
安いけど“使える”。1万円台までで探す、高コスパな大人のオフ時計14本
少ない予算でも大人らしい雰囲気の腕時計が欲しい。そんなニーズに応えるべく、1万円台までで購入できる安い&優秀な1本を厳選。選びのポイントも合わせてご紹介します。
安いけど見た目は上々。そんな理想の腕時計を見つけよう
大人であれば、時間を知るのにスマホではなく腕時計を使いたいもの。しかし品質を求め、格式を求め……上を見たらキリがないのが腕時計です。潤沢な予算をかけることが難しいならば、とりあえず低価格で見た目も機能も大人が着用しても恥ずかしくないものを選びたいところ。最近では、そんなワガママをかなえてくれるブランドもかなり出揃ってきました。選ぶポイントさえ間違えなければ、プライスは安いけどクオリティの高い腕時計を手に入れることができます。
何にこだわる? 1万円台までの安い腕時計を探す際に、譲れないもの
低価格の腕時計だからといって、すべてを妥協するのはNG。やはりこだわるべき部分はこだわって選ぶことで、より満足のいく1本と出会えるのです。そのためにはどこに注目すれば良いのか、以下で3つのポイントを解説します。
ポイント1
ベーシックでシンプルな機能とデザイン
低予算で腕時計を選ぶ1番のポイントは、あれもこれもと欲張らないこと。1万円台まででも、機能がてんこ盛りで攻めたデザインの腕時計は多く見られますが、余計にチープに見えてしまい逆効果です。過度なデザインにかけるコストをムーブメントや材質に使っている時計のほうが、同じ2万円未満という条件ならばより高品質で上品なものを選べます。
ポイント2
上質な素材使いのものを見極める
売っているときには同じように見えても、長く使っていくうちに素材の質の違いは如実に現れてくるものです。具体的にはケースやメタルバンドの塗装のはげや、レザーや合皮バンドの割れなどがよく目立つ部分ですので、各部の素材にそれなりのものが使われているものを選ぶべきでしょう。そうすることで、長い時間その恩恵にあずかれるワンランク上の腕時計を選ぶことができます。
ポイント3
低価格だからこそ信頼できるブランドに頼る
値段が安くても、故障せず正確に時を刻む腕時計であれば、それだけ長く使うことができます。そのためにはやはり信頼できるムーブメントと丈夫なケースであることが重要です。低価格の腕時計だからこそ実績のある時計ブランドのものを選ぶことで、長く使えるお気に入りの1本となるでしょう。
安いけど妥協なし。1万円台までで手に入る、大人にマッチする腕時計14選
スペックや品質はもとより、ブランドとしても信頼が置ける腕時計は、数こそ多くないものの探せば必ず見つかります。1万円未満となるとごく少数ですが、1万円台まで、つまり2万円未満というくくりまで広げると選択肢がグッと広がり、品質もコスパも高いモデルに巡り会いやすくなります。
1本目
『タイメックス』オリジナル キャンパー/8,800円(税込)
『タイメックス』といえば、1910年代に米軍の要請を受けミリタリーウォッチを開発した先駆的存在。その代表作の1つであり、視認性や耐久性といったスペックの面で価格上の性能が期待できるのが「キャンパー」です。こちらは2015年に日本企画として復刻された1本。図面が紛失していたため、3Dスキャンでドーム型のプラスチック風防、インデックス、裏蓋といった細部のディテールを忠実に再現したという労作です。
2本目
『オリエント』マコII/13,400円(税込)
『オリエント』が手がける海外モデルは良作の宝庫といわれていますが、こちらの「マコII」もその1つ。同じく逆輸入ダイバーズウォッチである『セイコー』の「ボーイ」と人気を二分するモデルで、41mmという大き過ぎず小さ過ぎもしないサイズのケースに自動巻きムーブメントを搭載しています。初代モデルから進化を遂げ、手巻き機能に加えてリューズを引くと秒針が止まるハック機能を追加。実用性がさらに高まっている点も魅力です。
3本目
『スカーゲン』アンカー SKW6082/19,800円 (税込)
北欧ブランドも質の高いデイリーユースウォッチの宝庫。ミニマルに徹しつつ、温かみも感じさせる『スカーゲン』の「アンカー」はまさしくその好例。ラグと肉厚なレザーストラップが流れるように一体化したデザインにより洗練された印象に拍車をかける一方で、6時位置にはデイト表示も備わり、実用性も申し分のない作りとなっています。
4本目
『シチズン』エコ・ドライブ BJ6480-51B/18,052円 (税込)
室内のわずかな光さえも電気に変え、余った電気は二次電池に蓄えられる『シチズン』の独自技術エコ・ドライブ。この革新的なスペックを搭載した腕時計の魅力も、実は1万円台から享受できます。ドレスウォッチライクな顔立ちを採用した本モデルは、洗練された薄型のステンレスケースにそのテクノロジーを搭載。フル充電すれば光が当たらない場所でも約6か月にわたって稼働するという安心感には、他で得難い魅力があります。
5本目
『Gショック』GA-2100-1AJF/14,850円 (税込)
日本が世界に誇るタフネスな実用時計として、『Gショック』も忘れてはならない存在です。本作は初代機「DW-5000C」を象徴する八角形フォルムを継承しつつ、デジアナ表示を実現させたコンビネーションモデル。耐衝撃構造や20気圧防水といった頼れるスペックは健在で、31タイムゾーン、サマータイム設定機能付きのワールドタイマーなどの機能を満載する一方、先進のカーボンコアガード構造で11.8mmの最薄ケースに仕上げられています。

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夏目 文寛
2022.01.23
6本目
『セイコー』セイコー5 スポーツ SNZG15J/15,980円 (税込)
『セイコー』の逆輸入モデルである「セイコー5」のミリタリーシリーズといえば、1960年代以降、日本向けモデルでは採用されなくなった自動巻きムーブメントを搭載している特別感が魅力。加えて、こちらの最新モデルはシースルーバックの採用により、目で楽しめる要素も増量しています。この価格帯ですが100m防水を誇り、3時位置にはデイデイトカレンダーも装備。ムーブメントはもちろん信頼の日本製です。
7本目
『ディーゼル』チョップド DZ1943/18,700円 (税込)
エッジィなデザインでファッション感度の高い層から支持を受けている『ディーゼル』の腕時計にも、実は2万円アンダーで購入可能な秀作が。トレンドのレトロデザイン感溢れる意匠を、メタリック&スポーティな空気に落とし込んだ手腕は流石です。ナイロンストラップにも“DIESEL”ロゴがしっかり型押しされており、全方位的に存在感を発揮します。
8本目
『トリワ』タイム フォー オーシャンズ サブマリーナ/17,600円 (税込)
時計業界においても海洋プラスチックゴミに対する取り組みが盛んになりつつある中、存在感を放っているブランドの1つが『トリワ』です。本モデルは海洋廃棄物をアップサイクルした素材をケースに採用し、ストラップもリサイクル素材のキャンバス製。日本製のクォーツムーブメントの搭載により、性能面の信頼性も折り紙付きです。
9本目
『フルボデザイン』F02-PIVLB/19,800円 (税込)
イタリア語で“抜け目ない”という意味合いの言葉をブランド名に掲げた『フルボデザイン』。本モデルもミニマルな3針モデルと思いきや、ケースサイズは44mmと大ぶりで、質感の高いレザーストラップと相まって腕元で洗練されたアクセサリーのように品良く鎮座してくれます。搭載されたクォーツムーブメントは、日本製。
10本目
『フォッシル』コミューター FS5476/14,630円 (税込)
カジュアルテイストのレザーストラップがアイコンになっている『フォッシル』の「コミューター」シリーズも、腕時計を所有する醍醐味を気軽に味わえるお値頃感が魅力です。本モデルは、ヴィンテージテイストとエレガントさが同居するクロノグラフ。サテン仕上げを施したダイヤル、丁寧に磨きをかけたケースやラグには、名だたるブランドのタイムピースを手がける同社の技術力の高さが息づいています。
11本目
『MVMT』FIELD グリーングレー ステンレススチール/17,600円(税込)
2013年にLAで登場した新鋭ながら、すでに世界160か国で展開されている実力派『MVMT(ムーブメント)』。1万円台後半~2万円台ぐらいまでのバリューゾーンが中心ながら、デザインや仕上げにおいてそうは見せないソリッドな顔立ちが得意技です。本モデルも2万円未満ながら、ミリタリーヴィンテージウォッチを想起させるマット仕上げのケースやインデックスが注目ポイント。22mm幅のずっしりとした疑似3連ブレスも、男心をくすぐります。
12本目
『Q&Q』スマイルソーラー Series 004/5,500円(税込)
『シチズン』が得意とする光発電により、1976年の登場より電池交換不要な腕時計をロープライスで展開している『Q&Q』 。豊富なデザインや手に取りやすさから、ギフトやアウトドアで重宝されているブランドです。チープに見える作りながら一体化したケースバックなどにより10気圧を実現している点も白眉で、ストラップもポリウレタン樹脂なので幅広いシーンでの活躍が見込めます。
13本目
『カシオ スタンダード』MQ-24-7BLLJF/1,210円 (税込)
日常使いの腕時計におけるスタンダードを追求したコレクションであり、ミニマリストの間では“チープカシオ”という愛称でも親しまれているロングセラーが『カシオ スタンダード』。驚きのプライスながら、装飾性をそぎ落としたデザインにはセンスが感じられ、重量自体も20gという超軽量設計も売りです。
14本目
『ラドウェザー』ソーラーマスター2/2,160円(税込)
電池交換不要の電波ソーラー時計にも、まだお値頃な良作が存在します。アウトドアシーンに向けたタフネス時計をメインで手がける『ラドウェザー』の本作は、佇まいこそ古き良きミリタリーウォッチですが、フル充電すれば光のない場所でも約4か月は駆動するスペックを実現。ナイロンストラップの編み地は堅牢で、時針と分針、インデックスは蓄光塗料によって暗所での視認性を高めています。

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掲載価格は、すべて2021年7月9日現在のものです。
この記事の掲載アイテム一覧(全14商品)
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『タイメックス』 オリジナル キャンパー
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『オリエント』 マコII
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『スカーゲン』 アンカー SKW6082
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『シチズン』 エコ・ドライブ BJ6480-51B
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『Gショック』 GA-2100-1AJF
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『セイコー』 セイコー5 スポーツ SNZG15J
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『ディーゼル』 チョップド DZ1943
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『トリワ』 タイム フォー オーシャンズ サブマリーナ
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『フルボデザイン』 F02-PIVLB
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『フォッシル』 コミューター FS5476
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『MVMT』 FIELD グリーングレー ステンレススチール
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『Q&Q』 スマイルソーラー Series 004
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『カシオ スタンダード』 MQ-24-7BLLJF
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『ラドウェザー』 ソーラーマスター2
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