1着は欲しい! ショット定番のライダースは男の必需品

1着は欲しい! ショット定番のライダースは男の必需品

ライダースジャケットは秋冬のマストハブ。とはいえ、お手ごろ価格で済ませてしまうのはNG。長く愛用することも考えると、ライダースの老舗『ショット』がおすすめ。

近間 恭子

2019.10.24

ショット(Schott)
アウター
ジャケット
レザー・ライダースジャケット
冬の着こなし・コーデ

100年以上の歴史がある、ライダースジャケットの代名詞的ブランド

1913年にニューヨークで誕生した『ショット』。そもそもはレインコートを作る工場だったが、1928年に世界で初めてフロントジッパーを採用したライダースジャケット「パーフェクト」を発売。当時はボタン仕様しかなかったため、画期的なジャケットとして話題に。それがライダースジャケットの代名詞的ブランドとなったきっかけといえる。

『ショット』の名を世界に知らしめたのが、1950年代に発表された星形スタッズをエポーレットにあしらった「613(通称ワンスター)」。映画「ザ・ワイルド・ワン」で、マーロン・ブランドが着用した伝説のライダースだ。その後、ラモーンズやセックス・ピストルズといった数々のロックミュージシャンからも支持され、その人気は不動のものとなった。

創業から100年以上たった現在も、自社ファクトリーに在籍する約80人の職人によって頑なにメイド・イン・USAを守り続けている。その信頼とこだわりの物作りは、裁断や縫製といった各エキスパートたちの高い技術力の賜物。また、ファクトリーには親子3代にわたって働いている者もおり、ゆるぎない『ショット』スピリッツが受け継がれている。

『ショット』で押さえとくべき定番ライダースはこれ!

ライダースはシングルとダブルがあるが、『ショット』ではそれぞれ素材やデザインが異なるモデルを多数展開している。なかでもイチ押しなのが、シングルライダース「641」とダブルライダース「613」だ。

▼シングルライダース「641」なら、すっきり都会的に着こなせる!

スタンドカラーのすっきりとしたデザインが印象的な「641」は、「ワンスター」に並ぶ名作。2013年モデルより袖や胸から裾にかけてのシルエットを細身に修正するなど、現代のニーズに合うシルエットにアップデートされている。重厚なステアハイドレザーは着込むほどに風合いが増し、着始めと違った表情が楽しめるのが魅力。保温性の高いボアライナーベストはデタッチャブル式で、3シーズンでの着用が可能というのもうれしいポイント。

華美な装飾のないすっきりスマートなデザインが、現代的にアップデートさせた細身シルエットとも絶妙にマッチ。ボディーと同じレザーを使用した重厚なフロントジップには、ブランドロゴが刻印されている。

細身に作られたライダースは馴染むまで窮屈さを感じるが、こちらは肩から脇下までアクションプリーツを入れているから安心。袖周りの可動域を広げることで、着始めから快適な着心地を提供してくれる。

ライダースの特徴でもあるウエストアジャスターやジッパーカフは機能を高めるだけでなく、バックスタイルのアクセントにもなっている。また、両サイドの切り替えには、視覚的にスマートに見せる効果も。

シングルライダースやチノパンといったベーシックアイテムの合わせに、ビビッドな赤ニットを差し色として投入。アクセントになるだけでなく、着こなしが印象的に仕上がる。ニットキャップやスニーカーで軽快さもプラス。

シングルライダースにカーキのダウンベストをレイヤードするという発想が新鮮! インナーやボトムス、さらには小物までもモノトーンカラーでまとめることで、そのレイヤードがより引き立つスタイリングに。

コンパクトなシングルライダースに対し、ゆったりとしたシルエットのボトムス。そんなメリハリある絶妙なシルエットバランスが、着こなし成功のカギとなっている。トレンドカラーのブラウンのボトムスを選んでいるのも上級者!

ブラウンのシングルライダースは、チェックシャツやチノパンを合わせてアメカジテイストに。男らしいコーディネートながら、上質なレザーの質感によって洗練された雰囲気も演出している。統一感あるカラーリングも◎。

リジッドデニム×ホワイトカットソーに、シングルライダースを羽織った王道コーデ。それでいて小じゃれて見えるのは、ハットやネックレスといった存在感ある小物を合わせているから。ワイドシルエットのデニムとのバランスもお見事。

▼すべてのライダースジャケットの原型ともいえるモデル「613」

通称「ワンスター」とも呼ばれる「613」は、1950年代以降、基本的なデザインが変わっていないブランドのアイコン的存在。ちなみに星スタッズのないダブルライダース「618」も、『ショット』の定番モデルの1つ。現行モデルでおすすめなのが、日本限定の「613US」。ダブルライダースは短丈がほとんどだが、これは着丈を長く、身幅やアームホールなどをタイトにリサイズしているのだ。各パーツを1960~70年代仕様に復刻させているところも男心をくすぐる。

従来のダブルライダースよりもやや着丈が長いので、インナーとのバランスも取りやすい。コインポケットや八角形のバックルといったディテールも特徴的だ。ステアハイドレザーの重厚感とも絶妙にマッチしている。

シングルライダース「641」同様、肩から脇下にかけてアクションプリーツが入っているので、コンパクトなサイズ感でも着心地は良好。ちなみにライニングは保温性に優れた中綿入りキルティング仕様になっている。

バイク転倒時に保護する役割のある補強パーツ、キドニーバックは1960年代後半に採用されていた緩やかにカーブしたものを使用。また、バックネックに施されたホックは、襟ボア(別売り)を装着するためのもの。

ハードなダブルライダースをクリース入りのパンツで品よく、さらにはインナーで軽快さやクリーンさをプラスした技アリコーデ。眼鏡やウォレットチェーンといったひとクセある小物使いで、個性を加味している点にも注目を。

ダブルライダース×カモフラパンツならではのハードさや男っぽさを、クラシカルなコンビシューズをセレクトすることで見事に中和している。ホワイトTシャツで軽さを、グレーのニットキャップで茶目っ気をプラス。

クールなブラックコーデに、独特なナバホ柄ベストを投入。こちらもブラックがベースなので悪目立ちすることなく、絶妙な差し柄になっている。胸元からチラッとのぞくホワイトのタートルネックカットソーは、ヌケを演出する効果も。

ライダースジャケットにヒッコリーのワークパンツを合わせた男気あふれる着こなし。ヴィンテージライクなパンツのテンションが古き良きアメカジスタイルをイメージさせる。赤の『コンバース』の差し色も絶妙にマッチ。

ライダースもパンツもスニーカーもブラックでスタイリング。そこにワインレッドのシャツを合わせることで、ブラックコーデのハードさを中和させたのがポイント。またシャツの色と素材感が大人の色気も加味している。

ライターのアシスタントを経て、2003年に独立。「MEN’S CLUB」や「Mono Master」などの男性誌をはじめ、女性誌やWEB、カタログで活動している。ビジネスからカジュアルまでのメンズファッション全般を得意としているが、最近は趣味がこうじて旅企画も担当。
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