
ビジネスもカジュアルも、ポーター。大人に似合う人気バッグ20選
日本において知らない人はおらず、バッグ業界をけん引する存在である『ポーター』。年齢を問わず支持される理由は何か、人気モデルや着こなしとともにその魅力に迫ります。
改めて確認。『ポーター』ってどんなブランド?
1935年創業のバッグメーカー、吉田(通称:吉田カバン)から初の自社ブランドとして1962年に誕生したのが『ポーター』。素材選びから縫製にいたるすべての工程に手を抜かない、職人気質なモノ作りの姿勢は創業者が掲げた社是“一針入魂”そのものです。また、発売から30年以上たった今も『ポーター』の永久定番として愛されている「タンカー」シリーズの登場により、ファッションアイテムとして地位も確立。現在ではおしゃれバッグの代表格として、幅広い世代に支持されています。
『ポーター』のバッグの魅力とは
スタイリッシュな見た目と、多機能ながら無駄なくデザインされたユーザビリティに満ちた作り。当たり前のことかもしれませんが、『ポーター』のバッグの魅力なのです。それを象徴するのが、前述の「タンカー」シリーズ。アウトドアグッズのイメージが強かったウエストバッグをおしゃれに昇華させてみせたり、ミリタリー的なムードの強いリュックサックやヘルメットバッグをモダンにアレンジしてみたりと、今見てもなお新鮮なデザインを発表当時から行っていたことは素直に驚きです。
その完成されたデザインはファッションブランドのデザイナーも魅了するところで、現在では世界各国の名だたるブランドとコラボアイテムを発表しています。
魅力1
MADE IN JAPANのモノ作り
『ポーター』のバッグ、そのモノとしての頑丈さを支えているのが日本の職人です。多くの製造業者が生産拠点を海外に移しているなか、『ポーター』では徹底して日本製にこだわっています。それはブランド創設時より続く“日本の職人を大切にしたい”という思いがあるからこそ。自社工場こそ設けていないものの、裁断から縫製にいたるまでのすべての工程が新旧幅広い世代の職人により丁寧に仕上げられています。
魅力2
画期的で機能にも優れたオリジナル生地
「タンカー」に用いられるMA-1をイメージして開発された3層構造の生地をはじめ、『ポーター』のバッグにはさまざまなオリジナル生地が採用されています。強度・軽さ・防水性を兼ね備えた“X-C1000”、66ナイロンと同等の強度を誇る高強度中空糸を平織りした“エアテック1680”など、見た目だけでなく、機能も支えるオリジナル生地の開発も『ポーター』が長年支持される要因。そこには、素材もデザインの1つと捉える妥協無きクラフトマンシップが息づいています。
魅力3
モノとしてのバッグを追求した、使い勝手にも優れた製品開発
見た目が良いだけのバッグなら巷に溢れていますが、『ポーター』はあくまで道具としてのバッグを追求し続けています。例えば、オールレザー製のビジネスシリーズ「ブレンド」。レザーならではの品格ある佇まいながら、内部はかさばる荷物をすっきりと収納できる無駄のない作りとなっています。さらにマチ幅を変更できるエキスパンダブル仕様も搭載しており、使いやすさをとことん考え抜いた機能性の高さは特筆モノです。
オンでも、オフでも。『ポーター』愛用者をパパラッチ
ビジネスからカジュアルまで、幅広いラインアップを展開しているのも『ポーター』の強み。ここではそんな『ポーター』のバッグを使ったオン・オフのおすすめコーディネートをご紹介していきましょう。
▼オン:万能なブリーフケースやドキュメントケースが大活躍
オンスタイルでは、見た目も機能性にもすぐれたブリーフケースやドキュメントケースが最適。かしこまりすぎることなく、程良い抜け感とこなれ感を演出してくれる。
着こなし1
ヘビーデュティな出張コーデに合わせ、タフなリュックをセレクト
タイドアップしたダブルジャケットに細身のジーンズをロールアップして合わせた、出張ならではのビジネスカジュアルスタイルです。ラフに『ドクターマーチン』を履いた実用性重視のモノ選びに対し、「ユニオン」シリーズのリュックはうってつけ。工具バッグをモチーフとしてデザインされているだけあり、ハリのあるポリエステル素材は頑丈そのものです。オールブラックなので、ジャケットの背で浮くこともありません。
着こなし2
ブルーとセージグリーンが、お互いを引き立て合う
ブルー×ホワイトの清潔感あるジャケパンスタイルに合わせたのは、「タンカー」のドキュメントケース。爽快なセージグリーンとブルーの合わせが、ミリタリーライクなディテールを備えたドキュメントケースの武骨さを見事に中和しています。足元はブラックスエードのスリップオンで、全体をピリッと引き締めているところにも注目。
▼オフ:汎用性の高いデザインでどんなコーデにもマッチ
さまざまなモデルが展開されている『ポーター』ですが、機能性を重視した結果どのモデルも基本的にはシンプルなデザインが中心。大人の着こなしにもハマりやすいベーシックなカラーが多いため、きれいめからカジュアルまで振り幅も広めです。
着こなし1
リニューアルしたセージグリーンが、着こなしに品を呼び込む
黒Tにベージュチノを合わせた、シンプルスタイルに「タンカー」のリュックをオン。コットンのカジュアルな素材感に、独特な光沢を放つナイロンツイルが品の良さをプラスします。「タンカー」35周年モデルとして色味を見直されたこちらのセージグリーンは、サラッと合わせても自然と馴染む程落ち着いた空気に仕上がっています。
着こなし2
ウエアとの異素材感がコーデにリズムをプラスする
ガウンコートにニットフリースパンツという着こなしに、「タンカー」のバックパックをプラス。ハットやローファーもバックパックと同色のブラックで揃えることで全体を引き締めつつ、ウェアとバッグの素材感のコントラストが着こなしに奥行きを描いています。チラッと見せるレスキューオレンジのアクセントも効果的!
着こなし3
“あえてのクラッチ”が都会的なストリートMIXを叶える
チルデンニットやタキシードパンツといったやや個性の強いアイテムをチョイスしていながら、全体をブラック×ホワイトでまとめることで品良くまとめあげた好例。キャップやスニーカーでストリート感を加味しつつも、クラッチバッグの登用により全体のシルエットをミニマルに仕上げている点は高ポイントです。
ハズレ無し。『ポーター』の世界観を味わえる人気シリーズ20選
ブランドの代名詞にもなっている「タンカー」をはじめ、『ポーター』にはロングセラーを記録し続けているシリーズが数多く存在します。毎シーズンごとに増え続け、その数なんと50以上! ここでは、その中でも人気の高い定番と注目モデルを厳選。大人にもマッチする、時代を経ても色褪せない名作ばかりを揃えました。
シリーズ1
タンカー
『ポーター』人気の火付け役であり、ブランドの永久定番でもある「タンカー」。ブリーフバッグやヘルメットバッグが有名ですが、昨今のビジネスカジュアルにも映えるこんなきれいめ顔のデイパックもおすすめです。MA-1をモチーフにしたフライトサテンと呼ばれるオリジナルの生地は中綿によってハリがあり、その軽さに反して美しいシルエットを生み出しています。同シリーズはナイロンバッグの概念を変えたといっても過言ではない、永遠のスタンダードです。
シリーズ2
ヒート
防弾チョッキにも使われる厚手のバリスティックナイロンをベースに、ハードでソリッドなデザインに仕立て上げたシリーズ。工業用資材であるターポリンやシートベルト素材などを巧みに組み合わせることで、ブラックの単色ながらも立体的なルックスに仕上げています。カジュアル使いはもちろん、ビジネスにおいてもタフで誠実な雰囲気を演出してくれることでしょう。
シリーズ3
クリップ
シンプルなデザインと、卓越した機能が魅力のロングセラーシリーズ「クリップ」。最大の特徴としてポリエステルの裏面にPVC加工を施した生地を使用しており、大切な荷物を雨から守る撥水性も備えています。ショルダーストラップや充実した内部収納など、ビジネスバッグとしても機能も申し分ありません。
シリーズ4
テンション
通常のナイロンの約3倍の耐摩耗性と、引裂強度をもつインビスタ社のコーデュラナイロンを使用したビジネス対応のシリーズ。光沢感を抑えたマットな風合いと、無駄な装飾のないシンプルなデザインから、どんなビジネススタイルにも取り入れられます。こちらのモデルは、サイドのジップを開くことでマチが6cm広がります。
シリーズ5
フリースタイル
レザーのような独特な質感は、高密度に織り上げた10号のキャンバスに透明なポリウレタンフィルムを圧着して生まれたもの。さらに完成後に1つひとつ手作業でもんでシワ感をプラスすることで、程良いカジュアル感も生み出しています。撥水性も備えているため、オフの日の遠出から大事な書類を持ってのオンまで幅広いシーンに対応可能です。
シリーズ6
マグナム
世界で初めてゴアテックスの技術をバッグに応用し、高度な防水・耐久性を実現した「マグナム」。吉田カバン70周年記念シリーズの1つで、2007年度グッドデザイン賞を受賞したモデルでもあります。ナイロンながらもコットンライクなボディの風合いと肉厚なヌメ革の取り合わせにより、カジュアルスタイルと抜群の相性を誇ります。
シリーズ7
ネットワーク
ナイロンオックスやナイロンツイルなど、織り方の異なるナイロンをパッチワーク風に組み合わせているのが特徴の「ネットワーク」。軽くて扱いやすく、リーズナブルであることから、1994年の登場以来ロングセラーを記録しています。生地裏にPVC加工を施しているため、防見た目のシンプルさに反して防水性能も高めです。
シリーズ8
バロン
1968年に発表された「バロン」は、最も古いシリーズの1つ。肉厚でソフトなグローブレザーを使用したバッグは肌馴染みも良く、当時と変わらぬクラシックなデザインで現在も老若男女問わず愛され続けています。なお、1997年にシリーズに追加された「バロンコレット」は従来より軽量性を重視してリデザインされたモノです。
シリーズ9
スモーキー
「タンカー」や「ヒート」と並んで『ポーター』を代表するシリーズの1つ。小物からビジネス、カジュアルとラインアップの幅が広いため、1度は手にしたことがある方もいるのではないでしょうか。素材はタテ糸にジンバブエコットン、ヨコ糸にコーデュラナイロンを用いた、オリジナルのコーデュラダック。裏地にも共地を採用した、贅沢かつヘビーデューティな仕立ても魅力です。
シリーズ10
ユニオン
1995年発売以来、そのコストパフォーマンスの高さからバックパックの定番としてロングセラーを続けている「ユニオン」。工具バッグやガーデニングバッグをモチーフにスポーティなテイストをプラスした、ありそうでなかった独特なデザインが特徴です。2016年秋冬から新色のグレーが加わり、より一層ビジネスへの汎用性も増しています。
シリーズ11
ボンド
航空機のタイヤコードなどに使われる、世界最高水準の66ナイロンを用いた強度の高い生地で作られた“ボンド”は、2016年にグッドデザイン賞を受賞したモデルの1つ。ミリタリーテイストをベースにした、立体的なポケットはデザインアクセントとしてだけでなく収納面でもお役立ちです。肉厚なステアレザーとのマッチが、高級感をあおります。
シリーズ12
スペック
ミリタリーアイテムに見られる機能に基づいたディテールを意識し、あくまでモダンなデザインに落とし込んだシリーズがこちら。ナイロン50%×コットン50%の混紡糸を高密度に織り上げたオリジナル生地の裏面にPVC加工を施し、自立するほどしっかりとしたハリ感を持たせています。
シリーズ13
レイン
ゴアバッグ用ファブリックと防水構造を採用することで、高い防水性を実現した「レイン」。世界で吉田カバンのみが使用しているゴアバッグ用ファブリックはキメが細かく、ハリとコシのある風合いが特徴です。ミリタリーバッグからインスパイアされたデザインも、素材のおかげかどこかクリーンな出で立ちに仕上がっています。
シリーズ14
ローカル
コットン×ナイロンを混紡したオックス生地に、オイルを含ませて味をもたせたレザーを組み合わせたカジュアルシリーズ。タンブラーで洗い込んで柔らかな風合いを出したオックス生地は肉厚でボリューム感があり、レザー同様の経年変化も楽しめます。ワントーンで仕上げることで、カジュアルな中にも大人が持つべき落ち着いたムードを醸成しています。
シリーズ15
ビュー
シンプルなデザインにマットな質感のナイロンポリエステルツイル地が引き立ち、クリーンで洗練された印象を与える「ビュー」。内部にクッション材入りのポケットを設けているので、ノートPCやタブレット端末などをそのまま収納できるのもうれしいポイントです。縫い目やジップを巧みに隠したソリッドなルックスは、スマートかつミニマルなビジネススタイルを構築してくれます。
シリーズ16
フレーム
2種類の異なるナイロン地を掛け合わせ、製品洗いをかけることで独特な風合いを生み出した「フレーム」シリーズ。ミリタリーにデザインソースを取りながら、いたって都会的でクリーンなイメージに仕上げています。くしゃっと軽い持ち味ながらタフなステッチワークとナイロンテープ使いにより、「タンカー」にも似たハリ感を持ち合わせています。
シリーズ17
フランク
2016年秋冬に新たにネイビーが加わり、より注目度が高まった人気シリーズ「フランク」。しっとりとしたホースレザーの風合いを最大限に生かすべく、金具を最小限に抑えて芯材もソフトなものを用いています。部分的なトリプルステッチは、補強だけでなく程良いデザインアクセントに。利便性を高める、取り外し可能なポーチも付属します。
シリーズ18
ソート
スーツスタイルとの相性が良い、シンプルなデザインを採用したビジネスシリーズ。キメの細かいレザーは牛ステアに特殊加工を施し、収縮させて生まれたものです。さらに透明感あるセミアリニン仕上げにより、使い込むほどにツヤがまして色みも深まっていく大人好みの一品に仕上げられています。
シリーズ19
タイム
タテ・ヨコにデニールの異なるコーデュラナイロンを使ったオリジナル生地を使用。表面に撥水・防汚効果のあるテフロンファブリック加工、裏面に防水・耐久性を高めるPVC加工が施されており、機能面は上々です。ノートPCとタブレット端末を同時に持ち歩けるポケット付きなので、ビジネスノマドには最適といえるでしょう。
シリーズ20
フラックス
シンプルですっきりとしたデザインと表情豊かなエンボス加工レザーを組み合わせ、気品溢れる落ち着いた佇まいに仕上げた「フラックス」。内部にペットボトルホルダーを設けるなど、端正な見た目とは裏腹の優れた機能も備えています。重厚感がありながら軽い持ち味なので、毎朝つい手が伸びてしまいそうです。
この記事の掲載アイテム一覧(全20商品)
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『ポーター』 タンカー デイパック
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『ポーター』 ヒート 3way ブリーフケース
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『ポーター』 クリップ ブリーフケース
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『ポーター』 テンション2WAY ブリーフケース
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『ポーター』 フリースタイル ショルダーバッグ
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『ポーター』 マグナム ショルダーバッグ
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『ポーター』 ネットワーク トートバッグ
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『ポーター』 バロン ショルダーバッグ
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『ポーター』 スモーキー ウエストバッグ
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『ポーター』 ユニオン リュックサック
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『ポーター』 ボンド 2WAY オーバーナイター
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『ポーター』 スペック 2WAY トートバッグ
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『ポーター』 レイン バックパック
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『ポーター』 ローカル 2WAYトートバッグ
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『ポーター』 ビュー 3WAY ブリーフケース
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『ポーター』 ハンディ ボストンバッグ
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『ポーター』 フランク 2WAYショルダーバッグ
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『ポーター』 ソート ビジネスバッグ
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『ポーター』 タイム 2WAY ブリーフケース
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『ポーター』 フラックス ブリーフケース
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