ぶれは、このブランドの知名度や信頼度の高さ、つまり“懐の深さ”を示す証しにほかなりません。
コラボ1
『SKXセンススタイル』 SBSA175
日本を代表するスケートボーダー、堀米雄斗選手がカラーから素材、仕上げ、グラフィックをセレクトした限定モデル。カモフラ柄に彩られたダイヤルは、放射仕上げの文字板に立体的な型打ちパターンを組み合わせることで質感の高さが際立っています。アクティブなシリコンストラップを採用。
■ケース径42.5mm、SSケース、自動巻き
コラボ2
『SKXセンススタイル』 SBSA169
海外での知名度も高い東京発のスケートブランド『カオス フィッシングクラブ』。その見どころは、ロゴが大胆にデザインされたダイヤルとポイント使いされたシックなオリーブカラー。ラギッドなナイロンストラップの裏面にはブランドコンセプトの「てきとうにやっちゃうよ?」の文字がプリントされています。
■ケース径42.5mm、SSケース、自動巻き
コラボ3
『SKXセンススタイル』 SBSA160
金色ケースに真紅のダイヤルが映える「SBSA160」は、レジェンドギタリストであるクイーンのブライアン・メイとのコラボ第2弾。第1弾同様、木の質感をイメージした型打ちとラップ仕上げ、グラデーション塗装でギターの質感がリアルに表現されています。裏蓋には本人のサインをプリント。
■ケース径42.5mm、SSケース、自動巻き
コラボ4
『SKXセンススタイル』 SBSA097
人気TVアニメの『NARUTO-ナルト-』とのコラボ作では人気キャラクターをモチーフにした全7型をラインアップ。こちらの「SBSA097」は、ナルトの戦友である奈良シカマルをイメージしたモデルで、ダイヤルには影分身の術をモチーフにした影のようなブラックラインがあしらわれています。
■ケース径42.5mm、SSケース、自動巻き
この記事の掲載アイテム一覧(全13商品)
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『SKKスポーツスタイル』 SBSA003
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『SKXスーツスタイル』 SBSA017
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『SKXスペシャリストスタイル』 SBSA028
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『SKXストリートスタイル』 SBSA127
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『SKXセンススタイル』 SBSA135
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『フィールドスポーツスタイル』 SBSA199
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『フィールドスーツスタイル』 SBSA203
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『フィールドスペシャリストスタイル』 SBSA119
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『フィールドストリートスタイル』 SBSA165
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『SKXセンススタイル』 SBSA175
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『SKXセンススタイル』 SBSA169
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『SKXセンススタイル』 SBSA160
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『SKXセンススタイル』 SBSA097
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