
シャツジャケットこそ洒落者のマストハブ。そのメリットとおすすめ
寒暖差に辟易することも多いこれからの時期、アイテム選びにはことさら苦労するものだ。そこで洒落者たちが見出した答えこそ、シャツジャケット。はたしてその理由とは?
季節の合間は「薄くて」「軽くて」「パッと羽織れる」モノが欲しくなる
季節の変わり目はなにかと難しい。日中は暑く、朝夕は夜風で冷えるため、コーデの軸足をどちらへ置けばいいのか大いに悩んでしまう。願わくは、シャツのごとく軽やかに羽織れて、アウターのごとく頼もしい1着がベター。そんなワガママな要望に、見事応えてくれるのが、以前から洒落者たちを魅了しているシャツジャケットである。
季節の変わり目に重宝する、シャツジャケットとは?
シャツジャケットは、読んで字のごとくシャツのようなジャケット。襟から前立てにかけたデザインは一般的なシャツとなんら遜色はなく、特有のキリッとした表情が品格をしっかりと担保する。その上、生地が厚手で身幅にゆとりがあるためアウターとしての素質も十分。その長所は、レイヤードをするうえでも存分に生きてくる。
大人が選びたいシャツジャケットって、こういうこと
では、大人にとってどんなシャツジャケットが最良なのか。ポイントはさりげない品にある。やはり、ゆとりのある身幅や長い着丈といったアウター的要素は、カジュアルさを助長する要因。ゆえに、シャツ本来の品の良さを匂わせる上質な生地、エレガントなラインを描く計算し尽くされたパターンなど、大人としての品格を担保する要素を含んだ1着であることを条件にして手に入れたい。
シャツジャケットのコーデにおいて注意すべきこと
シャツジャケットのゆったりしたシルエットは、インナーの選択肢を大幅に広げてくれる。そのため、肉厚なパーカーもこの通り。しゃれっ気と保温性をカバーした着こなしが可能になる。しかも、グレンチェックの1着に合わせたのはスラックス然としたパンツ。パーカーをクラシカルなコンビでフォローする。そんな補完関係を意識した着こなしが成功の秘訣だ。
シャツジャケットのおすすめ10選。1着は持っておきたいマストハブ
一般的なシャツと比べると、ディテール、フォルム、装飾など、選びに自由があるのはなんともうれしい。半面、選択肢の多さは迷いのもとに。一切合切ひっくるめて、保温性、携行性、動きやすさなどを加味したうえで、持っておくべき最良の1着を推奨ブランドからピックアップした。
アイテム1
『ナナミカ』アルファドライ シャツジャケット
“七つの海の家”という意味合いのブランド名を冠し、国籍や性別、場所を問わずに着られる温故知新なスタンダード服を手がける『ナナミカ』。古き良きアウトドアやミリタリーの世界観をデイリーウェアに落とし込むそのスタイルは、別注ラインの『ザ・ノース・フェイス パープルレーベル』などでおなじみ。このシャツジャケットも、まさしくその好例だ。吸汗速乾性やストレッチ性に優れた「ALPHADRY(R)」に、着る人自身の体温(遠赤外線)を効率的に輻射し自然な体感温度をキープする「光電子(R)」の機能をプラス。日常使いに最適な1着となっている。
アイテム2
『ウールリッチ』エニータイム ロングシャツ
1830年から続くアメリカ最古のアウトドアブランド。日本人の身長や体型にマッチするサイズ感が話題となり、人気に火がついた。こちらのシャツジャケットは、サラッとした肌あたりが魅力で、汗ばむ季節でも快適に着用可能。再生ポリエステル糸と、高いストレッチ性を持たせたポリエステル糸の2種を混紡することで、ストレスフリーな着心地を実現している。
アイテム3
『トミー ジーンズ』コーデュロイシャツジャケット
プレミアムなデニム関連のアイテムにフォーカスした、カジュアルウェアが人気の『トミー ジーンズ』。アメリカンクラシックにインスパイアされたデザインに、モダンなエッジとフレッシュなスピリットを吹き込んでいる。そんな同ブランドがリリースしたシャツジャケットは、温かみのあるコーデュロイ素材を使用し、細かく光沢を放つ畝がカジュアルな中に品の良さが感じさせる。胸ポケットに配したフラッグロゴバッジが良いアクセントに。
アイテム4
『ヘルノ』CPOシャツブルゾン
北イタリアを代表する老舗コートブランドから、世界的なラグジュアリーアウターブランドへと成長を遂げた『ヘルノ』。近年は、革新的なハイテク素材をクラフトマンシップに融合させた「ラミナー」コレクションにも力を注ぎ、新たなステージへと歩を進めつつある。このCPOシャツも、伸縮性に富むナイロンポリエステルの採用によって締め付け感なしの着心地を実現。フロントボタンに加え、カフス仕様の袖口もスナップボタンで、袖捲りによるニュアンス作りを楽しむのも一興だ。
アイテム5
『エルエルビーン』フリース ラインド フランネルシャツ
1912年にアメリカ・メイン州で創業したアウトドアブランド『エルエルビーン』。キャンプを始め、タウンユースまで幅広く対応する同社のアパレルは、老若男女から高い人気を誇る。こちらは『エルエルビーン』で厚い支持を受ける2つの素材が一緒になったシャツ。表地はていねいに起毛加工を施したフランネル、裏地は軽量なフリース素材が使用されている。冷える夜にも安心なアイテムだ。
アイテム6
『ラコステ』インサレーションシャツジャケット
1933年にフランスで設立された『ラコステ』はポロシャツのメーカーとして有名だが、シャツジャケットも逸品だ。胸にあしらわれたロゴも含めてオールブラック仕様で、コーデ全体をモードなイメージに仕上げてくれる。奥深い光沢感を備えるポリエステル素材がラグジュアリーな雰囲気を演出。高い保温性をもたらす高機能綿「サーモア」をインサレーションに使用していて機能性も申し分なし。
アイテム7
『マニュアル アルファベット』タイプライターシャツジャケット MA-J-246
『マニュアル アルファベット』は、国内有数のシャツ専業メーカーによるファクトリーブランド。OEMで培った確かな技術に裏打ちされた、時代感溢れるシャツに定評がある。タイプライター素材で仕立てたこのシャツジャケットにも、“ならでは”のこだわりが散見。高級糸のコーマ糸を用いた打ち込みの強い生地は、パリッとした張りがある一方、自然なシワ感が浮かぶ独特の風合いが特徴。さらりと羽織るだけで、雰囲気良く着こなせる。
アイテム8
『スティーブン・アラン』シャツジャケット
1994年にオープンして以降、アメリカを代表するセレクトショップへと成長を遂げた『スティーブン・アラン』。そして、1999年に立ち上げられたオリジナルブランドがこちら。アメリカントラッドを根底に、今のエッセンスを巧みに織り交ぜたコレクションは、多くのニューヨーカーを虜に。こちらのワークジャケットはミリタリージャケットをベースに、ミニマルにデザインされたもの。袖幅や身幅にゆとりを持たせたシルエットは自然な着心地を確約する。
アイテム9
『エーグル』撥水 コーデュロイ シャツジャケット
1853年にフランスで生まれた『エーグル』。ブランドを代表する存在のラバーブーツはさることながら、アパレルも同様に高い機能と耐久性を備え、洗練された美しいフレンチクラフトマンシップが感じられる。こちらのシャツジャケットは撥水性を備えたポリエステル100%の太畝コーデュロイを用いた、雨の日も安心な1着。肩幅をちょっと広めに設計したトレンド感のあるパターンメイキングもポイントだ。
アイテム10
『シップス』ミリタリー タイプライター レギュラーカラー シャツジャケット
言わずと知れた日本を代表するセレクトショップ「シップス」。そのオリジナルは、紳士服やメンズカジュアルの伝統を重んじる、同社らしいこだわり品が顔を並べる。たとえばコットンタイプライターを使用した、ハイカウントでマットなルックスのミリタリーシャツジャケット。シリコン含侵加工による、しなやかな反発感とサラッとしたタッチ感は見た目もさることながら着心地も良い。
この記事の掲載アイテム一覧(全10商品)
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『ナナミカ』 アルファドライ シャツジャケット
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『ウールリッチ』 エニータイム ロングシャツ
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『トミー ジーンズ』 コーデュロイシャツジャケット
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『ヘルノ』 CPOシャツブルゾン
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『エルエルビーン』 フリース ラインド フランネルシャツ
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『ラコステ』 インサレーションシャツジャケット
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『マニュアル アルファベット』 タイプライターシャツジャケット MA-J-246
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『スティーブン・アラン』 C/N LOOSE WORK JACKET
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『エーグル』 撥水 コーデュロイ シャツジャケット
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『シップス』 ミリタリー タイプライター レギュラーカラー シャツジャケット
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