小技で差がつく、おしゃれのコツ|大人のMY定番vol.1

おしゃれな大人には選ぶアイテムから着こなしまで、こだわりやらしさが見られるもの。そんな大人たちのワードローブの定番と着こなしを紹介する連載をスタート。

小技で差がつく、おしゃれのコツ|大人のMY定番vol.1

好みを継承しながらアップデートしていく、それが大人の定番

好みを継承しながらアップデートしていく、それが大人の定番

“定番”とは。人によってそれぞれですが、大人になるにつれ自分ならではの”定番”が明確になってくるもの。こだわりあるおしゃれな大人たちの定番アイテムと着こなしを紹介します。

メンズファッション誌をはじめ、俳優やアーティストなどのスタイリングを手がける売れっ子スタイリストの小松嘉章さんは34歳のリアル+CLAP Men世代。モードにストリートのエッセンスを絶妙に加えたスタイリングが人気ですが、ご本人もシンプルな中にエッジが効いたファッションが印象的です。

■小松さんが考える“定番”とは?

「3年続いたら定番と言っていいのかも(笑)」と語る小松さん。現在のワードローブは定番が8割ほどを占めるという。「僕の場合、10代からあまり好みは変わってないです」

■定番アイテムを選ぶ基準は?

「定番は、基本ベーシックなモノを選びます。また定番アイテムの色を絞ると、コーディネートもまとまりやすくなると思います」。

スタイリスト小松さんのMY定番とは

そんな小松さんが現在ローテーションで活躍させている定番アイテムから、精鋭の10アイテムを紹介してもらいました。

デニムコート

MY定番1

デニムコート

普段、ビジネスライクな服装はしないという小松さん。とはいえ、歳相応の落ち着きを出したいときに便利なのがステンカラーコート。「これは『マッキントッシュ』のもので、デニム地なのでかっちりし過ぎず、カジュアル過ぎないバランスが◎」

MA-1

MY定番2

MA-1

「ショートアウターの中でもMA-1はかなり優秀だと思うんです」と語るとおり、アウターとしてはもちろん、アウターのインナーや、アウター×アウターとしてなどMA-1をフル活用している小松さん。「この『サイベーシックス』は、リアルなディテールは残しつつ、上品にアップデートされていて、さまざまなスタイルに合わせやすいところが気に入っています」

クルーネックニット

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クルーネックニット

1枚でさらっと着られる定番として挙げるのがこちらのニット。「首元が堅苦しいのが苦手なのでクルーネックを好んで選んでいます。このニットはオンにもオフにも合わせやすいのが愛用の理由」。こちらは栃木で作られるニットブランド『ヤシキ』のもの。

スウェット

MY定番4

スウェット

スウェットも定番のひとつ。「ただ僕の場合は、スウェットもインナー的な使い方として、上に何かを羽織ります。1枚で着るとカジュアルになりすぎるので」。カジュアルなアイテムを着こなしでモードに昇華するのが小松さんらしい。こちらは遊び心いっぱいの『カラービーコン』。

ノーカラーシャツ

MY定番5

ノーカラーシャツ

小松さんの定番シャツはノーカラー。「シャツはあまり着ないですが、唯一ノーカラーシャツは抜け感が出るし重宝しています」。こちらはシャツに定評のある『コモリ』。長めの丈も使いやすいのだとか。

白Tシャツ

MY定番6

白Tシャツ

+CLAP Menでもおなじみの白Tシャツ。「僕の場合は、生地が厚めで比較的しっかりした形のものを選びます」。こちらは今をときめく『サカイ』のもの。「1枚で着るよりも、コーディネートの差しとして合わせることがほとんど」

スラックス

MY定番7

スラックス

すべての定番の中でも小松スタイルの核となるのがスラックス。「大人っぽく見られたかった10代の頃から今までずっとはき続けています」。現在のスタメンは『N.ハリウッド コンバイル』のウール素材。「9分丈で、裾をダブルにしてはくのが今の気分です」

ノンウォッシュジーンズ

MY定番8

ノンウォッシュジーンズ

定番ジーンズはノンウォッシュの細みストレート。「これは『アクネ ストゥディオズ 』。生地感とシルエットのきれいさが気に入っています。これと『A.P.C.』をローテーションしています。ピタピタのスキニーははきません」

サイドゴアブーツ

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サイドゴアブーツ

目下、小松さんの足元を毎日支えていると言っても過言ではないのがサイドゴアブーツ。「かしこまり過ぎず、男っぽい印象になるし、9分丈のスラックスにも合うというのがヘビロテの理由」。こちらの『ジョセフ チーニー』以外にも、数足を履き回しているそう。

ミリタリースニーカー

MY定番10

ミリタリースニーカー

最後に挙げた定番は『リプロダクション オブ ファウンド』のブリティッシュトレーナー。「ミリタリーもののスニーカーが好きなんです」とサラッと言うあたりが、さすがスタイリストです。武骨な感じを出せるそう。

定番のアイテムだからこそ、ディテールやシルエットで差をつけるのが小松さん流

定番アイテムをどう着こなすのか。MY定番を取り入れた”らしさ“あふれる着こなしを披露。さりげなく見せる着こなしのテクニックにセンスの良さが見られます。

きれいめ春コートスタイル

コーデ1

きれいめ春コートスタイル

デニムコートに白Tシャツ、スラックスにサイドゴアブーツという、MY定番アイテムをシンプルに組み合わせたスタイル。ひとつひとつ選び抜かれたアイテムを使うことで、“普通”が”おしゃれ“に見えるお手本です。

ポイント1

9分丈×ブーツのバランス

重く見えがちなスラックス×ブーツの組み合わせは、パンツを9分丈にすることで抜け感を出すことに成功しています。

9分丈×ブーツのバランス

ポイント2

オーバーサイズでトレンド感を

『マッキントッシュ』のデニムコートは、自身のサイズより4サイズアップをチョイス。「デニムでタイトだとちょっとイメージが違うかなと思って」。ロールアップした袖が着こなしのアクセントにもなって一石二鳥。

オーバーサイズでトレンド感を

レイヤードが光るジーンズスタイル

コーデ2

レイヤードが光るジーンズスタイル

MA-1からロング丈の白シャツをのぞかせたジーンズスタイル。カジュアルな組み合わせながらダボダボしすぎないサイズをチョイスしているので、大人な雰囲気を出しています。スニーカーは『Amb』のもの。

ポイント

後ろ姿も計算したレイヤード

MA-1からのぞかせた白シャツは、コーディネートに“引っかかり”を与えるスパイス。「サイドスリットがあるので“ただのデカいシャツ”みたいに見えません」

後ろ姿も計算したレイヤード

10代から変わらぬ定番をアップデートし続けてきた小松さん。「10年選手のアイテムもありますが、だいたいのものは数年で入れ替わっています」。アイテムは同じでもブランドを変えることでシルエットやディテールに新しい発見があり、それによって着こなしに変化が出るんだそう。「これだけ! って決めずに、新しいブランドやアイテムを見つけるのも楽しいですよ」

プロフィール

小松嘉章/スタイリスト

1982年生まれ、秋田県出身。文化服装学院を卒業後、2009年に独立。メンズファッション誌をはじめ、アーティストや広告など多方面で活躍中。

小松嘉章/スタイリスト

photo_Yuri yasuda

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