カウチンセーターとは? 大人が狙うべき名品と着こなしのヒント

カウチンセーターとは? 大人が狙うべき名品と着こなしのヒント

肉厚な生地に動物や幾何学柄が特徴のカウチンセーター。その柄の意味やノルディック柄との違いをご存じですか? 改めて解説するとともに着こなしや人気ブランドをご紹介。

モチヅキ アヤノ

2019.12.06

トップス
ニット・セーター
冬の着こなし・コーデ

カウチンセーターの基礎。“カウチン”ってなんのこと?

「カウチン」は、カナダ・バンクーバー島にある、カウチン湖という湖周辺に定住しているネイティブアメリカンの労働着として生まれた伝統的な防寒着です。本来羊毛がもつ油脂成分を含んだ毛を使用して密度を詰めて編まれているため、撥水性と防寒性に優れ、重厚感があるのが特徴です。また幾何学模様や動物模様があしらわれたデザインも特徴的。

冬の定番。カウチンに使われる柄とノルディック柄は何が違う?

カウチンの動物や幾何学柄と同じく、似たようなデザインをもつ「ノルディック柄」。一見同じようですが、ノルディック柄の「ノルディック」は「北欧の」という意味で、ノルウェーを中心とした北欧地域の伝統柄です。雪の結晶や雪、トナカイなどを主体にした北欧らしいパターンの柄が多く存在しています。

ノルディックニットで大人の冬コーデに温もりを

ノルディックニットで大人の冬コーデに温もりを

着こなしに温もりや季節感を演出してくれるノルディック柄ニットは、ぜひこの冬挑戦して頂きたいアイテム。大人が取り入れるポイントとおすすめを紹介します。

TASCLAP編集部

カウチン柄の場合、ノルディック柄にはないワシや熊、クジラなどの動物がメインのものが多く、大きめに編まれています。幾何学柄のみのモチーフの場合も、ノルディック柄よりも全体的に柄が大きめに編まれたものが多いのもカウチン柄の特徴です。

意外と知られていないこと。カウチンに使われる柄には意味があるんです

実は、カウチン柄に用いられる動物や幾何学模様にはそれぞれ意味があるんです。例えば、熊=「雇い主」、袖部分などの小さな波の模様=「精神性」「清め」など、ネイティブアメリカンにしかわからない意味があるほか、日本でいうところの「家紋」のように、家庭ごとに異なる柄もそれぞれ存在しているのだそうです。ちなみに、カウチン=「日の当たる暖かい土地」という意味だそうで、着たときの暖かさが想像できそうですよね。

これだけは注意!カウチンセーターを選ぶうえで大切なこと

カウチンセーターを選ぶ際、1つ考慮しておくべき大事なポイントがあります。それはサイズ! 特に本場・カナダのものなど海外製を購入する際は気を付けてくださいね。サイズ選びに迷った際は、普段着ているサイズよりも小さめのサイズを選んでおくと良いでしょう。着込むことを考えると大きめが良いのかもしれませんが、重量が増えるため体が疲れやすくなるほか、野暮ったく見えやすくなるというデメリットがあります。

コーデサンプルから探る。カウチンセーターを着こなす5つのヒント

暖かくリラックスムード漂うカウチンセーターは、冬の休日スタイルにぜひ取り入れたいアイテム! 主張の強いデザインゆえに、どう取り入れたらいいかわからない人も多いと思うので、コーデ例とともに着こなしのヒントをご紹介。

ヒント1チノパンを合わせてアメカジスタイルに

カウチンセーターにシャンブレーシャツやチノパンを合わせた、王道のアメカジスタイル。重厚感あるカウチンセーターをすっきり着こなすには、ボトムスはタイトにするのがポイント。裾をロールアップすればより軽快に仕上がります。

ヒント2きれいめアイテムを合わせればクリーンな印象に

カジュアルなカウチンセーターですが、白シャツを合わせればクリーンな雰囲気に仕上がります。ボトムスにはリラックス感あるイージーパンツをセレクトしていますが、上品な生地感なので落ち着いた印象に。

ヒント3相性抜群のコーデュロイパンツとの組み合わせ

秋冬の定番であるコーデュロイパンツとカウチンセーターは相性抜群。ともに温かみ溢れるアイテムですが、ブラックなら新鮮かつシックな装いに仕上がります。

ヒント4パーカー×ワイドパンツでストリートを注入

ほっこりやわらかい印象のカウチンセーターですが、パーカー×ワイドパンツでラフに着こなせば、今どきのストリートスタイルが完成。

ヒント5ナイロンジャケットとのレイヤードでアウトドアMIX

カウチンベストならアウターとのレイヤードも可能。ビビッドなブルーのナイロンジャケットを羽織ってアウトドアテイストを注入した、今っぽいMIXスタイルです。

大人が狙うべきカウチンセーターは、この5ブランドから!

せっかくカウチンセーターを買うなら、ずっと使える良質なブランドのものを選びたいですよね。今年ぜひ手に入れておきたいブランドをピックアップしてみましたので、ぜひチェックしてみてください!

ブランド1『グランテッド』

カナダ・バンクーバーでニット制作・販売をしていたフライヤーフックス社によって、2007年に立ち上げられた『グランテッド』。ブランド自体は新しいのですが、伝統の製法を尊重したハンドメイドセーターが揃っています。すべて天然ウール製で、生産数も少なく、貴重なアイテムが多いのが魅力。カナダの広大な自然で育てられた羊の毛を使用し、約25時間かけて丁寧に編まれた上質な1枚です。

ブランド2『カナタ』

こちらも『グランテッド』同様にバンクーバーで生まれた手編みカウチンセーターのブランド。カナダ本国だけでなく「カウチンなら『カナタ』!」と日本でも毎年品薄になるような大人気の老舗ブランドです。パワーや名声、リーダーシップの象徴といわれる、イーグルがモチーフの本作はコーデの主役にうってつけ。

ブランド3『カナディアンセーター』

『カナディアンセーター』は、カナダの伝統を尊重しながら、現代風のモダンなデザインなど新たなデザインも取り入れているハイブリッドなハンドメイドブランドです。デザインだけでなく、ファスナー部分のモチーフもかっこいいんですよね。

ブランド4『フライヤーフックス』

伝統的なデザインを大切にする『フライヤーフックス』のアイテムは、カウチンセーターの中では比較的シンプルで、前面にあしらわれたモチーフがより際立つ印象。カウチンセーターの重さを改善するために研究を重ね、軽くて暖かいセーターを開発したブランドです。

アイテム5『ポロ ラルフローレン』

実は『ポロ ラルフローレン』も手編みカウチンセーターを手がけています。100%羊毛で手作り、カナダの本場ブランドもびっくりのクオリティです。こちらのカウチンセーターも、カナダ・バンクーバーに近い地方の伝統的なモチーフをリスペクトして仕立てられています。

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近間 恭子

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