男も1着欲しい。スプリングコートの活用術とおすすめブランド

男も1着欲しい。スプリングコートの活用術とおすすめブランド

いつものトップスにざっくりと羽織るだけで、簡単に雰囲気あるスタイリングが作れるスプリングコート。名前とは裏腹に春秋と出番のある即戦力アウターについて解説します。

近間 恭子

2020.03.12

アウター
コート
春の着こなし・コーデ

スプリングコートは気温が安定しない時期の羽織りに最適

スプリングコートはその名の通り”春に着用するコート”のことで、デザイン上の定義はなく、薄手の生地で仕立てられたコート全般を指します。とはいえ、トレンチコートやステンカラーコートなどが当てはまるため、カラーや合わせるアイテム次第では秋にも出番はあります。

Tシャツやスウェットシャツなど、カジュアルトップスにざっくり羽織るだけでこなれた大人のスタイリングが完成するのがスプリングコートの長所。テーラードジャケットほどサイズを気にせず、Gジャンほどラフすぎない万能さは、1度経験してしまうとやみつきです。

着回しの幅を再確認。スプリングコートの着こなしサンプル3選

ここ数年の気候の変動により、春と秋が短いと感じている方もいることでしょう。しかし、だからといってスプリングコートが活躍する期間も短くなると思うのは早計です。

深く考えずに羽織れるアイテムだからこそ、気温やトレンドに応じてさまざまなアレンジが可能です。ここでは3体のスタイリングを例に、その取り入れ方のコツをご紹介しましょう。

着こなし1リラックス感と洒落感が絶妙に同居した大人スタイル

まずは王道。白シャツとワークパンツを合わせたベーシックなコーディネートです。それだけでは味気なく見えるところに、Aラインのゆったりとしたスプリングコートにを羽織ることで軽やかさと大人のこなれ感を加味しています。コートの袖をひとまくりしていたり、パンツをラフにロールアップしてブラックのソックスで引き締めを狙うなど、着こなしの洒落度を高めるテクにも注目したいところ。

着こなし2少し肌寒い日は、インナーダウンをレイヤードするのがベスト

暦の上では春や秋でも、肌寒いと感じる日もちらほら。そんなときはすっかりメンズアイテムの定番となったインナーダウンをレイヤードするのがおすすめです。

ネイビーのコートにキャメルやベージュのダウンを挿してカジュアルにまとめるのも良いでしょうが、こちらのコーデのようにコートと同系色でまとめることで清潔感あるすっきりとした印象を作れます。スーツスタイルでも効果的なテクなので、覚えておきましょう。

着こなし3トレンドのワイドパンツとも、実は好相性

ゆったりしたコートには、レギュラーストレートやスリムなパンツを合わせてVラインのシルエットを……、というのがメンズコーデのセオリー。ですが、そこは懐の深さに定評のあるスプリングコート。ルーズシルエットのパンツだってこなしてくれます。

パンツにブラックやネイビーをセレクトすると、面積が広い分コートのシルエットも合わせて重厚に見えがち。ここはベージュやオフホワイトなどの軽やかなカラーでメリハリを出してあげるのが良いでしょう。

オン・オフ使える1着が欲しいなら、“単色使い”のシンプル顔を

休日しか着ないカジュアルコートなんてもったいない! と言う方には、オン・オフで兼用できるアイテム選びをおすすめします。

その条件は、

・ネイビーやベージュなど、ビジネスシーンにおける基本色であること
・柄や切り替えのない、シンプルなデザインであること
・スーツの上から羽織りやすい、ゆとりのあるシルエットであること
・きちんと感を担保できる、ハリ感のある素材であること

などが挙げられます。加えて、防汚撥水性能や防シワ加工などが施されていれば間違いありません。以下で、同じベージュコートをオン・オフで着回した例を見てみましょう。

“オン”の着こなし誠実さのあるVゾーンを生かしつつ、ベージュコートで爽やかなビズスタイルに

使用するのは、『マッキントッシュフィロソフィー』の「マンストン」というモデル。ヒップがすっぽり隠れる程度の丈なら、かっちり感もキープできます。ビジネスと聞くとついついブラックを選びがちですが、ベージュやネイビーなら季節感も獲得可能です。あえて第2ボタンまでを開けることで、ネイビー×ホワイトの好感度の高いVゾーンを強調しました。

“オフ”の着こなしカジュアルで合わせるなら、アクセントのあるトップスで味付けを

ビジネス向けにシンプルなコートを選んだ分、インナーに少しポイントを作ってあげると着こなしが洒脱に仕上がります。こちらでは、スプリングコート×ジーンズのベーシックな着こなしに、デザインニットを効かせて個性をプラス。ジーンズはロールアップして素肌をチラッと覗かせれば、春らしい軽快さをより高めることができます。足元に、ニットの白とリンクするクリーンなホワイトスニーカーをチョイスしているのも好印象です。

今選びたいスプリングコート10選

ここからは春と秋に活躍し、さらにはオン・オフでも使える大人のおすすめのスプリングコートを厳選。どれもデザイン自体はシンプルなので、ワードローブにあると重宝すること請け合いです。

アイテム1『マッキントッシュフィロソフィー』トロッター ヒートサージストレッチ ガトウィック

英国の伝統的な佇まいと時代に即した機能性を融合させた「トロッター」シリーズからの1着。コットンライクな風合いのポリエステル素材は、撥水性、伸縮性に加え、光を吸収し熱エネルギーに変換するといいう吸光蓄熱機能まで備える高性能ぶり。脇下のベンチレーションで蒸れを防止している点も優秀です。

アイテム2『ラベンハム』パッカブルスプリングコート

よりシャープですっきりとしたパターンを採用した『シップス』別注のスプリングコート。上品な表情のポリエステル製なので落ち着いた雰囲気を放ち、それでいて撥水性も装備しています。品を醸し出すコーデュロイの襟に加え、大ぶりのフロントポケットもアクセントに。

アイテム3『バブアー』ボーダーSL シェイプメモリーコート

大人のコートと言ったら、『バブアー』も忘れてはいけません。ロング丈でシックに着こなせる「ボーダー」を、しわになりにくくお手入れも簡単なシェイプメモリー素材でメイク。“SL=スリムライン”ではありますがシルエットに適度なゆとりがあり、オイルドコットンではないため、スーツの上からでも気兼ねなく着用可能です。

アイテム4『トラディショナルウェザーウェア』セルビーウィズライナー

『トラディショナルウェザーウェア』の定番コート「セルビー」は、シンプルかつスタイリッシュなデザインで合わせるモノを選びません。素材には防水透湿性に優れた3層構造の機能素材を使用。さらに縫い目にシームテープをあしらうことで、防水機能をより高めています。本作は着脱可能なライナーが付属しているため、ロングシーズンで活躍してくれます。

アイテム5『サイ クロージング』×『ワイルドライフテーラー』製品染バルマカーンコート

『アダム エ ロペ』のコンセプトショップ『ワイルド ライフ テーラー』が、『サイ クロージング』に別注。比翼仕立てのフロントや本体と同色で統一されたボタンの採用で、すっきりと着こなせるのが特徴です。確かなテーラリング技術に裏打ちされたクラシカルな佇まいの1着は、羽織るだけで普段のスタイリングを格上げしてくれます。

アイテム6『シエラデザイン』ロクヨンクロス ステンカラーコート

『シエラデザイン』の代名詞であるコットン60%×ナイロン40%、アメリカ産のオリジナル60/40(ロクヨン)クロスを採用。湿気を吸うとコットンが膨張して水分の侵入を防ぐなどの優れた機能を備えています。前立てはドットボタンとビスロンファスナーの比翼仕立て。裏地はポリエステル100%なので、滑りが良く着心地も上々です。

アイテム7『シップス』タイオンライナー 3WAY ステンカラーコート

コーデュラナイロンとコットンをブレンドした生地を用いたスプリングコートは、単品使いも可能なインサレーション付き。しかもダウンブランドの『タイオン』が手がけているので、防寒ベストとしてもきちんと機能します。3シーズン活躍できる、高コスパなアウターなのです。

アイテム8『アーバンリサーチ ロッソメン』丸井織物ステンカラーコート

ポリエステル100%でありながら、チノ素材を天日干ししたようなナチュラルな風合いが魅力的。防シワ性や吸水速乾性を備え洗濯機で丸洗いも可能という、なんとも扱いやすい1着です。また、劣化しにくいノンPuストレッチ素材を使用しているため、型崩れを抑えつつ快適な着心地もキープされています。

アイテム9『ビーミング by ビームス』撥水ストレッチ ステンカラーコート

軽量で撥水性のあるコットンナイロン素材を使用しているため、レインコートとしても着用可能。軽やかな生地感とAラインシルエットの上品さのバランスが絶妙で、カジュアルからきれいめまで幅広いコーディネートにマッチします。価格が税込み1万円以下とお手頃なのもうれしいですね。

アイテム10『ナノ・ユニバース』7デイズコート フード脱着ステンカラー

特殊な紡績によって毛羽感を抑えた糸“ボルテックス”を使用したスプリングコート。クリーンかつ肌触りの良い生地感はさることながら、毛玉になりにくく耐摩耗性にも優れているため日常使いのコートとして好適です。フードは着脱式なので、オン・オフで印象を変えられるのもうれしいポイント。

ライターのアシスタントを経て、2003年に独立。「MEN’S CLUB」や「Mono Master」などの男性誌をはじめ、女性誌やWEB、カタログで活動している。ビジネスからカジュアルまでのメンズファッション全般を得意としているが、最近は趣味がこうじて旅企画も担当。
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