気取って見せない。ハットを取り入れるための3箇条
大人っぽい印象が人気のハットは、今年も継続してトレンド小物の座をキープ中。気取りすぎない、けれどおしゃれに見えるハットのテクニックとコーデを紹介します。
「ハットでおしゃれ度が上がる」と聞くけれど、それって本当?
ハットは春夏から続くトレンドであると同時に、シックで温かみのあるイメージから秋冬も人気は継続中。いつものコーディネートにハットを1つ加えるだけで、新鮮味と大人っぽい雰囲気をプラスしてくれるので、全身のおしゃれ度もぐっと上がります。
おしゃれなサンプルから探る。ハットを上手に取り入れるコツ3箇条
ハットでおしゃれ度を上げる秘訣は、コツさえ押さえれば実は簡単。
洗練されていて大人っぽいカジュアルスタイルを完成させるための最低限のコツ3箇条と、それを実践するおしゃれサンプルを具体的に見てみましょう。
ポイント1
ちょいつば広めでエレガントに
大人びた雰囲気が人気のハットの主流は、ロングプリム(つばが広い)タイプのもの。カジュアル色の強いスタイルをベースにハットをプラスすることで、コーデ全体にエレガントでおしゃれ度の高いアクセントを加えることができます。全身のボリュームバランスも取りやすく、大きなつばとの対照で小顔効果が望めることもうれしいポイントです。
シャツとストレートジーンズを合わせたシンプルなシルエットのスタイルに、つば(プリム)が広めのフェルト素材ハットをプラス。カジュアルなスタイルが小物1つでぐっと大人っぽく格上げされます。深みのあるネイビーの色合いでエレガントさもアップ。
デニムの上下に合わせてフーディをインナーに着用したカジュアル色の強いコーディネートに、シックで上品なハットをオン。高級素材で上品なつば広ハットが、着こなしをぐっと洗練させてセンスの良い大人コーデに仕上げてくれます。
ポイント2
活用するシーズンに合わせた素材選び
シーズンをこえてトレンドが長く続いているハットは、もともとさまざまなマテリアルでつくられてきたバリエーションの広いもの。秋冬にはやはり王道のウールやファー素材のフェルト生地ハットをチョイスしたい一方、盛夏にはストロー(わら)素材やコットン、ヘンプなど通気性があり軽快な印象のモデルをコーデに合わせるのが着こなしのコツです。
保温性に優れた厚手アウターを着用する冬場には、毛足の短いラビットファーを用いたフェルト素材のつば広ハットをセレクト。温かみのある生地の風合いと、深いネイビーブルーの色みが、男らしい冬コーデを完成してくれます。
『バブアー』のジャケットを主役にアースカラーでまとめた男らしい着こなし。フェルト素材のハットをコーデのお供にすれば、防寒対策だけでなく見た目にも暖かな着こなしが仕上がります。
ポイント3
コーディネートの一部と色がリンクしたハットを選ぶ
ハット初心者におすすめしたいのが、着用しているウェアや小物などコーディネートの一部とリンクした色のハットをチョイスすること。帽子だけが悪目立ちすることなく、コーディネートに自然に馴染むので、着こなし全体がこなれて見え、おしゃれ上級者の装いを簡単に手に入れることができます。
ベージュや薄グレーなど淡いカラーリングで構築したコーディネートには、スエードブルゾンと同じベージュのフェルトハットを選択。色と質感をウェアと小物でリンクさせることによって、着こなしに一体感が生まれます。
光沢感がきれいな明るいネイビーのサテンブルゾンがコーデの主役ならば、合わせるハットも同系色のネイビーに。ほかのアイテムは色みを抑えているので、ブルゾンとハットのブルー系カラーがとても印象的に目に映ります。
今季おすすめ。センスアップを叶えるハット10選
ハットはそのデザイン性の高い見た目だけでなく、防寒や日よけ効果もあるアイテム。もちろん、いつものコーデの格上げにも持ってこいのアイテムなので挑戦する価値大です。おすすめの中から、ぜひ自分に似合うモデルをぜひ見つけてください。
『キジマタカユキ』
日本人デザイナーが発信する帽子ブランド『キジマタカユキ』は、ものづくりの高いクオリティとデザイン性で多くのファンを魅了しています。シンプルながら絶妙な丸みを帯びたフェルト素材のハットは、かぶるだけで着こなしに上品さと洗練をプラスしてくれる力強い味方。
『5525ギャラリー』×『キジマタカユキ』
国内外から評価の高い『キジマタカユキ』の帽子は、有名セレクトショップの別注モデルとしても多くの型を展開。こちらは、装飾のないシンプルなつば広ハットのプリムの一部に切り込みのようなデザインを加えることで、ぐっとモードな雰囲気に仕上げています。
『603』
『ミッドウエスト』のディレクターズレーベル『603』のこちらのハットは、無駄のないシンプルなデザインで大人の着こなしに合わせやすい1点。また、やわらかいライトブラウンの色みが暗くなりがちな冬の着こなしに映えること間違いなし!
『ユナイテッドトウキョウ』
毛足の長い上質なラビットファー素材のフェルトを使用したつば広ハット。高級素材で、全身コーディネートのバランスが取りやすい大きさなので、普段のスタイリングに1つプラスするだけで、ワンランク上の装いが完成します。
『マニエラ』
日本人デザイナーが小物を中心に展開するブランド『マニエラ』がデザインしたのは、丸みを帯びたシンプルなデザインのウールハット。無駄のない形だからこそ、かぶる際のつばの角度によって、さまざまなイメージを生み出すのも魅力の1つです。
『ニューヨークハット』
ベージュグレーの落ち着いたカラーリングとサイドのフェザー装飾がシックな印象のこちらのハットは、オーソドックな定番型なのでフォーマルファッションにも合わせられるもの。長く愛用していきたい、しっかりしたつくりの帽子です。
『ロックアンドカンパニー』
300年以上も前に英国老舗帽子店としてスタートした『ロック』のウールハットは、そのつばの柔らかな見た目どおり、ローラブル(=丸められる)なつくり。シンプルを極めた完璧なスタイルは、フォーマルにもカジュアルにもコーディネートすることができます。
『ブリクストン』
ストリート系帽子ブランドとしての顔を持つ『ブリクストン』のデザインするつば広ハットは、赤みを帯びたブラウンカラーやあごひもを兼ねたレザー装飾がアクセントになった個性的なモデル。カジュアルスタイルをぴりっと引き締める頼れる小物です。
『サンフランシスコハット』ロングプリムハット
無駄のないロングプリム(つばが長い)スタイルに、黒のリボン装飾を回したシンプルなデザイン。メンズ小物には珍しい明るいマスタードイエローのハットは、全体が暗くなりがちな冬のコーディネートに明るい差し色効果も期待できます。
『ウィゴー』
トレンドのつば広型に仕上げられたペーパー素材を編み込んだハット。装飾を省いたシンプルなデザインでありながら、クラウンの深さがある大人っぽい形なので、春夏スタイルを大人テイストに格上げするアイテムとして活躍しそうです。
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