オーラリーとは? 売り切れ御免の人気アイテムと今っぽさのヒント

オーラリーとは? 売り切れ御免の人気アイテムと今っぽさのヒント

今や大人たちがこぞって『オーラリー』の服を手にとっている。デザインはいたってシンプルで、形もオーソドックス。でも惹きつけられるそのワケをアイテムと共に読み解く。

菊地 亮

2020.02.13

オーラリー(AURALEE)
ブランドまとめ

『オーラリー』とは

2015年の春夏コレクションでデビューを飾った『オーラリー』。デザイナーは、数々のブランドでパタンナーやデザイナーとして活躍してきた岩井良太氏である。そのコレクションは、ある意味ボーダレス。ジャンル、ジェンダー、国、カルチャー、あらゆる垣根を超えたフラットな目線から作られるアイテムの数々は、生活に自然と溶け込んでいく。その軸となるのがオリジナルの素材。袖を通した時に感じる心地よさや独自性は、本物志向の大人を中心に絶大な支持を得る。

業界人がこぞって支持する『オーラリー』ならではの魅力とは

決して奇をてらってはいなけれど印象に残る。その所以は、細部にまでいたるこだわり。例えば素材やシルエット。岩井氏は、服だけでなく素材もデザインする。コットンベースながらシャリっとした生地感を出したデビュー当時のアイテムなどを見れば、『オーラリー』がどれほどひと目ではわからない部分に情熱を傾けているかがわかる。ミニマルなのに惹きつけられる、ゆったりめなのにシュッとしている、そんな些細なギャップに『オーラリー』のすごさが凝縮されている。

通販でも買えるオーラリー。人気のアイテムをピックアップ

『オーラリー』の直営店が青山に誕生したのは今から3年ほど前。今では多くのファンが足繁く通うが、中には時間がなかなかとれないなんて人も。そんな人たちの背中を押すのが通販。なかでも推したいアイテムがこちら。

アイテム1コーデュロイジャケット

コーディロイ生地で仕上げられたジャケットながら、放たれる光沢はまるでベルベットのよう。そのワケは、独特なぬめり感のあるインドのハイブリッド超長綿に、国産のオリジナルシルキーコットンを掛け合わせ、しっかり打ち込んで織り上げた生地のため。

アイテム2メルトンステンカラーコート

長めの着丈は体をすっぽりと包み込み、大胆に入れたチェック柄がスタイルに華やぎを生む。しかも、素材は極細繊維のスーパー140sのウールを使用した二重織りのメルトン。見た目にも楽しく、その上風合いの良さと程良いハリ感を備えた『オーラリー』らしい一着。

アイテム3タートルクルーネックニット

使用しているのは、モンゴル産のフタコブラクダのウール。しかも、生後5ヵ月までのもののみを選んで使用するこだわりよう。そのため触感は非常に柔らかく、しなやかな落ち感を携える。その贅沢かつマニアックな素材の魅力は、袖を通してこそわかる。

アイテム4コーデュロイスラックス

上記で紹介したジャケットと同素材で仕上げたコーデュロイスラックス。ジャケット同様こだわりのオリジナルファブリックがほのかな光沢を放ち、カジュアルさと品の良さを良い塩梅で備える。ウォッシュド加工を施したことでこなれ感もプラス。

アイテム5ワイドショーツ

夏はまだ先と高を括るなかれ。細番手のフィンクスコットンを高密度で織り上げたこちらのショーツは、薄手で夏にピッタリな軽やかさ。ただ、コシもしっかりあるためダラッとしたそぶりは微塵も見せない。きっと今年の夏の強力な武器となるにちがいない。

アイテム6ショートスリーブスウェット

素材に強みのある『オーラリー』ゆえに、その魅力を存分に楽しめるアイテムかもしれない。使用しているのは綿の中でも上位に食い込むスーピマコットン。極細番手の糸をハイゲージで編みこんだ裏毛起毛の生地だけに、なめらかでふんわりとした風合いを楽しめる。

アイテム7メルトンピーコート

一見、ベーシックなお馴染みのピーコートだが、着用時に違いが感られる。素材は極細繊維のスーパー100sのウールを使用したとりわけ柔らかいもの。それを、打ち込みを強めた二重織りで仕上げ、表面にビーバー加工を施し風合い豊かに作り込んでいる。

アイテム8シームレスポケットT

シンプルなアイテムゆえに、『オーラリー』の生地へのこだわりが伝わる一品だ。超長綿を使用し、柔らかくふっくらとした生地感に仕上げているため着心地はすこぶる優しい。その上、シームレスで仕上げた丸胴仕立てゆえ、ストレスなく着られる。

アイテム9ファティーグジャケット

上質なリネンで仕立てられたこちらのジャケットは、洗いをかけることで滑らかさが増し、まるでコットンのような着心地を味わうことができる。オーバーシルエットゆえ、ラフに羽織れ、袖とわき下にアジャスターを備えているためフィッティングも自由自在。

『オーラリー』のデザイナー・岩井氏が手掛ける『デサントポーズ』にも注目

『デサントポーズ』もまた、2015年にスタートしたブランドである。その名からも推測できるように、その母体はアルペンスキーや野球、ゴルフウェアなどで実績のある『デサント』。同社がこれまで培ってきたスポーツウェアにおけるテクノロジーを普段着に落とし込んだラインである。そして、こちらのデザインも岩井氏が担当。機能がもたらす心地よさ、そして岩井氏のフィルターを通しデザインされるアイテムの数々は、今や大人のデイリーウェアの定番として君臨している。

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菊地 亮

地方の出版社にて編集を経験した後、独立。フリーのエディター・ライターとしてメンズファッションを中心に、スポーツ、グルメ、音楽など幅広い分野で活動。現在は、生まれ故郷である岩手県、そして東北の魅力を発信すべく東奔西走中。
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