
理想のステンレスボトルに出会うために。その選び方とおすすめ10選
お気に入りのコーヒーを出かけた先でいつでも味わえ、暑い季節はドリンクの冷たさを保つ役割も果たしてくれるステンレスボトル。その選び方を知っておいて、損はしません。
お気に入りのドリンクを、お気に入りのステンレスボトルで持ち歩く
ステンレスボトルの水筒というと、海遊びや山遊びの際の水分補給に使うというイメージが強いかもしれません。でも、実はこれ、一度普段使いしてみると手放せなくなる便利アイテムでもあるんです。現在市販されているステンレスボトルの多くは、いわゆる“魔法瓶”と同じように容器の内側を真空構造にして断熱性を高めているモノ。温かい飲料は温かく保ち、冷たい飲料は冷たさを保つことが可能です。だから、お気に入りのハンドドリップコーヒーを入れて持ち歩き、外出先で淹れたてに近いおいしさを楽しむなんてことも。冷たいドリンクの場合は、ペットボトルと違ってリュックのポケットなどに入れても結露で濡れないのはうれしいですね。
ポイントは3つ。ライフスタイルに合うステンレスボトルはこう選ぶ
ひと口にステンレボトルといっても、実は飲み口の形状、ボトル自体の容量などさまざまな選択肢が存在します。自分流の使い方や好みにあったモノを選ぶうえで大切なポイントは、大きく分けて3つ。ライフスタイルや使いたいシーンに合わせてベストな選択をしましょう。
ポイント1
使い方によって考える。ステンレスボトルで1番重要なのは“容量”
まず、購入前に絶対考えておくべきことといえるのが、ボトル自体の容量。仕事に出かけるときに持ち歩いたり、オフィスで1日使用するために持って行ったりするのであれば、しっかりとした容量を確保できる500ml前後のサイズが最適。ちょっとした外出やお昼休憩用に使う場合は、荷物の邪魔にもならない300ml前後のサイズで十分といえるでしょう。登山やアウトドアなどでは、1,000ml超のボトルを使うこともあるようですが、ボトル自体が重くなってしまうので、普段持ち歩くのであれば、500ml以下を選ぶのが賢明です。
ポイント2
意外と見落としがち。ステンレスボトルの飲み口が利便性を左右する
些細なことのようですが意外と大切なポイントといえるのが、飲み口の形状。大別すると、蓋をひねって開けるだけのスクリュータイプ、ボタンを押すだけでワンタッチで開くワンプッシュオープンタイプが代表的。前者は飲み口が大きいモノが多く、そのままゴクゴク飲める手軽さが特徴で洗浄も簡単です。後者は片手で開けられるので移動中や運動中の使い勝手に優れます。またどちらのタイプにも、より飲みやすい形状に設計された中蓋付きのモノもありますが、洗うときにひと手間かかるという一面も。ストレスなく使うためには、ケアの容易さも含めて考えましょう。
ポイント3
やっぱりブランドとデザイン。気分のアガるステンレスボトルは長く愛用できる
日常的に持ち歩くのであれば、やっぱり見た目=デザイン性も大切な要素ですよね。アウトドアテイストを感じさせる質実剛健なモノにも惹かれる一方、日常にスッと溶け込んでくれるようなシンプルデザインも街映えという意味で魅力的です。使うシーンに加え、普段の着こなしや持ち歩くバッグとの相性を意識して選んでみるのも1つの楽しみといえます。
専業メーカーからファッションブランドまで。ステンレスボトルのおすすめ10選
普段使いがライフスタイルに定着している、アメリカ発祥の専業メーカーのモノが長らく人気を集めています。その一方で、最近はセレクトショップやファッションブランドからも秀作がリリースされるように。デザインと性能の両面で納得できる要注目モデルを紹介します。
アイテム1
『ハイドロフラスク』ハイドレーション16ozワイドマウス
ひねって開ければそのままグビグビ飲めるスクリュー型の代表的なモデルといえば、この「ハイドレーション16ozワイドマウス」。その名の通り飲みやすい広口設計が特徴で、容量はたっぷり入る437mlサイズとなっています。味移りがしにくい材質のステンレスを使い、人体に影響を及ぼすといわれるビスフェノールAという物質を含んでいないのも長所です。また、同社のボトルの魅力の1つといえるのが、ありそうでなかったハンドル付きのキャップ。手持ちがしやすく、カラビナを使ってリュックにぶら下げることもできます。
アイテム2
『スタンレー』真空スイッチバック0.47L
クラシックにして質実剛健なデザインが人気の『スタンレー』ですが、マウンテンシリーズの人気モデルであるこちらは使い勝手もすこぶる良好。ボタンを押している間だけ飲み口のカバーが開く、片手で飲める構造が秀逸です。容量は471mlで、ボトル自体は6cm口径なので洗浄もスムーズ、氷の投入もしやすい設計です。マットブラックの骨太かつミニマルなデザインは、合わせる装いやシーンを選ばず使えそう。
アイテム3
『コークシクル』キャンティーン470ml
米国・フロリダを拠点とするこのブランドの代表作は、シンプルなスクリュー型ながらキャップと飲み口を瓶のように細く設計したデザインが特徴的。ボトムには滑り止めのラバーが施されており、ボトル自体は真円型のよう見えますが、実は側面をフラットにしているので持ちやすく、倒れても転がりにくい作りになっています。飲み口は細身ですが、製氷機の氷が入る口径に設計されているなど細かい点が心にくいですね。
アイテム4
『クリーンカンティーン』インスレートTKワイド12ozカフェキャップ
環境や人体に対する安全性を重視して、悪影響を及ぼす成分を排除したコーティングを採用するなど、エコ意識の高いモノ作りで知られる同社。これは携帯しやすいループ付きの355mlサイズのモデルで、キャップを開けずにスライドするだけで飲めるマグボトル感覚の使用感が魅力。カラーバリエーションが豊富なので、色違いで揃えたくなりそうです。
アイテム5
『タイガー』サハラ マグ500ml
魔法瓶でお馴染みの同社が手掛けたステンレスミニボトルは、わずか190gという超軽量設計に加え、飲み口上部をカーブさせてマグカップのような柔らかい口当たりに仕上げた設計が出色。内側は汚れがつきにくく、錆びにも強い特殊加工が施されているので丸洗いも容易です。氷も余裕で入れられる4.4cm口径ながら、内瓶を薄くする独自の構造によってスリムで持ち歩きやすいデザインに仕上げられています。
アイテム6
『サーモス』真空断熱ステンレスボトルROB-002
保温力と堅牢性の高さが認められ、登山家には絶対的な信頼を得ている『サーモス』。470mlサイズのこちらはスクリュー型のキャップをそのままカップとして使えるうえに、水筒でお馴染みのスクリュー式の中栓で注ぐ飲料の量を調節できるなど、なかなか細かい設計が光ります。流行に左右されないタイムレスなデザインながら、持ったときに上下のくぼみが自然に指が引っ掛かるように計算されたボディ形状も秀逸。
アイテム7
『キント』トラベルタンブラー
使い心地に優れた良質なキッチン用品やコーヒードリッパーなどを生み出している、生活道具ブランドの『キント』。どんなインテリアやシーンにも調和するミニマルデザインが目を引くこのステンレスボトルは口当たりが良く、グラスやマグのような自然な感覚を追求した飲み口が特徴的です。氷を入れやすい広口設計に仕上げる一方、飲むときは飲み口の手前で氷を受け止め、飲み物が勢いよく飛び出るのを防ぐように設計されています。ニオイや茶渋を付きにくくするために、ボトルの内側に電解研磨を施して表面を滑らかに仕上げるなど、細部の作り込みにも快適さへのこだわりが行き届いています。
アイテム8
『スノーピーク』システムボトル350
保温&保冷機能に優れたキャップとシャッター式の蓋が付いたタンブラーに対し、3つのキャップが付属します。1つは保冷剤を内蔵したクーラーキャップ。こちらは、ボトルの中に350mlの飲料缶をそのまま入れて使えるミニクーラーボックス的な設計になっています。2つ目は保温・保冷機能を備えた汎用性の高いモノ。最後が、直接口をつけて飲むことができるタンブラーキャップ。これらを使い分けることで、ちょっとしたお出かけからフェス・アウトドアまで幅広いシーンで万全のスペックを発揮することができるんです。
アイテム9
『リバーズ』バキュームフラスクスタウト500ml
スクリュー型のキャップがストラップで本体とつながっているのでなくす心配がなく、ストラップ自体をカラビナでバッグに引っ掛けておくことも可能です。中栓には、飲み口と空気穴という2つの穴が設けられていて、猫舌の人が熱い飲料を飲む際は空気穴のほうを使うと飲みやすいように作られています。真空保温構造を採用したボトルの内側には銅メッキコーティングが施されており、輻射熱による温度変化を防ぐことで保温性を高めているのも長所です。
アイテム10
『シグ』ホット&コールド ワン 0.5L
ドイツを代表する水筒ブランドが手掛けたボトル。リュックのサイドポケットにスッと入る6.9cmの直径に加え、手に馴染みやすいマットな質感の仕上げがうれしいですね。ボトルの材質に含まれるジルコニウムには内部の真空層に残ったわずかな酸素や湿気と結合し、真空状態を高める効果があり、より高い保温効果が期待できるのだとか。専用の茶漉しも付属しているので、紅茶・お茶派にもおすすめです。
セットで揃えたい。ステンレスボトルの洗浄には、ボトルブラシを
ステンレスボトルは汚れが溜まってしまうとドリンクの風味を損ねる恐れがあるので、簡単かつ高効率で洗える洗浄用品も揃えておきたいところ。洗剤は食器洗い用の中性洗剤で大丈夫なのですが、他の食器と違って細長い形状なので、簡単かつ確実に洗浄するにはブラシの選び方が大切になってきます。茶渋が溜まってしまったら重曹を使って浸け置きすればきれいに落とせるので覚えておくと便利ですよ。
ステンレスボトルの洗浄に使うボトルブラシには、ブラシタイプとスポンジタイプの2タイプが存在します。前者のブラシタイプは口径が比較的大きめで、飲み口とボトル内部の形状が変わらないボトルをササッと一気に洗うのに適したモノ。これに対して後者のスポンジタイプは、種類が豊富なこともあって口径が小さいボトルの洗浄にも使いやすいタイプといえるでしょう。ボトル自体の口径に対して小さすぎるスポンジでは一気に洗うことができず手間がかかってしまうので、口径となるべく近いサイズを選ぶのが賢明です。
この記事の掲載アイテム一覧(全7商品)
画像をタップクリックするとアイテム詳細が表示されます
-
『スタンレー』 真空スイッチバック0.47L
-
『タイガー』 サハラ マグ500ml
-
『サーモス』 真空断熱ステンレスボトルROB-002
-
『キント』 トラベルタンブラー
-
『スノーピーク』 システムボトル350
-
『リバーズ』 バキュームフラスクスタウト500ml
-
『シグ』 ホット&コールド ワン 0.5L
掲載アイテムをもっと見る(-5商品)