
カシミヤニットを大人の装いに。おすすめブランド16選
他の素材に比べると値段は張りますが、大人なら1枚はもっておきたいカシミヤニット。素材の魅力をおさらいしつつ、選び方のポイントからおすすめブランドまで紹介します。
再確認。カシミヤってこんな素材
そもそもカシミヤは山羊の毛。ウールやアンゴラ、キャメルといった世の中に出回っている動物の毛の中で、最も細いのがカシミヤの毛です。そのため軽くて柔らかく、そして繊細。また、この細くて柔らかな繊維が空気をたくさん含むことで、暖かな着心地を提供してくれるのです。カシミヤといっても毛のグレードはピンキリで、色や長さ、太さなどを考慮して等級に分けられ、質が高いほど毛が長くて細く、艶やかな仕上がりになります。そのため、同じカシミヤ100%でも値段に大きな差が生まれるのです。
カシミヤニットのメリットとデメリット
カシミヤのニット=上質で肌触りが良く、暖かいといったイメージがありますが、まずはメリットとデメリットを整理しておきましょう。ニットを選ぶうえでのポイントになりますよ。
メリット1
肌触りに優れ、軽くて暖かい
カシミヤは、熱伝導率が低い空気を取り入れて外に逃さないので、保温性が抜群。さらに他の天然繊維に比べて断トツで細く、暖かさとは裏腹に軽い着心地が楽しめます。また、しなやかな風合いゆえ、ウールのようなチクチク感がないのもポイント。
メリット2
通気性に優れ、ムレにくいのも魅力
カシミヤは保温性だけでなく、通気性が高いのもメリット。カシミヤ繊維の表面は髪の毛のようにキューティクルが張り巡らされており、ここから空気中の湿気の吸収と放出がされているのです。そのためニット内がムレることなく、快適な着心地を味わえるんですよ。
メリット3
艶やかな光沢感があり、ラグジュアリーな雰囲気を演出
カシミヤに含まれる油脂のおかげで、表面がツヤツヤに見えるのも特徴の1つ。表面の突起も少なく、受けた光をそのまま反射するため、美しい光沢感を楽しめるんです。ウールなどとはひと味違うラグジュアリーな雰囲気を手に入れられますよ。
デメリット
カシミヤの大敵は毛玉と虫食い!
細くて繊細な素材ゆえに、毛玉ができやすいのがカシミヤの難点。なので、着用後はハンガーに干し、ゴミやホコリなどをブラッシングでしっかり取り除くようにしましょう。また、カシミヤは虫食いも大敵なので、防虫剤を使うなどしてしっかり対策を。
大人におすすめのカシミヤニット16選
カシミヤの魅力を知り、この冬1枚手にしたいと思った方も多いのでは? カシミヤ100%の高級なものからアンダー15,000円のお手頃なものまで、バラエティ豊かにピックアップしたので自分に合った1枚を見つけましょう。
ブランド1
『スローン』×『ビームス』
内モンゴル東部で飼育されている生後12か月未満の子山羊から刈り取った、繊細なベビーカシミヤをマテリアルに抜擢。その滑らかさ&しなやかさはまさしく特筆級です。そして、生産は日本国内の実力派ファクトリーが担当。フルファッション編機を使い、丁寧に編み立てています。
ブランド2
『ジェームスパース』
カシミヤの中でも特に希少性の高いベビーカシミヤを贅沢に100%使用。非常にソフトなタッチの素材なので、とろけるような肌触りを堪能できます。エレガンスな生地感を最大限に生かすため、デザインはごくシンプルに。カタチはすっきりとしたジャストフィットになっています。
ブランド3
『トゥモローランド』
ざっくりと編み上げたリラクシングなローゲージニット。異なる2色のカシミヤ糸を表裏で使い分けて、編み地に奥行きを描き出したのがこだわりです。トレンド感あるモックネック型も特徴的で、ネック部分はサイドにあしらわれた包みボタンによって自在に開閉可。
ブランド4
『エディフィス』
カシミヤ本来の軽さ・柔らかさは生かしながらも、しっかりとした度目で編み上げた畔編みセーター。ベーシックなデザイン&重ね着しやすいゆるめシルエットゆえに、多種多様な着こなしにフィットしてくれます。日常着の主軸となってくれるのは確実なので、押さえておいて損はないでしょう。
ブランド5
『バフィー』
超一流生地メーカーとして名高いロロ・ピアーナ社の、内モンゴル産1等級カシミヤを惜しみなく取り入れた今作。名だたるメゾンでも採用されている素材だけに、肌触りや風合いは申し分ありません。日本人体型に合わせた程良いスリムフィットとなっているのも高評価です。
ブランド6
『グランサッソ』
イタリアきっての名門ニットブランドから登場。スコットランドの老舗カシミヤサプライヤーであるトッド&ダンカン社の12ゲージカシミヤを使用し、ふんわりと柔らかなタッチに仕立てています。上品なケーブル柄で彩られた1枚ですから、トラッドな着こなしとベストマッチ!
ブランド7
『ソブリン』×『クルチアーニ』
『ユナイテッドアローズ』の最高峰レーベルが放つのは、『クルチアーニ』に別注をかけたトラディショナルな装いのカシミヤ100%タートルネックセーター。それ1枚で着てもサマになりますし、インナーで使っても存在感は十分です。ポップコーン編みのニットボディですから、保温性に関しても文句ナシ。
ブランド8
『リヴァーブ』
『クレプスキュール』のデザイナー酒井正人による実験ラインとしてスタートした、天然素材と高度な縫製技術を駆使するニットウェアブランド『リヴァーブ』。こちらのクルーネックは、撚りの強いカシミヤ糸を使用したシンプルな逸品。保温性が高く、ベーシックなデザインは汎用性も抜群なので幅広いシーンで活躍するでしょう。
ブランド9
『ジャンパーワンツースリーフォー』×『エストネーション』
ロンドン発の新鋭ニットブランドに『エストネーション』がオーダー。メッシュの編地が軽い印象をもたらし、冬だけではなく春や秋にも活躍します。素材には純粋な繊維以外を取り除いた生のカシミヤを使用し、同素材の取り扱いに長けたモンゴルの工場にて生産しています。
ブランド10
『シップス』
『シップス』定番のカシミヤクルーネックニット。繊維の宝石と呼ばれるカシミヤを100%使用した渾身作です。今季からカシミヤを2本取りした2プライ仕様になり、生地の厚みが増し保温性が高くなっています。クオリティとサイズ設計を見直し、風合いや肌触りをさらに向上した一品は一度着るとやみつきです。
ブランド11
『ビューティ&ユース』
クラシックなスリムフィットではなく、程良いゆとりのあるリラックスシルエットが今っぽいこちら。シンプルながらネック部分はダブルリブにし、ややボリュームを持たせるなどこだわりが詰まっています。また、抗菌・防臭機能を搭載し、さらにブラッシュアップ。質、機能、デザインともに一級品といえるでしょう。
ブランド12
『アルファー』
世界有数のカシミヤ生産地である内モンゴル産の原毛を用いて仕立てた逸品。包み込まれるような着心地はクセになること必至です。リブ編み×ラグランスリーブのリラクシングな佇まいで気軽に羽織れるのも◎。そして、各所のパイピングが絶妙なアクセントとなっています。
ブランド13
『プロディガル』
見た目&着心地とも温もり感に満ちたカシミヤケーブルニットは、冬コーデの良き女房役。ステンカラーコートやキルティングジャケットといった、きれいめアウターとは特にマッチング良好です。製造は新潟県五泉市に本拠を置くニットメーカー・高橋ニット社が担当しており、そのクオリティは折り紙付き!
ブランド14
『リーセンシィオブマイン』
美麗なラベンダーカラーを纏ったカシミヤ100%セーターは、主役だけでなく挿し色としても効果絶大! 重々しくなりがちな冬のスタイリングをパッと華やがせてくれるので重宝します。インナー使いした際にゴワつかないよう、フォルムはやや細身に設定。
ブランド15
『TMT』
京都の染色工場にて本藍染めを施した意欲作。絞り染めによる独特なニュアンスが目を惹きます。美しい発色を実現するべく、素材には高品質なホワイトカシミヤをピックアップ。一点一点染め上げているためモノによって染まり具合が異なりますが、それもまた“味”ですね。
ブランド16
『ユーティーオー』
1992年に東京・青山で誕生した『ユーティーオー』は、自社で一貫して企画・製造・販売まで行う日本では数少ないニットブランド。岩手県北上にある直営工場と連携し、極上のカシミヤニットを生み出しています。端正な顔立ちのハイゲージニットベストは、春・秋・冬と3シーズンにわたって活躍する便利アイテム。BIZスタイルのインナーとしても有能です。
カシミヤニットを取り扱う上での注意点
カシミヤニットを着用したら、汚れやホコリをそのままにしておくのはNG。着用後は形を整え、毛並みに沿ってブラッシングをしましょう。また、生地の摩擦によって毛玉が発生することもあるので連続での着用は控え、1日着用したら2日休ませるのがおすすめです。
この記事の掲載アイテム一覧(全9商品)
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『スローン』×『ビームス』 12ゲージ カシミヤ クルーネックニット
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『ジェームスパース』 ベビーカシミヤ クルーネックプルオーバー
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『バフィー』 1303LP
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『グランサッソ』 クルーネックニット
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『リヴァーブ』 カシミヤクルーネック
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『ジャンパーワンツースリーフォー』×『エストネーション』 カシミヤメッシュニット
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『アルファー』 カシミヤニット
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『プロディガル』 カシミヤ100%メンズクルーネックセーター
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『ユーティーオー』 オープンフロント ベスト
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