ナイキ エアマックスの今。注目作から最新作まで人気モデル早見表

ナイキ エアマックスの今。注目作から最新作まで人気モデル早見表

今のスニーカー人気の礎は90年代に培われたといって良い。当時、主役を担っていたのが『ナイキ』の「エアマックス」。今なお色褪せない魅力を名モデルとともに振り返る。

菊地 亮

2020.02.18

ナイキ(NIKE)
スニーカー
定番・名作

エアマックスの超長期的人気は、ここからはじまった

『ナイキ』の代名詞ともいえるエアを開発したのは、航空宇宙エンジニアとして活躍していたマリオン・フランクリン・ルーディー氏である。これまでに培った技術を他分野でも生かせないかと考えた彼は、ソールの中にエアバッグを搭載するイノベーションを開発。多くのシューズ会社に売り込むも、興味を示したのは『ナイキ』社だけだった。1977年のことである。その後に訪れる80年代は、シューズデザインやテクノロジーにおいて新たな“何か”を模索する時代だった。『ナイキ』もご多分にもれずで、その試行錯誤の先に「エアマックス」があった。

新たな“何か”を模索していたのは音楽を含むカルチャーにもいえる。80年代後半からHIPHOPが浸透し、ブリットポップがヒットチャートを席巻し始めた。90年代に入るとスポーツとカルチャーの融合が図られ、スポーツウェアがファッションとしても受け入れられるようになった。そんな時代の変化を敏感に感じとったのが、伝説的シューズデザイナーであるティンカー・ハットフィールド氏。同氏は、87年に「エアマックス1 OG」を発表し、以降は数々の名作が誕生していく。国内では、「エアマックス95」が爆発的ヒットを記録。社会現象まで引き起こしたことはもはや語り草である。

生きる伝説。人気銘柄の中でも革新的だった新旧5つのエアマックス

これまで、「エア マックス」の名の下にさまざまなモデルが発表されてきた。その熱は、90年代リバイバルのファッショントレンドも手伝って、今もなお冷めやらない。新モデルも登場し、ますます人気を博す新旧の5モデルについてここでは紹介しよう。

アイテム1「エアマックス90」

90年に誕生したのが、初代のデザインを踏襲しよりテクニカルなデザインへアップデートされた3代目の「エアマックス90」。ナイキ独自の衝撃吸収システムであり心臓部ともいえる、“ビジブルエア”の拡張を図り、それをTPUパーツで覆うことによりさらに強調させている。細部にプラパーツを組み合わせフィーチャリスティックな印象を植え付けた点も評価される点だろう。蛍光色のインフラレッドのファーストカラーは、やがて「エアマックス」の象徴的一足となっていく。

ナイキの定番スニーカー。今さら聞けないエアマックス90の奥深き世界

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『ナイキ』のスニーカーのなかでも定番として知られるエアマックス90。その魅力とともに、現行モデルを一挙公開。進化し続ける名作を、あらためて堪能しましょう。

Roaster

アイテム2「エアマックス95」

95年には、『ナイキ』のシューズデザイナー、セルジオ・ロザーノ氏が人体に着想を得てデザインした「エアマックス95」が登場。前足部までビジブルエアを採用したとして当時話題を呼んだモデルでもある。特筆すべきは背骨を想起させる奇抜な姿と斬新な配色だろう。通称“イエローグラデ”は、多くのファッションピープルを虜にし、取引価格として約60万円を記録するまでに。そんな価値の高騰も相まって“エアマックス狩り”なる社会現象まで巻き起こした。復刻版として発売された写真のOGモデルも、未だプレミア価格となっているのが人気の証拠。

エアマックス95を取り入れるポイントとコーデサンプル

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『ナイキ』のエアマックス95を取り入れたコーデのコツを実例とともにご紹介。その魅力や新たなカラーバリエーションも合わせてチェックしましょう。

橋本 裕一

アイテム3「エア ヴェイパーマックス」

“空気の上を走る”をコンセプトに開発された“ヴェイパーマックス”は、2017年に発表されたもの。開発までに7年を要し、多くの開発者やデザイナー、マーケッターが参画したことを考えれば、その本気度は容易に想像がつくだろう。主にデザインを務めた2名に日本人がいるのも興味深い。そして、何より驚きなのは、これまでの一足に匹敵する機能をアッパーとソールのみのシンプルな構造で表現した点。その意味では、このモデルの意義は大きい。

ナイキエアの注目作。エア ヴェイパーマックスは見た目も機能も最先端

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『ナイキ』が誇るエアマックスを、より進化させたエア ヴェイパーマックス。同ブランドらしい最新テクノロジーを掘り下げつつ、今購入できるラインアップに迫る。

小林 大甫

アイテム4「エアマックス720」

2018年登場し話題をさらったのが「エアマックス720」。なにより着目すべきはアウトソール。エアの投入によるソールの肉厚さは『ナイキ』スニーカーの特徴ともいえるが、その中でもさらに分厚いエアユニットを搭載している。当然のごとくそのクッション性と安定性は群を抜き、足にすこぶるやさしいスニーカーとして認知。しかも、ソールに通気口を作ることで靴内の通気性を確保する斬新なシステムも備えている。

アイテム5「エアマックス270」

「720」同様、2018年に発売された「エアマックス270」。「エアマックス」シリーズでは、「90」「95」「97」といったモデルのインパクトが強烈だっただけに、そのリバイバルモデルもいまだ根強い人気を誇る。ただ、従来のモデルではランニングシューズとして開発されてきたが、こちらでは『ナイキ』初となるライフスタイルシューズとして製造。「93」と「180」から着想を得て開発されたことにモデル名は由来し、大型エアソールや機能的なアッパーは、まさしく現代版エアマックスといって差し支えないだろう。

定番から通好みまで。エアマックスのおすすめモデル5選

先述してきたモデルは、長きにわたり支持を得る「エアマックス」コレクションの氷山の一角にすぎない。紹介しきれていない数多のモデルの中から、とりわけ知っておくべき、持っておくべきモデルを厳選した。

アイテム6「エアマックス97」

ウェーブ状のリフレクティブ素材をあしらった姿は、まさしく近未来的デザインの傑作。通称“サイバーマックス”とも呼ばれた傑作中の傑作である。史上初のフルレングス・ビジブルエアを搭載した一足でも知られ、こちらは誕生20周年を記念した限定モデル。

アイテム7「エアマックス200」

クッションフォームと新しいマックスエアユニットとの連携が、一日中快適な歩行をフルサポート。メッシュ時のアッパーは通気性に溢れ、足をやさしく包み込む。プラスチッククリップと縫い目のないデザインがコンテンポラリーな姿を印象付ける要因だ。

アイテム8「エアマックス2 ライト」

このオリジンが誕生したのは94年。クッション性を維持しつつ軽量化を第一に推し進めていた時代で、こちらは当時の最新鋭にして質の高さを絶賛されたモデル。レトロな配色にも注目が集まったが、こちらはランニングシューズをストリート向けに仕上げている。

アイテム9「エアマックス98」

衝撃的な一足「97」から、流線的なデザインやシャープなフォルムを継承。フルレングスのビジブルエアも備えながら、より性能を進化させている。こちらは合成素材のアッパーが歩きやすさを誘発し、高度な衝撃吸収性や軽さが快適さを後押しする。

アイテム10「エアマックス180」

アウトソール側にまでビジブルエアを搭載するなんとも大胆なアウトソールを採用。エアが直接路面と触れるようになった初のモデルである。当初は異なるラインで発表していたが、2013年の復刻を機に仲間入り。シリーズの進化に大きく寄与したモデルとしても有名。

エアマックスの着こなし参考集

エアマックスの存在感はコーディネートを組むうえでも大きな助けになる。90年代の着こなしを参考にしてもよし、今を意識してもよし。きれいめなスタイルにも選び方次第ではすんなりハマる。ここにあげるコーデサンプルを見ながら、参考にしていただきたい。

まさに90年代後半を象徴するような着こなしだ。ベースはシンプルなスウェット&ワークパンツ。その上にゆとりのあるダウンジャケットをラフに羽織り、極め付けはその重厚さに引けを取らない肉厚ソールのエアマックス。一周回って新しさを感じさせるストリートスタイル。

フルオープンのシャツの上からラフに羽織ったダウンジャケット。そのカラーパレットからはラフさの中にどこか洗練さをにじませる。呼応させるかのように選んだパンツはスラックス。品行方正な佇まいを支えるクリーンな「エアマックス」によるバランスの良さも光る。

モノトーンで全身をまとめ、クリーンなケーブル編みのタートルニットをインさせた上品なスタイリング。シンプルにまとめたからこそ、野暮ったく見せないワイドパンツの合わせや、各所のサイジングの妙が光る。ソフトとシャープのバランスをとる黒の「エアマックス」の選びもお見事。

着用しているのはパーカーとデニム。直球的定番アイテムをいたってミニマルに合わせた着こなしだが、しゃれて見えるそのわけはとにもかくにもサイジング。ヒップを覆うほどの黒パーカーにシャープなデニムによるギャップがスマートさを演出。足元にボリュームを持たせた点も秀逸だ。

大柄なダウンジャケットにワイドシルエットのコーデュロイパンツと聞くと、どうにも朴訥なイメージを思いがち。ただ、それを軽やかにいなしているのが随所に挿した白。長丈のカットソー、そして肉厚な「エアマックス」が、全体をマイルドに仕上げてくれる。

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本間 新

地方の出版社にて編集を経験した後、独立。フリーのエディター・ライターとしてメンズファッションを中心に、スポーツ、グルメ、音楽など幅広い分野で活動。現在は、生まれ故郷である岩手県、そして東北の魅力を発信すべく東奔西走中。
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