モノ選びとコーデ法が鍵。カットソーをおしゃれに大人っぽく着る方法
定番アイテムであるカットソーは、選び方や着こなし方で周囲と差をつけたいところ。大人ならではのセレクト術からコーデのキモ、さらにはおすすめアイテムまでをご紹介!
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改めて確認。カットソーとは? Tシャツとは違うもの??
カットソーという言葉を耳にしたことはあっても、その定義を迷いなく説明できる人は少ないかもしれません。そもそもカットソーの正式名称は“cut and sewn”で、ニット素材の生地を裁断(cut)・縫製(sew)して作られる衣服の総称。つまり、Tシャツもカットソーの一種であり、ロンTやポロシャツ、スウェットなども含まれます。ちなみにニットは、編みで作られたパーツを縫い合わせ、編みのみで成形するのでカットソーとは別物になります。
大人コーデに取り入れたいカットソーはこの2種類
カットソーは種類もデザインも豊富なので、いざ選ぶときに迷ってしまいますよね。そこで大人コーデに活躍するカットソーをピックアップ。おすすめする理由も解説するので、ぜひチェックしてみてください。
種類1
着回し力が抜群に高いシンプルな「無地カットソー」
まず、ワードローブにあると確実に重宝するのが無地のカットソー。なかでもTシャツとロンTは着回し力が高く、インナーとしても使えるので季節を問わず活躍します。特に、白や黒、ネイビー、カーキといった定番色は取り入れやすく、ファッションに自信がない人にもおすすめ。ポケット付きやワンポイントなども揃えておくと、着こなしの幅もさらに広がります。
種類2
アクセント使いにも最適な「ボーダーカットソー」
ボーダーは子供っぽいイメージがあるかもしれませんが、細めのピッチなら大人にもマッチ。1枚で着るのはもちろん、ジャケットやカーディガンなどのインナーでも存在感を発揮してくれます。そして何よりトレンドに関係なく愛されているカットソーの定番でもあり、爽やかで好印象を与えることができますよ。
アイテム選びで差がつく。カットソーを選ぶポイント
カットソーはシンプルなアイテムだからこそ、セレクトにこだわりたいところ。ここでご紹介する3つのポイントを押さえていれば、好印象かつおしゃれな着こなしが叶いますよ。
ポイント1
肌見せ面積を最小限に抑えられるクルーネックが好印象
カットソー選びでもっとも重要なのがネックライン。さまざまな種類がありますが、大人が選ぶべきはクルーネックです。なぜなら首元が詰まっていると、襟なしでも適度にきちんとした印象を与えられるから。また、ボーダーカットソーに多いボートネックも肌の見える面積は少なめなので、同様の効果を得られるはずです。
ポイント2
引き続きシルエットはゆったりめが今っぽい
ネック同様に印象を左右するシルエットは、断然ゆったりめがおすすめ。もちろんジャストサイズでも間違いではないのですが、ゆったりめだと今っぽいリラックス感も演出できるんです。さらにボトムスも太めをチョイスすれば、シンプルだけどおしゃれに見えるバランスに仕上がりますよ。
ポイント3
透け感のない適度に厚手の生地が好印象
カットソー1枚で着るときに、どうしても避けられない問題が透け感。薄手の生地は上品ではあるものの、体の凹凸を拾いすぎて不快感を与えることもあります。そのため、カットソーの生地は適度に厚手のものをセレクトするのが正解。そうすればアンダーウェアなしでもスマートに着こなすことができます。
コーデサンプルから探る。カットソーをおしゃれに着こなすテクニック
ここではカットソーをおしゃれに着こなす方法を、洒落者たちのコーデ例とともにご紹介。誰でも簡単に真似できるテクニックばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
▼テーマ1:無地カットソーはオーバーサイズがやっぱり今どき
シンプルな無地カットソーは汎用性が高い半面、おしゃれに着こなすのが難しいアイテムでもあります。1枚で着るとなるとなおさらです。そんなときはゆったりとしたオーバーサイズをセレクトするのが正解。ボトムスもゆるめなら今っぽいムードをさらに高められますよ。
コーデ1
コーデが簡単でおしゃれなカットソー×スラックスのセットアップ
カジュアルになりがちなカットソー1枚のスタイリングを、『グラミチ』×『アーバンリサーチ』のセットアップでモダンかつ大人っぽく格上げ。しかもブラックワントーンなので、オーバーサイズながらもすっきり仕上がっています。足元は白スニーカーでクリーンかつ軽やかに。
コーデ2
シンプルだけど大人っぽいシックな配色がお見事
『アーバンリサーチ ドアーズ』が『ラコステ』に別注したロンTがスタイリングの主役。ボトムスもワイドシルエットで今っぽいバランスですが、グレー×ブラウンのシックなカラーリングによって落ち着いた雰囲気も醸し出しています。白スニーカーで軽快さもプラス。
▼テーマ2:洒落度がグッと高まるベストとのレイヤード
カットソー1枚の着こなしでは少し物足りなく感じる……という人は、ゆったりベストとレイヤードするのがおすすめ。その物足りなさを解消できるだけでなく、おしゃれ度までもアップできるんです。ただ、インパクトある配色だと難易度が高いので、どちらも定番色でまとめるのがおすすめ。
コーデ3
ベストのレイヤードはシンプルなカットソーにこそ効果的
白無地の5分袖カットソーに、チャコールグレーのニットベストをオン。どちらもシンプルなデザインなので、すっきりとしたレイヤードコーデに仕上がっています。さらにカットソーからボトムスにかけて、モノトーンのグラデーションで構成しているのも特筆すべきポイント。
コーデ4
上品さとカジュアルさのサジ加減が秀逸
ニットベストはロンTとの相性も抜群です。こちらの着こなしはホワイト×ブラウンの上品なカラーリングに合わせて、ボトムスにクリース入りのスラックスをセレクト。ゆるめのシルエットでまとめていながら適度なきちんと感があり、まさに大人にぴったり。
コーデ5
個性派のアウトドアベストはブラック合わせが大人っぽい
ここ数年注目度が高まっているアウトドアベストに、シンプルな無地カットソーをスタイリング。どちらもブラックをチョイスしているのですっきりと見え、着こなしに奥行きも生まれています。大胆なシルエットのチノパンで、トップスとボリューム感を揃えているのも◎。
▼テーマ3:ジャケットでカットソーを大人っぽく
カットソーをインナー使いするなら、大人はジャケットと組み合わせるのがおすすめ。おしゃれに見えるのはもちろん、きちんと感や上品さを高めることもできます。また、定番色の無地をチョイスすれば、ビジカジなどのビジネススタイルでも取り入れられますよ。
コーデ6
白無地カットソーを効果的に効かせたセットアップスタイル
無地カットソーとセットアップを組み合わせた王道コーデ。ブラック×ホワイトのモノトーン配色もバランスが良く、メリハリのあるすっきりとした印象を与えます。足元もセットアップと同色で揃えつつ、ライトグレーのキャップがカジュアルなアクセントに。
コーデ7
シックなカラーリングが定番コーデを洒脱に格上げ
こちらもセットアップとのスタイリングですが、ブラック×カーキのカラーリングで構成しているのがポイント。スニーカーもカットソーと同色のブラックを選びつつ、ソールは白なので適度な抜け感も演出しています。鮮やかなオレンジのレザートートが挿し色に。
コーデ8
無地カットソーがチェック柄シャツの引き立て役に
チェック柄シャツをジャケット代わりに採用。インナーは無地カットソー、ボトムスはチノパンというシンプルな着こなしに、チェック柄が絶妙なアクセントをプラスしています。カットソーをあえてタックインして、すっきりとした腰周りに仕上げたところも技アリ。
▼テーマ4:ボーダーカットソーはシンプルに着こなすのが好印象
ボーダーカットソーの魅力といえば、清潔感のある爽やかな印象を与えられること。その魅力を最大限に生かすなら、スタイリングはシンプルに仕上げるのが正解です。ボーダーは定番色を選びつつ、さらにボトムスやアウターの色をリンクさせると大人っぽい雰囲気も演出できますよ。
コーデ9
ボーダーカットソーをきれいめに着こなす好例
ゆったりとしたボートネックのカットソーは、ネック周りがすっきりとしたパネルボーダーをチョイス。セミフレアのパンツはクリース入りなので適度にきちんと感があり、さらにはボーダーと同じブルー系で揃えることでスタイリングに統一感を持たせています。
コーデ10
ボーダーカットソー×カーディガンで洒落度をアップ
2種類のボーダーを組み合わせたクレイジーパターンのカットソーが存在感大。1枚で着てもサマになるデザインですが、カーディガンを肩掛けしてさらなる洒落感をプラスしているのがお見事です。カーゴパンツを含め、すべてのアイテムをモノトーンで揃えているのも秀逸。
コーデ11
武骨な着こなしを+ボーダーで爽やかに
ボーダーカットソーを1枚で着るのに抵抗がある人は、こちらのコーデのようにインナー使いするのもおすすめ。ともすると野暮ったく見えるシャツジャケット×ワイドパンツの組み合わせも、ボーダーカットソーのおかげでどこか爽やかに仕上がっています。
カットソーに定評あり。実力派ブランドのおすすめアイテム7選
『スリードッツ』をはじめ、カットソーに定評があるブランドからおすすめアイテムをピックアップ。大人コーデにフィットするのはもちろん、即戦力で活躍するものばかりなのでワードローブに加えてみてはいかがでしょう。
アイテム1
『スリードッツ』スーピマハイ ポケットTシャツ
超長綿のスーピマコットンをハイゲージに編み上げた一枚。白無地ながらも透けにくく、適度にハリがありながらも柔らかな肌触りを楽しむことができます。ゆとりを持たせたリラックスシルエットでもだらしなく見えないのは、上質な素材によるクリーンな生地感のおかげです。
アイテム2
『グッドウェア』ショートスリーブ ポケットT
アメリカ・マサチューセッツ州生まれの老舗ブランド『グッドウェア』といえば、ヘビーウェイトコットンを使ったポケットTシャツ。繰り返し洗濯しても型崩れしない丈夫さは、唯一無二のクオリティだと思います。さらに1983年の創業以来、MADE IN USAにこだわり続けているのも特筆すべき魅力。
アイテム3
『エイトン』SUVIN60/2 オーバーサイズTシャツ
おしゃれな大人から支持されている『エイトン』の人気アイテムといえば、素材にこだわったカットソー。この一枚は、インドで手摘みされたスビンコットンを和歌山市のニッターによって編まれた、オリジナルのジャージー素材を使用しています。光沢感としなやかさを備え、旬のオーバーサイズながらも大人っぽい印象。
アイテム4
『アルヴァナ』×『ビショップ』ボートネックTシャツ
2018年秋冬にデビューした日本の新鋭カットソーブランド『アルヴァナ』に、『ビショップ』が別注。大きすぎず小さすぎない、幅広いスタイリングに活躍する絶妙なサイズ感に仕上げられています。毛羽感のある糸を特殊技術でクリアかつ上品な風合いに仕上げ、タフなのにきれいを実現したオリジナル生地にも注目を。
アイテム5
『ジチピ』カノーッキア
すべての製造工程を一貫して自社で行い、半世紀以上にわたりイタリアのカットソー産業を支えている『ジチピ』。8分袖のオーバーサイズカットソーに使われているのは、上品でシルキーなコットン糸。サラッとした風合いで肌触りも良く、それでいて適度なハリ感も持ち合わせています。
アイテム6
『ジャックマン』度詰め ボーダーTシャツ
福井県のタナベメリヤスという工場が手掛ける『ジャックマン』から、ラグランスリーブのボーダーカットソーをセレクト。アメリカ産のコットンをつり編み機で極限まで度目を詰めながら編み立てられているため、洗濯を繰り返しても縮みやゆがみが起こりにくくなっています。さらに自然な凹凸感もあり、肌にまとわりつきにくいのも特徴。
アイテム7
『オーシバル』コットンロード フレンチバスクシャツ
フランス海軍の制服としてボーダーTシャツを提供していた『オーシバル』を代表するモデルがこちら。船乗りたちに長く親しまれてきたバスクシャツには、軽くて丈夫な生地を使用しており、カットソーでは珍しく経年変化を楽しむことができます。あえてサイズをアップして、今っぽく着こなすのがおすすめ。
この記事の掲載アイテム一覧(全6商品)
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『グッドウェア』 ショートスリーブ ポケットT
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『エイトン』 SUVIN60/2 オーバーサイズTシャツ
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『アルヴァナ×ビショップ』 ボートネックTシャツ
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『ジチピ』 カノーッキア
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『ジャックマン』 度詰め ボーダーTシャツ
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『オーシバル』 コットンロード フレンチバスクシャツ
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