
ネクタイの柄の選び方。大人におすすめしたい4つの柄とVゾーンを作るコツ
スーツスタイルの顔ともいえるVゾーン。なかでもネクタイは着こなしの印象を左右する重要なアイテムです。本記事では4つの柄にフィーチャーし、着こなし例とともにご紹介。
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着こなしの印象を左右するネクタイ。柄選びはとっても重要です
スーツスタイルの要であり、色柄次第で着こなしの幅をグッと広げることのできるネクタイ。そんなネクタイ選びで迷うのが柄ですよね。もちろんスーツやシャツとのバランスも重要ですが、ネクタイの柄によって与える印象も大きく異なります。例えば、ストライプはフレッシュで知的、チェックは親しみやすさを演出する効果があるんですよ。どんな印象を与えたいかを意識しながらネクタイの柄を選ぶのがおすすめです。
大人におすすめしたい4つの柄とおしゃれなVゾーンの作り方
大人におすすめしたいネクタイの柄は、ストライプ・チェック・ドット・小紋の4つ。それぞれの柄の与える印象や適したシーン、さらにはおしゃれで好印象なVゾーンを作るポイントをご紹介します。
▼柄1:「ストライプ柄」はビジネススタイルの鉄板
ストライプはネクタイの基本柄。フレッシュで知的な印象を与えることができ、普段使いはもちろん、筆者的にはプレゼンなどの勝負の場面で取り入れるのもおすすめです。ストライプは圧倒的なバリエーションで配色もさまざまですが、ビジネスシーンでは色数が少ないほうが合わせやすく失敗が少なくなります。さらにストライプの幅は太くなるほどカジュアル度が高くなることも覚えておきましょう。
ストライプ1
「レジメンタルストライプ」は最もポピュラーなストライプタイ
イギリス軍旗から生まれた柄で、正面から見て左下りになったストライプを指します。ちなみに右下がりのストライプはリバースと呼ばれ、『ブルックスブラザーズ』が初めて商品化したアメリカ色のスタイル。レジメンタルストライプが3色使いのものが多く、配色で個性やセンスをアピールすることができます。
ストライプ2
光の当たり具合や角度によってお目見えする「ヘリンボーンストライプ」
ニシンの骨に似ていることから名付けられたヘリンボーン(杉綾織り)でストライプを構成しているのが特徴。多色使いのものもありますが、筆者のおすすめは単色使いのもの。無地感覚でスタイリングでき、それでいて立体的なVゾーンを構築できます。ネイビーやブラウン、ボルドーといった落ち着いた色味が取り入れやすいですよ。
ストライプ3
スタイリングしやすくてモダンな「オンブレストライプ」
オンブレはフランス語で”濃淡をつけた”という意味で、同色系の濃淡で構成したストライプ柄のこと。多色使いのものに比べると統一感があり、奥行きあるVゾーンを演出できます。ネイビーやグレーといったスーツの定番色とも相性が良いのがブルー系。ピッチ幅のあるストライプでも取り入れやすいのも魅力です。
ストライプ4
「マルチストライプ」はビジネスを意識した配色がベスト
マルチストライプとは多色使いのストライプを指し、カラフルなことからファンシーストライプとも呼ばれています。ヴィヴィッドなカラーで構成されたものはビジネスシーンにはトゥマッチ。ネイビーなどの定番色にヴィヴィッドカラーを効かせたもの、もしくは写真のように落ち着いた配色で構成したものがおすすめです。その際は、合わせるスーツやシャツは主張控えめを意識して。
▽ストライプ柄でおしゃれなVゾーンを作るコツ
着こなしのコツ1
大胆なほどのピッチ幅の違いが着こなしを洒脱に導く
スーツからVゾーンにいたるまでをブルー系で統一した着こなしのポイントは、ピッチ幅の異なるストライプを組み合わせていること。細いピッチのストライプシャツに対し、ネクタイは大胆なほど太いピッチ。これが同柄の合わせでもうるさく見せないコツで、さらにモダンなムードも醸し出すことができます。
着こなしのコツ2
シンプルに徹した着こなしでネクタイの上品さを引き立てる
昨今注目のブラウンをベースにしたストライプタイは、Vゾーンに上品で洒脱な雰囲気を演出する効果があります。ライトトーンのジャケットとも相性が良いですが、あえてジャケットもダークトーンをセレクト。そうすることで大人っぽさが倍増し、ネクタイがより引き立つ着こなしに仕上がります。
▼柄2:若々しさと親しみをVゾーンに宿す「チェック柄」
チェック柄のネクタイは親しみやすい印象を与える半面、色数が多いと悪目立ちすることも。そのため、ビジネスシーンでは落ち着いた配色を選ぶのが鉄則です。また、今回ピックアップした柄の中でもチェックはカジュアル度が高め。商談やクライアントとの初顔合わせなどの“ここぞ”という場面ではなく、内勤日などの普段使いに取り入れるのがベストです。
チェック1
品格あるVゾーンを構築できる「グレンチェック」
グレンチェックはグレナカートチェックとも呼ばれ、イギリスで生まれたデザイン。クラシック感がありながら適度な華やかさもあり、Vゾーンに大人の品格をもたらせてくれます。チェック柄の中で、最もビジネススタイルに適しているともいえるでしょう。今回ピックしたモノトーンのグレンチェックタイは、同系色のスーツとの相性が抜群ですよ。
チェック2
軽やかな印象を与える「マドラスチェック」
プレッピーやアメトラスタイルでお馴染みのマドラスチェックは、インドのマドラス地方を発祥とする柄のこと。イエローやオレンジといった明るい色で構成しているものが多いですが、ビジネスシーンで取り入れるなら、こちらのネクタイのようにネイビーをベースにした落ち着いた配色で構成したものがベスト。夏のジャケパンやビジカジスタイルとの相性が抜群ですよ。
▽チェック柄でおしゃれなVゾーンを作るコツ
着こなしのコツ1
グレンチェックタイを生かした端正な着こなし
グレンチェックタイの魅力を存分に生かすなら、スーツもシャツもシンプルにまとめるのがベターな選択。グレーではなく、あえてネイビースーツをセレクトすることで清潔感や知的なムードを醸し出すことにも成功しています。
着こなしのコツ2
ベージュトーンに効かせたマドラスチェックが目を引くスタイル
ややカジュアルな印象のマドラスチェックタイは、ジャケパンとの相性がすこぶる良い。ジャケットからインナーにいたるまでをベージュで揃え、グレーベースのマドラスチェックを挿し柄として投入。春夏らしい軽やかさも見事に表現された着こなしです。
▼柄3:ビジネスからフォーマルまで対応する「ドット柄」
ドットはいわゆる水玉模様のことで、ネクタイにおいても基本柄の1つ。小さいほどフォーマル度が高く、かつ上品な印象を与えられるので、ビジネススタイルでは小さめを選ぶのが鉄則。おすすめはピンドットで、シンプルな見た目ゆえに着回し力も抜群です。また格式高い柄でもあるので、配色によってはフォーマルスタイルにも活躍しますよ。
ドット1
ビジネススタイルには主張控えめな「ピンドット」の一択
その名の通りピンで刺したようなドット柄のこと。ドットの中でも1番小さいので見た目もシンプルで、それでいてエレガントなVゾーンを構築できます。ソリッドタイのようにスタイリングできるので、柄モノのネクタイが苦手という人も取り入れやすいはず。
▽ドット柄でおしゃれなVゾーンを作るコツ
着こなしのコツ1
正統派の合わせで好印象と上品さを両得
スーツとシャツの色をそれぞれ拾ったネイビー×ホワイトのピンドットタイをスタイリングに活用。ネクタイ以外をシンプルに徹することで、ピンドットのエレガントさが引き立っています。ネクタイピンで洒落感をさりげなくプラスしているところにも注目を。
着こなしのコツ2
グレーのドットタイでお祝いの場にふさわしい華やぎを
シャドーストライプのネイビースーツにドットタイを合わせたコーディネート。ピンドットよりも少し大きめで、さらにはリンゴが紛れ込んだデザインですが、ライトグレーベースなので華やかでドレッシーなVゾーンを構築しています。ボタンダウンシャツをチョイスしているので、どちらかというと結婚式の2次会向き。
▼柄4:上品で大人のムードを醸し出せる「小紋柄」
小紋柄とは、規則的に、あるいは不規則に散らした連続性のある柄のこと。控えめながらも知的、さらには上品で落ち着いた雰囲気を放ちます。ドット柄と同様に、小紋柄が小さいほど上品さが高まり、スタイリングに取り入れやすいのが特徴。主張が控えめでこれみよがしにならないので、上司やクライアントなど誰からも好印象を持たれる柄です。
小紋柄1
上品さに加えて柔らかなムードも醸す「フラワー小紋」
幾何学模様や江戸小紋など、さまざまな柄が存在する小紋柄。なかでもTASCLAP世代におすすめなのが花柄です。花柄といっても主張が控えめなのでかわいく見えることなく、知的で上品な雰囲気をキープ。それでいて花柄特有の柔らかさを醸し出すことができるんです。
小紋柄2
モダンな雰囲気漂う「幾何学柄模様」
クラシックなイメージの強い小紋ですが、幾何学柄だとモダンな印象。デザイン次第では派手に見えてビジネススタイルとは不釣り合いになってしまうので、シックな配色と小ぶりな柄をセレクトするのがポイントです。シンプルなスーツスタイルのアクセントとしても効果的な柄ですよ。
▽小紋柄でおしゃれなVゾーンを作るコツ
着こなしのコツ1
無彩色コーデを小紋タイで上品かつ印象的に
ややカジュアルなブレザースタイルを小紋タイで品良く格上げ。知的なムードの漂うネイビーをベースに、オレンジのフラワー小紋を散りばめることで着こなしの鮮度をアップさせています。Vゾーンに立体感を生むネクタイピンで、ネクタイの存在感を主張させている点もGOOD。
着こなしのコツ2
ネイビースタイルに引き立つモダンな幾何学小紋
こちらの着こなしに使用している小紋タイは幾何学柄。スーツもシャツもネイビーをセレクトしているので、幾何学小紋のモダンさがより強調されています。無地ではなく、あえてストライプシャツを合わせているのも技アリ。洒脱なVゾーンに仕上がっています。
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