愛すべき定番。スウェットとネルシャツの魅力を再確認

愛すべき定番。スウェットとネルシャツの魅力を再確認

いつの時代も、大人の鉄板コーデとして君臨し続けるスエット×ネルシャツ。その魅力を改めて知るとともに、押さえるべきブランドとコーディネート術も解説していきます。

山崎 サトシ

2017.01.18

トップス
冬の着こなし・コーデ

普遍的な人気を誇る、スウェットとネルシャツ。その魅力に迫る

ファッショントレンドが驚くべきスピードで変化していく昨今。ですが、スウェットとネルシャツはどんなときでも変わることなくTASCLAP世代の定番であり続けています。当記事では両者が色褪せない人気を誇る理由を再確認しつつ、鉄板ブランドや今季らしい着こなし術も併せてご紹介します。

カジュアルスタイルの定番。スウェットが大人を魅了するわけ

まずは、あらゆるカジュアルスタイルの定番であるスウェットの魅力からフォーカス。時代を超え、タイムレスに大人たちから愛され続けるその理由を掘り下げていきます。

魅力1着るだけで程良く抜けたニュアンスを出せる

柔らかな風合いを備え、気負わずに袖を通せるスウェットは、着るだけでリラックスした表情を生んでくれるアイテム。つまり、着こなしにプラスすれば、簡単に抜け感ある雰囲気に仕上がるんです。手軽に取り入れられて、かつ効果は絶大とくれば、活用しない手はないでしょう。

魅力2とにかく着心地が気持ちいい

本来、スウェットはスポーツシーンで用いられていたアイテム。ようは、優れた快適性も有しているんです。ジャージィ編みならではの高いストレッチ性、ふんわりとした肌触り、不快さを感じさせないハイレベルな吸汗性etc……。心地よさに溢れたその着心地も、間違いなく人々を惹きつける理由のひとつです。

魅力3ずっと付き合っていけるタフさ

前述のように快適性に秀でるスウェットですが、肉厚なボディーなため耐久性も随一! よほど作りが粗悪なものでないかぎり、多少洗ったぐらいではへたりません。だから、長いスパンで付き合っていけるんです。しかも着込むほどにいい感じで色褪せて味が深まるというメリットも。

ワードローブの代表格。ネルシャツが大人を魅了するわけ

続いてはネルシャツのストロングポイントをご紹介。いまや普遍的ワードローブの代名詞ともなったこのアイテムは、どんな魅力を備えているのでしょうか。早速見ていきましょう。

魅力1着れば即座に香り立つアメカジテイスト

ネルシャツはTASCLAP世代の大好きなアメリカンカジュアルスタイルにおける永世定番。ゆえに、小細工なしでサラッと着るだけでもアメカジ的なニュアンスが立ち上がります。これはネルシャツの大きな利点。スウェットの下からチラリと見せるだけでも効果は満点です。

魅力2着こなしに柔和なムードを与える、ほっこりした表情

フランネル素材は紡毛糸を使って織り上げられているため、やや毛羽立ちのあるタッチ。このほっこりした素材感が、装いにあったかいムードをもたらしてくれるんです。どんなコーディネートも、ネルシャツをプラスするだけで温もりのあるこなれたスタイルに仕上がります。

魅力3圧倒的に豊富なバリエーション

一口に“ネルシャツ”といっても、そのデザインは本当にさまざま。世には数え切れないぐらいのバリエーションが存在しています。そんな振り幅の広さもまた、ネルシャツのおもしろさといえるでしょう。自分なりの自由なセンスで楽しめるワードローブなんです。

やっぱり欲しいのはこれ。ボクらが頼れる安定感抜群のトップブランドの名作

ネルシャツもスウェットもいろいろなものがありますが、やっぱり頼れるのは名の知れたトップブランドの逸品。ここからは有力ブランドが展開しているスウェット&ネルシャツを各5点ずつリコメンドしていきます。

スウェット編

はじめにスウェットのオススメブランドからご紹介。インポートの老舗から国内の実力派ブランドまで、幅広くピックアップしてみました。どれも極上のクオリティを備えています。

『レミ レリーフ』

究極なアメリカンベーシックを追求するジャパンブランドで、デザイナーを務めるのは後藤 豊氏。量ではなく質にこだわったアイテムを展開しているブランドです。この裏毛スウェットは、化学薬品の力に頼らない、エコなヴィンテージ加工で褪色感を出しているのがミソ。Vガゼットやロングリブといったクラシカルなディテールも見どころのひとつに。

『チャンピオン』

『チャンピオン』は“キング・オブ・スウェット”とも称される、米国生まれの老舗ブランド。1919年にロチェスター州で誕生しました。写真のスウェットは、生地を横向きに使うことで縦縮みを軽減し、さらにサイドリブを配することで横縮みを防止したお馴染みのリバースウィーブモデル。程良い肉感の10オンスなので、多彩なシーズンで活躍してくれます。

『フィルメランジェ』

『フィルメランジェ』は設立からメイド・イン・ジャパンを貫き続ける国産ブランドで、2007年にスタート。ハイクオリティなスウェットは、男女問わず愛されています。写真の人気モデル「BYRD3」は超長綿と掛け合わせて紡績された、エコなリサイクルコットンを素材に使用。裏面はオーガニックコットン使いの吊り裏毛生地で、この上なく柔らかなタッチです。

『ループウィラー』

昔ながらの伝統的な吊り編み機を駆使して、上質なスウェットシャツを製作する『ループウィラー』。鈴木 諭氏によって1999年に立ち上げられました。ラグランスリーブの1枚は『グラフペーパー』とのコラボレートモデルで、ややゆったりとした別注サイズ。また、適度に空気を含んだスウェット生地は絶妙なソフトさ&コシを兼ね備えています。

『ラコステ』

ご存じ、スポーツ界の名門ブランド『ラコステ』は、テニスプレイヤーのルネ・ラコステが1933年に創業。ポロシャツがアイコニックなアイテムですが、スウェットもファッションシーンで高い支持を集めています。ロゴ入りのシンプルなグレースウェットは、無撚糸で編み上げているだけあってふわふわな風合い。肌当たりの滑らかなフラットシーマ縫製も魅力です。

ネルシャツ編

続いてはネルシャツのイチ押しブランドをお披露目。いずれのブランドもネルシャツを定番展開しているだけあって、そのクオリティはどこも負けず劣らずハイレベル。着こなしの格上げを約束します。

『ペンドルトン』

1909年に、オレゴン州・ペンドルトンに自社紡績工場を創業したところから歴史をスタートさせた『ペンドルトン』。ネルシャツとウールブランケットが同ブランドを代表する製品です。両胸のポケットとオープンカラーが特徴的な1枚は、定番アイテムとして不動の存在となっているボードシャツ。ジャパンフィットなのでサイズ感はすっきりとしています。

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アメリカンな雰囲気を放つウール素材のブランケットやシャツで知られる『ペンドルトン』。これからの季節に活躍するシャツにフォーカスし、その魅力を深掘りします。

ai sato

『ヒステリックグラマー』

北村信彦氏によって1984年に始動した『ヒステリックグラマー』。1960~80年代にかけてのロック・アート・サブカルチャーの要素を取り入れ、コレクションを展開しています。ネルシャツはブランドが常に展開している人気アイテムで、この一枚は裏起毛でしっかりとした風合いと着心地のよさが特長。男らしい雰囲気を際立たせる無骨なシルエットもそそるポイントですね。

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設立から35年以上が経つ現在も、独自のスタンスを貫く『ヒステリックグラマー』。ブランドの顔であるデニムから注目の最新アイテムまで、余すところなくナビゲートします。

山崎 サトシ

『TMT』

『TMT』は1999年に産声をあげたドメスティックブランド。アメリカンカジュアルを絶対的なベースとして、ワーク・ミリタリー・ネイティブ・スポーツといったファクターを巧妙に取り入れています。オリジナルのバッファローチェックがプリントされたネルシャツは、ジャパンメイドの確かなクオリティ。さらに、独自のウォッシュ加工で着古したような質感を出しています。

『パタゴニア』

イボン・シュイナード氏が1973年に設立した米国のアウトドアブランド。品質の高さもさることながら、地球環境へ配慮した物作りでも知られています。この逸品も例に漏れず、素材には薬品を使わずに栽培されたオーガニックコットンを100%使用。厚手なシャツなので、ライトアウターとしても活用できます。日本人の体型にあったアジアフィットも高評価!

『カトー』

アパレル業界で長年経験を積んだ加藤 博氏により、1999年に発足された『カトー』。アメカジやアメトラの要素を多く内包したコレクションを発信しています。ネルシャツはリピーターが絶えない、ブランドの誇る大定番アイテム。このモデルは丸みを帯びた胸ポケットや猫目ボタンなど、さりげないセンスが光っています。また、厚手過ぎないのでオールシーズン着用可能です。

古き良き定番同士だから相性抜群。スウェット×ネルシャツを今っぽく着こなすには

スウェットとネルシャツはどちらもファッションシーンにおける王道アイテムだけに、相性は申し分ありません。ただし、定番コーデでも今っぽさの注入は絶対に必要。ちまたのファッショニスタの装いを参考にして、今どき感をプラスしてみましょう。

ダウンベストとの着合わせでアウトドアテイストを入手

ネルシャツにレタードスウェット、ボトムスにはイージーパンツというスポーツアメカジコーデが基盤。そこにダウンベストを落とし込むことで、流行のアウトドアテイストも上手くブレンド! 旬な着こなしへと昇華しました。

カラーの明るさに差をつけてリズミカルな重ね着に

着こなしのメインアイテムであるデニム&スウェットは落ち着いたネイビーカラー。対照的に、インナーのネルシャツは刺激的なイエローカラーをチョイスしました。アイテム数を抑えたコーデでも、色使いに気を配ればメリハリたっぷりに。

トラッド×カジュアルのミックス感が絶妙

アメカジテイスト漂うスウェット×チェックネルシャツの重ね着コーデに、きれいめ感漂うチェスターコートをオン。トラッドさとカジュアルさが競演するスタイルに仕上げました。靴下でシャツの色を拾うテクニックも小粋!

モノトーンの装いをチェックネルでハズす

モノトーンのアイテムを多用した男っぽいスト系スタイル。インナーにはあえて華やかな配色のネルシャツをセレクトし、単調なイメージに見えないように配慮しました。ネルシャツはチラ見せでも印象を大きく変えられるアイテムなんです。

重ね着以外でのコンビネーションだってあり!

ネルシャツの上にスウェットを重ねるだけが、両者の活用術ではありません。こんな風に腰に鮮やかなネルシャツを巻いて、シンプルな無地スウェットスタイルにアクセントを付けるのも良手です。白スニーカーでクリーンさも加味。

あっさりスタイルにさりげなく柄をプラス

グレースウェットに黒のデニム、ハット、スニーカーを合わせた至ってプレーンな着こなしも、中からネルシャツの柄を覗かせればこなれた雰囲気に。これぐらいのわざとらしくないネルシャツ使いが、大人にはちょうど良いんです。

アメカジ&ミリタリーのコンビスタイル

文字入りスウェット、ネルシャツ、ストレートデニムと、アメカジの王道アイテムを中心にコーディネート。ただし、アウターのみミリタリーテイストなコンビ素材のMA-1を選択。アメカジ×ミリタリーの異テイストミックスを実現しました。

小物とシャツのカラーをリンクさせ、一体感を演出

ブロックチェックネルシャツのレッドを、スヌードとニットキャップで拾って着こなしに統一感をメイク。ダークトーンのスウェットでコーデを引き締めているのもさすがです。ボリューミーなブーツもアイキャッチとして作用。

無地でまとめたからこそ、中のチェックが際立つ

カシミア混のステンカラーコートを始め、スウェット、デニムのすべてをシンプルデザインで統一。簡潔に徹したからこそ、中に挿したチェックネルシャツがスパイスとして高い効果を発揮します。高レベルで計算された引き算コーデですね。

各所に小技を光らせたニクいコーディネート!

スウェットに配されたプリントの色とネルシャツカラーを同調させたり、ボトムスのロールアップで軽快感をまとわせたりと、小技を各所に忍ばせた洒脱な佇まい。ベーシックな中にもセンスを感じさせる、大人カジュアルの模範解答です。

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スウェットは定番中の定番アイテムですが、それだけに選択肢が多く、選ぶ際に頭を悩ませがち。そこで、真っ先に押さえておきたい15ブランドを厳選してご紹介します。

髙須賀 哲

アフロ歴15年のファッションライターで、趣味はヴィンテージモノの収集とソーシャルゲーム。メンズファッション誌を中心として、WEBマガジンやブランドカタログでも執筆する。得意ジャンルはアメカジで、特にデニム・スタジャン・インディアンジュエリーが大好物!
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