
アノラックパーカーに注目を。人気ブランド&着こなしのコツを解説
アウトドアウェアの定番であるアノラックが注目されています。その理由を解説しつつ、押さえておきたいアイテムやタウンユースに落とし込む方法をご紹介。
じわじわと人気上昇中のアノラック。その特徴は?
アノラックとは、防寒や防風、防雨のために作られたフード付きのジャケットを指しています。登山をはじめ、アウトドアウェアの定番として知られていますが、ここ数年では“街着”としてスタイリングに取り入れている大人も急増。“アノラックパーカー”と名前のついたアイテムを、多くの方が目にしていることでしょう。
アノラックの1番の特徴は、アウトドアの雰囲気を漂わせるフロントの大きなポケット。その出自もあって、鮮やかな配色が数多く展開されている点も見逃せません。
なぜアノラックが注目されているの?
アノラックが今シーズンの注目アイテムとして位置づけられている理由。それは、ここ数年で定番化したスポーツMIXスタイルに好相性なウェアであるということ。スウェットパンツやジョガーパンツなど、スポーティなアイテムとの相性は言わずもがな。あえてスラックスと合わせてギャップを楽しむのもアリ。手軽にスポーツライクな雰囲気をまとえるアノラックだからこそ、支持されているというわけです。
私的に推したいのは『モンベル』&『エルエルビーン』のアノラック
「旬のアイテムはなるべくコスパ良く取り入れたい」。そう考えている方は多いでしょう。かくいう私もそのひとり。そこで探したところ、やはり『モンベル』は最強でした。街着として重宝するシンプルな見た目や、アノラックらしいディテールなど、“今欲しい”要素がたっぷり。それでもお値段はなんと7,344円(税込)! ジャ○ネットを思わせる紹介になってしまいましたが、衝撃を受けたのは私だけではないでしょう。いやー、さすが『モンベル』です。 ※2020年10月1日時点では、品切れ
アンダー1万円で購入できるアノラックとして、もう1点おすすめしたいのが『エルエルビーン』です。ナイロン製サプレックス素材により耐水、耐風性を備えているため雨天でも安心ですし、何よりもクラシックなデザインや配色がツボ。ゆとりのあるシルエットのため、今っぽいサイジングで着こなせる点にも購入意欲がそそられます。
アウトドアブランド以外からもセレクト。大人向けのアノラック10選
『モンベル』っていいよね。そんなことを力説しながらも、やはりほかのブランドも気になります。アウトドアブランドはもちろん、今のムードにマッチしたアイテムをご紹介。サッと羽織るだけでトレンド感のあるおしゃれが楽しめます。
アイテム1
『ザ・ノース・フェイス』コンパクトアノラック
コンパクトに折りたためる点が特徴ですが、機能性もさすがの『ザ・ノース・フェイス』。軽量かつ撥水性にも優れているため、ライトアウターとして重宝します。シンプルなデザインゆえに、コーディネートに悩まなくてOKであることもうれしいポイント。
アイテム2
『アルタスマウンテンギア』アノラック
メイド・イン・カナダのアウトドアブランドとして、クオリティの高さに定評がある『アルタスマウンテンギア』。ベーシックなデザインとレトロなカラーパターンが大人の装いに好相性間違いなしの一品です。
アイテム3
『イエティ』アノラックライトフーディ
軽量かつ薄手ながら、耐水性と透湿性を備える3レイヤー素材を採用しています。着用中でも湿度を外に逃がしてくれるので、蒸れが気になる人にはうってつけ。「これでもか」というほどシンプルなデザインもココらしいですね。
アイテム4
『コロンビア』サンタ アナ アノラック
こちらは、『コロンビア』が80年~90年代に展開していたアイテムのカラーリングを、リデザインしたアイテムに落とし込んだコレクションの1つ。往年の配色ではありますが、今見ると鮮度が高く、非常にキャッチーです。
アイテム5
『ヘリーハンセン』ストラトス アノラック
90年代のデッドストックアイテムですが、ゆったりとした身幅によるサイズ感も控え目なロゴのみのデザインも大人好みではないでしょうか。現代的な街着にも活用可能で、コスパも非常に優れた1着です。
アイテム6
『バッハ ガーメンツ』トレーサーアノラック
バッグでお馴染みの『バッハ』ですが、同ブランドのアパレルラインとして誕生したのが『バッハ ガーメンツ』。ブランドのアイコンをボディの中心に配し、無駄を省いたデザインがたまりません。ソロテックス(R)を採用しているためシワになりにくく、軽量かつストレッチ性も十分!
アイテム7
『ナイキ』アノラック ウーブン HD ジャケット
配色の妙によりスポーティな印象を上乗せした『ナイキ』のアノラックはここならではのプレーンなデザインが好印象。撥水性も持たせているため、日常着としての活躍は必至です。
アイテム8
『チャンピオン』アノラックジャケット
アスレチックウェアの機能性とモードファッションをベースとするデザイン性を融合させた、同ブランドの新たなコレクションとして話題の“ブラックエディション”のもの。軽量で通気性も高く、ストレッチ性もありつつ、撥水性や防風性も加味しています。
アイテム9
『アディダス』テック アノラック
伸縮性のあるテック素材による機能性と、ミニマルなデザインが現代的な1着。フードに施されたスリーストライプスが『アディダス』らしさを感じさせます。
アイテム10
『ソフネット』フーディ ハーフ ジップ アノラック
パーツごとにカラーリングや素材を切り替えた、インパクト十分なデザインが特徴。グログランクロスやバックサテンクロス、ナイロンツイル、デニムの4素材による質感の違いはあるものの、1つのデザインとしてまとめ上げているのは、さすが。ほかに、より色彩豊かなマルチカラーもラインアップとして並びます。
アノラックをおしゃれに着こなす5つの提案
旬アイテムですから、よりおしゃれに着こなしたいものです。というわけで、アノラックを取り入れたサンプルコーデをご紹介!
提案1
ミドルレイヤーとしてスポーツ要素を“ちょい足し”
肌寒い日には、ロングコートの下にミドルレイヤーとして取り入れるのが正解。ベーシックな普段着の下に、印象的なピンクのアノラックを合わせたこちらのコーデはその好例です。ステンカラーコートやスラックス、革靴などきれいめなアイテムを軸にしつつも、アノラックをのぞかせるだけでスポーティなテイストを難なく取り入れられます。
提案2
モノトーンコーデを一気に爽快に
白Tシャツに黒パンツといった極めてシンプルなスタイルに、ライトブルーのアノラックをオン。爽やかなカラーリングと極薄の生地感が相まって、軽快な印象を演出しています。脱モノトーンコーデを容易に叶えた好例ですね。
提案3
スポーツMIXスタイルをシックにまとめる
オールブラックでまとめた着こなしながら、アノラックと『ナイキ』のシューズがスポーツ感をアシスト。ゆったりとしたトップスとスキニーパンツとのメリハリが生むシルエットも、その雰囲気作りに一役買っています。
提案4
きめいめコーデをおしゃれにカジュアルダウン
白のアノラックもクリーンでおすすめ。そのイメージを活かしてライン入りのタキシードパンツをカジュアルに落とし込んだコーディネート。ニット帽と革靴は黒で靴下は白と、巧みな色使いは参考にしたいところ。
提案5
“らしさ”を引き立ててスポーティに
『チャンピオン』のアノラックやジャージといったスポーティなアイテムを中心としたスタイリング。モノトーンの色みを軸に、ジャストサイズのモノを組み合わせることで洗練された印象に。差し色として取り入れたチェックシャツも効果的。
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守備範囲広めの髪ヲタ編集部員
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