財布の教科書。大人のための選び方と名品18選

財布の教科書。大人のための選び方と名品18選

30代以上の男性に向けた、財布選びのポイントをご紹介。デザインや素材、色などの視点と豆知識とともに、人気のブランドや値段別のおすすめリストもお届けします。

近間 恭子

2017.03.19

財布・ケース

何を選ぶにしてもマストです。大人が選ぶ財布の絶対条件

着こなしに直接関係しない財布は、基本的に自分の好みで選んでOK。でも、あまりに派手な見た目や子供っぽい財布は、大人には不釣り合い。どんなデザイン&色であっても、レザーであることは大人が選ぶ財布の絶対条件なのです。

財布を選ぶ視点とは? こだわるべきポイントはこの3点

ひと言でレザーの財布といっても、デザインや色はさまざま。それぞれどんな印象を与えるのか、どんな人におすすめなのか。その違いをここでは詳しく解説します。

ポイント1長財布? 2つ折り? デザインの違いは何につながる?

財布を新調するときにまず悩むのがデザイン。長財布から小銭入れまで、それぞれの特徴とどんな人に向いているのかを紹介します。それが購入時のヒントになるはず。

長財布

収納力が高く、最近は男性からも人気の高い長財布。2つ折りよりも貫禄をアピールできる反面、携帯性が低いのが難点です。ラウンドファスナータイプはなおさら。ポケットではなく、きちんとバッグに収納する人向きのデザインです。

2つ折り(3つ折り)

2つ折りや3つ折りの財布の魅力は、パンツのヒップポケットに入れて気軽に持ち歩ける携帯性。長財布に比べると収納力は低いものの、普段使いにはまったく問題ないと思います。財布はコンパクトに持ちたい派におすすめ。

L字パース

ファスナーをL字に施した財布のことで、開けたときに中のものが落ちにくいのが利点。長財布・2つ折りに限らず、スマートながらも収納力に優れています。ただ、視認性は期待できないので、支払いをスムーズに済ませたいという人には向かないかも。

小銭入れ

小銭を入れるのに特化した財布で、小銭入れのない長財布とセットで持つことが多いです。また、小銭入れは角型や馬蹄型など、デザインのバリエーションが多いのも特徴。ちょっとした買い物のときは、コンパクトな小銭入れが便利かも。

ポイント2目の肥えた大人はレザーの違いも知らなきゃNG

大人の財布はレザーであることが絶対条件ですが、その種類によって与える印象も変わってきます。それぞれのメリットとデメリットともに、それぞれの違いをきちんと知っておきましょう。

コードバン

馬の臀部から採れるレザー指すコードバンは、“キング・オブ・レザー”とも称されています。キメが細かくてしっとりとした質感ながら、耐久性はなんと牛革の3倍。傷に強く、使い込むと美しい光沢が生まれますが、希少性が高いゆえに値段はやや張ります。

ブライドルレザー

ロウを塗り込んで作られるブライドルレザー最大の魅力は、水や汗に強く、長く使い続けられる堅牢性。また、ブルームと呼ばれる白い粉は、使うほどに美しい光沢ある質感へと変化します。ただ、手入れが必要なので、面倒くさがり屋の人には向かないかも。

牛革

ひと言で牛革といっても種類はさまざま。カーフは生後3か月までをベビーカーフ、生後6か月をカーフスキンと呼び、生後間もないほうが高価とされています。また、生後1年以内のキップスキンは、キメの細かさはカーフに劣るものの厚手で丈夫。

型押しレザー

型押しレザーのベースはほとんどが牛革。一般的にはシボ感あるレザーを指しますが、クロコ風も型押しレザーのひとつです。で、どの型押しにも共通しているのが、傷がつきにくくて目立ちにくいという点。ゆえにガシガシ使いたい人におすすめです。

ポイント3第一印象を左右するのは色。でも、エイジング後のことも考慮して

バッグやポケットから取り出したとき、その財布の印象を決定づける色。もちろん好きな色を選んでもいいですが、使い込んだらどう変化するかも選ぶときで気にするべきです。

ブラック

男性から1番支持されているのが、ブラックではないでしょうか。それはオン・オフともに対応し、1番使いやすいから。使い方やレザーによって味は異なりますが、エイジング後もそこまで気にならず使える色だと思います。

ブラウン

ダークだとシック、ライトだとカジュアルと、ブラウンはトーンによって与える印象が異なります。また、経年変化を存分に楽しめ、使うほどに魅力を増していく色がブラウンだと思います。きちんとメンテナンスをして育てていきましょう。

ベージュ

柔らかでエレガントな印象を与えるのがベージュの魅力ですが、淡いトーンゆえに汚れが目立ちやすいのが難点です。いつまでもきれいに使うためには、使用前に防水スプレーを施すなどのケアをきちんとしておくといいかも。

ネイビー

オン・オフに対応し、それでいてブラックよりもちょっとしゃれた雰囲気を演出できるネイビー。エイジングも楽しめる色ですが、私的には味より、きれいなままをキープするほうがネイビーの魅力が生かせると思います。

イエロー

風水的にイエローの財布は金運アップに効果的とされています。でも、“あからさまだなぁ”と思う人もいるかもなので(笑)、使用するシーンは考えたほうがいいかも。汚れが目立つ色でもあるので、小まめに手入れすることが必要です。

レッド

レッドは開運色であるにも関わらず、財布だと金運がダウンするっていわれています。実際はどうだかわかりませんが、私的に男性がレッドの財布は……。どうしても持ちたいなら、ボルドーなどの落ち着いたトーンならいいかも。

所有欲も好印象も両立。大人に人気のスベらないブランド6選

財布のデザインや素材、色の印象についてわかったところで、今度はブランドです。大人が持っていても様になり、かつ人気のあるブランドを厳選してみました。

『ホワイトハウスコックス』

1875年の創業以来、高品質な馬具や洗練されたレザーアイテムを展開。ここの代表素材といえば、耐久性の高いイングリッシュブライドルレザー。レザーにこだわりを持つ男性からも多くの支持を集めているブランドです。

圧倒的な支持を得る。ホワイトハウスコックスの財布

圧倒的な支持を得る。ホワイトハウスコックスの財布

品質・使い勝手・デザイン性、あらゆる面において高評価を得ている『ホワイトハウスコックス』。特に人気の高い財布にフィーチャーし、その魅力に迫ります。

近間 恭子

『土屋鞄製造所』

1965年にランドセル作りから歴史がスタート。“長く愛せる、丈夫でシンプルなものを作ること”をモットーに、1つ1つ職人の丁寧な手作業によって作られています。どこか温もりも感じられる財布は、唯一無二の存在になるはず。

『エッティンガー』

1934年にロンドンで創業し、1996年には英国王室御用達の栄誉を授かった『エッティンガー』。耐久性はそのままに、可能な限り薄く削いだブライドルレザー製の革小物は品格ある仕上がり。内側と色が異なるコンビ財布が人気です。

『アニアリ』

独自で開発した高品質なレザーとメイド・イン・ジャパンにこだわった物作りで、確実にファンを増やしている1997年創業の日本発のブランド。ミニマルなデザインながらも機能的な財布は、使い勝手も抜群という評価を得ています。

『イルビゾンテ』

イタリア・フィレンツェにて1969年に創業した『イルビゾンテ』が使用しているのは、経年変化をダイレクトに味わえるナチュラルなレザー。使い込むほどに柔らかい質感&味わい深い色に変化する、育てる楽しみが味わえます。

『コム デ ギャルソン』

1969年にデザイナーの川久保玲がスタート。パリコレクションの常連でもある世界的に有名なブランドですが、革小物にも力を入れています。ポップなカラーリングや独創的なエンボス加工など、周りと差をつけたいという人におすすめ。

財布を値段別に探す。ライターが12ブランド を厳選

人気のブランド6選以外にも、まだまだ大人におすすめの財布ブランドはあります。そこで私的に大人の男性に持ってほしいブランドを値段別にご紹介します。

1万円未満

レザー製で1万円未満の財布は無謀かと思いましたが(笑)、探してみると意外とありました。ただ、安っぽく見えるのは大人的にNGなので、あえて小銭入れに絞ってチョイス。

『ポーター』×『B印ヨシダ』/9,180円(税込)

ワックス加工を施した国産のステアレザーに、好きな文字を箔刻印できる“マルク”。フラップに小銭を寄せて取り出しやすくするなど、シンプルなデザインながらも使い勝手にも優れています。箔刻印はショップに持ち込めば可能。

『ドュラムファクトリー』/5,076円(税込)

丸みを帯びたフォルムが愛らしい牛革製の小銭入れ。手の平サイズながらも内部は3層に分かれており、小銭に加えて2~3枚のカード、さらには折りたためば札も収納できます。休日のサブ財布としても活躍すること請け合い。

『アニュー』/9,720円(税込)

上質なイタリアンレザーに、星のスタッズを打ち込んだキャッチーなデザインが魅力。内部は3層仕立てになっているので、小銭を種類別に入れたり、クレジットカードや折りたたんだり、札を収納することも可能です。

1~3万円未満

1~3万円未満の価格帯では、使い勝手のいい2つ折りや3つ折りの財布をセレクト。財布はコンパクトさを重視するという人は、一見の価値アリのラインアップです。

『ファブリック』/14,500円(税込)

ステッチを極力省いたミニマムなデザインが印象的な3つ折り財布。収納した状態を前提として設計されているので、たくさん収納しても型崩れする心配は無用です。国産植物タンニンなめしのマットな風合いのレザーを採用。

『フェリージ』/29,160円(税込)

マネークリップ付きの2つ折りウォレット。薄マチなのでジャケットやパンツのポケットに入れても響くことなく、スマートに持ち運ぶことができる優れものです。外部に小銭入れ、内部にカードホルダーもきちんと完備。

『フルラ』/25,920円(税込)

表情豊かな質感で、傷がつきにくいアレスレザーを使用。パッと見はシンプルなデザインの二つ折り財布ながら、コバやライニングにキーカラーのブルーを使い、さりげないコントラストをもたせているのがポイントです。

フルラの財布はメンズのラインアップも大充実。今選びたいのはこの10品

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感度の高い大人から支持されている『フルラ』。豊富なラインアップの中から、今回は財布にフィーチャー。その魅力から特徴、おすすめ品までを深掘りしてご紹介します。

近間 恭子

3~5万円未満

一説によると、札は折らないほうが出ていかないといわれています。この価格帯では、札がもっとも居心地がいいとされている長財布をピックアップしてみました。

『グレンロイヤル』/39,960円(税込)

エイジングによって濃い色へと変化する、水性染料で染色したフルブライドルレザー製。そのレザーの質感が引き立つ端正な長財布は、オンからオフまで幅広く対応します。取り出しやすいように湾曲した小銭スペースが、開いたときのポイントに。

『スロウ』/31,320円(税込)

L字パースのデザインながら、ファスナーのない面が蛇腹式になっているためスマートな見た目とは裏腹の抜群の収納力を誇ります。レザーは日本で最高の技術をもっているといわれている栃木レザーのフルベジタブルタンニングレザー。

『ファーロ』/37,800円(税込)

“ベタ張り”と呼ばれる高度な技術により、薄くすいた最高品質のカーフレザーを厚さ1mm程度に張り合わせたファーロの代表作。小銭スペースを省き、スーツの内ポケットに入れてもひびかないスマートさを実現しています。

日本の職人芸が宿るファーロの財布&革小物

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近間 恭子

5~10万円未満

最高品質のレザーを熟練職人の高い技術力で仕上げられる長財布こそ大人にふさわしい逸品。バッグやポケットから取り出すたびに、大人の貫禄をアピールできる長財布を厳選。

『ヴァレクストラ』/59,400円(税込)

イタリア最高峰のレザーブランドとされるヴァレクストラの長財布は、シンプルで洗練された美しさ、そしてほかとは一線を画す品格が漂います。ブランドの象徴ともいえるV字にカットされた14室のカードポケットも装備。

『無双』/62,640円(税込)

革の染めから縫製にいたるまでのすべての工程を日本製、そして熟練職人ハンドメイドにこだわった無双の長財布。内装にまで最高級のクロコダイルを採用していながら、6万円台で手に入るのはかなりお値打ちだと思います。

『ガンゾ』/96,120円(税込)

アメリカ・ホーウィン社のシェルコードバンを、内装にまでぜいたくに使用。札とカードのみというシンプルな作り&デザインの長財布に、オイルをたっぷりと含んで柔らかで美しい光沢のシェルコードバンが引き立っています。

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高嶋 一行

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※掲載価格は記事掲載時のものとなります。
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ライターのアシスタントを経て、2003年に独立。「MEN’S CLUB」や「Mono Master」などの男性誌をはじめ、女性誌やWEB、カタログで活動している。ビジネスからカジュアルまでのメンズファッション全般を得意としているが、最近は趣味がこうじて旅企画も担当。
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