刈り上げor伸ばす?人気美容師が提案する大人の冬ヘア

冬だってショートがいい! そんな男性の声に応えるべく、TASCLAP編集部が人気ヘアサロンへ突撃。格好良い冬の髪型と、セルフスタイリング術を教えてもらいました。

2016.11.25
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Asami Kitsukawa

執筆者

Asami Kitsukawa
大学卒業後、フリーライターとしてファッション、ライフスタイル誌を中心に活動。メンズ・レディース問わず、足を使った情報収集が得意です。 記事一覧を見る
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トレンドサロンが打ち出す、冬の“大人髪”をリサーチ

トレンドサロンが打ち出す、冬の“大人髪”をリサーチ

大人が冬に狙うべきショートヘアをリサーチすべく訪れたのは、2016年8月に表参道に移転し、ますます注目を集めるヘアサロン「broocH(ブローチ)」。担当していただくのは、男性客が40%を超えるというクロゴメタカノブさんです。

■顧客にはTASCLAP世代も多いとのことですが、メンズのビジネスショートにはどんな傾向がありますか?

「夏までは猫も杓子も刈り上げスタイルでしたね。ホント、毎日刈り上げていたような記憶がありますが、秋口から少しずつ刈り上げを伸ばしていきたいというお客様も増えてきました」

■ということは、もう刈り上げは古い?

「そんなことはありませんが、長短のついたいわゆる“バーバースタイル”から、もう少しナチュラルなスタイルに移行しつつあります。また元々刈り上げていないお客様も一定数いらっしゃいますので、そういう方はレイヤースタイルをおすすめしていますね」

刈り上げ一辺倒だったメンズヘアのトレンドがじょじょに“Not 刈り上げ”へと移行しつつある今シーズン。もちろん“刈り上げ派”の支持者も数多くいますが、それでも事情は変わってきているようです。

そこで、今回はクロゴメさんに“刈り上げ派”と“脱・刈り上げ派”におすすめのショートを提案してもらいました。まずは、そのポイントをサラッとご紹介します。

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ポイントは“ナチュラル”。人気美容師が提案する2つのキーワード

ポイントは“ナチュラル”。人気美容師が提案する2つのキーワード

クロゴメさんにカットしてもらった大人のメンズヘアは2点。一方は刈り上げを取り入れたもの(写真向かって左)、もう一方は刈り上げず、えり足を伸ばしたスタイル(写真右)です。

長さや印象が異なるふたつの大人髪ですが、キーワードは共通して“ナチュラルであること”。刈り上げといっても攻めすぎず、伸ばすといっても“やりすぎ感”はゼロ。そんなスタイルが大人の気分なんです。さっそく、“刈り上げ派”の詳細を見ていきましょう!

ヘアスタイル1:“爽やか柔らか”が好印象! 冬のナチュラルツーブロック

刈り上げても、強面には見えません

刈り上げても、強面には見えません

控えめな刈り上げ&トップにレイヤーを入れたナチュラルなツーブロックは、ふんわりとしたトップやナチュラルに流れる前髪など、まるで星野源さんのように親しみやすさあふれるスタイル。刈り上げの清潔感は保ちつつ、前髪のおかげで寒々しくない印象です。比較的どんな髪質の人でも可能ですが、直毛の人はニュアンスパーマをかけるとグッド。

サイドビュー

サイドビュー

えり足から耳上に向かって刈り上げていますが、ポイントは刈り上げとの境目。バックはあまり長短をつけずに、ほぼつながっている状態に。そこから耳上に向かって徐々にかぶせていくことで、すっきり感とシルエットを調整しています。

バックビュー

バックビュー

ばっちり清潔感のある後ろ姿。センターに向かってV字ラインにカットすることで頭の形がきれいに見えます。バック?トップの自然な束感で若々しい印象に。

ここがポイント

人気継続の刈り上げスタイルは、がっつり→自然な段差へ

人気継続の刈り上げスタイルは、がっつり→自然な段差へ

刈り上げはしっかり長短をつけるスタイルから、自然につながっているようなスタイルへ。「長短の大きい刈り上げは、夏の軽装だとバランスがよいのですが、冬ファッションにはやや重い印象です。また寒々しい感じもするので、刈り上げの面積を減らしていったほうが冬らしくなります」

▼冬のナチュラルツーブロックをスタイリングする方法

すてきな髪型にしてもらったところで、スタイリングがうまくできなければ意味がありません。そこで立体感を出す乾かし方や、スタイリング剤のつけ方など、プロ直伝のスタイリングテクニックを詳しく教えていただきました。

ステップ1

前髪の流す方向を見極める

前髪の流す方向を見極める

ドライヤーで乾かす際にポイントとなるのは前髪を流す方向。どちらに流したらよいかわからない人は、写真のように前髪の少し上を持ち上げ、前髪部分の毛流れのクセを確認してみましょう。必ずどちらかに向かっているはずです。

モデルの生え際は、向かって左方向へと伸び、じょじょに右へと曲がっています。大事なのは、生え際とは逆の方向に流れるよう、上のほうからドライヤーの風をあてること。生え際と同じ流れで風を当ててしまうと、毛先のクセが強くなってしまうのです。

ステップ2

スタイリング剤は”少なめ”に

スタイリング剤は”少なめ”に

今回使用したのはパーマヘア用のゆるめのワックス。1回で手のひらに取るのは小豆サイズです。それを白っぽさがなくなるまでしっかり伸ばすのが重要。たくさん取って一気につけると、スタイリング剤がつく部分がムラになり、崩れやすくなってしまうんだそう。

ステップ3

ワックスは根元からつける

ワックスは根元からつける

まずはワックスがついた指をトップ部分に差し込むようにして、根元からしっかり立ち上げます。続いてバックは刈り上げ部分より上をかき上げるようにします。こちらも根元にスタイリング剤をつけるのが狙いです。

ステップ4

前髪は一度上げてから下ろす

前髪は一度上げてから下ろす

再びワックスを手のひらに伸ばしたら、前髪を一度がっつり上げてしまいます。そこから下ろすことで、額と前髪の間に空間が生まれ、ふんわりとした前髪がキープできるのだとか。逆にハチ部分は上から撫でつけてボリュームを抑えます。

ステップ5

つぶれやすい人はスプレーを

つぶれやすい人はスプレーを

最後に指でつまみながら全体の形を整えたら完成ですが、雨の日や根元がつぶれやすい人はスプレーで補強。毛束をつまんだら根元に向かってシュッとひと吹きすれば、スタイリングが長持ちします。

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スタイル2:男っぽさが決め手! 伸びかけに見せない「ネオ・ウルフ」

清潔感を失わない絶妙バランス

清潔感を失わない絶妙バランス

90年代に一大ブームとなったウルフヘア。それをTASCLAP世代に向けて進化させた「ネオ・ウルフ」は、刈り上げを伸ばしている途中でも楽しめるスタイルです。シャープな毛束感とすっきり出した額が男らしい印象を与え、重ね着が多くなる冬のファッションも軽やかに見せてくれます。髪が硬い人はパーマで動きを足してもOK。

サイドビュー

サイドビュー

刈り上げずレイヤーでつないだシルエットは、頭の形をよく見せてくれる効果あり。前髪は短くすることで自然な立ち上がりを実現しています。額の広さが気になる人は、前髪サイドの部分を長く残すことで対応できます。

バックビュー

バックビュー

えり足からトップまで、自然につながったラインのバックスタイル。ポイントは清潔感を保ちつつ、前からでも見える長さにえり足を残していること。“いかにも”じゃないおしゃれ感が演出できます。

ここがポイント

脱刈り上げ派は、伸ばしながらナチュラルにつないでいく

脱刈り上げ派は、伸ばしながらナチュラルにつないでいく

刈り上げの無限ループから抜け出すには、トップとつなげていく過程が必要。「伸ばしながら形を整えていくのにはレイヤースタイルがベストですが、その中でもおしゃれさを失わないよう、えり足に遊びをつけるなどのデザインを加えています。もちろん、ビジネスシーンにふさわしい清潔感はマストです」

▼「ネオ・ウルフ」をササッと格好良くキメるコツとは

もともとスタイリングが簡単なヘアではありますが、ちょっとしたコツを押さえればもっと時間をかけず格好良くキマるとのこと。使うスタイリング剤や、つける順番などを教えていただきました。

ステップ1

成功への道はスタイリング剤選びから

成功への道はスタイリング剤選びから

セットを手早くキメるにはスタイリング剤選びが重要。今回はワックスよりも簡単なジェルを使用します。ジェルの場合は多めに取るのがポイント。500円玉程度を手のひらに取り、両手に伸ばします。ここから一気にセットします。

ステップ2

スタイリング剤は“下から上へ”が鉄則

スタイリング剤は“下から上へ”が鉄則

スタイリングはサイド→トップ→バック→フロントの順に行います。まずはサイドに指を入れてガッと持ち上げるようにジェルを塗布、そのままバックもかき上げるようにつけます。

ステップ3

ポイントとなるえり足に着手

ポイントとなるえり足に着手

このヘアスタイルのポイントとなるえり足は、指でつまんでサイドに広げます。この毛束がうしろへ流れると、前から見たときのバランスが崩れてしまうので注意して。

ステップ4

つまんで微調整

つまんで微調整

ここからは形を整える作業。トップ、サイドなどをバランスを見ながら毛束をつまんでいきます。正面から見てひし形になるように調整していきます。

ステップ5

前髪は“持ち上げてめくる”

前髪は“持ち上げてめくる”

最後は前髪の仕上げ。人さし指を横にして額の際にあて、根元をグッと起こします。そのまま持ち上げた髪をつかみながら、めくるような動作で前髪を立ち上げれば完成です。左右どちらかに流すように立ち上げると、バランスよく仕上がります。

最旬ヘアを手に入れて、この冬をもっと楽しく!

どちらもオン・オフ対応で、多くの人に似合うヘアスタイル。今のスタイルに違和感を感じているなら、ぜひ挑戦してみてください。

Photo_Yuri Yasuda

取材協力/broocH(ブローチ)

取材協力/broocH(ブローチ)

broocH

broocH

表参道駅徒歩1分の好立地にて、精鋭の美容師たちが腕を振るう高感度ヘアサロン。ガラス張りの店内から見える表参道の景色も見事。

DATA
住所:東京都渋谷区神宮前5-2-5 MAX&Co.ビル 5F
TEL:03‐5778‐0438
営業時間:平日 11:00~21:00、土曜日 10:00~20:00、日曜・祝日 10:00~19:00/年中無休

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