
ネクタイピンは人気ブランドから。Vゾーンの格上げに効く15アイテム
ネクタイの乱れを防ぎ、Vゾーンに立体感を与えられるネクタイピン。正しい付け方や位置、おしゃれ感を演出できるおすすめのネクタイピンまで、徹底的にご紹介します。
そもそもネクタイピンの役割って?
何かとルールがあるスーツスタイルにおいて、許されている数少ないアクセサリーであるネクタイピン。どんな役割を果たすかというと、ネクタイをシャツに留めて固定して乱れを防ぐこと。さらにネクタイにボリュームを持たせてVゾーンを立体的に見せたり、適度な華やかさを演出したりする効果もあります。おしゃれなアクセントにもなり、さらには着こなしもブラッシュアップできるので、周りと差をつけるなら積極的に取り入れるのがおすすめです。
ネクタイピンの基本。付ける位置やおしゃれなVゾーンを作るポイント
せっかくネクタイピンを取り入れるなら、おしゃれに見せたいですよね。そこでネクタイピンを付ける位置やネクタイとの相性など、着こなしを格上げできるテクニックを見ていきましょう。
ポイント1
ネクタイピンの位置はシーンによって変える
ネクタイピンを取り入れるうえで悩むのが付ける位置ですが、これはシーンによって異なります。まず、ビジネスではシャツの第3と第4ボタンの間に水平にセットするのがベスト。結婚式などのパーティシーンでは、第2と第3ボタンの間くらいに付けると華やかさを演出できます。ちなみにパーティでは、ネクタイピンの先を下に向けて斜めにセットするのも手。これはスタイリストがよく実践しているテクニックなのですが、Vゾーンに遊び心とスタイリッシュさをプラスすることができますよ。
ポイント2
ネクタイを浮かせてVゾーンをより立体的に見せる
Vゾーンを立体的に見せるには、もちろんディンプルを作ることも重要。さらにネクタイピンを使って、セットした後にネクタイを軽く持ち上げるのがポイントです。そうすることでより立体感が出て華やかさを演出することができるんです。ただ、ビジネスシーンではやりすぎに見えることもあるので、実践するならパーティシーンがおすすめ。
ポイント3
ビジネスシーンではネクタイとの相性も考える
ネクタイピンには華やかさをプラスする効果もあるため、特にビジネスシーンではネクタイとの相性も考慮する必要があります。例えば存在感ある色柄のネクタイに、デザイン性が高いネクタイピンはビジネスシーンではトゥマッチ。その場合はシンプルなデザインを選ぶこと。逆に主張が控えめなソリッドタイなら、多少デザイン性があっても問題ないでしょう。
ポイントは3つ。ネクタイピンの選び方
ネクタイを押さえるという実用性はもちろん、ネクタイピンはファッションアイテムとしての役割も担っています。どんなタイプをチョイスすれば良いのか。種類や素材といったチェックするべき項目をピックアップし、そのポイントを伝授します。
選ぶポイント1
使えるネクタイピンはクリップかタイバー
ネクタイピンにもさまざまな種類がありますが、使いやすくて汎用性が高いのはクリップとタイバー。前者はもっとも一般的なデザインで、バネの力を使って挟むように使用します。どんな厚さのネクタイにも対応し、落ちにくくて扱いやすいのが特徴。後者は金属そのものの力で挟むように使い、シンプルなデザインが多くスマートな印象を与えられます。ただ、厚みのあるネクタイだとタイバーが落ちてしまう可能性もあるので注意が必要。
選ぶポイント2
ネクタイピンの寿命にも関わる素材もチェック
ネクタイピンは真鍮製が一般的ですが、ゴールドやシルバーなども展開されています。どちらにもメリットがあり、真鍮製はラインアップが豊富でリーズナブルに入手可能。一方、ゴールドやシルバーは値段が張るものの、酸化や劣化が起こりにくく長く使うことができます。
選ぶポイント3
ネクタイピンの長さは5~7cmを目安に
気にしない人も多いですが、ネクタイピンを選ぶ際に長さも確認する必要があります。なぜなら長すぎるとネクタイとのバランスが悪くなってしまうから。通常のネクタイに使用する場合は、5~7cmくらいを目安に。ちなみに幅の狭いナロータイにその長さのネクタイピンだと格好悪く、挟む力が弱くて落下する恐れがあるので短めを選ぶようにしましょう。
タイプ別に厳選。大人におすすめのネクタイピン
最後におすすめのネクタイピンを見ていきましょう。ここではネクタイピンの人気ブランド・ビジネス用・ユニークモチーフの3つのタイプ別にセレクト。お気に入りを見つけて、着こなしのおしゃれ感アップに役立ててください。
▼タイプ1:ネクタイピンに定評があるブランド
さまざまなブランドが展開していますが、まずチェックすべきはネクタイピンに定評があるブランド。クオリティが高いのはもちろん、おしゃれなデザインも多いので周りと差がつくVゾーンを構築できます。ここでは世界中の紳士に支持されているブランドを厳選。
アイテム1
『ルイ ファグラン』クルーズ ネクタイピン
100年以上の歴史を誇るフランス発祥の『ルイ ファグラン』。すべての工程を自社工場で行い、確かなクオリティと手に取りやすい価格を両立させ、世界中の紳士から支持されています。こちらのタイバーは細かな模様が刻印され、どこかモダンな雰囲気を放つ仕上がり。主張自体は控えめなので、どんなネクタイにも合う汎用性を備えています。
アイテム2
『タテオシアン』ブラッシュド クラシック ロジウム タイクリップ
1990年にロンドンで創業した『タテオシアン』。独創性のあるデザインのカフスコレクションが話題を呼び、一躍メンズファッションの人気ブランドに。ここでピックアップしたタイクリップは、光沢感を抑えてフラットに仕上げられたミニマルなデザイン。洗練されたVゾーンを手に入れたい人におすすめです。
アイテム3
『サイモンカーター』モザイクネクタイピン
イギリスのメンズアクセサリーブランドであり、ユニークなデザインのアスピリン型のカフリンクスで有名な『サイモンカーター』。正方形にカットされた白蝶貝をモザイクのように配置したタイバーは、角度や光の当たり具合でさまざまな表情を演出。その美しい輝きはVゾーンをエレガントに彩り、パーティスタイルのポイント使いに最適です。
アイテム4
『エリザベスパーカー』シェル タイバー
カフリンクスやネクタイピン、ネクタイなどを手がけるメーカーとして1995年にイギリスで創業。シンプルなデザインからトレンドを意識したデザインまで展開し、確たるポジションを築いています。こちらはシェル素材を均等に配したタイバー。落ち着いたカラーの組み合わせが、上品なVゾーンへ導いてくれます。
アイテム5
『ダンヒル』タイクリップ ローラガス シルバー
イギリスを代表する高級ファッションブランド。『ダンヒル』のネクタイピンは高価ではありますが、シンプルなデザインながらも圧倒的な高級感が漂うものばかりです。スターリングシルバー製のこちらは、伝統的なガスライターから着想した「ローラガス」コレクションのもの。主張は控えめなので合わせやすく、洗練されたデザインのおかげでビジネススタイルがアップグレードすること間違いなし。
▼タイプ2:ビジネススタイルと好相性なシンプルなネクタイピン
あくまでも仕事なので、主張が強すぎるデザインのネクタイピンはビジネスシーンではNG。シンプルなデザインが好ましく、色もシルバー系をセレクトするのがベストです。少し物足りなく感じるかもしれませんが、それでも洒落感や華やかさは十分演出できますよ。
アイテム6
『ユナイテッドアローズ』ネクタイピン
ギザギザとした表面加工が印象的な『ユナイテッドアローズ』のネクタイピン。凹凸感もあるので光の当たり具合や反射などにより、シルバーとブラックのボーダー柄のようにも見えます。意外と合わせるネクタイを選ばずに使えるので、ビジネスシーン使いにうってつけ。
アイテム7
『マッキントッシュ ロンドン』ブロックカッティング ネクタイピン
繊細なブロック柄はアールデコ様式を意識したもの。これはダイヤモンドカッターで模様が彫り込まれており、鋭く刻まれた金属の表面が反射して美しく輝きます。とはいえ悪目立ちしないので、ソリッドタイから存在感あるネクタイまで幅広く活躍。
アイテム8
『ブルックスブラザーズ』GF タイバー
『ブルックスブラザーズ』からピックアップしたのは、使い勝手の良いワニロ式のクリップタイプのネクタイピン。シンプルなデザインに控えめに配したGFマークが、さりげないアクセントになってくれます。マットなシルバーカラーはどんなネクタイにもマッチするので、1本持っているとかなり便利ですよ。
アイテム9
『ブラックレーベル クレストブリッジ』クレストブリッジチェックダイヤカットタイバー
真鍮素材にメッキ加工をあしらい、重厚感あるルックスに仕上げているのがポイント。ライトトーンのネクタイの引き締め役としても機能してくれます。プレートの上半分に繊細なカットで施したクレストブリッジチェックも、スタイリッシュなアクセントになってくれますよ。
アイテム10
『ブリッラ ペル イル グスト』ダブルストライプ タイバー
大人の男の色気や遊び心を表現できるアイテムを展開する、『ビームス』のオリジナルブランド『ブリッラ ペル イル グスト』。このネクタイピンはブラックのダブルストライプを配し、ミニマルなデザインながらもVゾーンにさりげない個性をプラスしてくれます。汎用性も意外と高く、さまざまなネクタイにフィットします。
▼タイプ3:アクセントになるユニークなネクタイピン
テニスラケットやメガネなど、ユニークなモチーフを採用したネクタイピンをピックアップ。ビジネスシーンではふさわしくないかもしれませんが、パーティシーンでVゾーンに遊び心をプラスするのに最適です。気になる女性の目に留まって話のネタになるかも!?
アイテム11
『ジラフ』テニスラケットタイピン
デザインから生産まですべて国内で行っているネクタイ専門店『ジラフ』。ネクタイ同様、ネクタイピンもユニークなデザインが多く、Vゾーンに個性を持たせたいときにうってつけです。テニスラケットのネクタイピンは、チェーンでつながったボールが揺れる仕掛けが特徴。テニス好きの方へのギフトにもおすすめですよ。
アイテム12
『トウキョウシャツ』メガネ型 タイピン
メガネモチーフが面白いこちらのネクタイピンは、アンダー3,000円で手に入るリーズナブルさも魅力。あえてメガネをかけてネクタイピンとリンクさせて遊び心あるスーツスタイルに仕上げるのもアリ。どちらかというとパーティスタイルに取り入れるのがおすすめです。
アイテム13
『タイドニスタ』油性ペン風 タイピン
2015年に設立した『タイドニスタ』は、”締めるのではなく、着るネクタイ”をコンセプトにするブランド。ストリートやカルチャーの要素を盛り込んだネクタイを発信しており、このネクタイピンもユーモア溢れる仕上がり。ペンの代名詞的なメーカーのペンをイメージしているそう。
アイテム14
『ジャムホームメイド』ダイヤモンド ボタン ネクタイピン
ショートタイプのネクタイピンは、ナロータイやパーティでの使用が◎。ボタンをモチーフにしているのもポイントで、さらにシルバー925製でクリアダイヤモンドが1石セットされています。ユニークなだけでなく、着こなしの格上げ効果も期待できるネクタイピンです。
アイテム15
『ヴィヴィアン ウエストウッド』タイバー
イギリス発の『ヴィヴィアン ウエストウッド』といえば、王冠と地球をモチーフにした「オーブ(ORB)」ですよね。そのブランドアイコンをタイバーの中央に設置。シックなブラックカラーとシルバーカラーのコントラストも特徴で、Vゾーンをクールに彩ってくれますよ。

バッグ・ファッション小物
ネクタイの人気ブランド20選。ノータイ時代だからこそ差がつく1本を
脱スーツ化が進み、在宅勤務が定着したことでネクタイの出番は減っています。でもそんな今こそネクタイをするチャンス! ハズさないブランドの1本を厳選してご紹介します。
TASCLAP編集部
2022.12.16

バッグ・ファッション小物
そのネクタイピンの付け方、大丈夫? 選び方からベストな位置まで徹底マスター
スーツスタイルに使える数少ないアクセサリーの1つがネクタイピン。正しい付け方から留める位置、種類やおすすめアイテムまでご紹介するので、ぜひ活用してください!
平 格彦
2022.01.04

バッグ・ファッション小物
男性へのプレゼントにネクタイピンはいかが? 予算別に見るおすすめ18選
女性から男性へのプレゼントとしておすすめのネクタイピン。小ぶりなのでさりげなく贈りやすく、もらって困ることもありません。予算別におすすめ品をご紹介します!
平 格彦
2021.02.03
PICK UP
編集部の注目
STAFF STYLING
スタッフスタイリング
VIDEO
注目動画
ACCESS RANKING
アクセスランキング
ITEM RANKING
アイテムランキング